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第一部:ミステリー研究会、始動
第3話「UFO誘拐事件と空の涙」
しおりを挟むあの「鳴咽する壁」事件から数日が過ぎ、季節はためらいがちに羽織っていた上着を脱ぎ捨て、本格的な夏へとその身を乗り出した。梅雨の気配を孕んでいた鉛色の空は、まるで嘘だったかのように洗い流され、突き抜けるような青空が広がっている。太陽は、そのありったけの力を誇示するかのように、容赦のない光と熱を地上に降り注いでいた。
週末の土曜日。俺、佐藤健太は、自室の窓を開け放ち、部屋に籠った熱を追い出そうとしていた。網戸を通り抜けてくる風は、もはや涼やかさとは程遠い熱風だったが、それでもよどんだ空気をかき混ぜてくれるだけましだった。窓の外では、アパートの大家が趣味で植えたらしいジャスミンの白い花が、強い日差しを照り返し、むせ返るような甘い香りをあたりに振りまいている。
ジー、ジー、ジー…。今年初めて聞く、蝉の鋭い鳴き声が、鼓膜を直接震わせた。まるで世界の解像度が一段階上がったかのような、輪郭のはっきりとした風景。アスファルトから立ち上る陽炎が視界を歪め、あらゆるものの影は、黒いインクを落としたかのように、くっきりと地面にその形を焼き付けている。
数週間前の俺なら、この強すぎる生命力に満ちた季節に、疎外感を覚えていただろう。だが、今の俺の心には、あの事務所の、埃とカビとまずいコーヒーの匂いが、確かに染み付いていた。
『…さみしい…』
あのスピーカーから聞こえた、少女の声。
電脳は電波干渉だと言っていた。他のメンバーも、すぐに忘れてしまったようだった。だが、俺の耳には、あの声がまだこびりついている。そして、その声を聞いた時の、影山さんの、あの悲しげな横顔。
あの事務所には、ただのドタバタ劇の裏側に、何か巨大で、底の知れない謎が渦巻いている。その予感が、恐怖よりも強い好奇心となって、俺の心をざわめかせていた。日常は、もはや灰色ではなかった。それは、いつ嵐が来るか分からない、不穏な色を帯びた、目が離せない空模様に変わっていたのだ。
気づけば、俺はTシャツの袖で額の汗を拭い、家を出る支度をしていた。足は、自然とあの古びた雑居ビルへと向かっていた。
◇
「うだるような暑さだな…こんな日は、心霊現象よりも熱中症の方がよほど恐ろしい」
影山さんは、白衣の袖をまくりながら、ぐったりとした様子で言った。事務所の中は、窓を開けても熱風しか入ってこず、さながらサウナのようだった。卓上扇風機が、キイキイと情けない音を立てながら、ぬるい空気をかき回している。
「ああ、溶ける…わたくしの美貌が、この熱で溶けてしまうわ…!」
麗華さんは、ソファに倒れ込み、うちわで自分を扇ぎながら、悲劇のヒロインのように嘆いている。
「暑いなら、これを着ればいい」
そう言って権田さんが差し出したのは、「心頭滅却」と書かれた、分厚い柔道着だった。暑さを通り越して、悟りの境地に至るらしい。
『室温34度、湿度78%。熱中症警戒アラートを推奨します』
電脳のノートパソコンも、心なしかファンがいつもより大きな音で回っている気がする。画面のAAは、汗をかいているようなデザイン『(;´Д`)』に変わっていた。
まさに、誰もが夏の暑さにやられていた、その時だった。
カラン、と、ドアベルが鳴った。影山さんがいつの間に取り付けたのか、ドアには古風な真鍮のベルが下がっている。
入ってきたのは、一人の少年だった。歳の頃は八つか九つくらいだろうか。日に焼けた肌に、大きな瞳。その瞳は、不安と、そして強い決意の色を浮かべていた。彼は、擦り切れた犬のリードを、小さな手で固く握りしめている。
「あの…ここに行けば、何でも解決してくれるって、公園のおじさんが…」
少年は、俺たちの顔を一人一人見回し、そして、俺の顔を見て、少し不思議そうな顔をした。
「お兄ちゃん、名前は?」
「え?俺?佐藤健太だけど…」
「えっ!?」
少年は、目を丸くした。「僕も、ケンタ!田中ケンタ!」
思わぬ偶然に、その場の空気が少し和む。
影山さんは、にやりと笑うと、少年の前にかがみこみ、目線を合わせた。
「ようこそ、ケンタ君。我々は、ミステリー研究会だ。君のその顔には、特大の『謎』が書いてある。話してごらん」
田中ケンタ君は、ゴクリと唾を飲み込み、そして、意を決したように語り始めた。
「昨日、僕の犬のシロが、いなくなったんだ」
「ほう、家出かな?」
「違う!」少年は、強く首を振った。「シロは、UFOに攫われたんだ!」
UFO。
その言葉に、ぐったりとしていたメンバーの目が、一斉に輝いた。
「昨日の夜、庭でシロと遊んでたんだ。そしたら、急に、空にすごい光るものが現れて…。音もなくて、家の真上で、ピタって止まったんだ。そしたら、シロが急に空に向かってワンワン吠えて…僕、怖くなって一瞬だけ目を瞑っちゃったんだ。次に目を開けたら、光も、シロも、いなくなってた…」
少年の話は、具体的で、妙な真実味があった。
影山さんは、満足げに大きく頷いた。
「なるほどな…。異星知性体による、地球生命体の組織的誘拐…。これは、我々人類への警告か、それとも種の保存のための調査か…。いずれにせよ、『星間誘拐(エイリアン・拉致)事件』と名付けよう!」
「UFOですって!?なんてロマンチックな響き…!」麗華さんの瞳が、少女のようにきらめいている。
「宇宙人だと?いい度胸じゃねえか。地球の犬に手を出すとは、宇宙の掟を分かってねえようだな!」権田さんは、なぜか宇宙規模で喧嘩腰だ。
『UFOの目撃情報とペットの失踪。二つの事象の因果関係を特定する必要アリ。現場へ急行しましょう』
電脳の提案に、異論を唱える者はいなかった。俺たちは、真夏の太陽が照りつける、事件現場へと向かうことになった。
◇
田中ケンタ君の家は、駅から少し離れた、静かな住宅街にあった。どの家も、小さな庭を持ち、色とりどりの夏の花が咲き乱れている。ただ、強すぎる日差しのせいか、人通りは全くなかった。聞こえるのは、耳を聾するほどの蝉時雨と、時折どこかの家から聞こえてくる、風鈴の涼しげな音色だけ。
「ここが僕の家。シロが消えたのは、この庭だよ」
ケンタ君の家の庭は、綺麗に手入れされていた。青々とした芝生が広がり、隅には小さな家庭菜園もある。
「よし!これより、異星知性体とのコンタクトを開始する!」
影山さんの号令一下、メンバーは思い思いの行動を開始した。
最初に動いたのは、電脳だった。彼は庭の真ん中に、パラボラアンテナのようなものと、たくさんのランプがついた機械を設置した。
「電脳、そいつはなんだ?」
『対異星文明用・高周波コミュニケーション装置、名付けて『コズミック・コーラー』です。宇宙の知的生命体が好むとされる、平和と友好のメッセージを、特殊な周波数に乗せて発信します』
電脳がキーを叩くと、装置から『ピポパポ…キュルキュル…♪』という、なんとも気の抜ける電子音が鳴り響いた。
「本当に、こんなので宇宙人が来るのか…?」
俺が訝しげに見ていると、どこからともなく、一匹、また一匹と、猫が集まってきた。三毛猫、茶トラ、黒猫…。気づけば、装置の周りは、十数匹の猫に囲まれていた。猫たちは、興味深そうに首を傾げ、装置から出る音に耳を澄ませている。
『…おかしい。猫にしか効果がない。周波数の設定を間違えたか…?』
電脳が、画面に困惑のAA『(´・ω・`)』を表示させた。
次に動いたのは、麗華さんだった。彼女は、家の中から、大きな銀色のシートと、台所用品のザルを二つ持ってきた。
「言葉が通じない相手には、体で示すしかないわ!わたくしが、地球人の代表として、彼らに友好の意を伝える!」
そう言うと、彼女は銀色のシートを体に巻き付け、頭にはザルをヘルメットのように被った。仕上げに、クリスマス用の電飾を体に巻き付け、ピカピカと点滅させている。その姿は、宇宙人というよりは、手作りのロボットのようだ。
「♪~~~♪」
麗華さんは、謎の鼻歌を歌いながら、奇妙な創作ダンスを踊り始めた。それは、友情や平和を表現しているらしいが、傍から見れば、ただの不審者でしかない。近所の家の窓から、何人かの住人が、カーテンの隙間からこちらを覗いているのが見えた。
そして、とどめは権田さんだった。
「小手先の交渉は終わりだ!宇宙人だろうが何だろうが、男は魂と魂でぶつかり合うしかねえ!」
彼は、おもむろに着ていたTシャツを脱ぎ捨てると、その下から現れたのは、なんと、真っ赤な褌(ふんどし)一丁の姿だった。彼は、この日のために用意周到に準備してきていたのだ。
権田さんは、庭の隅にあった脚立を登ると、ガレージの屋根の上に躍り出た。
ギラギラと照りつける太陽の下、汗で光る筋肉質の体を晒し、四股を踏み始めた。
「おーーーい!宇宙人!いるんだろ!この地球(ほし)の代表として、この権田が相手になる!正々堂々、相撲で勝負しろーーーい!」
真夏の住宅街に響き渡る、権田さんの雄叫び。
猫に囲まれて電子音を鳴らす装置。銀色に輝きながら踊る不審な女。そして、屋根の上で四股を踏む褌一丁の大男。
ケンタ君は、自分の家の庭で繰り広げられる地獄絵図を、ただ口をあんぐりと開けて見つめていた。
◇
「…あのさあ」
俺は、このカオスな状況をなんとかすべく、唯一まともそうな(?)頭脳を持つ、依頼人のケンタ君に話しかけた。
「シロって、いつも庭に繋いでるのか?」
「ううん、庭で遊ばせる時は、リードは外してる。でも、いつも僕のそばから離れないんだ」
「そっか…。家族は、他に誰かいるの?」
「お母さん。でも、お母さんは、体が弱くて、あまり外に出られないんだ」
少年の顔が、少しだけ曇った。
その時、ふと、庭の隅の紫陽花の植え込みに目がいった。青や紫の花が、重たげに頭を垂れている。その根元。フェンスとの間に、犬一匹がギリギリ通れるくらいの、小さな隙間が空いているのを見つけた。
「ケンタ君、これって…」
「あ…」
俺たちがその隙間に気づいた、まさにその時だった。
「あら、坊やたち。その白いワンちゃん、探してるのかい?」
隣の家の塀から、しわがれた声がした。見ると、人の良さそうなおばあさんが、にこにこと笑っている。
「うちのポチと、さっきからずっと、うちの庭で遊んでるよ」
おばあさんの言葉に、ケンタ君がぱっと顔を輝かせた。
慌ててお隣の庭を覗かせてもらうと、そこには、茶色い柴犬とじゃれ合い、元気に尻尾を振っているシロの姿があった。
「シローーー!!」
ケンタ君が駆け寄ると、シロは嬉しそうに彼の胸に飛びついた。誘拐でも、宇宙人でもなく、ただの脱走だったのだ。
安堵のため息が漏れる。だが、そうなると、ケンタ君が見たという、あの光は一体なんだったのか。
俺たちが首を傾げていると、ケンタ君の家の玄関が、ゆっくりと開いた。
現れたのは、青白い顔をしたが、とても優しそうな顔立ちの、ケンタ君のお母さんだった。
「ケンタ…。シロ、見つかったのね。よかった…」
彼女は、息子と犬の無事な姿を見て、心から安堵したように微笑んだ。そして、少し申し訳なさそうに、俺たちに言った。
「あの…昨日の夜の光のことなんですけど…たぶん、私なんです」
彼女は、一枚のスマートフォンの画面を俺たちに見せた。そこには、ネット通販の購入履歴が。商品の名前は、『特大!七色に光る!パーティー用LEDバルーン』。
「この子が、最近、私が病気であまり外に連れて行ってあげられないから、寂しそうにしてて…。何か、お祭りの代わりに、びっくりさせてあげようと思って…。昨日の夜、あの子に内緒で、庭でこっそり飛ばしたんです。それが、UFOに見えちゃったのね…ごめんなさい」
母親の、静かだが、深い愛情。
寂しい思いをさせている息子のために、何かをしてあげたいという、切実な願い。それが、今回の「ミステリー」の真相だった。
ケンタ君は、真相を知ると、少し照れくさそうに、でも、とても嬉しそうに、お母さんの服の袖をぎゅっと握りしめた。その光景は、真夏の強烈な日差しを和らげるような、優しさに満ちていた。
◇
帰り道。太陽は西に傾き始め、あれほど苛烈だった日差しも、少しだけ優しさを取り戻していた。空は、燃えるようなオレンジ色から、深い藍色へのグラデーションを描き、世界全体が、穏やかなセピア色に染まっていく。昼間の熱気は和らぎ、心地よい夕風が、俺たちの汗ばんだ肌を撫でていった。
「いやー、UFOじゃなくて残念だったな!」
「でも、素敵な親子だったわね」
権田さんと麗華さんが、今日の事件を振り返って笑い合っている。
その、和やかな空気が一変したのは、駅へと続く長い坂道を、ちょうど下りきろうとした時だった。
誰かが、最初に気づいた。「おい、あれ…」と、権田さんが空を指差す。
釣られて全員が空を見上げた。
そこには、信じられない光景が広がっていた。
夕闇が迫る藍色の空に、たった一つ、星ではない、鮮烈な光点が浮かんでいたのだ。
それは、飛行機や、ヘリコプターの光ではない。まるで、凝縮された虹のように、赤、青、緑、黄色と、複雑な色を内包しながら、強く、静かに輝いている。
次の瞬間、その光は、音もなく、凄まじい速度で真横にスライドした。直線的な動きではない。まるで、巨大な筆で、空に線を引いたかのような、滑らかな軌跡。そして、空の一点で、ピタリと、三秒間、静止した。ありえない。物理法則を完全に無視した、その動き。
俺たちは、言葉を失い、ただ、その光景に釘付けになった。
やがて、その光は、一度、ひときわ強く輝きを放つと、まるで空間に溶け込むように、スッと、その姿を消した。
後に残されたのは、いつもの、星が瞬き始めた、静かな夜空だけだった。
「……いまの、なに…?」
麗華さんが、いつもの芝居がかった口調を忘れ、か細い声で呟いた。
「嘘だろ…」
権田さんの顔から、血の気が引いている。
電脳のパソコンからは、何の音も発せられない。おそらく、中の人も、同じように硬直しているのだろう。
俺は、おそるおそる、隣に立つ影山さんを見た。
彼は、空を見上げていなかった。
いつからか、うつむき、自分の手のひらを、じっと見つめていた。
その横顔に浮かんでいたのは、驚きや、興奮ではない。
あの時と同じ。スピーカーから『さみしい』という声を聞いた時と、全く同じ。
どうしようもなく、深い、悲しみの色だった。
田中ケンタ君のミステリーは、母親の優しい愛が生んだ、心温まる勘違いだった。
だが、俺たちは、今、確かに見てしまったのだ。
この世界の法則では説明がつかない、本物の「謎」を。
そして、その謎が、このミステリー研究会のリーダーの、心の最も深い場所と、繋がっていることを。
蝉の声は、いつの間にか止んでいた。
代わりに、ひぐらしの、どこか物悲しい鳴き声が、夕闇に響き渡っていた。
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