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冒険者Dとダドンの街
塩漬け案件1ー楽しいデート
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スキルを確認していたら時間が迫ってきた。
俺は宿を出て高級料亭マンティアの前で待つ。
程なくして絶世の美女が現れた。言うまでもなくアンナだ。
冒険者ギルドではばっとしない薄化粧だったが今は違う。男を惹きつけて止まない様なはっとする化粧をしている。でも貴族の奥方のような重ね塗りしましたの状態ではなく華やかな化粧だ。
ドレスは胸元を強調した真っ青なドレスで肩から襞をくねらせて背を高く見せている。
セカンドバッグは黒の革製でかなり使い込まれているようだ。渋く光っている。
小走りにならずゆったりと微笑みながら近付くアンナは高級娼婦など及びもつかない魅力に溢れていた。俺の見立てに間違いは無かった。
「待たせたかしら?」
アンナのハスキーボイスが俺を奮い立たせた。
「いや、それ程でも無い」
薄っすらと笑いを張り付かせて俺はアンナに近づき手を差し出した。
アンナは手を取らず躱すと腕に身体を密着させて寄り添った。
ウホホッ!おっぱいが当たる!当たってる!
喜びを押し隠して俺はアンナと店に向かった。
「じゃあ、行こうか」
高級料亭マンティアの料理は最高だった。素材も良かったが料理人の腕が王城の料理人に負けていなかった。恐らくレアなスキル持ちなのだろう。
勿論マナーも極上で必要だったからスキル『宮廷マナー』を使用して間違いの無いように対応する。アンナのドレス姿もシンプルながら素晴らしかったし、マナーも良かった。多分スキルではなく努力で身につけたものだろう。
楽しくお喋りをして有意義な時間を過ごす。おおよそ2時間弱だ。
その中でもやはりアンナの質問は俺に関する事だ。
何者なの?
ただのA級冒険者さ
何処から来たのよ?
隣街と言うかラザンバの街からだな
此処で何をするつもりなのよ?
勿論、依頼を熟して報酬を得るんだよ
無難な回答にアンナは不満そうだが、詰問には質問で返す。
こんな田舎街にアンナの様な美人がなぜいるのか?まぁアンナは美人と言うより俺好みなんだけどな。
アンナは答え難いようであまりはっきりと言わないが身内に冒険者ギルドの者がいる様だ。まぁ冒険者ギルドの受付嬢は花形だからな。誰でも成れるわけでも無い。
好みの男のタイプは?
俺はどうだ?
にこにこが回答かよ!脈アリだな!
金は好きか?
もっと深いにこにこが回答とは!俺と同じだな!
そんな楽しいお喋りをワインとともにしていると厳しい護衛を引き連れた男達が店に入って来た。アンナからは見えなかったようだが男達の中の小太りで背の低い、見た目から弱っちい男がアンナ目掛けて歩いて来た。
「これはこれは冒険者ギルドのアンナ嬢ではありませんか!」
声を掛けられた事でその男にアンナは気づいて顔を向けて眉を潜めた。
その男はジロリと俺を睨んで嫌そうな顔を一瞬見せ、アンナに言葉を重ねる。
「こんな冒険者風情など置いてワタクシと如何です?」
自信満々だがアンナは渡さんぞ!
アンナが立ち上がり上から目線で向き合い
「今晩はゴルバカ閣下。」
とお辞儀をする。
「今はA級冒険者Dさんとお話中でございますので遠慮申し上げますわ」
と拒否する。
そうだそうだ、帰れ、バカ!と俺は思う。
「この無礼者風情がA級?」
と俺を睨みながらバカが言う。俺はバカを無視して座ったままワインをくゆらせていたのだ。
アンナが俺に立って挨拶しろと目で命令するのでのろのろと立ち上がり名乗る。
「A級冒険者のDだ!」
俺が無視していたのは後ろに立つ護衛を見たくなかったからだ。
そこには見た顔があった。森で出逢ったクレイシアだ。
と言う事はこのバカが副街長という事か。
気付きたくないのにクレイシアがじっと俺を見詰めている。
副街長のゴルバカ閣下がアンナに何か言っているが俺は気が気でなかった。
するとクレイシアが俺に声を掛けてきた。
「失礼、貴方に何処かでお会いしただろうか?」
料理人ゾットの時に会ってはいるが俺には会っていない。まさかゾットが俺だったなんて気付いて居たのか?
「い~や、知らんぞ!」
強気に否定する。クレイシアはまだ信用出来ないのか俺を見詰めている。
「まだ、何かあるのか?」
クレイシアの視線に苛立った俺はアンナに声を掛けた。
「不愉快だ!アンナ、ここを出るぞ!」
何か言っているバカは放って置いてアンナの手首を掴むと俺は店を出ることにした。呆然とする奴らを置いて、さっさと会計をして俺は店を出た。
◆◆ 副街長ゴルバカ 視点◆◆
高級料亭マンティアに行くと言い寄っている冒険者ギルドの受付嬢アンナが居た。
何やらめかしこんだ冒険者の男も居た。こんな奴にわしのアンナを取られてたまるか。
アンナに声を掛ける。
冷たいが丁寧に返事をしてくれる。この声が堪らない。密かに身体の一部が熱くなる。
アンナの視線を受けて冒険者が名乗る。
その名前を聞いてわしは気づいた。わしの金づるの城塞を壊してくれた冒険者ではないか!依頼があっても絶対成功できない様に工夫を重ねた金づるをだめにしやがって!
わしは怒りを抑えながらアンナに隣の冒険者の情報を求めた。アンナはなんやかんやと話そうとしなかったが護衛に連れているクレイシアが冒険者に興味を示した。
クレイシアは冒険者では無いが物凄く強い。強さを求めるあまり社会よりはみ出してしまい、誰にも相手にして貰えなかったところをわしが見付けた。
今は食い扶持のためにわしの護衛をしている。おかしな事にクレイシアは強い奴の匂いが分かるらしい。
それ程か!と驚いていると冒険者がいきなり声を荒らげてアンナと共に出ていってしまった。
クレイシアに恐れを抱いたのかも知れん!
気に食わないがきっとあの冒険者には報復してやる。
そして、アンナは必ず手に入れて見せる!
俺は宿を出て高級料亭マンティアの前で待つ。
程なくして絶世の美女が現れた。言うまでもなくアンナだ。
冒険者ギルドではばっとしない薄化粧だったが今は違う。男を惹きつけて止まない様なはっとする化粧をしている。でも貴族の奥方のような重ね塗りしましたの状態ではなく華やかな化粧だ。
ドレスは胸元を強調した真っ青なドレスで肩から襞をくねらせて背を高く見せている。
セカンドバッグは黒の革製でかなり使い込まれているようだ。渋く光っている。
小走りにならずゆったりと微笑みながら近付くアンナは高級娼婦など及びもつかない魅力に溢れていた。俺の見立てに間違いは無かった。
「待たせたかしら?」
アンナのハスキーボイスが俺を奮い立たせた。
「いや、それ程でも無い」
薄っすらと笑いを張り付かせて俺はアンナに近づき手を差し出した。
アンナは手を取らず躱すと腕に身体を密着させて寄り添った。
ウホホッ!おっぱいが当たる!当たってる!
喜びを押し隠して俺はアンナと店に向かった。
「じゃあ、行こうか」
高級料亭マンティアの料理は最高だった。素材も良かったが料理人の腕が王城の料理人に負けていなかった。恐らくレアなスキル持ちなのだろう。
勿論マナーも極上で必要だったからスキル『宮廷マナー』を使用して間違いの無いように対応する。アンナのドレス姿もシンプルながら素晴らしかったし、マナーも良かった。多分スキルではなく努力で身につけたものだろう。
楽しくお喋りをして有意義な時間を過ごす。おおよそ2時間弱だ。
その中でもやはりアンナの質問は俺に関する事だ。
何者なの?
ただのA級冒険者さ
何処から来たのよ?
隣街と言うかラザンバの街からだな
此処で何をするつもりなのよ?
勿論、依頼を熟して報酬を得るんだよ
無難な回答にアンナは不満そうだが、詰問には質問で返す。
こんな田舎街にアンナの様な美人がなぜいるのか?まぁアンナは美人と言うより俺好みなんだけどな。
アンナは答え難いようであまりはっきりと言わないが身内に冒険者ギルドの者がいる様だ。まぁ冒険者ギルドの受付嬢は花形だからな。誰でも成れるわけでも無い。
好みの男のタイプは?
俺はどうだ?
にこにこが回答かよ!脈アリだな!
金は好きか?
もっと深いにこにこが回答とは!俺と同じだな!
そんな楽しいお喋りをワインとともにしていると厳しい護衛を引き連れた男達が店に入って来た。アンナからは見えなかったようだが男達の中の小太りで背の低い、見た目から弱っちい男がアンナ目掛けて歩いて来た。
「これはこれは冒険者ギルドのアンナ嬢ではありませんか!」
声を掛けられた事でその男にアンナは気づいて顔を向けて眉を潜めた。
その男はジロリと俺を睨んで嫌そうな顔を一瞬見せ、アンナに言葉を重ねる。
「こんな冒険者風情など置いてワタクシと如何です?」
自信満々だがアンナは渡さんぞ!
アンナが立ち上がり上から目線で向き合い
「今晩はゴルバカ閣下。」
とお辞儀をする。
「今はA級冒険者Dさんとお話中でございますので遠慮申し上げますわ」
と拒否する。
そうだそうだ、帰れ、バカ!と俺は思う。
「この無礼者風情がA級?」
と俺を睨みながらバカが言う。俺はバカを無視して座ったままワインをくゆらせていたのだ。
アンナが俺に立って挨拶しろと目で命令するのでのろのろと立ち上がり名乗る。
「A級冒険者のDだ!」
俺が無視していたのは後ろに立つ護衛を見たくなかったからだ。
そこには見た顔があった。森で出逢ったクレイシアだ。
と言う事はこのバカが副街長という事か。
気付きたくないのにクレイシアがじっと俺を見詰めている。
副街長のゴルバカ閣下がアンナに何か言っているが俺は気が気でなかった。
するとクレイシアが俺に声を掛けてきた。
「失礼、貴方に何処かでお会いしただろうか?」
料理人ゾットの時に会ってはいるが俺には会っていない。まさかゾットが俺だったなんて気付いて居たのか?
「い~や、知らんぞ!」
強気に否定する。クレイシアはまだ信用出来ないのか俺を見詰めている。
「まだ、何かあるのか?」
クレイシアの視線に苛立った俺はアンナに声を掛けた。
「不愉快だ!アンナ、ここを出るぞ!」
何か言っているバカは放って置いてアンナの手首を掴むと俺は店を出ることにした。呆然とする奴らを置いて、さっさと会計をして俺は店を出た。
◆◆ 副街長ゴルバカ 視点◆◆
高級料亭マンティアに行くと言い寄っている冒険者ギルドの受付嬢アンナが居た。
何やらめかしこんだ冒険者の男も居た。こんな奴にわしのアンナを取られてたまるか。
アンナに声を掛ける。
冷たいが丁寧に返事をしてくれる。この声が堪らない。密かに身体の一部が熱くなる。
アンナの視線を受けて冒険者が名乗る。
その名前を聞いてわしは気づいた。わしの金づるの城塞を壊してくれた冒険者ではないか!依頼があっても絶対成功できない様に工夫を重ねた金づるをだめにしやがって!
わしは怒りを抑えながらアンナに隣の冒険者の情報を求めた。アンナはなんやかんやと話そうとしなかったが護衛に連れているクレイシアが冒険者に興味を示した。
クレイシアは冒険者では無いが物凄く強い。強さを求めるあまり社会よりはみ出してしまい、誰にも相手にして貰えなかったところをわしが見付けた。
今は食い扶持のためにわしの護衛をしている。おかしな事にクレイシアは強い奴の匂いが分かるらしい。
それ程か!と驚いていると冒険者がいきなり声を荒らげてアンナと共に出ていってしまった。
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