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冒険者Dとダドンの街
塩漬け案件2-アンナ救出(後編)
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副街長庁舎の邸宅に入ると娼婦達は別室で待たされた。ちょうどゴルバカは食事中との事で同じ部屋にはいない。
“アケミ“な俺はちょっとお手洗いと言って皆から席を離れる。非力な“アケミ“では力が出せないので元の俺に戻り、スキルを使って姿と気配を消す為だ。
個室のお手洗いに入りそのまま気配察知のスキルを使う。
個室のお手洗いの中から目を瞑り薄く伸びた俺の意識は建物を越えて別棟に届いた。そこに魔導具で消音された建物を見付けた。
ここだ!
更にはその建物の前に気配の薄い存在も発見!
こりゃクレイシアだな!
クレイシアもこちらのスキルに気付いたようで一歩前にずれて、警戒した。このまま近づくと絶対にクレイシアとの戦いになる。
そうすれば大騒ぎになる。逆に騒ぎを起こしてクレイシアを引き寄せるか?いや、奴は動かないだろう。
このままでは不味い、とっても不味い。
煩慮していると娼婦達が騒ぎ出した。なんだろう。こんな事は打ち合わせに無い。“アケミ“な俺が戻らないからか?
建物の中の気配が娼婦達の所へ集まっていく。アンナ救出のチャンスだがクレイシアは動いていないな。どうにかして退かすかしたい。
取り敢えず動いてみるかと思い、手洗いから出で廊下の突き当りの窓を開けて飛び出した。2階の高さだが全然問題ない。飛び降りた衝撃で土埃が舞うがクレイシアのいる所からは死角になっているから見えはしないが、俺の移動には気づいているだろう。
ゆっくりと移動してクレイシアが居ると思われる別棟を覗き見る。
クレイシアは警戒するように構えている。こりゃクレイシアに気づかれずに別棟に入るのは無理だな。
娼婦達が騒ぎ出した所へ人が集まっているがゴルバカもいるのだろうか?
食事中と言っていたが何処で食べているのか分からん。
すると、娼婦達の所へ集まっていた者たちの気配が散り始めた。そのうちの一人が建物を出て来て、クレイシアに向かって行った。どうやらクレイシアをゴルバカが呼んだようだ。
これはチャンスか?
だが、クレイシアは呼びに行った男についていかずこちらに向かってくる。
な!どうして?
不味いな!ここは見つかりにくいが逃げ場が無い。
姿と気配を消していてもクレイシアなら何かいると気づくだろう。
直ぐに何とかしないとクレイシアは目と鼻の先だ。
あ、焦った俺はつい覇王龍ズァークになった!!
身体が建物に打つかり建物が大きな音を立てて揺れる。
龍の頭が建物の陰から出て、クレイシアに見つかった。
クレイシアが驚愕で立ち止まっている!
慌てた俺は近づき前腕でクレイシアを叩き飛ばした。とっさに剣で身を守ったようだが剣の折れる感触と共にクレイシアは庁舎の壁の向こうに飛んで行った。
ピューっとな。
何だ、初めからこうしておけば良かった。
クレイシアを呼びに行った男は覇王龍ズァークの姿に気絶していて、都合良かったので直ぐに元の姿に戻る。
クレイシアが護っていた別棟へ走ってドアを開けて中に入ると中に男が呆然と立っていた。どうやら先程の俺の変身を見ていてらしい。
ま、不味い!
が、誤魔化す!!
男の腹部を殴り前傾になった所で頭を揺らせて気絶させる。
これで記憶も飛んだか?
固有スキル『無貌』で姿を写す男が泥人形になってしまう。。
結構広い部屋の中央にベッドがあり、アンナが拘束されていた。
まだ、何もされていないようだ。
良かったとホッとしてアンナに近づくととろんと欲情した目で見つめられた。・・・こういうアンナは大好きだ。
「だ、大丈夫か? いや、大丈夫じゃ無いな」
声を掛けたらへへへと笑われた。
「ディ~、ディ~、ディ~だぁ~」
アンナが嬉しそうに言うので思わず頬が緩んだ。今の俺は街長のマクレガー•モンタル男爵様のご長男ビクンなのにな。
ビクン•モンタルは副街長ゴルバカ•トンマーの奸計に嵌まり生殺与奪の力を持つ魔導具を身体に埋め込まれている。ゴルバカが持つ指示魔導具のスイッチを押すとビクンの心臓が止まる。役目を終えた魔導具はどういった理由か知らないが消えて無くなるそうだ。つまり、ゴルバカの関与が分からない様になっているのだ。
これを父上であるマクレガー•モンタルはゴルバカから教えられて脅迫を受けている。自分の情けなさで泣きたいくらいだ。
そのため、ゴルバカはやりたい放題である。しかも自分の犯罪行為に俺を関与させて共犯だという事を強調するのだ。
今回の冒険者ギルド受付嬢アンナ殿の拉致も手伝わされた。拘束するための道具の手配から実行まで全て指示されたとはいえ、俺がやっている。
ただ、良かったこともある。俺が鍵持ってるなんてラッキー!
「今、助ける。」
俺=ビクンは鍵を使ってアンナの拘束を解いた。アンナが俺の名を呼びながらしなだれ掛かる。
耳元で名前を呼ぶなよなぁ~、勃つだろ!
アンナをお姫様だっこすると首に抱きつき、首筋をレロレロ舐める。
だから、ヤメテ!
脱力したアンナをお姫様抱っこしながら建物を出て、そのまま門を出てアンナの宿まで走って連れて行く。
庁舎の門を出るときに誰も居なかったな?
ラッキー!!
多分、娼婦達が騒いたせいで呼ばれたのだろうと思っておく。
門を出た時には変身は解いて元の俺に戻って置いた。アンナが借りている宿には俺は出入りしていたから怪しまれはしなかったがアンナをベッドに戻すには苦労した。だって、アレをせがむんだもの。嬉しいけど。
アンナに使われた薬液は時間が経てば効果が無くなるだろうがこのままにしては置けないので、スキルを使って眠らせた。
さて、こんな事をした奴に2度とこんな真似を出来ないようお仕置きをしなくちゃな。
“アケミ“な俺はちょっとお手洗いと言って皆から席を離れる。非力な“アケミ“では力が出せないので元の俺に戻り、スキルを使って姿と気配を消す為だ。
個室のお手洗いに入りそのまま気配察知のスキルを使う。
個室のお手洗いの中から目を瞑り薄く伸びた俺の意識は建物を越えて別棟に届いた。そこに魔導具で消音された建物を見付けた。
ここだ!
更にはその建物の前に気配の薄い存在も発見!
こりゃクレイシアだな!
クレイシアもこちらのスキルに気付いたようで一歩前にずれて、警戒した。このまま近づくと絶対にクレイシアとの戦いになる。
そうすれば大騒ぎになる。逆に騒ぎを起こしてクレイシアを引き寄せるか?いや、奴は動かないだろう。
このままでは不味い、とっても不味い。
煩慮していると娼婦達が騒ぎ出した。なんだろう。こんな事は打ち合わせに無い。“アケミ“な俺が戻らないからか?
建物の中の気配が娼婦達の所へ集まっていく。アンナ救出のチャンスだがクレイシアは動いていないな。どうにかして退かすかしたい。
取り敢えず動いてみるかと思い、手洗いから出で廊下の突き当りの窓を開けて飛び出した。2階の高さだが全然問題ない。飛び降りた衝撃で土埃が舞うがクレイシアのいる所からは死角になっているから見えはしないが、俺の移動には気づいているだろう。
ゆっくりと移動してクレイシアが居ると思われる別棟を覗き見る。
クレイシアは警戒するように構えている。こりゃクレイシアに気づかれずに別棟に入るのは無理だな。
娼婦達が騒ぎ出した所へ人が集まっているがゴルバカもいるのだろうか?
食事中と言っていたが何処で食べているのか分からん。
すると、娼婦達の所へ集まっていた者たちの気配が散り始めた。そのうちの一人が建物を出て来て、クレイシアに向かって行った。どうやらクレイシアをゴルバカが呼んだようだ。
これはチャンスか?
だが、クレイシアは呼びに行った男についていかずこちらに向かってくる。
な!どうして?
不味いな!ここは見つかりにくいが逃げ場が無い。
姿と気配を消していてもクレイシアなら何かいると気づくだろう。
直ぐに何とかしないとクレイシアは目と鼻の先だ。
あ、焦った俺はつい覇王龍ズァークになった!!
身体が建物に打つかり建物が大きな音を立てて揺れる。
龍の頭が建物の陰から出て、クレイシアに見つかった。
クレイシアが驚愕で立ち止まっている!
慌てた俺は近づき前腕でクレイシアを叩き飛ばした。とっさに剣で身を守ったようだが剣の折れる感触と共にクレイシアは庁舎の壁の向こうに飛んで行った。
ピューっとな。
何だ、初めからこうしておけば良かった。
クレイシアを呼びに行った男は覇王龍ズァークの姿に気絶していて、都合良かったので直ぐに元の姿に戻る。
クレイシアが護っていた別棟へ走ってドアを開けて中に入ると中に男が呆然と立っていた。どうやら先程の俺の変身を見ていてらしい。
ま、不味い!
が、誤魔化す!!
男の腹部を殴り前傾になった所で頭を揺らせて気絶させる。
これで記憶も飛んだか?
固有スキル『無貌』で姿を写す男が泥人形になってしまう。。
結構広い部屋の中央にベッドがあり、アンナが拘束されていた。
まだ、何もされていないようだ。
良かったとホッとしてアンナに近づくととろんと欲情した目で見つめられた。・・・こういうアンナは大好きだ。
「だ、大丈夫か? いや、大丈夫じゃ無いな」
声を掛けたらへへへと笑われた。
「ディ~、ディ~、ディ~だぁ~」
アンナが嬉しそうに言うので思わず頬が緩んだ。今の俺は街長のマクレガー•モンタル男爵様のご長男ビクンなのにな。
ビクン•モンタルは副街長ゴルバカ•トンマーの奸計に嵌まり生殺与奪の力を持つ魔導具を身体に埋め込まれている。ゴルバカが持つ指示魔導具のスイッチを押すとビクンの心臓が止まる。役目を終えた魔導具はどういった理由か知らないが消えて無くなるそうだ。つまり、ゴルバカの関与が分からない様になっているのだ。
これを父上であるマクレガー•モンタルはゴルバカから教えられて脅迫を受けている。自分の情けなさで泣きたいくらいだ。
そのため、ゴルバカはやりたい放題である。しかも自分の犯罪行為に俺を関与させて共犯だという事を強調するのだ。
今回の冒険者ギルド受付嬢アンナ殿の拉致も手伝わされた。拘束するための道具の手配から実行まで全て指示されたとはいえ、俺がやっている。
ただ、良かったこともある。俺が鍵持ってるなんてラッキー!
「今、助ける。」
俺=ビクンは鍵を使ってアンナの拘束を解いた。アンナが俺の名を呼びながらしなだれ掛かる。
耳元で名前を呼ぶなよなぁ~、勃つだろ!
アンナをお姫様だっこすると首に抱きつき、首筋をレロレロ舐める。
だから、ヤメテ!
脱力したアンナをお姫様抱っこしながら建物を出て、そのまま門を出てアンナの宿まで走って連れて行く。
庁舎の門を出るときに誰も居なかったな?
ラッキー!!
多分、娼婦達が騒いたせいで呼ばれたのだろうと思っておく。
門を出た時には変身は解いて元の俺に戻って置いた。アンナが借りている宿には俺は出入りしていたから怪しまれはしなかったがアンナをベッドに戻すには苦労した。だって、アレをせがむんだもの。嬉しいけど。
アンナに使われた薬液は時間が経てば効果が無くなるだろうがこのままにしては置けないので、スキルを使って眠らせた。
さて、こんな事をした奴に2度とこんな真似を出来ないようお仕置きをしなくちゃな。
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