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冒険者Dとダドンの街
塩漬け案件2-後始末
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俺は市庁舎の別棟に戻った。走るようにだ。
いや、このスピードなら飛んでいるのと同じかもな。
別棟で気絶しているビクンをアンナが拘束されていたベッドに両手を拘束して鍵を足元に投げて、固有スキル『無貌』で俺=ビクンとなり市庁舎の中を歩き出した。
目的地はゴルバカ•トンマーがいる筈の副街長の執務室だ。
執務室に行くと案の定ゴルバカがうろうろしていた。
「おお、ビクン!何してた!あっちは問題ないか?」
特に問題ないと答えて何があったのかと尋ねる。ゴルバカは手を振り回しながら怒鳴り返した。
「今日来た娼婦共が騒ぎ立ておって人手が足りないからクレイシアを呼んだのにあいつめ何故か全然来ない!」
「そしたら建物が揺れるほどの大音響が響いたから何があったのか調べさせていたところだ。」
クレイシアはまだ塀の外に飛んて行って戻って無いんだな。
しかも、誰も近くには居ないとな。ラッキーだ。
殺ってしまうのは簡単そうだったが自分の行為を反省してもらわない俺の気が済まん。
そこで懐からある物を取り出しゴルバカに見せる。
「これはお返しします。」
俺=ビクンの見せた物をゴルバカは見ると眼を見開いた。
「あ?そ、それは! ・・・何でそこにある!!」
俺が見せたのはビクンに埋め込まれていた心臓を止める魔導具だ。ビクンが泥人形になった折に体内から取り出したのである。
ゴルバカが驚いている内に俺=ビクンは素早く近づき、一瞬元に戻ってから頭を掴み固有スキル『無貌』を発動して俺=ゴルバカになる。
泥人形になって床に倒れたゴルバカの胸の中に魔導具を埋め込ませると記憶を探ってから壁の絵画に向かって歩いた。
ゴルバカの記憶によるとこの絵画裏には魔導具の金庫があり、魔導具のスイッチが隠してあるのだ。
絵画を上にずらし、現れた金庫に触れて解除番号を入力すると重い扉がせり出してきた。
こんなもんにお金掛けるなよと思いながら中から掌サイズの魔導具を取り出す。ついでに中の物をごっそり頂き、インベントリに仕舞う。
インベントリに収容したリストを確認するとキラキラ光る宝石類もあった。他には不正の証拠の二重帳簿だな。
金庫を元に戻し、入口で振り返り固有スキル『無貌』を解除すると暫くしてゴルバカが気づいた。立ち上がってこちらを見て驚く。
「お、お前は!」
俺を指さしながら
「お、お前は~」
となおも叫ぶ。他に言うこと無いんかいと思う。
そして、ビクンがいない事に気づき、更に叫ぶ。
「ビクンはどこに行った!」
親切な俺は教えてやる。
「知らんぞ、ここに来たらこれが落ちてた。」
そう言ってスイッチをひらひらさせて見せる。
「な!、何故それを持ってる!!」
俺はゴルバカの言う事を聞き流してゴルバカの目の前でにスイッチを押してみる。
ポチッとな。
途端にゴルバカが胸を押さえて苦しみだした。
「ぐえっぐえっ、あががかー」
俺はその苦しみをビクンの経験として知っていた。ビクンがゴルバカに逆らった時にたまにやられていたからだ。
「ぐ、ぐるじぃ~」
「し、しぬぅ~」
ゴルバカはもんどり打ったり、床でのたうち回ったりする。
ざまぁ 気分がすっとする。
そのまま逝っては困るのでスイッチを止める。
息を整えるようにはぁはぁ言うゴルバカを見下していると、睨みつけるようにこちらを見上げた。
「貴様ぁ~何をしやがる!!」
「さあな、それにしてもこれを押すと面白いものが見れるな」
惚けて、再度押そうとするとゴルバカが叫んだ。
「止めろー、止めてくれー!!」
スイッチを押す振りでゴルバカを見下ろすとゴルバカが言った。
「何でもくれてやるからそれを寄こせ!」
「ああ?それが人に頼む態度か?」
俺が睨みつけるとゴルバカは口をへの字に曲げ、唇から血を流しながらイヤイヤ言った。
「た、頼みますから、それを下さい。」
「えーどうしよっかなぁ~」
「ギ、ギザまぁ~!」
無茶苦茶悔しそうにゴルバカは睨みつけてきた。俺は嬉しくなってきた。
ニンマリする俺を見上げてゴルバカが言う。
「こ、この極悪人め~」
自分の事は棚に上げてよく言うよ。
「そうかぁ~嬉しいねぇ~ポチッとな!」
再度スイッチを押すとゴルバカは悲鳴を上げて転げ回った。今度はさっきよりちょっと長めにサービスだ。
スイッチを切るとゴルバカはぴくぴくしていたが死んではいないようだ。
この手の悪人は自分が不利な時は低姿勢だが逆転すると嵩にかかって好き勝手するもんだ。
「これに懲りてアンナには手を出すなよ!」
この言葉に俺が何でこんな事をしているのか理解した様だ。胸を押さえて転がった状態から俺をゴルバカは憎々しげに見上げていた。
「返事は!」
スイッチをこれみよがしに見せて答えを強要する。
「わ、分かった。手出しはしないと誓う!」
と調子の良いことを言った。きっと嘘だ。
「まぁ、これはアンナに渡して、何かあったら使うように言って置くからな。」
何かを思案するゴルバカに言い募る。
「絶対に何もするなよ!振りじゃないからな!」
念押しをしたがほとぼりが冷めたら何かするかもな。でも、隠していた書類を街長のマクレガー•モンタル男爵様にでも送っておいてやればこいつも終わりだろう。
事のついでに蹴りをくれてなるとぐえっとうめいて、床に吐瀉物を吐いた。
部屋の外が騒がしくなってきたので俺は姿と気配を消して街長庁舎を後にした。
いや、このスピードなら飛んでいるのと同じかもな。
別棟で気絶しているビクンをアンナが拘束されていたベッドに両手を拘束して鍵を足元に投げて、固有スキル『無貌』で俺=ビクンとなり市庁舎の中を歩き出した。
目的地はゴルバカ•トンマーがいる筈の副街長の執務室だ。
執務室に行くと案の定ゴルバカがうろうろしていた。
「おお、ビクン!何してた!あっちは問題ないか?」
特に問題ないと答えて何があったのかと尋ねる。ゴルバカは手を振り回しながら怒鳴り返した。
「今日来た娼婦共が騒ぎ立ておって人手が足りないからクレイシアを呼んだのにあいつめ何故か全然来ない!」
「そしたら建物が揺れるほどの大音響が響いたから何があったのか調べさせていたところだ。」
クレイシアはまだ塀の外に飛んて行って戻って無いんだな。
しかも、誰も近くには居ないとな。ラッキーだ。
殺ってしまうのは簡単そうだったが自分の行為を反省してもらわない俺の気が済まん。
そこで懐からある物を取り出しゴルバカに見せる。
「これはお返しします。」
俺=ビクンの見せた物をゴルバカは見ると眼を見開いた。
「あ?そ、それは! ・・・何でそこにある!!」
俺が見せたのはビクンに埋め込まれていた心臓を止める魔導具だ。ビクンが泥人形になった折に体内から取り出したのである。
ゴルバカが驚いている内に俺=ビクンは素早く近づき、一瞬元に戻ってから頭を掴み固有スキル『無貌』を発動して俺=ゴルバカになる。
泥人形になって床に倒れたゴルバカの胸の中に魔導具を埋め込ませると記憶を探ってから壁の絵画に向かって歩いた。
ゴルバカの記憶によるとこの絵画裏には魔導具の金庫があり、魔導具のスイッチが隠してあるのだ。
絵画を上にずらし、現れた金庫に触れて解除番号を入力すると重い扉がせり出してきた。
こんなもんにお金掛けるなよと思いながら中から掌サイズの魔導具を取り出す。ついでに中の物をごっそり頂き、インベントリに仕舞う。
インベントリに収容したリストを確認するとキラキラ光る宝石類もあった。他には不正の証拠の二重帳簿だな。
金庫を元に戻し、入口で振り返り固有スキル『無貌』を解除すると暫くしてゴルバカが気づいた。立ち上がってこちらを見て驚く。
「お、お前は!」
俺を指さしながら
「お、お前は~」
となおも叫ぶ。他に言うこと無いんかいと思う。
そして、ビクンがいない事に気づき、更に叫ぶ。
「ビクンはどこに行った!」
親切な俺は教えてやる。
「知らんぞ、ここに来たらこれが落ちてた。」
そう言ってスイッチをひらひらさせて見せる。
「な!、何故それを持ってる!!」
俺はゴルバカの言う事を聞き流してゴルバカの目の前でにスイッチを押してみる。
ポチッとな。
途端にゴルバカが胸を押さえて苦しみだした。
「ぐえっぐえっ、あががかー」
俺はその苦しみをビクンの経験として知っていた。ビクンがゴルバカに逆らった時にたまにやられていたからだ。
「ぐ、ぐるじぃ~」
「し、しぬぅ~」
ゴルバカはもんどり打ったり、床でのたうち回ったりする。
ざまぁ 気分がすっとする。
そのまま逝っては困るのでスイッチを止める。
息を整えるようにはぁはぁ言うゴルバカを見下していると、睨みつけるようにこちらを見上げた。
「貴様ぁ~何をしやがる!!」
「さあな、それにしてもこれを押すと面白いものが見れるな」
惚けて、再度押そうとするとゴルバカが叫んだ。
「止めろー、止めてくれー!!」
スイッチを押す振りでゴルバカを見下ろすとゴルバカが言った。
「何でもくれてやるからそれを寄こせ!」
「ああ?それが人に頼む態度か?」
俺が睨みつけるとゴルバカは口をへの字に曲げ、唇から血を流しながらイヤイヤ言った。
「た、頼みますから、それを下さい。」
「えーどうしよっかなぁ~」
「ギ、ギザまぁ~!」
無茶苦茶悔しそうにゴルバカは睨みつけてきた。俺は嬉しくなってきた。
ニンマリする俺を見上げてゴルバカが言う。
「こ、この極悪人め~」
自分の事は棚に上げてよく言うよ。
「そうかぁ~嬉しいねぇ~ポチッとな!」
再度スイッチを押すとゴルバカは悲鳴を上げて転げ回った。今度はさっきよりちょっと長めにサービスだ。
スイッチを切るとゴルバカはぴくぴくしていたが死んではいないようだ。
この手の悪人は自分が不利な時は低姿勢だが逆転すると嵩にかかって好き勝手するもんだ。
「これに懲りてアンナには手を出すなよ!」
この言葉に俺が何でこんな事をしているのか理解した様だ。胸を押さえて転がった状態から俺をゴルバカは憎々しげに見上げていた。
「返事は!」
スイッチをこれみよがしに見せて答えを強要する。
「わ、分かった。手出しはしないと誓う!」
と調子の良いことを言った。きっと嘘だ。
「まぁ、これはアンナに渡して、何かあったら使うように言って置くからな。」
何かを思案するゴルバカに言い募る。
「絶対に何もするなよ!振りじゃないからな!」
念押しをしたがほとぼりが冷めたら何かするかもな。でも、隠していた書類を街長のマクレガー•モンタル男爵様にでも送っておいてやればこいつも終わりだろう。
事のついでに蹴りをくれてなるとぐえっとうめいて、床に吐瀉物を吐いた。
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