25 / 214
二章 冒険者の少女
カナ対ディン
しおりを挟む
ディンさんに向かって走り出した私は一気にその距離を縮めていく。
こんな凄腕の冒険者相手にどう戦えばいいかなんて全く検討もつかない。
でも、ただ突っ立って相手の出方を伺うのは多分得策じゃない……。
なら、ここは攻めるしか無い……っ!
「はっ!」
ディンさんに向けて木剣を振り下ろす……が、涼しい顔をしていとも容易く避けられる。
「やっ!」
木剣を振り下ろした勢いをそのままに体を横に回転させて薙ぎ払いを放つもこれもあっさりと距離を取られ避けられる。
ならこれで……!
「はあっ!」
ならばと突きを繰り出すも横に避けられた。
予想はしていたけど、全然当たらない……。
私の攻撃を木剣で防ぐくらいはするのかと思ったけど、それすらして来ない。
「く……!」
どう攻めればいいのか分からない……。
どこをどう攻撃しても間違いなく避けられる……。
少し攻撃しただけで私とディンさんとの実力差は想像よりも大きいことを痛感させられる。
「中々いい連続攻撃だな、だがもう終わりか?なら今度は俺から行かせてもらうぜっ!」
今度はディンさんが木剣を振り下ろす!
しかし、その剣筋が早すぎて見えない……!
「うぁ……っ!?」
ディンさんの木剣が私の左の鎖骨のあたりを直撃し、当たった所が鉄の胸当てを着ている箇所とは言え、かなりの衝撃と痛みが身体を走る!
木剣が胸当ての金属部分に当たったからまだいいけど、もし胸当てが無ければ一撃で骨が折れていただろう……。
「く……っ!」
木剣が当たった所を右手で抑え、左手で木剣を構える。
「ほう、一撃で倒れなかったのは褒めてやるぜ。俺に一撃でも当てられたらカナの勝ちでいいぜ」
当てられたらって言うけど……、当てられそうな気が全くしない。
「どうした……?来ないのか?ならまた行くぜっ!」
今度は木剣を横に振り払ってくる!
防御……?いや、回避……っ!だめ……!間に合わない……っ!
「ぐあ……っ!!」
今度は木剣が私の右腕に直撃し、腕から鈍い音が聞こえ激痛が走る……!
どうやら右腕が折れてしまったようだ……!
「おいおい……!今の骨折れただろ……っ!?ディンもう少し手加減してやれよ……っ!?カナちゃんも無理せずに今日はこれで辞めておいたほうがいいんじゃないのか……っ!?」
「アルトさん……、私はまだやれます……!それに……、無茶でもしないと強くなれませんよね……?」
アルトさんの言葉に冷や汗を流しながら精一杯の強がりで返すと、折れた自分の右腕に治癒魔法をかける。
折れた骨が治ったかどうかは分からないけど、少なくとも激痛は引いた。
「ま、カナの言うことは尤もだな。ならまだ行くぜっ!」
ディンさんは私の強がりにニヤリと笑みを浮かべると走り出し、突きを繰り出してきた。
避ける……っ!?どこに……!後ろ……?いや横に……っ!
「遅いっ!」
「かは……っ!?」
ディンさんの木剣の突きが私の胸に突き刺さる!
鉄の胸当てを着ていたからダメージは軽減こそされたが、突きの衝撃で後へと突き飛ばされ、地面を転がり仰向けの体制で倒れた。
「う……うぅ……!」
痛む身体に鞭を打ちながらどうにか身体を起こすといつの間にか私のすぐ前にディンさんが立っていた。
「お前は反応速度が遅い。そして、判断も遅い。判断が遅いからなおさら反応も遅くなる。変に頭で考えず、瞬時に判断するんだ。まだ続けるのなら立ってみせろ。それとも、今日はもうおしまいにするか……?」
「いえ……、まだです……!まだやれます……っ!」
どうにか立ち上がると、木剣を上に構えてディンさんへと斬り掛かった。
しかし……。
「ボディががら空きだっ!それでは腹を斬ってくれと言っているものだっ!!」
「ぐは……っ!?」
ディンさんの木剣が私のお腹を直撃する。
剣身による斬り払いなので突きよりはマシだけどそれでも防具がない部分なのでかなりの痛みを感じる。
私は痛みに悶絶しながらお腹を手で抑えていた。
「なぜ攻撃が当たらないのか教えてやろう。それは、カナの攻撃が遅いからだ。攻撃が遅ければ相手にすぐ避けられてしまう。そして、無駄に大振りだ」
「くぅ……、なら……!はあっ!」
スピードが遅いと言うならこれなら……!
私は立ち上がるとディンさんへと飛び掛かったっ!これなら落下速度も加わって少しは早くなるはず……っ!
「甘い!」
「がは……っ!」
しかし、いとも簡単に避けられ、逆に胸当ての背中部分に攻撃を受ける。
そして、その衝撃で前に倒れ込むように地面へと叩きつけられた。
「考え方は悪くはない……が、大振りな攻撃は隙を生むだけだ。それに飛び込み斬りはスピードは早くはなるが、剣筋が読まれやすい」
「はあ……!はあ……っ!」
「どうした?もうおしまいか?無理なら今日はこれで終わりにするが……?」
防具越しに木剣で叩きつけられた背中の所がズキズキと痛む……。
正直に言うともう終わりにしたい。
体中が悲鳴を上げているためこのまま倒れてゆっくりと休みたい……。
しかし、私の負けず嫌いな性格がそれを許してはくれなかった。
木剣を握る手に力を込める……。
今なら隙ができている……!チャンスは……今だっ!
「まだまだ……っ!はあ……っ!!」
残り僅かな力で体を起こし、身体を捻りながら木剣を薙ぎ払った。
「……っと!今のは危なかったぜ……!」
私の放った攻撃はディンさんには当たらなかったが、初めて防御させることは出来た。
「はあ……!はあ……!はあ……っ!初めて……防御させれた……!」
「ああ、中々良い攻撃だ。相手の不意や隙を付くのは重要だ。だが、残念ながら俺には当たらなかったな……」
「直ぐに……当ててみせますよ……っ!」
もう気力しか残っていない……。
立っているのもやっとな筈なのに力が湧いてくる
「はあぁぁぁぁーーーーっ!」
渾身の力を込めてディンさんへと剣を振るった。
「はっ!」
しかし、私の木剣はディンさんの剣によって呆気なく弾き飛ばされてしまった。
「ぐ……あ……っ!」
そして、私はディンさんに鳩尾へ木剣の柄での当身を受け、気を失った……。
◆◆◆
「ん……んぅぅ……。」
あれから何時間経っただろう……、気がつけば冒険者ギルドの私が借りている部屋のベッドの上で寝かされていた。
そして、傷もセーラさんが癒やしてくれたのか、回復してくれていた。
負けた……。
実力差から考えれば当然の結果なのだが、目から涙が滲んでくる。
悔しかった……。
勝てないと分かっていても、まぐれでもいいから一回は当てたかった……っ!
「私は……、ディンさんに勝ちたい……!」
私は闘志を燃やしながら明日へと備えるのだった……。
こんな凄腕の冒険者相手にどう戦えばいいかなんて全く検討もつかない。
でも、ただ突っ立って相手の出方を伺うのは多分得策じゃない……。
なら、ここは攻めるしか無い……っ!
「はっ!」
ディンさんに向けて木剣を振り下ろす……が、涼しい顔をしていとも容易く避けられる。
「やっ!」
木剣を振り下ろした勢いをそのままに体を横に回転させて薙ぎ払いを放つもこれもあっさりと距離を取られ避けられる。
ならこれで……!
「はあっ!」
ならばと突きを繰り出すも横に避けられた。
予想はしていたけど、全然当たらない……。
私の攻撃を木剣で防ぐくらいはするのかと思ったけど、それすらして来ない。
「く……!」
どう攻めればいいのか分からない……。
どこをどう攻撃しても間違いなく避けられる……。
少し攻撃しただけで私とディンさんとの実力差は想像よりも大きいことを痛感させられる。
「中々いい連続攻撃だな、だがもう終わりか?なら今度は俺から行かせてもらうぜっ!」
今度はディンさんが木剣を振り下ろす!
しかし、その剣筋が早すぎて見えない……!
「うぁ……っ!?」
ディンさんの木剣が私の左の鎖骨のあたりを直撃し、当たった所が鉄の胸当てを着ている箇所とは言え、かなりの衝撃と痛みが身体を走る!
木剣が胸当ての金属部分に当たったからまだいいけど、もし胸当てが無ければ一撃で骨が折れていただろう……。
「く……っ!」
木剣が当たった所を右手で抑え、左手で木剣を構える。
「ほう、一撃で倒れなかったのは褒めてやるぜ。俺に一撃でも当てられたらカナの勝ちでいいぜ」
当てられたらって言うけど……、当てられそうな気が全くしない。
「どうした……?来ないのか?ならまた行くぜっ!」
今度は木剣を横に振り払ってくる!
防御……?いや、回避……っ!だめ……!間に合わない……っ!
「ぐあ……っ!!」
今度は木剣が私の右腕に直撃し、腕から鈍い音が聞こえ激痛が走る……!
どうやら右腕が折れてしまったようだ……!
「おいおい……!今の骨折れただろ……っ!?ディンもう少し手加減してやれよ……っ!?カナちゃんも無理せずに今日はこれで辞めておいたほうがいいんじゃないのか……っ!?」
「アルトさん……、私はまだやれます……!それに……、無茶でもしないと強くなれませんよね……?」
アルトさんの言葉に冷や汗を流しながら精一杯の強がりで返すと、折れた自分の右腕に治癒魔法をかける。
折れた骨が治ったかどうかは分からないけど、少なくとも激痛は引いた。
「ま、カナの言うことは尤もだな。ならまだ行くぜっ!」
ディンさんは私の強がりにニヤリと笑みを浮かべると走り出し、突きを繰り出してきた。
避ける……っ!?どこに……!後ろ……?いや横に……っ!
「遅いっ!」
「かは……っ!?」
ディンさんの木剣の突きが私の胸に突き刺さる!
鉄の胸当てを着ていたからダメージは軽減こそされたが、突きの衝撃で後へと突き飛ばされ、地面を転がり仰向けの体制で倒れた。
「う……うぅ……!」
痛む身体に鞭を打ちながらどうにか身体を起こすといつの間にか私のすぐ前にディンさんが立っていた。
「お前は反応速度が遅い。そして、判断も遅い。判断が遅いからなおさら反応も遅くなる。変に頭で考えず、瞬時に判断するんだ。まだ続けるのなら立ってみせろ。それとも、今日はもうおしまいにするか……?」
「いえ……、まだです……!まだやれます……っ!」
どうにか立ち上がると、木剣を上に構えてディンさんへと斬り掛かった。
しかし……。
「ボディががら空きだっ!それでは腹を斬ってくれと言っているものだっ!!」
「ぐは……っ!?」
ディンさんの木剣が私のお腹を直撃する。
剣身による斬り払いなので突きよりはマシだけどそれでも防具がない部分なのでかなりの痛みを感じる。
私は痛みに悶絶しながらお腹を手で抑えていた。
「なぜ攻撃が当たらないのか教えてやろう。それは、カナの攻撃が遅いからだ。攻撃が遅ければ相手にすぐ避けられてしまう。そして、無駄に大振りだ」
「くぅ……、なら……!はあっ!」
スピードが遅いと言うならこれなら……!
私は立ち上がるとディンさんへと飛び掛かったっ!これなら落下速度も加わって少しは早くなるはず……っ!
「甘い!」
「がは……っ!」
しかし、いとも簡単に避けられ、逆に胸当ての背中部分に攻撃を受ける。
そして、その衝撃で前に倒れ込むように地面へと叩きつけられた。
「考え方は悪くはない……が、大振りな攻撃は隙を生むだけだ。それに飛び込み斬りはスピードは早くはなるが、剣筋が読まれやすい」
「はあ……!はあ……っ!」
「どうした?もうおしまいか?無理なら今日はこれで終わりにするが……?」
防具越しに木剣で叩きつけられた背中の所がズキズキと痛む……。
正直に言うともう終わりにしたい。
体中が悲鳴を上げているためこのまま倒れてゆっくりと休みたい……。
しかし、私の負けず嫌いな性格がそれを許してはくれなかった。
木剣を握る手に力を込める……。
今なら隙ができている……!チャンスは……今だっ!
「まだまだ……っ!はあ……っ!!」
残り僅かな力で体を起こし、身体を捻りながら木剣を薙ぎ払った。
「……っと!今のは危なかったぜ……!」
私の放った攻撃はディンさんには当たらなかったが、初めて防御させることは出来た。
「はあ……!はあ……!はあ……っ!初めて……防御させれた……!」
「ああ、中々良い攻撃だ。相手の不意や隙を付くのは重要だ。だが、残念ながら俺には当たらなかったな……」
「直ぐに……当ててみせますよ……っ!」
もう気力しか残っていない……。
立っているのもやっとな筈なのに力が湧いてくる
「はあぁぁぁぁーーーーっ!」
渾身の力を込めてディンさんへと剣を振るった。
「はっ!」
しかし、私の木剣はディンさんの剣によって呆気なく弾き飛ばされてしまった。
「ぐ……あ……っ!」
そして、私はディンさんに鳩尾へ木剣の柄での当身を受け、気を失った……。
◆◆◆
「ん……んぅぅ……。」
あれから何時間経っただろう……、気がつけば冒険者ギルドの私が借りている部屋のベッドの上で寝かされていた。
そして、傷もセーラさんが癒やしてくれたのか、回復してくれていた。
負けた……。
実力差から考えれば当然の結果なのだが、目から涙が滲んでくる。
悔しかった……。
勝てないと分かっていても、まぐれでもいいから一回は当てたかった……っ!
「私は……、ディンさんに勝ちたい……!」
私は闘志を燃やしながら明日へと備えるのだった……。
197
あなたにおすすめの小説
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる