罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語

ノン・タロー

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瀬玲奈の章 ギャル気質なガールフレンド

早乙女さんとのゲーセンデート?

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 放課後、通学用のリュックを背負って帰ろうとすると、早乙女さんが僕の方に駆け寄ってくる。

「御堂君!よかったらウチと一緒に帰らん?」

「うん、いいよ」

 僕は早乙女さんの突然の誘いに少し驚くも、すぐに笑みを浮かべて返すと、彼女の顔がぱっと華やいで、満面の笑みを浮かべる。

「御堂君ありがと~!ねね、帰りに遊びに行くっしょ!」

「いいけど、どこに行くの?」

「遊びに行くなら、やっぱゲーセンっしょ!ウチ、ゲーム得意なんだよね!」

「早乙女さんってどんなゲームが好きなの?」

 僕は早乙女さんに問うと、彼女は目を輝かせて見つめてくる。

「ウチ、シューティングとか格ゲー系、マジで得意なんだよね~♪特にガンシューティング系は負けなし!御堂君にも絶対勝っちゃう自信あるよ~!」

 夕日に照らされた廊下で嬉しそうに両手を広げながら、早乙女さんは得意げに笑う。
 彼女の茶髪が光を反射して綺麗に輝き、僕は思わず見惚れてしまう。

「僕も少しはゲームに自信があるんだ、だから早乙女さんにも負けないよ!」

 早乙女さんは僕の言葉に興奮してか少し近寄ってくる。
 すると彼女の茶髪からふわっと甘い匂いが鼻先をくすぐって、思わず顔が熱くなる。

「マジで!?御堂君ゲーム得意なんだ!超楽しみじゃん~♪ 帰り早速ゲーセン勝負、負けたらジュース奢りだからね!」

「いいよ、なんならジャンルは早乙女さんが決めていいよ」

「マジで言ってんの!?じゃあ…ガンシューティングで勝負しようよ!ウチの本気見せちゃうから♪」

「望むところだよ!」

 僕は目を輝かせて笑う早乙女さんと一緒に商店街にあるゲームセンターに向かう。


 ◆◆◆


 商店街のゲームセンターにやってきた僕たちは早速ガンシューティングゲームの機械にお金を入れ、2人プレイを選択する。

「よーし、絶対負けないからね!御堂くん、覚悟しといてよ~。ウチの華麗な射撃テクニック見せつけちゃうから!」

 ゲーム開始早々早乙女さんは1P側の銃を構えると、向かってくるゾンビを次々と倒していく。
 そのたびに彼女の方にポイントが入っていく。

(ウソ……っ!?早乙女さんってこんなに上手いの……っ!?)

 銃は装弾数6発のリボルバータイプ。
 早乙女さんは一体のゾンビに全弾撃ち込み、すぐにリロードを行う。
 その動きに、無駄も迷いもなかった。

「へへ~♪ どう?ウチ結構やり込んでるんだよね~。御堂くん、もっと本気出していいよ!」

 茶髪を揺らし、額に少し汗をかきながらも自信に満ちた笑みを浮かべ、銃を構える姿勢が堂に入っている。

「くそ……!」

 僕も2P側の銃を構えるとゾンビを倒していくと、早乙女さんは笑みを浮かべて僕に顔を向ける。

「へぇ~、御堂君も中々やるじゃん!でも、ウチ負けないかんね~!」

 早乙女さんは再び銃を構え、画面に目を向けると現れてくるゾンビを倒していく。

 と、その時早乙女さんが撃ち漏らしたゾンビが向かってくる!

「危ない!」

 僕は銃を構えるとそのゾンビを倒した。
 
「うわ……!ありがと、御堂くん!マジ助かった~。やっぱ一人じゃ限界あるよね~。協力プレイとか超アツいんだけど!」

 彼女は笑いながら、自然と僕の方に体を寄せてくる。
 肩が触れた瞬間、心臓が跳ねた。

 ゲームの光に透けた髪が、まるでゲームの中のヒロインのようにも見え、僕は思わず目が離せなかった。

 そして……。

「よっし!ウチの勝ちっしょ!」

 早乙女さんとの協力プレイでゲームは全クリ出来た。 
 ……が、点数は彼女のほうが圧倒的に上だった。

「早乙女さん、本当にゲーム上手いね」

 その圧倒的な得点差に悔しさはなく、逆に清々しい気すらする。

「えへへ~、ありがと~!」

 早乙女さんは笑顔で銃を持ったままガッツポーズを取ると、僕の方へと手を挙げる。

「えっと……」

 僕は意味が分からず困惑していると、早乙女さんは不機嫌そうに頬を膨らませる。

「もう……!御堂君ノリ悪い~!こういう時はハイタッチっしょ!」

「そういうものなの……?」

「そういうものなの!はい、イェ~イ!」

「い……いえ~い」

 ハイテンションな早乙女さんとは対照的に、僕はやや戸惑いながら彼女とハイタッチをする。

(……なんだろう、この感じ。手のひらが、まだ少し熱い)

 僕の手が早乙女さんの手に触れた瞬間、ハイタッチの衝撃とは違うじんわりとした熱が手のひらに残っている感じがして、思わずドキっとしてしまった。
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