チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました

Gaku

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シーズン2 退屈な観測者と、論理を砕くバグ

第四話:終わらない祝祭の島

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ロジカとの死闘を終え、鉱山都市グライゼンに人間らしい喧騒と感情を取り戻した俺たちは、彼の遺したデータチップから得た情報を頼りに、次なる目的地へと向かっていた。目指すは、南方の海に浮かぶ「常夏の楽園、エデニア島」。第二の使徒『エクスタシア』が、人々に『究極の幸福』を与えているという、その島へ。

船旅は、驚くほど穏やかだった。ロジカとの戦いは、俺たちに多くの傷跡を残したが、それ以上に、かけがえのないものを与えてくれたように思う。それは、俺たちのパーティが、ただの寄せ集めの集団から、本当の意味での「仲間」へと変わった、という確かな実感だった。

「見てみろよ、ユウキの旦那! 俺様の華麗な釣り竿さばきを!」

甲板では、ジンが上半身裸で、ブロンズ色に焼けた肉体を誇示しながら、高そうな釣り竿をぶんぶんと振り回している。その隣では、サラとアンジェラが、釣りの成果を巡って熾烈な腕相撲大会を繰り広げている。

「ふん! 今日の夕食は、私が釣った魚で、豪勢な魚料理といくわ!」
「いえ、聖なる女神は、肉と魚であれば、圧倒的に肉を好まれるのです! 故に、今宵の食卓に魚が並ぶことは、神の御心に反します!」

もはや、何が何だか分からない理屈だが、二人とも本気だ。その騒ぎを横目に、セレスティアが「師匠! 私が魔法で、一気に魚群を呼び寄せます!」と余計なことを言い出し、リナが「あ、セレスティア、その魔法陣、船底に穴が開くやつだよ!」と慌てて止めに入る。

俺は、その、あまりにもいつも通りで、どうしようもなく平和な光景を眺めながら、心の底から笑っていた。
俺の、守りたかった日常は、確かにここにある。ロジカとの戦いで、俺は初めて、自分の「怒り」という感情が、仲間を守るための力になることを知った。もう、ただ守られるだけの存在じゃない。この、かけがえのない仲間たちを、俺が、俺自身の力で守り抜く。その決意が、俺の胸の中で、静かに、しかし熱く燃えていた。

「ふふ、とても楽しそうですね、ユウキ」

いつの間にか隣に立ったソフィアが、俺と同じ景色を見て、優しく微笑む。その微笑みは、以前の、どこか一歩引いた女神としてのそれとは、明らかに違っていた。もっと温かくて、もっと近くて、そして、ほんの少しだけ、甘い響きを帯びている。ロジカとの戦いで、俺たちの魂が共鳴したあの日から、彼女との間にある見えない壁が、また一つ、取り払われたような気がしていた。

そんな、穏やかで、幸福な船旅の先に、それは、まるで夢の景色のように、姿を現した。

どこまでも続く、ターコイズブルーの海。どこまでも広がる、真っ白な砂浜。空には、絵の具をぶちまけたような、鮮やかな虹がかかっている。島から聞こえてくるのは、陽気で、リズミカルな音楽と、人々の楽しげな笑い声。甘く、そしてどこか蠱惑的な、南国の花の香りが、潮風に乗って、俺たちの鼻腔を優しくくすぐった。

「うわあああああっ! すごーい! まるで、おとぎ話に出てくる楽園みたい!」

リナが、子供のようにはしゃぎながら、甲板の手すりから身を乗り出す。その瞳は、期待と興奮で、キラキラと輝いていた。
エデニア島。その第一印象は、データチップにあった『常夏の楽園』という言葉を、寸分の狂いもなく、完璧に体現しているように、俺には思えた。



島に上陸した俺たちは、その圧倒的な歓迎ムードに、少しだけ面食らってしまった。島の住人たちは、肌も露わな色鮮やかな衣装を身にまとい、俺たちの首に次々と花の首飾りをかけていく。

「ようこそ、旅の人! 苦しみの世界から、よくぞいらっしゃった!」
「さあさあ、ここでは何もかもが自由! 食べ物も、お酒も、好きなだけ、好きな時に、楽しんでいってくれ!」

陽気な音楽が鳴り響く中、人々は昼間から広場でダンスを踊り、巨大な樽から注がれる色とりどりの酒を酌み交わしている。テーブルには、見たこともないような瑞々しい果物や、豪勢な肉料理が山と積まれ、それらはすべて、誰でも自由に食べていいのだという。

だが、その、あまりにも完璧すぎる楽園の光景に、俺は、ほんの少しずつ、言いようのない違和感を覚え始めていた。
街の建物は、確かに美しい装飾が施されているが、よく見ると、あちこちの壁に亀裂が走り、屋根瓦が剥がれ落ちたままだ。港には、豪華だが、手入れもされずに朽ち果てた船が、何隻も打ち捨てられている。畑を耕す者も、家畜の世話をする者もいない。この島の食料は、一体どこから来ているのだろう?

俺は、陽気に踊る島民の一人に、声をかけてみた。

「あの、すみません。この島の建物、少し傷んでいるように見えますけど、修理とかはしないんですか?」

すると、その男は、きょとんとした顔で、俺を見返した。

「修理? なんでそんな面倒なことをするんだい? 壊れたら、また新しい場所に住めばいいじゃないか。そんなことより、ほら、新しいお酒が来たぜ! 一緒に飲もう!」

別の女性にも、尋ねてみた。

「明日からは、何をされるご予定なんですか?」

彼女は、心の底から不思議そうに、首を傾げた。

「明日? なんで、そんな先のことを考えるんだい? 今が、こんなに楽しいのに。今、この瞬間が、最高に気持ちよければ、それでいいじゃないか!」

その、屈託のない笑顔。悪意など、どこにもない純粋な瞳。
だが、その言葉の奥に、俺は、グライゼンの無感情な人々とはまた違う、別の種類の、底知れない狂気を感じ取った。
この島の人々は、未来を、考えることを、放棄している。目の前の、刹那的な快楽。ただ、それだけを追い求め、生きている。苦痛も、責任も、面倒なことも、すべてを投げ捨てた、偽りの楽園。ここは、そういう場所なのだ。

俺たちが、島の中心にある、ひときわ大きく、そしてけばけばしい装飾の宮殿へと足を踏み入れた時。その楽園の支配者が、玉座から、ゆっくりと、その姿を現した。

「ようこそ、苦しみに満ちた、哀れな世界の旅人たち」

その声は、極上の蜂蜜のように甘く、聞く者の理性を、根元から蕩けさせるような、蠱惑的な響きを持っていた。
玉座に座っていたのは、この世のものとは思えぬほど、妖艶な魅力に満ちた一人の女性だった。豊満な体を、ほとんど隠せていない、扇情的な絹のドレス。床にまで届くほど長い、波打つ紫色の髪。そして、その瞳は、覗き込んだ者の魂を、永遠に虜にしてしまうかのような、深い、深い、アメジストの色をしていた。

彼女こそが、この島を支配する、第二の使徒『エクスタシア』。

「私は、エクスタシア。この島を、そして、いずれは世界中の人々を、あらゆる苦しみから解放し、永遠の快楽を与える者」

彼女は、ゆらり、と玉座から立ち上がると、まるで蛇のようにしなやかな足取りで、俺たちの目の前まで歩み寄ってきた。彼女が動くたびに、むせ返るような、甘い香りが、広間に満ちていく。

「ここでは、悩みも、悲しみも、責任も、何もありません。あるのは、ただ、永遠に続く、至高の快楽だけ。さあ、貴方たちも、本当の幸せを、その身に、心に、魂に、刻みつけてあげましょう」

エクスタシアが、その血のように赤い唇で、一つの、美しい旋律を、口ずさみ始めた。それは、子守唄のように優しく、しかし、抗いがたい魔力を持った、禁断の歌だった。

その歌声が、耳に届いた、瞬間。
仲間たちの体から、ふっと、力が抜けていくのが、分かった。

「なんだか、すごく、眠く……。ジン様、は、世界一、の……」

ジンの体が、ぐらりと傾き、その場に、幸せそうな寝息を立てて、崩れ落ちた。

「私も……。こんなに、完璧な、隊長に……」
「師匠が……、褒めて……、くれる……」
「女神様と、お茶会……。焦げた、パンを……」

サラも、セレスティアも、アンジェラも、リナも。全員が、まるで糸が切れた操り人形のように、次々と、その場に倒れ伏していく。その顔には、苦痛の色など、どこにもない。むしろ、皆、恍惚とした、至福の表情を浮かべて、穏やかな寝息を立てている。

「――っ!」

俺は、咄嗟に、自分の意識を、精神力で、かろうじて保っていた。だが、全身が鉛のように重く、今にも、抗いがたい眠りの淵へと、引きずり込まれそうだ。

「あら、抵抗するの? 無駄なことよ。この歌は、貴方たちの脳に直接作用し、最も望む、理想の夢を見せてあげる、優しい魔法。さあ、貴方も、もう、頑張らなくていいのよ?」

エクスタシアの、甘い囁きが、脳に直接響く。俺の瞼が、ゆっくりと、閉じていく。ああ、もう、ダメだ……。

その時だった。

「――その、下劣な歌を、おやめなさい」

凛とした、氷のように冷たい声が、広間に響き渡った。
声の主は、ソフィアだった。彼女だけは、エクスタシアの精神支配の歌が満ちるこの空間で、背筋を、ぴんと伸ばし、気高い女神としての威厳を、その身にまとって、平然と立っていた。

エクスタシアが、初めて、その妖艶な微笑みを、ほんの少しだけ、歪ませた。

「あら、あら。貴方だけは、私の歌が効かないみたいね。よほど、強い精神力をお持ちなのかしら。それとも――」

エクスタシアの瞳が、面白そうなものを見つけた子供のように、キラリと輝いた。

「――貴方には、見るべき『理想の夢』が、ないのかしら?」

その、核心を突くような言葉に、ソフィアの完璧な表情が、ほんの少しだけ、揺らいだのを、俺は、朦朧とする意識の中で、確かに、見た。

エクスタシアは、その、ほんの僅かな心の揺らぎを、見逃さなかった。彼女は、楽しそうに、くすくすと笑うと、指を、ぱちん、と鳴らした。

すると、俺たちの目の前の空間に、眠りに落ちた仲間たちの、夢の中の光景が、まるで幻灯のように、次々と映し出された。

そこには、世界中の美女たちに囲まれ、「ジン様こそ、世界一のイイ男ですわ!」と崇められ、鼻の下を、だらしなく伸ばしている、ジンの姿があった。
そこには、王国騎士団の、総隊長となり、どんな複雑な迷宮でも、地図なしで、先頭に立って踏破していく、サラの姿があった。部下たちが、尊敬の眼差しで、「さすがです、サラ隊長! 貴方様こそ、方向感覚の化身!」と、賞賛の声を上げている。
そこには、どんな巨大な魔法も、完璧に、寸分の狂いもなく制御し、その力で、魔王すらも一撃で葬り去る、セレスティアの姿があった。俺が、その頭を、優しく撫でながら、「君こそが、最高の魔法使いだ。僕の、自慢の弟子だよ」と、微笑みかけている。

夢の中で、仲間たちは、皆、現実の世界では決して得ることのできなかった、それぞれの「理想」を手にし、至福の表情を浮かべていた。彼らの心にあった、コンプレックスや、渇望が、完璧な形で、満たされている。

エクスタシアは、その光景を、ソフィアに見せつけながら、残酷な言葉を、囁いた。

「あら、あら。お仲間は、皆、とても、幸せそうよ? 貴方がいなくても。あの、勇者様がいなくても。それを、無理やり叩き起こして、また、苦しみに満ちた、不完全な現実に、引き戻すなんて。それは、あまりにも、可哀想じゃあないかしら?」

ソフィアは、何も、言えなかった。
ただ、唇を、強く、噛み締めている。
夢の中で、幸せそうに笑う、仲間たちの顔。それは、彼女にとって、あまりにも、残酷な光景だった。
自分だけが、この場所に、一人で、取り残されてしまったかのような、強烈な「孤独」が、女神の心を、じわじわと、蝕んでいく。

神として、超越者として、悠久の時を生きてきた彼女が、生まれて初めて、経験する、その感情。
それは、『嫉妬』という名の、どうしようもなく、人間的な、心の痛みだった。

エクスタシアは、ソフィアの心が、弱っているのを、正確に、見抜いていた。彼女は、追い打ちをかけるように、その耳元で、悪魔のように、甘く、囁いた。

「貴方も、本当は、見たい夢が、あるんじゃなくって? あの、勇者様の心が。その、全てが。永遠に、貴方だけのものになる、という、甘美な、夢を」

その、誘惑の言葉に、ソフィアの、気高く保たれていた抵抗が、ぐらり、と、大きく、揺らいだ。
その、紫色の瞳が、不安と、渇望の色に、染まっていく。

ああ、ダメだ。ソフィアさんまで、堕とされてしまう。

俺は、必死に、重たい瞼を、こじ開けようとする。だが、もう、指一本、動かせない。

女神の心が、ついに、禁断の誘惑に、屈しようとした、まさに、その、瞬間。

それまで、仲間たちと同じように、床に倒れ伏していたはずの、俺の体が。

むくり、と。

まるで、昼寝から、目を覚ましたかのように、静かに、体を、起こした。
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