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第12話:冬の尋問と『呪い』という名の残滓
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厳しい冬が、王都魔法学園を音もなく支配していた。 飛花の並木道は見る影もなく、枝という枝は硬質な雪と氷に覆われ、まるでガラス細工の骸骨が空を掴もうとしているかのようだ。分厚い雲が空を覆い、陽光は弱々しく、世界から色彩という色彩を奪い去っている。
学園は、静まり返っていた。 だがそれは、冬休みの静けさとは異質な、息を詰まらせるような沈黙だった。
大理石の廊下に、硬い革靴の音だけが、不快なほど正確なリズムで響き渡る。 コツ、コツ、コツ――。 その音は、生徒たちの雑談も、教師たちの穏やかな足音も、すべてを凍りつかせた。
王都から派遣された「監査官」たちだった。 彼らは感情というものをどこかに置き忘れてきたかのような、灰色のローブを纏った集団だった。彼らの目的はただ一つ、期末テスト中に発生した「地下演習場における禁忌魔法の行使、及びそれに伴う異界存在の部分的顕現」という、前代未聞の不祥事の調査と後処理である。
生徒たちの間には、疑心暗鬼と恐怖が、目に見えない瘴気のように広がっていた。 あの地下で何が起きたのか。 ドラゴ・ヴァイスはどうなったのか。 そして、あの「現象」は、本当に「終わった」のか。
「監査官たちが、ドラゴを尋問してるらしい」 「あいつ、もう魔力を剥奪されるって」 「当然だろ、俺たちまで死ぬところだったんだぞ」
そのドラゴ・ヴァイスは、学園の一室に、事実上「隔離」されていた。 地下演習場から運び出された彼は、力の逆流による疲弊こそあれど、肉体的には無傷だった。だが、彼の内側は、もはや無傷ではなかった。
「……知らない。覚えていない」 監査官による冷徹な尋問に対し、ドラゴはそれだけを繰り返していた。その瞳は、恐怖に怯えているようでもあり、同時に、すべてを侮蔑するような傲慢さをも湛えていた。 彼は、敗北したのだ。兄に勝つために求めた「力」によって、自らの手で、完膚なきまでに。 その「思い通りにならなかった」という事実を受け入れることが、彼の誇りにはできなかった。 そして、あの「黒い爪」が顕現した瞬間の、魂が凍るような恐怖が、彼の精神にこびりついていた。 恐怖と自尊心。二つの相反する感情が彼の内側で荒れ狂い、証言どころか、まともな思考さえも奪っていた。
だが、監査官たちは気づかなかった。ユウキだけが目撃した、あの「黒い影」が、ドラゴの魔力の流れの奥深く、恐怖と劣等感によって生まれた魂の「隙間」に、静かに根を下ろし始めていることなど――。
***
数日後、重苦しい空気の中、「魔法倫理」の講義が再開された。 アーキバルド先生は、珍しく酒瓶を傍らに置いておらず、そのいつになく素面な横顔が、事態の深刻さを物語っていた。 外は、乾いた雪が風に舞っている。暖炉の火がパチパチと爆ぜる音だけが、静まり返った教室に響いていた。
「……さて諸君」 アーキバルドが、重い口を開いた。 「今日は『呪い』について話そう」
その単語が出た瞬間、教室の空気がさらに数度、下がった気がした。
「勘違いしている者が多いがね」と、先生は続けた。「火の玉と『呪い』は、根本的に違う。火の玉は、いわば『一撃』だ。『燃やせ』と命令し、『実行』されれば、それで終わり。結果がどうあれ、その働きは完結する」
彼は、暖炉の火を見つめながら、静かに言った。 「だが、『呪い』は違う。あれは『一撃』ではなく、『悪意ある種』だ」
生徒たちの何人かが、首を傾げた。
「呪いとは、『種』のようなものだ」と、先生は言葉を続けた。 「対象の魂という『土壌』に潜り込む。そして、本人にさえ気づかれぬまま、静かに動き続ける。根を張り、その者の生命力を食い荒らし、そして、精神そのものを、ゆっくりと、確実に『変質』させていく」
その言葉に、ユウキは息を飲んだ。 (悪意ある……種?)
彼の脳裏に、あの「黒い影」が、ドラゴの胸に吸い込まれていく光景が、鮮明に蘇った。 (まさか、あれは……!)
先生が、続けた。 「火の玉なら、結界で防げる。だが、呪いは違う。なぜなら呪いは、外から『攻撃』するものではないからだ。内側から『根付く』ものだからだ」
「先生」 真っ先に声を上げたのは、リリアだった。その声は、不安に震えていた。 「でも、それなら……防ぎようがないじゃないですか! 誰だって、そんなものに『根付いて』ほしくないです!」
「その通りだ」とアーキバルドは頷いた。「『根付いてほしくない』と本気で思う者には、根付かない。……逆説的だがね」
「どういう、意味ですか?」
「呪いの種が根を張るには、『土壌』が必要だと言っただろう?」 先生は、厳しい目で教室内を見回した。 「カラカラに乾いた、固い岩盤のような心には、種は根を張れん。呪いが好むのは、湿った、柔らかい『土壌』だ。……すなわち、『心の隙間』。我々が『弱さ』と呼ぶものだ」
「弱さ……」
「『力が欲しい』という、焦り」 「『誰かに勝ちたい』という、嫉妬」 「『失いたくない』という、強い執着」 「『自分だけが正しい』という、思い上がり」
「そういった『強すぎる願い』こそが、魂の『隙間』を生み出す。呪いとは、その『隙間』を正確に見つけ出し、そこから侵入し、そこを『養分』にして増殖する、極めて悪質な『仕組み』なのだよ」
ユウキは、背筋が凍るのを感じた。 (ドラゴは、『接続』に失敗しただけじゃない) (あの時、接続先の『何か』から、『呪い』の『種』を送り込まれたんだ) (そして、今のあいつの心には……『力への執着』と『敗北した恐怖』という、呪いにとって極上の『養分』が、満ち溢れてる)
ユUキの確信を裏付けるように、リリアが悲痛な声で反論した。 「でもっ! ドラゴだって、好きでそんな『隙間』を持っていたわけじゃ……! 兄貴と比べられたり、色々あったのかもしれないじゃないですか!」
「関係ありませんわ」
その声を放ったのは、エルレイン・ノーブルだった。 彼女は、窓の外の雪景色を見つめたまま、氷のように冷たい声で言った。
「リリア・サンシャイン。あなたの言うことは、感傷的すぎます」
「なっ……!」
「『隙間』があった。彼はそれを『望んだ』。だから、『招き入れた』。……ただ、それだけのことですわ」
エルレインは、ゆっくりとリリアの方へ視線を移した。その瞳には、哀れみも、同情も、何一つ映っていなかった。
「彼は『力』という禁断の果実が欲しかった。その『欲望』という名の扉を、彼自身が開け放っていたのです。そこに招かれざる客が入り込んだとして、それは誰の責任でもない」 「自業自得ですわ」
教室が、凍りついた。 リリアは「そんな」と呟いたまま、唇を噛み締め、反論の言葉を失う。 シノは、エルレインのあまりの冷徹さに、小さく肩を震わせた。 カイトとゴードンでさえ、いつもの軽口を叩ける雰囲気ではない。
エルレインの言葉は、完璧な「理屈」だった。 だが、その「理屈」は、一切の「救い」を提示しない、刃物のような「真実」だった。
ユウキは、唇を噛み締めたリリアと、氷の無表情を崩さないエルレインを交互に見た。 (確かに、理屈はそうかもしれない) (原因は、ドラゴの『執着』にあったのかもしれない)
だが、とユウキは思った。 (原因が本人にあるからって、じゃあ、見殺しにしていいのかよ) (『自業自得』なら、じゃあ、あいつを救う手立ては、もう無いっていうのか?)
講義の終わりを告げる鐘の音が、重く、冷たく、雪に閉ざされた学園に響き渡っていった。
学園は、静まり返っていた。 だがそれは、冬休みの静けさとは異質な、息を詰まらせるような沈黙だった。
大理石の廊下に、硬い革靴の音だけが、不快なほど正確なリズムで響き渡る。 コツ、コツ、コツ――。 その音は、生徒たちの雑談も、教師たちの穏やかな足音も、すべてを凍りつかせた。
王都から派遣された「監査官」たちだった。 彼らは感情というものをどこかに置き忘れてきたかのような、灰色のローブを纏った集団だった。彼らの目的はただ一つ、期末テスト中に発生した「地下演習場における禁忌魔法の行使、及びそれに伴う異界存在の部分的顕現」という、前代未聞の不祥事の調査と後処理である。
生徒たちの間には、疑心暗鬼と恐怖が、目に見えない瘴気のように広がっていた。 あの地下で何が起きたのか。 ドラゴ・ヴァイスはどうなったのか。 そして、あの「現象」は、本当に「終わった」のか。
「監査官たちが、ドラゴを尋問してるらしい」 「あいつ、もう魔力を剥奪されるって」 「当然だろ、俺たちまで死ぬところだったんだぞ」
そのドラゴ・ヴァイスは、学園の一室に、事実上「隔離」されていた。 地下演習場から運び出された彼は、力の逆流による疲弊こそあれど、肉体的には無傷だった。だが、彼の内側は、もはや無傷ではなかった。
「……知らない。覚えていない」 監査官による冷徹な尋問に対し、ドラゴはそれだけを繰り返していた。その瞳は、恐怖に怯えているようでもあり、同時に、すべてを侮蔑するような傲慢さをも湛えていた。 彼は、敗北したのだ。兄に勝つために求めた「力」によって、自らの手で、完膚なきまでに。 その「思い通りにならなかった」という事実を受け入れることが、彼の誇りにはできなかった。 そして、あの「黒い爪」が顕現した瞬間の、魂が凍るような恐怖が、彼の精神にこびりついていた。 恐怖と自尊心。二つの相反する感情が彼の内側で荒れ狂い、証言どころか、まともな思考さえも奪っていた。
だが、監査官たちは気づかなかった。ユウキだけが目撃した、あの「黒い影」が、ドラゴの魔力の流れの奥深く、恐怖と劣等感によって生まれた魂の「隙間」に、静かに根を下ろし始めていることなど――。
***
数日後、重苦しい空気の中、「魔法倫理」の講義が再開された。 アーキバルド先生は、珍しく酒瓶を傍らに置いておらず、そのいつになく素面な横顔が、事態の深刻さを物語っていた。 外は、乾いた雪が風に舞っている。暖炉の火がパチパチと爆ぜる音だけが、静まり返った教室に響いていた。
「……さて諸君」 アーキバルドが、重い口を開いた。 「今日は『呪い』について話そう」
その単語が出た瞬間、教室の空気がさらに数度、下がった気がした。
「勘違いしている者が多いがね」と、先生は続けた。「火の玉と『呪い』は、根本的に違う。火の玉は、いわば『一撃』だ。『燃やせ』と命令し、『実行』されれば、それで終わり。結果がどうあれ、その働きは完結する」
彼は、暖炉の火を見つめながら、静かに言った。 「だが、『呪い』は違う。あれは『一撃』ではなく、『悪意ある種』だ」
生徒たちの何人かが、首を傾げた。
「呪いとは、『種』のようなものだ」と、先生は言葉を続けた。 「対象の魂という『土壌』に潜り込む。そして、本人にさえ気づかれぬまま、静かに動き続ける。根を張り、その者の生命力を食い荒らし、そして、精神そのものを、ゆっくりと、確実に『変質』させていく」
その言葉に、ユウキは息を飲んだ。 (悪意ある……種?)
彼の脳裏に、あの「黒い影」が、ドラゴの胸に吸い込まれていく光景が、鮮明に蘇った。 (まさか、あれは……!)
先生が、続けた。 「火の玉なら、結界で防げる。だが、呪いは違う。なぜなら呪いは、外から『攻撃』するものではないからだ。内側から『根付く』ものだからだ」
「先生」 真っ先に声を上げたのは、リリアだった。その声は、不安に震えていた。 「でも、それなら……防ぎようがないじゃないですか! 誰だって、そんなものに『根付いて』ほしくないです!」
「その通りだ」とアーキバルドは頷いた。「『根付いてほしくない』と本気で思う者には、根付かない。……逆説的だがね」
「どういう、意味ですか?」
「呪いの種が根を張るには、『土壌』が必要だと言っただろう?」 先生は、厳しい目で教室内を見回した。 「カラカラに乾いた、固い岩盤のような心には、種は根を張れん。呪いが好むのは、湿った、柔らかい『土壌』だ。……すなわち、『心の隙間』。我々が『弱さ』と呼ぶものだ」
「弱さ……」
「『力が欲しい』という、焦り」 「『誰かに勝ちたい』という、嫉妬」 「『失いたくない』という、強い執着」 「『自分だけが正しい』という、思い上がり」
「そういった『強すぎる願い』こそが、魂の『隙間』を生み出す。呪いとは、その『隙間』を正確に見つけ出し、そこから侵入し、そこを『養分』にして増殖する、極めて悪質な『仕組み』なのだよ」
ユウキは、背筋が凍るのを感じた。 (ドラゴは、『接続』に失敗しただけじゃない) (あの時、接続先の『何か』から、『呪い』の『種』を送り込まれたんだ) (そして、今のあいつの心には……『力への執着』と『敗北した恐怖』という、呪いにとって極上の『養分』が、満ち溢れてる)
ユUキの確信を裏付けるように、リリアが悲痛な声で反論した。 「でもっ! ドラゴだって、好きでそんな『隙間』を持っていたわけじゃ……! 兄貴と比べられたり、色々あったのかもしれないじゃないですか!」
「関係ありませんわ」
その声を放ったのは、エルレイン・ノーブルだった。 彼女は、窓の外の雪景色を見つめたまま、氷のように冷たい声で言った。
「リリア・サンシャイン。あなたの言うことは、感傷的すぎます」
「なっ……!」
「『隙間』があった。彼はそれを『望んだ』。だから、『招き入れた』。……ただ、それだけのことですわ」
エルレインは、ゆっくりとリリアの方へ視線を移した。その瞳には、哀れみも、同情も、何一つ映っていなかった。
「彼は『力』という禁断の果実が欲しかった。その『欲望』という名の扉を、彼自身が開け放っていたのです。そこに招かれざる客が入り込んだとして、それは誰の責任でもない」 「自業自得ですわ」
教室が、凍りついた。 リリアは「そんな」と呟いたまま、唇を噛み締め、反論の言葉を失う。 シノは、エルレインのあまりの冷徹さに、小さく肩を震わせた。 カイトとゴードンでさえ、いつもの軽口を叩ける雰囲気ではない。
エルレインの言葉は、完璧な「理屈」だった。 だが、その「理屈」は、一切の「救い」を提示しない、刃物のような「真実」だった。
ユウキは、唇を噛み締めたリリアと、氷の無表情を崩さないエルレインを交互に見た。 (確かに、理屈はそうかもしれない) (原因は、ドラゴの『執着』にあったのかもしれない)
だが、とユウキは思った。 (原因が本人にあるからって、じゃあ、見殺しにしていいのかよ) (『自業自得』なら、じゃあ、あいつを救う手立ては、もう無いっていうのか?)
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