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ファースト・トライアルミッション
超高速砲撃戦
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……『ディファイアント』……
補給支援部長のマレット・フェントンと副部長のナレン・シャンカー……生活環境支援部長のミーシャ・ハーレイと副部長のヘザー・フィネッセー……この4人が艦長控室に入る。
キャビネットを開けて、オーヴァー・ヘッドセット・マウント・テクニカル・ディスプレイズド・ヴァイザーを持ち得る限りに取り出し、ブリッジ・スタッフに渡して回る……皆直ぐに起動して頭に装着し、OSとアプリの調整に掛かる。
「……各ヘッドセット・ヴァイザーにはそれぞれターゲット・スキャナーとトリガーを配備! 加えてそれぞれに、個別各ビーム砲身の制御権及びコントロール・メソッドとパワー・チャージャーも配備! 」
エドナ・ラティスが報告した。
「……皆、それぞれにOSやアプリの処理速度・反応速度は自分に合うように調整してくれ……無理はするな……操作・照準・狙撃については、それぞれに一任する……撃てると思ったら、撃っていい……私とエマが観る3Dチャートは、全く同一のもので…同一の視点とする……リーア……エンジンの基本制御をエマに渡してくれ……シールドのアップ・ダウンは君に任せる……アリシア……フロントとリアのミサイルは共に全菅装填……敵艦と擦れ違ったら、全弾放出してくれ……シエナ……第3戦闘ラインの内側に入ったら、最速でタウンロード……この敵艦は間違いなくこれまでで最強だ……例え敗けても後悔はない……全クルーのひとりひとりに対して、最大限に感謝する……それじゃ行こうか……コンピューター…ライブラリィ・データベースにアクセス……」
【…アクセス…】
「……楽曲名…『ゾルトラーク-エヴァン・コール』…ヴォリューム7にて、艦内及びゲーム・フィールド全域に向け…本艦からの通常リピート再生発信でスタンバイ…」
【…スタンバイ…】
「…行こう! 両舷全速発進! 回頭左180° ! 敵艦に対してインターセプト・コース! コースに乗ったらセカンド・スピードへ!……コンピューター、再生開始……」
「…ハイ!! 」
「……エマ! 今マークした岩塊3個の裏側を走れ! それで敵艦の出方を観る! 」
「…了解! 」
『ディファイアント』はもんどり打つように、決意の発進を観せる……青白い噴射炎を艦体全長の2倍程にまで噴き放ち、急速に全速左回頭を掛けた。
……『ラグーン・メリディウス』……
「……やはり来るわね『ディファイアント』……パターンA5で発進……いつもながら選曲センスが光るわね、アドルさん……ますます会って、吞みたくなるわ……今回、花は持たせますけどね……タダじゃ終わらせませんわよ……」
……『ディファイアント』……
キャプテン・シートに座りながら…手許にまで引き寄せた3Dチャートの複製の中に右手を入れ、人差し指でなぞってコースを入力する。
「……取り敢えず、このコースで行こう……エマ……途中でコースを変える可能性は高い……承知していてくれ……」
「…分かりました…」
「……これより口頭音声での遣り取りは停止する! 全員のヴァイザーでひとつの3Dチャートを共有し、指示は全てペルスペクティブ・ライン・オブ・サイト・フォーカス・コントロールで行う! 全員がターゲット・スキャナーとトリガーを持っているから、撃てると感じたら撃て! 私が出す指示は、加速・減速・8方位への転舵・前進・後退・90° 回頭・180° 回頭だ! それぞれの出力・速度・角度については、パイロット・チームと機関部に一任する! 」
そう言い終えて直ぐ、自分の反応態勢をハイパー・モードに引き上げる……作業をする訳ではないから、心身に負担は掛からない。
4秒後に敵艦発砲のサインがヴァイザーの中で閃めく……既に3Dチャートを自分と重ね合わせていたから、エマに取舵とダウンピッチを……リーアに加速の指示を0.3秒で出した。
その3秒後に6本のビームが『ディファイアント』の右舷前部を掠める。
(…もっと速く動かないとやられる…)
全員がそう感じ取った。
『…8秒前進…面舵・アップピッチ…4秒後に1番・2番発射…ダウンピッチ20° 全速10秒…』
……『ラグーン・メリディウス』……
「……反応が早くなった……やるわね、アドルさん……」
直後、6本のビームが『ラグーン・メリディウス』…左舷センター・サイドを掠める。
「…! モード・アップ3! ノット! 4! ベータ・G・4・J・7! オープンファイヤ! セブンセカンズ! 」
……『ディファイアント』……
『…転舵レフトダウン…5秒で6番・8番発射…転舵ライトアップ…6秒で4番・5番発射…転舵センター…全速前進…』
……『ラグーン・メリディウス』……
「…デルタ・Q・5・M・9! ウッ! 右舷後部……読まれてる? ……A・1・C・8! この間合いじゃ消耗戦だわ…何とか…! …アルファ・E・シータ・F・8・H! 6.5セカンズ・ファイヤ! 」
……『ディファイアント』……
『…一点回頭ライトアップ45° …1番から4番とヴァリアント…偏差12…7秒で斉射…』
『ラグーン・メリディウス』がダウンピッチ22° で大型岩塊の右側面から入り、通過と同時に左舷に旋回させていた1番・2番・6番を斉射したが、通過のタイミングを見越した『ディファイアント』がそれより先に、4砲塔とハイパー・ヴァリアントを集中斉射した。
……『ラグーン・メリディウス』……
「…!! Z・Q・C・アルファ・9! 全速! …左舷艦首と艦尾……5番砲塔が損壊……完全に読まれてる……モード・アップ5! イオタ・S・8・T・4! 全速9秒! 421マーク795 連続斉射! 撃ったらレフト・ターン25° ! 全速! 」
……『ディファイアント』……
『…フロント・レフトダウン、バック・ライトアップ…両舷アップサイド・スラスター、2ステップ! 』
そう指示して3秒で、6条のビームが2斉射で『ディファイアント』の右舷艦首上部を掠めた。
(…これ以上詰めたら避け切れずにかなりの深傷を喰らう……かと言ってこの間合いでは消耗戦だ……ケリを付けるなら攻撃しながらもっとトリッキーに動くか…それとも……)
『…アップ・ワンステップ…ライトサイド・2ステップ…急速面舵25° ! 全速8秒…ダウン・2ステップ…前部主砲照準…艦首ライトアップ…艦尾レフトダウン…ダウン・ワンステップ…レフトサイド・2ステップ…発射! 』
トリッキーなステップワークで『ラグーン・メリディウス』からの3連斉射を掻い潜りながら…主砲1番から4番までで集中連続斉射し、『ラグーン・メリディウス』左舷前部ダウンサイドに小・中破の損害を与えた。
……『ラグーン・メリディウス』……
「…ウッ! シールドアップ! ライトターン40! 全速! ダウンピッチ5! 7秒! アップサイド・ダッシュ! レフト・ダウンターン10! 10秒! ダウンサイド2ダッシュ! ……これ以上時間を掛けられない……どうすれば……やるしかないわね! 急速回頭レフト・ダウンターン28! シールドダウン! 両舷全速発進! 1番から4番照準! 両舷センターサイド2ダッシュを5秒ごと交互に実施! ワンサイクルで斉射! 」
……『ディファイアント』……
『……やはりそうくるか……右舷センターサイド2ステップ! 前部主砲照準! 撃ち合いになるぞ! 』
直後、8条のビームが右舷ダウンサイドを掠める。
『…発射! 続いて2ステップでのインフィニティサークル・ステップワーク開始! 照準を外すな! 5秒ごとに斉射! 』
『ラグーン・メリディウス』は突撃しながら、両サイドで交互にステップ2ダッシュを掛けつつ、連続狙撃斉射を敢行する。
『ディファイアント』は応じてこちらからも接近しながら、2ステップごとの∞サークル・ステップワークでビームを回避しつつ、カウンターショットで連続狙撃斉射する。
両艦は撃ち合いながら見る見る内に相対距離を縮め、20秒でお互いが第3戦闘ラインの内側に入った。
ヴァイザーを通じて両艦がすれ違う7秒前にリアミサイル8基を放出するよう、アリシアに指示した。
だがもうそろそろキツい……やはり∞サークル・ステップワークでも、砲撃を躱し切れずに受ける損傷が少しずつ深くなっていく。
ハイパー・モードで今の回避操艦パターン・プログラムを、もっと複雑でドラスティックな回避モード・パターンに…少々強引に書き込んで作り変えた。
具体的にはインフィニティ・サークルステップを続けながら…更に大きな円環を描く、回避モード・パターンだ……これで直撃被弾率はグッと下がった。
……『ラグーン・メリディウス』……
「……! 何よ、あの回避パターンは? この時間でプログラムを書き換えたの? アドルさん、あなたは……モードアップ6! いや、7! 私だってタダじゃ敗けられないのよ!! 」
更にパワーを上げて、激しく両サイドでの交互ステップ2ダッシュを掛けつつ砲撃を連続で集中させるが…『ディファイアント』の新しい回避モード・パターンでは…時折に掠めさせるぐらいだ。
お互いにもう自動で相手艦のデータをダウンロードしているが、読んでいる暇は無い……相対距離は既に第2戦闘距離を割り込み、砲撃の応酬は更に激しさを増す……『ラグーン・メリディウス』のビームが『ディファイアント』の左舷センターサイドを小破させ…『ディファイアント』のビームとハイパー・ヴァリアントの炸裂徹甲弾が…『ラグーン・メリディウス』の右舷アップサイドと左舷ダウンサイドに深い損傷を与える……ここで相対距離が第1戦闘距離を割った。
……『ディファイアント』……
『…真正面衝突コース! 集中3連斉射! リアミサイル放出! シールドアップ! 取舵2° ! 』
『ディファイアント』の1番から4番砲塔と、ハイパー・ヴァリアントから放たれた炸裂徹甲弾が『ラグーン・メリディウス』の艦首右舷ミサイル発射管と、主砲1番砲塔を破壊して…徹甲弾は艦首から突入して跳ね回り、炸裂して内部構造を引き裂いた。
……『ラグーン・メリディウス』……
「…スピードアップ・フルパワー! 砲撃しながら突破! 」
ついに両艦は、砲撃を応酬しながらすれ違う。
……『ディファイアント』……
『…主砲6番から8番、ミサイルを撃て! 』
『ディファイアント』後部3砲塔からのビームが放出した8基のミサイル群を捉えて爆発させ、ジャストタイミングでミサイル群の中に居た『ラグーン・メリディウス』に周辺至近から爆圧を集中させる……激しい爆圧に弾き出された『ラグーン・メリディウス』が艦体を縦に1回転…2回転させる。
『…最速回頭! 反転急速接近! 』
……『ラグーン・メリディウス』……
「…今の爆発は何?! 急速姿勢制御! 『ディファイアント』はどこ?! 」
さすがに姿勢制御用スラスターを上手く使い、可及的速やかに艦体の回転を止めたのだが…その時、『ラグーン・メリディウス』両舷のセンターサイド・スラスターと艦首右舷のアップサイド・スラスターと艦尾左舷のダウンサイド・スラスターが、『ディファイアント』主砲からの攻撃で破壊された……センサー表示では…艦首正面1200mの位置で『ディファイアント』が艦首をこちらに向けている。
「……損傷率…38%……離脱オプション無し……反撃オプション無し……これまで…だわね……これではっきりしたわ……1対1で『ディファイアント』が敗ける事は……もうない……」
……『ディファイアント』……
まだヴァイザーは装着していたが、口に出して言った。
「……『ラグーン・メリディウス』……ルミア・ユン・ルート艦長……不思議な艦だな……」
ヴァイザーの中でサインが閃き、敵艦が降伏の信号弾を発射したと表示した……思わず顔を上げて目視でも確認する。
「……全員……ヴァイザーを外しても良い……」
言ってからヴァイザーのパワーを切って頭から外す……ビューワ越しに観ても相手艦の損傷は深い……だがパワーラインへのダメージは、それ程でもないようだ。
カリーナが報告した。
「……艦長……相手艦のエンジンが停止……主砲身も最大仰角です……」
「……うん……降伏の意思表示・表明は確認した……シエナ副長……戦闘配置解除…第2警戒配置へ……カリーナ……推進本部に向けて一次報告を頼む……」
「…了解…」
「……分かりました……」
更にシエナ副長が訊いた。
「……艦長……さっき、不思議な艦だと言われましたね? 」
「……うん? ああ…シエナ副長……ダウンロード・データには、スタッフメンバーについても列挙されているんだけど……何だか妙に人の気配が薄い艦だと思ってね……何だかまるで……たった1人で動かしている様な感じがしていたんだよ……妙なものだけどね……」
「……艦長……推進本部から着信しました……セカンド・ステージの終結を承認……本艦に付与される経験値は7000……授与される賞金は4000万……休憩時間は160分です……」
「……ありがとう、カリーナ…了解したよ……経験値は通例通り、20項目に亘る等配分で付与を頼む……賞金のプールはハル参謀に一任する……じゃあ…『ラグーン・メリディウス』に対して、回線の接続を要請してくれ……」
「…分かりました…」
……『ラグーン・メリディウス』……
回線接続要請のサインが閃いているが…ルミア・ユン・ルート艦長は身じろぎもせずに、深く沈思しているようだ。
……『ディファイアント』……
「……先方は接続要請に応えません……無視しているようです……」
私は怪訝な表情で首をちょっと捻ってから言った。
「……発光信号で相手艦に向けて送信……『当艦には、貴艦の損傷修理を支援する用意あり……是非とも検討されたい』……」
「……送信します……」
リーア・ミスタンテ機関部長が応えた……そのまま待ったが…3分間が経過しても、応答は無かった。
「……どうも……交流の苦手な艦長らしい……無理に話をする訳にもいかないし……そっとして置くとしよう……エンジン始動……発進・取舵40° …ここを離れる……」
「…分かりました…」
私は立ち上がってパイロット・シートとメインビューワの間まで歩いて行き…振り向いた。
「……カリーナ……損傷率は? 」
「…18%です…」
「……まあまあだな……自動修復機能に任せたら…160分で、どの程度まで修理できる? 」
「……待って下さい……え~と……メイン・スタッフと機関部・保安部の全員で……80分間を集中して修理に取り組んでから手を退いても……残りの休憩時間……自動修復機能で、修理は完了します……」
「……OK…分かった…それでいこう! メイン・スタッフと機関部と保安部の全員で、80分間修理に集中する……その後は切り上げて自動修復機能に任せ……我々は昼食を摂りながら、ラニ・リー医療部スタッフの…誕生日祝賀会を開催する……祝賀会の企画・準備は、修理に集中するクルー以外のメンバーに一任する……それじゃ、掛かろう……」
そう言って歩き出し、艦長控室に入った。
……『ラグーン・メリディウス』……
ブリッジのメイン・ビューワには『ディファイアント』のブリッジの模様がそのまま映し出されている……サイン・バード氏が開発した超A I 『ブレイン』が、ゲーム大会運営推進本部のメイン・コンピューターを密かにハッキング……そのまま『ディファイアント』のメイン・コンピューターにもハッキングを掛けて、ブリッジの映像をそのまま転送しているのだ。
「……羨ましいわね……私もあんな風に……仲間達と一緒に乗りたかったな……」
「……ルートさん、お疲れ様でした…ご苦労様でした……上手く対応して頂いて、ありがとうございました……しかし…それにしても流石の立ち回りですね……これでアドルさんに悟らせず……『ディファイアント』の強化に成功しました……リセットされてしまった経験値は残念でしたが……こちらから何とか手を廻して復活させましょうか? 」
「……止めてよ、バード……『サマリタン』に気付かれるじゃない……向こうだってバカじゃないんだから……それにね……上手いですって? 観てたんなら解るでしょ? こっちはギリギリだったわよ……ひとつ間違えば、たちまち沈められるぐらいにね……今度やったら瞬殺されるでしょうね……もう2度と御免だわ……経験値は別にいいから…自動修復機能のパワーを30倍に上げて……それを『サマリタン』に気付かれないよう、30分間キープして……それで修理は終わるから……頼むわね? 」
「……分かりました…ルートさん……それはご心配なく……サード・ステージもお気を付け下さい……それではまた……」
交信を終えると…ルート艦長は立ち上がり、ハイヒールの靴音を響かせながらひとり……ブリッジから出て行った。
補給支援部長のマレット・フェントンと副部長のナレン・シャンカー……生活環境支援部長のミーシャ・ハーレイと副部長のヘザー・フィネッセー……この4人が艦長控室に入る。
キャビネットを開けて、オーヴァー・ヘッドセット・マウント・テクニカル・ディスプレイズド・ヴァイザーを持ち得る限りに取り出し、ブリッジ・スタッフに渡して回る……皆直ぐに起動して頭に装着し、OSとアプリの調整に掛かる。
「……各ヘッドセット・ヴァイザーにはそれぞれターゲット・スキャナーとトリガーを配備! 加えてそれぞれに、個別各ビーム砲身の制御権及びコントロール・メソッドとパワー・チャージャーも配備! 」
エドナ・ラティスが報告した。
「……皆、それぞれにOSやアプリの処理速度・反応速度は自分に合うように調整してくれ……無理はするな……操作・照準・狙撃については、それぞれに一任する……撃てると思ったら、撃っていい……私とエマが観る3Dチャートは、全く同一のもので…同一の視点とする……リーア……エンジンの基本制御をエマに渡してくれ……シールドのアップ・ダウンは君に任せる……アリシア……フロントとリアのミサイルは共に全菅装填……敵艦と擦れ違ったら、全弾放出してくれ……シエナ……第3戦闘ラインの内側に入ったら、最速でタウンロード……この敵艦は間違いなくこれまでで最強だ……例え敗けても後悔はない……全クルーのひとりひとりに対して、最大限に感謝する……それじゃ行こうか……コンピューター…ライブラリィ・データベースにアクセス……」
【…アクセス…】
「……楽曲名…『ゾルトラーク-エヴァン・コール』…ヴォリューム7にて、艦内及びゲーム・フィールド全域に向け…本艦からの通常リピート再生発信でスタンバイ…」
【…スタンバイ…】
「…行こう! 両舷全速発進! 回頭左180° ! 敵艦に対してインターセプト・コース! コースに乗ったらセカンド・スピードへ!……コンピューター、再生開始……」
「…ハイ!! 」
「……エマ! 今マークした岩塊3個の裏側を走れ! それで敵艦の出方を観る! 」
「…了解! 」
『ディファイアント』はもんどり打つように、決意の発進を観せる……青白い噴射炎を艦体全長の2倍程にまで噴き放ち、急速に全速左回頭を掛けた。
……『ラグーン・メリディウス』……
「……やはり来るわね『ディファイアント』……パターンA5で発進……いつもながら選曲センスが光るわね、アドルさん……ますます会って、吞みたくなるわ……今回、花は持たせますけどね……タダじゃ終わらせませんわよ……」
……『ディファイアント』……
キャプテン・シートに座りながら…手許にまで引き寄せた3Dチャートの複製の中に右手を入れ、人差し指でなぞってコースを入力する。
「……取り敢えず、このコースで行こう……エマ……途中でコースを変える可能性は高い……承知していてくれ……」
「…分かりました…」
「……これより口頭音声での遣り取りは停止する! 全員のヴァイザーでひとつの3Dチャートを共有し、指示は全てペルスペクティブ・ライン・オブ・サイト・フォーカス・コントロールで行う! 全員がターゲット・スキャナーとトリガーを持っているから、撃てると感じたら撃て! 私が出す指示は、加速・減速・8方位への転舵・前進・後退・90° 回頭・180° 回頭だ! それぞれの出力・速度・角度については、パイロット・チームと機関部に一任する! 」
そう言い終えて直ぐ、自分の反応態勢をハイパー・モードに引き上げる……作業をする訳ではないから、心身に負担は掛からない。
4秒後に敵艦発砲のサインがヴァイザーの中で閃めく……既に3Dチャートを自分と重ね合わせていたから、エマに取舵とダウンピッチを……リーアに加速の指示を0.3秒で出した。
その3秒後に6本のビームが『ディファイアント』の右舷前部を掠める。
(…もっと速く動かないとやられる…)
全員がそう感じ取った。
『…8秒前進…面舵・アップピッチ…4秒後に1番・2番発射…ダウンピッチ20° 全速10秒…』
……『ラグーン・メリディウス』……
「……反応が早くなった……やるわね、アドルさん……」
直後、6本のビームが『ラグーン・メリディウス』…左舷センター・サイドを掠める。
「…! モード・アップ3! ノット! 4! ベータ・G・4・J・7! オープンファイヤ! セブンセカンズ! 」
……『ディファイアント』……
『…転舵レフトダウン…5秒で6番・8番発射…転舵ライトアップ…6秒で4番・5番発射…転舵センター…全速前進…』
……『ラグーン・メリディウス』……
「…デルタ・Q・5・M・9! ウッ! 右舷後部……読まれてる? ……A・1・C・8! この間合いじゃ消耗戦だわ…何とか…! …アルファ・E・シータ・F・8・H! 6.5セカンズ・ファイヤ! 」
……『ディファイアント』……
『…一点回頭ライトアップ45° …1番から4番とヴァリアント…偏差12…7秒で斉射…』
『ラグーン・メリディウス』がダウンピッチ22° で大型岩塊の右側面から入り、通過と同時に左舷に旋回させていた1番・2番・6番を斉射したが、通過のタイミングを見越した『ディファイアント』がそれより先に、4砲塔とハイパー・ヴァリアントを集中斉射した。
……『ラグーン・メリディウス』……
「…!! Z・Q・C・アルファ・9! 全速! …左舷艦首と艦尾……5番砲塔が損壊……完全に読まれてる……モード・アップ5! イオタ・S・8・T・4! 全速9秒! 421マーク795 連続斉射! 撃ったらレフト・ターン25° ! 全速! 」
……『ディファイアント』……
『…フロント・レフトダウン、バック・ライトアップ…両舷アップサイド・スラスター、2ステップ! 』
そう指示して3秒で、6条のビームが2斉射で『ディファイアント』の右舷艦首上部を掠めた。
(…これ以上詰めたら避け切れずにかなりの深傷を喰らう……かと言ってこの間合いでは消耗戦だ……ケリを付けるなら攻撃しながらもっとトリッキーに動くか…それとも……)
『…アップ・ワンステップ…ライトサイド・2ステップ…急速面舵25° ! 全速8秒…ダウン・2ステップ…前部主砲照準…艦首ライトアップ…艦尾レフトダウン…ダウン・ワンステップ…レフトサイド・2ステップ…発射! 』
トリッキーなステップワークで『ラグーン・メリディウス』からの3連斉射を掻い潜りながら…主砲1番から4番までで集中連続斉射し、『ラグーン・メリディウス』左舷前部ダウンサイドに小・中破の損害を与えた。
……『ラグーン・メリディウス』……
「…ウッ! シールドアップ! ライトターン40! 全速! ダウンピッチ5! 7秒! アップサイド・ダッシュ! レフト・ダウンターン10! 10秒! ダウンサイド2ダッシュ! ……これ以上時間を掛けられない……どうすれば……やるしかないわね! 急速回頭レフト・ダウンターン28! シールドダウン! 両舷全速発進! 1番から4番照準! 両舷センターサイド2ダッシュを5秒ごと交互に実施! ワンサイクルで斉射! 」
……『ディファイアント』……
『……やはりそうくるか……右舷センターサイド2ステップ! 前部主砲照準! 撃ち合いになるぞ! 』
直後、8条のビームが右舷ダウンサイドを掠める。
『…発射! 続いて2ステップでのインフィニティサークル・ステップワーク開始! 照準を外すな! 5秒ごとに斉射! 』
『ラグーン・メリディウス』は突撃しながら、両サイドで交互にステップ2ダッシュを掛けつつ、連続狙撃斉射を敢行する。
『ディファイアント』は応じてこちらからも接近しながら、2ステップごとの∞サークル・ステップワークでビームを回避しつつ、カウンターショットで連続狙撃斉射する。
両艦は撃ち合いながら見る見る内に相対距離を縮め、20秒でお互いが第3戦闘ラインの内側に入った。
ヴァイザーを通じて両艦がすれ違う7秒前にリアミサイル8基を放出するよう、アリシアに指示した。
だがもうそろそろキツい……やはり∞サークル・ステップワークでも、砲撃を躱し切れずに受ける損傷が少しずつ深くなっていく。
ハイパー・モードで今の回避操艦パターン・プログラムを、もっと複雑でドラスティックな回避モード・パターンに…少々強引に書き込んで作り変えた。
具体的にはインフィニティ・サークルステップを続けながら…更に大きな円環を描く、回避モード・パターンだ……これで直撃被弾率はグッと下がった。
……『ラグーン・メリディウス』……
「……! 何よ、あの回避パターンは? この時間でプログラムを書き換えたの? アドルさん、あなたは……モードアップ6! いや、7! 私だってタダじゃ敗けられないのよ!! 」
更にパワーを上げて、激しく両サイドでの交互ステップ2ダッシュを掛けつつ砲撃を連続で集中させるが…『ディファイアント』の新しい回避モード・パターンでは…時折に掠めさせるぐらいだ。
お互いにもう自動で相手艦のデータをダウンロードしているが、読んでいる暇は無い……相対距離は既に第2戦闘距離を割り込み、砲撃の応酬は更に激しさを増す……『ラグーン・メリディウス』のビームが『ディファイアント』の左舷センターサイドを小破させ…『ディファイアント』のビームとハイパー・ヴァリアントの炸裂徹甲弾が…『ラグーン・メリディウス』の右舷アップサイドと左舷ダウンサイドに深い損傷を与える……ここで相対距離が第1戦闘距離を割った。
……『ディファイアント』……
『…真正面衝突コース! 集中3連斉射! リアミサイル放出! シールドアップ! 取舵2° ! 』
『ディファイアント』の1番から4番砲塔と、ハイパー・ヴァリアントから放たれた炸裂徹甲弾が『ラグーン・メリディウス』の艦首右舷ミサイル発射管と、主砲1番砲塔を破壊して…徹甲弾は艦首から突入して跳ね回り、炸裂して内部構造を引き裂いた。
……『ラグーン・メリディウス』……
「…スピードアップ・フルパワー! 砲撃しながら突破! 」
ついに両艦は、砲撃を応酬しながらすれ違う。
……『ディファイアント』……
『…主砲6番から8番、ミサイルを撃て! 』
『ディファイアント』後部3砲塔からのビームが放出した8基のミサイル群を捉えて爆発させ、ジャストタイミングでミサイル群の中に居た『ラグーン・メリディウス』に周辺至近から爆圧を集中させる……激しい爆圧に弾き出された『ラグーン・メリディウス』が艦体を縦に1回転…2回転させる。
『…最速回頭! 反転急速接近! 』
……『ラグーン・メリディウス』……
「…今の爆発は何?! 急速姿勢制御! 『ディファイアント』はどこ?! 」
さすがに姿勢制御用スラスターを上手く使い、可及的速やかに艦体の回転を止めたのだが…その時、『ラグーン・メリディウス』両舷のセンターサイド・スラスターと艦首右舷のアップサイド・スラスターと艦尾左舷のダウンサイド・スラスターが、『ディファイアント』主砲からの攻撃で破壊された……センサー表示では…艦首正面1200mの位置で『ディファイアント』が艦首をこちらに向けている。
「……損傷率…38%……離脱オプション無し……反撃オプション無し……これまで…だわね……これではっきりしたわ……1対1で『ディファイアント』が敗ける事は……もうない……」
……『ディファイアント』……
まだヴァイザーは装着していたが、口に出して言った。
「……『ラグーン・メリディウス』……ルミア・ユン・ルート艦長……不思議な艦だな……」
ヴァイザーの中でサインが閃き、敵艦が降伏の信号弾を発射したと表示した……思わず顔を上げて目視でも確認する。
「……全員……ヴァイザーを外しても良い……」
言ってからヴァイザーのパワーを切って頭から外す……ビューワ越しに観ても相手艦の損傷は深い……だがパワーラインへのダメージは、それ程でもないようだ。
カリーナが報告した。
「……艦長……相手艦のエンジンが停止……主砲身も最大仰角です……」
「……うん……降伏の意思表示・表明は確認した……シエナ副長……戦闘配置解除…第2警戒配置へ……カリーナ……推進本部に向けて一次報告を頼む……」
「…了解…」
「……分かりました……」
更にシエナ副長が訊いた。
「……艦長……さっき、不思議な艦だと言われましたね? 」
「……うん? ああ…シエナ副長……ダウンロード・データには、スタッフメンバーについても列挙されているんだけど……何だか妙に人の気配が薄い艦だと思ってね……何だかまるで……たった1人で動かしている様な感じがしていたんだよ……妙なものだけどね……」
「……艦長……推進本部から着信しました……セカンド・ステージの終結を承認……本艦に付与される経験値は7000……授与される賞金は4000万……休憩時間は160分です……」
「……ありがとう、カリーナ…了解したよ……経験値は通例通り、20項目に亘る等配分で付与を頼む……賞金のプールはハル参謀に一任する……じゃあ…『ラグーン・メリディウス』に対して、回線の接続を要請してくれ……」
「…分かりました…」
……『ラグーン・メリディウス』……
回線接続要請のサインが閃いているが…ルミア・ユン・ルート艦長は身じろぎもせずに、深く沈思しているようだ。
……『ディファイアント』……
「……先方は接続要請に応えません……無視しているようです……」
私は怪訝な表情で首をちょっと捻ってから言った。
「……発光信号で相手艦に向けて送信……『当艦には、貴艦の損傷修理を支援する用意あり……是非とも検討されたい』……」
「……送信します……」
リーア・ミスタンテ機関部長が応えた……そのまま待ったが…3分間が経過しても、応答は無かった。
「……どうも……交流の苦手な艦長らしい……無理に話をする訳にもいかないし……そっとして置くとしよう……エンジン始動……発進・取舵40° …ここを離れる……」
「…分かりました…」
私は立ち上がってパイロット・シートとメインビューワの間まで歩いて行き…振り向いた。
「……カリーナ……損傷率は? 」
「…18%です…」
「……まあまあだな……自動修復機能に任せたら…160分で、どの程度まで修理できる? 」
「……待って下さい……え~と……メイン・スタッフと機関部・保安部の全員で……80分間を集中して修理に取り組んでから手を退いても……残りの休憩時間……自動修復機能で、修理は完了します……」
「……OK…分かった…それでいこう! メイン・スタッフと機関部と保安部の全員で、80分間修理に集中する……その後は切り上げて自動修復機能に任せ……我々は昼食を摂りながら、ラニ・リー医療部スタッフの…誕生日祝賀会を開催する……祝賀会の企画・準備は、修理に集中するクルー以外のメンバーに一任する……それじゃ、掛かろう……」
そう言って歩き出し、艦長控室に入った。
……『ラグーン・メリディウス』……
ブリッジのメイン・ビューワには『ディファイアント』のブリッジの模様がそのまま映し出されている……サイン・バード氏が開発した超A I 『ブレイン』が、ゲーム大会運営推進本部のメイン・コンピューターを密かにハッキング……そのまま『ディファイアント』のメイン・コンピューターにもハッキングを掛けて、ブリッジの映像をそのまま転送しているのだ。
「……羨ましいわね……私もあんな風に……仲間達と一緒に乗りたかったな……」
「……ルートさん、お疲れ様でした…ご苦労様でした……上手く対応して頂いて、ありがとうございました……しかし…それにしても流石の立ち回りですね……これでアドルさんに悟らせず……『ディファイアント』の強化に成功しました……リセットされてしまった経験値は残念でしたが……こちらから何とか手を廻して復活させましょうか? 」
「……止めてよ、バード……『サマリタン』に気付かれるじゃない……向こうだってバカじゃないんだから……それにね……上手いですって? 観てたんなら解るでしょ? こっちはギリギリだったわよ……ひとつ間違えば、たちまち沈められるぐらいにね……今度やったら瞬殺されるでしょうね……もう2度と御免だわ……経験値は別にいいから…自動修復機能のパワーを30倍に上げて……それを『サマリタン』に気付かれないよう、30分間キープして……それで修理は終わるから……頼むわね? 」
「……分かりました…ルートさん……それはご心配なく……サード・ステージもお気を付け下さい……それではまた……」
交信を終えると…ルート艦長は立ち上がり、ハイヒールの靴音を響かせながらひとり……ブリッジから出て行った。
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