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第2話:愛の定義と、捕食者の論理
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旅が始まって三日。レンは骨の髄まで理解させられていた。 この美しき大魔族との旅路は、散歩などという生温かいものではなく、死と隣り合わせの「過酷な行軍」であることを。
舞台は、樹齢数百年を超える巨木が密生する「迷わずの森」。 湿った苔の匂いと、腐葉土の濃密な香りが立ち込める中、レンは泥に足を取られ、無様に喘(あえ)いでいた。 「はぁ……はぁ……、まっ、待ってくれ……」 肺が焼き付くように熱い。眼鏡は自分の熱気で白く曇り、杖を持つ手は痙攣(けいれん)している。
対照的に、三歩先を行くセレナの姿は、この世の理(ことわり)から外れていた。 鬱蒼(うっそう)とした茨(いばら)の道であるにもかかわらず、彼女の漆黒のドレスは濡れた花びらのように艶やかで、泥ハネ一つない。 彼女は歩いていなかった。靴底を地面から数ミリ浮かせ、不可視の魔力流に乗って滑るように移動しているのだ。茨も、飛び交う虫も、彼女の肌に触れる前に見えない力場(フィールド)に弾かれ、避けていく。
彼女が立ち止まり、ゆっくりと振り返る。 森の緑陰(りょくいん)の中で、彼女の二本の角だけが、異質なほど硬質な光沢を放っている。
「……遅いわね」
その声は、森の鳥たちが一斉に鳴き止むほど美しく、冷たい。
「人間という種族の器(うつわ)がこれほど脆弱だとは、計算外だったわ。筋繊維の出力係数が低すぎるし、何より魔力燃費が悪すぎる。なぜあなたたちは、進化の過程で淘汰されずに生き残れたの? 純粋な疑問だわ」
それは侮蔑ではなく、壊れた時計を見つめるような、純粋な「解析」の眼差しだった。 レンは杖に体重を預け、滴り落ちる汗を拭いながら、それでも口元に笑みを浮かべた。
「それは……人間には『補い合う』という知恵があるからだよ。そして何より、僕たちには『愛』がある」
「……愛?」
その単語が鼓膜を震わせた瞬間、セレナの表情から一切の情緒が消え失せた。 彼女の紫水晶(アメジスト)の瞳が、レンという個体を物質として冷徹に見据える。
「その単語の定義を明確にしなさい。私の膨大な知識庫(アーカイブ)にある限り、それは『種の保存』を円滑に行うために脳髄が分泌する、一時的な幻覚作用の総称に過ぎないわ」
「が、幻覚!?」
「ええ。発情期特有の錯覚よ。あなたは私という『強大な魔力を持つ上位個体』を見て、本能的にその因子を次代に残そうとしているだけ。それを『愛』などという曖昧な言葉で装飾するのは、知性の低い生き物が好む自己欺瞞(ぎまん)ね」
彼女は流れるように断言した。 あまりにも身も蓋もない、しかし反論の余地がない「魔族の正論」。 レンは言葉を失った。彼女にとって、恋心や情熱といった感情は、すべて「生存本能の誤作動」として処理されているのだ。
だが、レンは学者だ。論理で否定されたのなら、論理を超えた「実例」を示すしかない。
ふと、レンの視界の端に、鮮烈な「青」が飛び込んだ。 巨木の根元、日の当たらない影の中に、ひっそりと咲く一輪の花。 「月光花(ゲッコウカ)」。本来は夜に咲く花だが、薄暗い森の中で、迷い子のように蕾を開いている。その透き通るような青紫色は、冷たくも美しいセレナの瞳の色によく似ていた。
(これだ……)
レンはその花に歩み寄り、傷つけないようにそっと摘み取った。 茎からは冷たく瑞々しい感触が伝わってくる。泥だらけの手を服で懸命に拭い、彼はその花を、恐るべき捕食者へと差し出した。
「セレナ。これを君に」
「……何?」
セレナは、鼻先に突きつけられた脆弱な植物を凝視した。 警戒心と、理解不能な行動への不審感。
「捧げ物(貢ぎ物)のつもり? 私の魔力に釣り合うような、希少な触媒には見えないけれど」
「違うよ。ただのプレゼントだ。君の瞳と同じ色をしていて、とても綺麗だったから」
「……?」
セレナは無言で花を受け取った。 人間ならざる白い指先が、今にも壊れそうな青い花びらに触れる。 レンの心臓が高鳴った。彼女がこの花の美しさに気づき、少しでも「無駄なものの美しさ」を感じてくれれば、二人の間にある深い断絶に橋が架かるかもしれない。
しかし、セレナの瞳の奥で、微かな魔力の光が走った。 それは鑑賞ではない。対象物を構成要素へと分解する、冷酷な「解析(スキャン)」の光だった。
セレナの瞳が、月光花を映したまま無機質に明滅した。 それは美を愛でる光ではなく、物質の価値を測る冷徹な天秤の光だった。
「構成物質:繊維質(セルロース)、水分、微量の色素。魔力含有量、皆無。栄養価、極小。根の断面に微弱な神経毒を確認」
数秒の沈黙の後、彼女は興味を失ったように、その美しい唇から判決を下した。
「結論。無価値ね」
その瞬間だった。 彼女が指先を動かしたわけではない。ただ、そこにある魔力が「不要」という意志に呼応しただけだ。
スゥッ……。
レンが瞬きをするよりも速く、世界から「青」が消えた。 燃え上がったのではない。凍りついたのでもない。 彼女の手の中にあった花は、構成する因子の結合を強制的に解かれ、瞬時にして灰色の微粒子へと還元されたのだ。 音もなく、熱もなく。 ただ、そこに「在った」はずの美しい生命が、さらさらと指の隙間から零れ落ちる塵(ちり)へと変わり、風にさらわれていく。
後に残ったのは、何も掴んでいない彼女の白磁の手だけ。
「あ……」
レンは呆然と口を開け、杖を取り落としそうになった。 あまりの喪失感に、思考が白く染まる。
「な、何をしたんだ……?」 「荷物を減らしたのよ。食べることもできず、魔術の触媒にもならず、おまけに毒がある。このような『不純物』を持ち歩くのは、エネルギー運用の観点から見て損失(ロス)でしょう?」
セレナは掌(てのひら)に残ったわずかな灰を、汚いものでも払うようにパパッと払い落とした。 そこには悪意も、破壊の喜びすらない。 彼女にとっては、衣服についた埃を払うのと何ら変わらない、日常的な「整理整頓」の範疇なのだ。
レンの胸に、鋭い痛みが走った。 せっかくの好意を。美しいと思った、その心の揺らぎさえも。 物理的な「無駄」として処理された虚しさ。
だが、レンは怒らなかった。 彼は足元の泥に混じって消えていく灰を見つめ、静かに、しかし力強く言った。
「……セレナ。君の計算式には、一つだけ重大な要素が欠けている」
「要素?」 セレナが怪訝そうに眉をひそめる。
「『無駄』の価値だ」
レンは泥にまみれた顔を上げ、彼女の紫水晶の瞳を真っ直ぐに見つめ返した。
「この花に実利がないことは知っている。すぐに枯れてしまうことも。でも、僕が『綺麗だ』と思って足を止め、君に『喜んでほしい』と願って摘んだ。その『心の動き』こそが重要なんだ。形あるものはいつか消える。だからこそ、今この瞬間の美しさが尊いんじゃないか」
セレナは小首をかしげた。 夜空のような瞳には、純粋な「理解不能」という色が浮かんでいる。
「合理的ではないわね。心の動きで腹は膨れないし、外敵も排除できないわ」
「そうだよ。人間は、そんな非合理なもので生きている。意味のないものに価値を見出し、誰かのために限りある時間を使う。それを僕たちは『愛』や『善意』と呼ぶんだ」
レンの言葉を聞き、森の静寂が二人を包んだ。 セレナはしばらくの間、レンの顔を無感情に見つめていたが、やがて虚空から一冊の分厚い書物を取り出した。 竜の革で装丁された、古びた記録帳。彼女がレンという特異点を記述している「観察日記」だ。
彼女は羽ペンを走らせ、サラサラと記述を始めた。
『被検体(レン)は、機能を持たない有機物(花)の譲渡に、異常な執着を示した。 彼ら人間種は、「無駄」という非効率な概念を、精神的な報酬として変換する独自の回路を持っているらしい。 ……理解不能(エラー)。だが、極めて興味深い』
書き終えると、彼女はパタンと重々しい音を立てて本を閉じ、満足そうに口角を吊り上げた。
「なるほど。人間とは、生存に不要なものを愛でることで、精神の均衡を保つ欠陥生物ということね。記憶しておくわ」
「……まあ、当たらずとも遠からず、かな」
レンは苦笑いをして、拾い上げた杖をついた。 花は塵にされたけれど、彼女のノートに「僕の想い」は一行の記録として刻まれた。 永遠の命を持つ彼女の中に、ほんの一瞬でも自分の痕跡が残ったのなら、今はそれで良しとするしかない。
「さあ、行くわよ。次の街まであと三十キロ。日没までに到着しないと、野営の効率が低下するわ」
「さ、三十キロ!? ちょっと待って、休憩を……人間には休息という機能が必要なんだ!」
再び滑るように歩き出す「美しき捕食者」と、それを必死に追いかける「物好きな学者」。 二人の背中を、森の冷たい風が通り過ぎていく。その風の中に、ほんのわずかだが、消えた花の香りが残っているような気がした。
舞台は、樹齢数百年を超える巨木が密生する「迷わずの森」。 湿った苔の匂いと、腐葉土の濃密な香りが立ち込める中、レンは泥に足を取られ、無様に喘(あえ)いでいた。 「はぁ……はぁ……、まっ、待ってくれ……」 肺が焼き付くように熱い。眼鏡は自分の熱気で白く曇り、杖を持つ手は痙攣(けいれん)している。
対照的に、三歩先を行くセレナの姿は、この世の理(ことわり)から外れていた。 鬱蒼(うっそう)とした茨(いばら)の道であるにもかかわらず、彼女の漆黒のドレスは濡れた花びらのように艶やかで、泥ハネ一つない。 彼女は歩いていなかった。靴底を地面から数ミリ浮かせ、不可視の魔力流に乗って滑るように移動しているのだ。茨も、飛び交う虫も、彼女の肌に触れる前に見えない力場(フィールド)に弾かれ、避けていく。
彼女が立ち止まり、ゆっくりと振り返る。 森の緑陰(りょくいん)の中で、彼女の二本の角だけが、異質なほど硬質な光沢を放っている。
「……遅いわね」
その声は、森の鳥たちが一斉に鳴き止むほど美しく、冷たい。
「人間という種族の器(うつわ)がこれほど脆弱だとは、計算外だったわ。筋繊維の出力係数が低すぎるし、何より魔力燃費が悪すぎる。なぜあなたたちは、進化の過程で淘汰されずに生き残れたの? 純粋な疑問だわ」
それは侮蔑ではなく、壊れた時計を見つめるような、純粋な「解析」の眼差しだった。 レンは杖に体重を預け、滴り落ちる汗を拭いながら、それでも口元に笑みを浮かべた。
「それは……人間には『補い合う』という知恵があるからだよ。そして何より、僕たちには『愛』がある」
「……愛?」
その単語が鼓膜を震わせた瞬間、セレナの表情から一切の情緒が消え失せた。 彼女の紫水晶(アメジスト)の瞳が、レンという個体を物質として冷徹に見据える。
「その単語の定義を明確にしなさい。私の膨大な知識庫(アーカイブ)にある限り、それは『種の保存』を円滑に行うために脳髄が分泌する、一時的な幻覚作用の総称に過ぎないわ」
「が、幻覚!?」
「ええ。発情期特有の錯覚よ。あなたは私という『強大な魔力を持つ上位個体』を見て、本能的にその因子を次代に残そうとしているだけ。それを『愛』などという曖昧な言葉で装飾するのは、知性の低い生き物が好む自己欺瞞(ぎまん)ね」
彼女は流れるように断言した。 あまりにも身も蓋もない、しかし反論の余地がない「魔族の正論」。 レンは言葉を失った。彼女にとって、恋心や情熱といった感情は、すべて「生存本能の誤作動」として処理されているのだ。
だが、レンは学者だ。論理で否定されたのなら、論理を超えた「実例」を示すしかない。
ふと、レンの視界の端に、鮮烈な「青」が飛び込んだ。 巨木の根元、日の当たらない影の中に、ひっそりと咲く一輪の花。 「月光花(ゲッコウカ)」。本来は夜に咲く花だが、薄暗い森の中で、迷い子のように蕾を開いている。その透き通るような青紫色は、冷たくも美しいセレナの瞳の色によく似ていた。
(これだ……)
レンはその花に歩み寄り、傷つけないようにそっと摘み取った。 茎からは冷たく瑞々しい感触が伝わってくる。泥だらけの手を服で懸命に拭い、彼はその花を、恐るべき捕食者へと差し出した。
「セレナ。これを君に」
「……何?」
セレナは、鼻先に突きつけられた脆弱な植物を凝視した。 警戒心と、理解不能な行動への不審感。
「捧げ物(貢ぎ物)のつもり? 私の魔力に釣り合うような、希少な触媒には見えないけれど」
「違うよ。ただのプレゼントだ。君の瞳と同じ色をしていて、とても綺麗だったから」
「……?」
セレナは無言で花を受け取った。 人間ならざる白い指先が、今にも壊れそうな青い花びらに触れる。 レンの心臓が高鳴った。彼女がこの花の美しさに気づき、少しでも「無駄なものの美しさ」を感じてくれれば、二人の間にある深い断絶に橋が架かるかもしれない。
しかし、セレナの瞳の奥で、微かな魔力の光が走った。 それは鑑賞ではない。対象物を構成要素へと分解する、冷酷な「解析(スキャン)」の光だった。
セレナの瞳が、月光花を映したまま無機質に明滅した。 それは美を愛でる光ではなく、物質の価値を測る冷徹な天秤の光だった。
「構成物質:繊維質(セルロース)、水分、微量の色素。魔力含有量、皆無。栄養価、極小。根の断面に微弱な神経毒を確認」
数秒の沈黙の後、彼女は興味を失ったように、その美しい唇から判決を下した。
「結論。無価値ね」
その瞬間だった。 彼女が指先を動かしたわけではない。ただ、そこにある魔力が「不要」という意志に呼応しただけだ。
スゥッ……。
レンが瞬きをするよりも速く、世界から「青」が消えた。 燃え上がったのではない。凍りついたのでもない。 彼女の手の中にあった花は、構成する因子の結合を強制的に解かれ、瞬時にして灰色の微粒子へと還元されたのだ。 音もなく、熱もなく。 ただ、そこに「在った」はずの美しい生命が、さらさらと指の隙間から零れ落ちる塵(ちり)へと変わり、風にさらわれていく。
後に残ったのは、何も掴んでいない彼女の白磁の手だけ。
「あ……」
レンは呆然と口を開け、杖を取り落としそうになった。 あまりの喪失感に、思考が白く染まる。
「な、何をしたんだ……?」 「荷物を減らしたのよ。食べることもできず、魔術の触媒にもならず、おまけに毒がある。このような『不純物』を持ち歩くのは、エネルギー運用の観点から見て損失(ロス)でしょう?」
セレナは掌(てのひら)に残ったわずかな灰を、汚いものでも払うようにパパッと払い落とした。 そこには悪意も、破壊の喜びすらない。 彼女にとっては、衣服についた埃を払うのと何ら変わらない、日常的な「整理整頓」の範疇なのだ。
レンの胸に、鋭い痛みが走った。 せっかくの好意を。美しいと思った、その心の揺らぎさえも。 物理的な「無駄」として処理された虚しさ。
だが、レンは怒らなかった。 彼は足元の泥に混じって消えていく灰を見つめ、静かに、しかし力強く言った。
「……セレナ。君の計算式には、一つだけ重大な要素が欠けている」
「要素?」 セレナが怪訝そうに眉をひそめる。
「『無駄』の価値だ」
レンは泥にまみれた顔を上げ、彼女の紫水晶の瞳を真っ直ぐに見つめ返した。
「この花に実利がないことは知っている。すぐに枯れてしまうことも。でも、僕が『綺麗だ』と思って足を止め、君に『喜んでほしい』と願って摘んだ。その『心の動き』こそが重要なんだ。形あるものはいつか消える。だからこそ、今この瞬間の美しさが尊いんじゃないか」
セレナは小首をかしげた。 夜空のような瞳には、純粋な「理解不能」という色が浮かんでいる。
「合理的ではないわね。心の動きで腹は膨れないし、外敵も排除できないわ」
「そうだよ。人間は、そんな非合理なもので生きている。意味のないものに価値を見出し、誰かのために限りある時間を使う。それを僕たちは『愛』や『善意』と呼ぶんだ」
レンの言葉を聞き、森の静寂が二人を包んだ。 セレナはしばらくの間、レンの顔を無感情に見つめていたが、やがて虚空から一冊の分厚い書物を取り出した。 竜の革で装丁された、古びた記録帳。彼女がレンという特異点を記述している「観察日記」だ。
彼女は羽ペンを走らせ、サラサラと記述を始めた。
『被検体(レン)は、機能を持たない有機物(花)の譲渡に、異常な執着を示した。 彼ら人間種は、「無駄」という非効率な概念を、精神的な報酬として変換する独自の回路を持っているらしい。 ……理解不能(エラー)。だが、極めて興味深い』
書き終えると、彼女はパタンと重々しい音を立てて本を閉じ、満足そうに口角を吊り上げた。
「なるほど。人間とは、生存に不要なものを愛でることで、精神の均衡を保つ欠陥生物ということね。記憶しておくわ」
「……まあ、当たらずとも遠からず、かな」
レンは苦笑いをして、拾い上げた杖をついた。 花は塵にされたけれど、彼女のノートに「僕の想い」は一行の記録として刻まれた。 永遠の命を持つ彼女の中に、ほんの一瞬でも自分の痕跡が残ったのなら、今はそれで良しとするしかない。
「さあ、行くわよ。次の街まであと三十キロ。日没までに到着しないと、野営の効率が低下するわ」
「さ、三十キロ!? ちょっと待って、休憩を……人間には休息という機能が必要なんだ!」
再び滑るように歩き出す「美しき捕食者」と、それを必死に追いかける「物好きな学者」。 二人の背中を、森の冷たい風が通り過ぎていく。その風の中に、ほんのわずかだが、消えた花の香りが残っているような気がした。
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