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生徒に捧げる倫理〜水沢・露出調教
水沢隼人 忍び寄る影
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学園長が借りてくれた寮は、学園から近かった。
こじんまりと学園都市。
駅を中心に放射状に道が走り、商店街、公園、警察署が配置され、一番奥に学園がある。
その後ろは雑木林となり、なだらかに山に続く。
山はゆったりとその学園都市を取り囲む。
世間から隔絶されたような街。
水沢隼人は、そこでの生活に満足していた。
いつも通り早起きをして、学園に徒歩で向かう。
早朝のランニングの余韻の疲れが心地よい。
人通りの少ない道を行き、白亜の西洋風建築の校舎に入る。
校門から花壇の間を通り、新校舎に至る。
広い校庭はその裏に位置し、その向こうに古い立ち入り禁止の旧校舎がある。
水沢はいつものように教員室の自分の席を目指す。
ん?
机の上に封筒が置いてある。
なんだ?
水沢隼人殿という表書き。
裏に差出人の名はない。
ご丁寧に蝋での封印がしてある。
元ボクサーの野生の勘だろうか、、、水沢は、嫌な予感に心臓を強く掴まれた。
だが、その正体は分からない。
彼は周囲に誰もいないことを確認し、震える手で封筒の封を破った。
写真?
指で取り出す。
ッ!
ッッ!!!
「ウグッ!」
思わず声を上げてしまった。
それは、スマートフォンのスクリーンショットを印刷したような画像だった。
画像は鮮明だった。
映っているのは、ガッチリとした胸板と、腹筋の割れ目、そして、その下には、勃起した股間、それを握りしめる手、、、
斜め上からの俯瞰の構図、、、
水沢は息を呑み、手が震える。
こ、これは、、、、
封筒から出てきたのは、数葉の光沢のある写真。
それを見た瞬間、水沢の息は完全に止まった。
一枚目、肉色の物体が大きく写っている。
顔は映っていない。
が、床に脱ぎ捨てられた短パンは水沢の愛用しているものだった。
端に映る縄跳びも、、、
地下室の画像だ。
二枚目、、、
大きく足を開け、ガニ股となり、下半身の屹立した肉棒を掴み、快楽の苦悶に顔を歪ませている隼人、、、
誰かが見ていた、、、
学内での自慰行為がバレた、、、
血の気が引いていく。
周囲を見回す。
朝早くで、二、三人しかいない教師は、皆、自分の机に向かっており、水沢には注意を向けていない。
だ、誰だ、、、誰が、あの最中の俺を、、、!
心臓が激しいパンチを受けたかのように脈打ち、バクバクとなり、痛い。
恐怖と羞恥が全身の血を凍らせる。
て、天窓っ!
水沢は己の迂闊さを責める。
あの地下室には天窓があった。
電灯をつけなくても、明かり取りの天窓からうっすらと差し込む光で中が見えた。
汚れて外の景色なんか見えずに、油断していた。
甘かった。
俺が甘かった。
なぜ、あの天窓を塞ぐと考えなかったのだろう。
いや、何よりも、倫理の教師のくせに、学内で自慰行為に耽ってしまったのだろう。
あの時、誰もいないと信じていた。
隼人は、激しい恐怖と混乱に襲われる。
誰が送ってきた?生徒か?同僚か?それとも学園の外部の人間か?
差出人が分からない。
考えても考えても誰か思い当たらない。
そして、 自分だけの聖域と思っていた地下室が何者かに侵され、最もプライベートな行為を盗撮されたことで、隼人は今この瞬間も、誰かに監視されているのではないかという恐怖に襲われる。
倫理教師が学内で自慰行為をしていたという事実はもしバラされたら、彼にとって社会的な死にも等しい。
ボクサーの道を諦め、教師として歩み出した自分。
その道が閉ざされる、、、
ど、どうすればいい?
相談しようにも、誰に相談すればいい?
写真を取り戻そうにも、相手が分からなければ回収する術もない、、、
袋小路、、、
自身が追い込まれたのを感じる。
あぁ、俺はなんてことをしてしまったんだ、、、
激しい自己嫌悪が湧き上がる。
教員室のドアが開き、同僚が出勤してくる。
隼人は、音に過敏に反応してしまう。
写真をスーツの内ポケットに押し込む。
心臓は喉元で激しく脈打ち、彼はこそこそと教員室を後にした。
全身が冷たい汗で濡れる。
表情は青ざめている。
彼の思考は、誰が撮ったのか、、、この写真をどうやったら回収できるのか、、、なぜ学内で、理性を失ってしまったのか、、、混乱で錯乱状態になる。
水沢が最初に向かったのは、旧校舎の地下室だった。
今になっては聖域ではなく、牢獄のようにも思える場所、、、
しかし、一人で落ち着くには、そこしか思い浮かばなかった。
もしかしたら、犯人の正体を知る手がかりが残されていないか藁をも掴む思いも手伝った。
地下室の扉を開ける。
水沢は、まず写真のアングルから壁の上を見上げる。
天窓、、、
あ、あそこだ、、、
一枚だけガラスのホコリが外から取られ、不自然に開いている。
あそこから撮られたのか、、、
だが、それ以外に手がかりとなるようなものはなく、隼人の混乱と焦燥はピークに達した。
封筒の中には写真だけ。
メッセージはない。
何を意図しているのか、、、
ただ時が過ぎるのを待つしかないのか、、、
隼人は焦燥の中、極限の無力感に囚われる。
写真を送りつけてきた者が、次にどのような命令を下すのか、ただ恐怖に怯えるしかない。
こじんまりと学園都市。
駅を中心に放射状に道が走り、商店街、公園、警察署が配置され、一番奥に学園がある。
その後ろは雑木林となり、なだらかに山に続く。
山はゆったりとその学園都市を取り囲む。
世間から隔絶されたような街。
水沢隼人は、そこでの生活に満足していた。
いつも通り早起きをして、学園に徒歩で向かう。
早朝のランニングの余韻の疲れが心地よい。
人通りの少ない道を行き、白亜の西洋風建築の校舎に入る。
校門から花壇の間を通り、新校舎に至る。
広い校庭はその裏に位置し、その向こうに古い立ち入り禁止の旧校舎がある。
水沢はいつものように教員室の自分の席を目指す。
ん?
机の上に封筒が置いてある。
なんだ?
水沢隼人殿という表書き。
裏に差出人の名はない。
ご丁寧に蝋での封印がしてある。
元ボクサーの野生の勘だろうか、、、水沢は、嫌な予感に心臓を強く掴まれた。
だが、その正体は分からない。
彼は周囲に誰もいないことを確認し、震える手で封筒の封を破った。
写真?
指で取り出す。
ッ!
ッッ!!!
「ウグッ!」
思わず声を上げてしまった。
それは、スマートフォンのスクリーンショットを印刷したような画像だった。
画像は鮮明だった。
映っているのは、ガッチリとした胸板と、腹筋の割れ目、そして、その下には、勃起した股間、それを握りしめる手、、、
斜め上からの俯瞰の構図、、、
水沢は息を呑み、手が震える。
こ、これは、、、、
封筒から出てきたのは、数葉の光沢のある写真。
それを見た瞬間、水沢の息は完全に止まった。
一枚目、肉色の物体が大きく写っている。
顔は映っていない。
が、床に脱ぎ捨てられた短パンは水沢の愛用しているものだった。
端に映る縄跳びも、、、
地下室の画像だ。
二枚目、、、
大きく足を開け、ガニ股となり、下半身の屹立した肉棒を掴み、快楽の苦悶に顔を歪ませている隼人、、、
誰かが見ていた、、、
学内での自慰行為がバレた、、、
血の気が引いていく。
周囲を見回す。
朝早くで、二、三人しかいない教師は、皆、自分の机に向かっており、水沢には注意を向けていない。
だ、誰だ、、、誰が、あの最中の俺を、、、!
心臓が激しいパンチを受けたかのように脈打ち、バクバクとなり、痛い。
恐怖と羞恥が全身の血を凍らせる。
て、天窓っ!
水沢は己の迂闊さを責める。
あの地下室には天窓があった。
電灯をつけなくても、明かり取りの天窓からうっすらと差し込む光で中が見えた。
汚れて外の景色なんか見えずに、油断していた。
甘かった。
俺が甘かった。
なぜ、あの天窓を塞ぐと考えなかったのだろう。
いや、何よりも、倫理の教師のくせに、学内で自慰行為に耽ってしまったのだろう。
あの時、誰もいないと信じていた。
隼人は、激しい恐怖と混乱に襲われる。
誰が送ってきた?生徒か?同僚か?それとも学園の外部の人間か?
差出人が分からない。
考えても考えても誰か思い当たらない。
そして、 自分だけの聖域と思っていた地下室が何者かに侵され、最もプライベートな行為を盗撮されたことで、隼人は今この瞬間も、誰かに監視されているのではないかという恐怖に襲われる。
倫理教師が学内で自慰行為をしていたという事実はもしバラされたら、彼にとって社会的な死にも等しい。
ボクサーの道を諦め、教師として歩み出した自分。
その道が閉ざされる、、、
ど、どうすればいい?
相談しようにも、誰に相談すればいい?
写真を取り戻そうにも、相手が分からなければ回収する術もない、、、
袋小路、、、
自身が追い込まれたのを感じる。
あぁ、俺はなんてことをしてしまったんだ、、、
激しい自己嫌悪が湧き上がる。
教員室のドアが開き、同僚が出勤してくる。
隼人は、音に過敏に反応してしまう。
写真をスーツの内ポケットに押し込む。
心臓は喉元で激しく脈打ち、彼はこそこそと教員室を後にした。
全身が冷たい汗で濡れる。
表情は青ざめている。
彼の思考は、誰が撮ったのか、、、この写真をどうやったら回収できるのか、、、なぜ学内で、理性を失ってしまったのか、、、混乱で錯乱状態になる。
水沢が最初に向かったのは、旧校舎の地下室だった。
今になっては聖域ではなく、牢獄のようにも思える場所、、、
しかし、一人で落ち着くには、そこしか思い浮かばなかった。
もしかしたら、犯人の正体を知る手がかりが残されていないか藁をも掴む思いも手伝った。
地下室の扉を開ける。
水沢は、まず写真のアングルから壁の上を見上げる。
天窓、、、
あ、あそこだ、、、
一枚だけガラスのホコリが外から取られ、不自然に開いている。
あそこから撮られたのか、、、
だが、それ以外に手がかりとなるようなものはなく、隼人の混乱と焦燥はピークに達した。
封筒の中には写真だけ。
メッセージはない。
何を意図しているのか、、、
ただ時が過ぎるのを待つしかないのか、、、
隼人は焦燥の中、極限の無力感に囚われる。
写真を送りつけてきた者が、次にどのような命令を下すのか、ただ恐怖に怯えるしかない。
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