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戦争と冒険者D
訪れる者1
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冒険者として経験とお金を手にしながらやっと王都に来れた、アルマは一番大きい冒険者ギルドにやって来た。
ダゾンの街の冒険者ギルドの受付嬢マリリンを名乗っていたアルマは魔族の血が入った東方の異国人の父親を持ち特異なスキルを持っている。ダゾンの街のギルドマスターが連れてきて受付嬢にした事になっているがアルマが自分のスキル『無権』でダゾンのギルドマスターの親族に成りすまして受付嬢になったのである。
アルマは古の一族『アルヴァンチェリ』の一員である。アルヴァンチェリは古の高いスキルで人々や魔物など世界を支配していた人々の末裔でアルマは『無貌』のスキルを持つ者探していたのだ。
冒険者ギルドの受付嬢をしながらアルマはA級冒険者デイがそうでは無いかと疑い、様子を探っていたが、同じ受付嬢のアンナの事件でダゾンの街を出てしまったので追いかけて来たのだった。
アルマが探しているデイと言う冒険者は王都北地区冒険者ギルドには居なかった。王都北地区の冒険者ギルドは王都冒険者ギルド本部とも言われていて、規模が一番大きかった。ギルドとしての規模が大きいだけで冒険者が多かった訳でなくデイの名前を聞くことは無かったのだ。むしろ、傭兵の話を聞くことが多かった。
そこでアルマは西地区冒険者ギルドを探し、南地区冒険者ギルドを探し、最後に東地区冒険者ギルドを探し、やっとデイの名前を聞いたのだった。ちなみに南地区で探していた時にはアルマは知らなかったが、受付嬢アンナはちょうどいなかったので会うことは無かった。
しかも、アルマは運が悪いことにデイが既に王都を出たことを知る。向かった場所を知ったのはデイが王都を出て、10日も過ぎていた。
それでもアルマはDの後を追おうとした。デイの向かった場所がスリム•ライザップ辺境伯領の最北の街ヘゼワントと知り、商人の護衛依頼を利用して向かったのだ。
それはアルマ個人で向かう事はアルマが女だからとても危険だったからだ。北に向かう街道は傭兵が向かう事が多い為、盗賊や山賊などは殆存在しなかったが、女に飢えている者が多かったからだ。その点、商人の護衛であれば他の冒険者パーティもおり、比較的安全だった。
王都に来るまでに依頼を受けてF級からD級まで昇級出来て、護衛依頼も受けれるようになっていたのはアルマにとっては幸いだった。
護衛依頼をした商人コメツキ•バッタは王都の南地区の倉庫街のバッタ商会の会長で小太りで上等な服を着るのが趣味と言う。
見た目はずる賢く見えたが心優しく女性であるアルマに親切であった。旅の途中での野営などでは他の冒険者たちより贔屓と言えるほど優しくされた。最もその後に口説かれたりしている。16歳になっていたアルマも商人コメツキ•バッタの事を憎からず思えていたので凄く断り難かった。
商人コメツキ•バッタは見掛けは30歳も越えているような老練さはあったが見掛け詐欺とも言える程の年齢でまだ20代の前半だった。商会は王都の中の商会100選に選ばれる程度の規模を持ち、若手の注目株でもあった。
今回の最北の街ヘゼワントへは食料輸送であり、今回で6度目の仕事である。半年以上前から傭兵の動きを追い、いよいよスリム•ライザップ辺境伯が本気になってアロシア帝国に攻め込むと見込んでの食料調達であった。
商人コメツキ•バッタの読みどおり持ち込めば直ぐに食料は売り切れ、売上は予想以上に上がった。ただ、思いも依らない事に魔石も売れていたので、どんな魔導具に使われるのかと疑っていたのだ。魔石の方が利益率が高いが商人コメツキ•バッタは余り扱って居なくて大きな商いにはならなかった。何度か買い手を探っていたが魔石商人は情報を隠すのが上手くて今の所不明だった。
食料移送は問題なく、魔物の出現も少なく1日程度日程が繰り上がったほど順調に進んだ。最北の街ヘゼワントにコメツキ•バッタの商店は無いので懇意にしている中間業者に降ろせば数日の情報収集の後、王都に帰還するのだ。
アルマに執心だったが流石に商人コメツキ•バッタも諦めてヘゼワントに入ると別れる。
アルマはコメツキ•バッタに勧められた南側の安宿を避けて、北側の安宿を決める。勧められた安宿を使うとまたコメツキ•バッタに遭わないとも限らなかったからだ。北側の安宿は陽当りも悪く上等とは言えなかったが冒険者ギルドに向うにも不便は無かった。
王都に比べればかなり小さく冒険者も数が少なかった。どうしても傭兵が多すぎたのだ。アルマは少ない冒険者達に話を聞き、デイと言う冒険者を探したが見つからない。仕方なく宿近くの食堂『砦』に入る。
食堂『砦』は結構でかい食堂で席も多く、詰めれば200人位入れそうだ。
閑散として居て、ちらほら見かける程度しか客は居なかった。暇そうな給仕人が食事を運び、片付けていた。仕事にあぶれた傭兵だけがいる感じがする。適当に頼むと一人では食べ切れなそうな大盛りの皿が出てくる。呆れて皿から視線を外し、客の様子を伺うと食堂の隅に見たことのある女性が居た。
その女性は交易の街ダゾンで冒険者ギルドで受付嬢をしていたアンナだった。知らない小柄な女性と食事をしていたのだ。
ダゾンの街の冒険者ギルドの受付嬢マリリンを名乗っていたアルマは魔族の血が入った東方の異国人の父親を持ち特異なスキルを持っている。ダゾンの街のギルドマスターが連れてきて受付嬢にした事になっているがアルマが自分のスキル『無権』でダゾンのギルドマスターの親族に成りすまして受付嬢になったのである。
アルマは古の一族『アルヴァンチェリ』の一員である。アルヴァンチェリは古の高いスキルで人々や魔物など世界を支配していた人々の末裔でアルマは『無貌』のスキルを持つ者探していたのだ。
冒険者ギルドの受付嬢をしながらアルマはA級冒険者デイがそうでは無いかと疑い、様子を探っていたが、同じ受付嬢のアンナの事件でダゾンの街を出てしまったので追いかけて来たのだった。
アルマが探しているデイと言う冒険者は王都北地区冒険者ギルドには居なかった。王都北地区の冒険者ギルドは王都冒険者ギルド本部とも言われていて、規模が一番大きかった。ギルドとしての規模が大きいだけで冒険者が多かった訳でなくデイの名前を聞くことは無かったのだ。むしろ、傭兵の話を聞くことが多かった。
そこでアルマは西地区冒険者ギルドを探し、南地区冒険者ギルドを探し、最後に東地区冒険者ギルドを探し、やっとデイの名前を聞いたのだった。ちなみに南地区で探していた時にはアルマは知らなかったが、受付嬢アンナはちょうどいなかったので会うことは無かった。
しかも、アルマは運が悪いことにデイが既に王都を出たことを知る。向かった場所を知ったのはデイが王都を出て、10日も過ぎていた。
それでもアルマはDの後を追おうとした。デイの向かった場所がスリム•ライザップ辺境伯領の最北の街ヘゼワントと知り、商人の護衛依頼を利用して向かったのだ。
それはアルマ個人で向かう事はアルマが女だからとても危険だったからだ。北に向かう街道は傭兵が向かう事が多い為、盗賊や山賊などは殆存在しなかったが、女に飢えている者が多かったからだ。その点、商人の護衛であれば他の冒険者パーティもおり、比較的安全だった。
王都に来るまでに依頼を受けてF級からD級まで昇級出来て、護衛依頼も受けれるようになっていたのはアルマにとっては幸いだった。
護衛依頼をした商人コメツキ•バッタは王都の南地区の倉庫街のバッタ商会の会長で小太りで上等な服を着るのが趣味と言う。
見た目はずる賢く見えたが心優しく女性であるアルマに親切であった。旅の途中での野営などでは他の冒険者たちより贔屓と言えるほど優しくされた。最もその後に口説かれたりしている。16歳になっていたアルマも商人コメツキ•バッタの事を憎からず思えていたので凄く断り難かった。
商人コメツキ•バッタは見掛けは30歳も越えているような老練さはあったが見掛け詐欺とも言える程の年齢でまだ20代の前半だった。商会は王都の中の商会100選に選ばれる程度の規模を持ち、若手の注目株でもあった。
今回の最北の街ヘゼワントへは食料輸送であり、今回で6度目の仕事である。半年以上前から傭兵の動きを追い、いよいよスリム•ライザップ辺境伯が本気になってアロシア帝国に攻め込むと見込んでの食料調達であった。
商人コメツキ•バッタの読みどおり持ち込めば直ぐに食料は売り切れ、売上は予想以上に上がった。ただ、思いも依らない事に魔石も売れていたので、どんな魔導具に使われるのかと疑っていたのだ。魔石の方が利益率が高いが商人コメツキ•バッタは余り扱って居なくて大きな商いにはならなかった。何度か買い手を探っていたが魔石商人は情報を隠すのが上手くて今の所不明だった。
食料移送は問題なく、魔物の出現も少なく1日程度日程が繰り上がったほど順調に進んだ。最北の街ヘゼワントにコメツキ•バッタの商店は無いので懇意にしている中間業者に降ろせば数日の情報収集の後、王都に帰還するのだ。
アルマに執心だったが流石に商人コメツキ•バッタも諦めてヘゼワントに入ると別れる。
アルマはコメツキ•バッタに勧められた南側の安宿を避けて、北側の安宿を決める。勧められた安宿を使うとまたコメツキ•バッタに遭わないとも限らなかったからだ。北側の安宿は陽当りも悪く上等とは言えなかったが冒険者ギルドに向うにも不便は無かった。
王都に比べればかなり小さく冒険者も数が少なかった。どうしても傭兵が多すぎたのだ。アルマは少ない冒険者達に話を聞き、デイと言う冒険者を探したが見つからない。仕方なく宿近くの食堂『砦』に入る。
食堂『砦』は結構でかい食堂で席も多く、詰めれば200人位入れそうだ。
閑散として居て、ちらほら見かける程度しか客は居なかった。暇そうな給仕人が食事を運び、片付けていた。仕事にあぶれた傭兵だけがいる感じがする。適当に頼むと一人では食べ切れなそうな大盛りの皿が出てくる。呆れて皿から視線を外し、客の様子を伺うと食堂の隅に見たことのある女性が居た。
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