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CH17 解放

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「なんだ、お前らっ!?」

警察官が身を起こして叫び、男達を睨む。

「お楽しみのところ悪いな、、、」

先頭に立った体格の良い男は、警察官が睨み付けるのにも動じず、静かに言う。

「こそこそとサウナで安売りしてるカスは、お前か?」

低く威圧感のある声で先頭の男が言う。

「相当、アコギな真似をしているようじゃないか、苦情が届いていてな、、、一度、挨拶をしなきゃと思っていたところに、今日は、ウチの衆にタダ働きさせたそうじゃないか、、、」

警察官の顔が強張り、青ざめていく。

「ゆっくり話したいと思って、今日は迎えに来た」

警察官の身体が震え出す。

元警察官だけあって、自分のやったことの重さ、裏社会のショバ荒らしをした者の末路に関しては、知り抜いているのだろう。

素っ裸のまま、いきなり土下座をする。

「すまない、許してくれ、もうしない」

みっともない姿だ。

ベッドの上に拘束されたままの彼は、横目で幻滅と共にその様子を見ている。

「何を勘違いしてるんだ?ゆっくりと話すだけだ」

先頭の男はそう言うと、顎で背後の男達に合図する。

彼らの手にはロープや、布が握られている。

スッと警察官の脇に進むと、手際よく、床に付かれた両腕を後ろ手にして縛り、大声を出しかけた口に丸めた布を突っ込み、暴れかけた両足首を縛り、後ろ手に縛られた両腕のロープと結び荷物のように拘束する。

そして、最後に控えた男が大きな寝袋を開き、警察官の丸められた身体をそこに押し込み、チャックを閉める。

瞬く間に蠢く一個の布で覆われたものが出来上がった。

「コイツはどうしますか?」

背後の男が彼を見ながら問う。

先頭の男が拘束された彼を見下ろす。

「なかなか、良い若者だな、、、」

近より口からブリーフを抜く。

彼は、先頭の男を見上げるだけだ。

目に怯えはない。

「度胸が座ってるな」

男はジャケットの内ポケットから飛び出しナイフを取りだし、彼を拘束する結束バンドをプチプチと切る。

拘束を解かれた彼は、身を起こす。

男は彼の顎に手を当て、ずうっと頬を撫でた。

目の前に現れた体格の良い堅気とは思えない男。

狂暴なオーラ。

彼の目に濡れた光が宿るのを男は驚きの目で見た。

「お前も来い。抵抗しなければ拘束はしない」

彼は、コクンと頷く。

そして発した言葉に狂暴そうな男の顔が綻ぶ。

「トイレ?トイレか?さっさと行ってこい」

長時間、拘束され、膀胱がはち切れそうだった彼は、男達の横をすり抜け、便所に飛び込んだ。
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みんなの感想(2件)

🇦🇲.ysk.🇦🇲

何度読んでもエロくて最高ですねす

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2022.01.09 ユーザー名の登録がありません

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1 / 5

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