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冒険者Dと近隣国
城の攻略
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部屋の隅でムスタファが倒れて居るのを横目に俺は城の階上へ向かう階段を登った。ムスタファは目を剝いて居たがあれだけ頑強なんだから大丈夫だろ。ハガンとラガンが居るし何とかするんじゃね。
それほど登らずに謁見の間のような場所に出た。城主が座る椅子には一人の男が座り、周りに数人の青みがかった鎧に赤いラインの入った鎧にを身に包んだ騎士が守っていた。城主らしき男がこちらを見ると頭に羽飾りのある騎士が俺に詰問してきた。
「お前は!誰だ?」
俺はそれをスルーしてニヤリと笑った。
「階下にはムスタファ殿とハガン、ザガン、ラガン兄弟がいた筈だ!」
「ああ、そんなの居たな」
軽く俺が流すと騎士達は剣を抜き構えた。あ~あ、遅え。
近寄って拳で俺の強さを教えてやればものの数分で全員が床に臥せってしまう。少しバタバタして埃が舞ったが仕方無いだろう。
椅子に座っていた城主らしき男はあ然としていた。俺が聞く。
「お前がギルーラ•エッテンベルク辺境伯か?」
「違いますね。その人は双子の弟のドアン•エッテンベルク様ですよ」
壁から現れるように小柄な影が俺の方に歩いて来ながら話す。ユキめ、何処に隠れていたやら。
「ほう、ギルーラは何処だ?!」
俺が威圧を込めて問うと肘掛けにしがみつきながらドアンは言った。
「お、脅しても無駄だぞ!兄上は援軍を迎えに行ってる!直ぐにアロシア帝国直属の秘蔵の魔獣騎士団が来る筈だ!そうしたらお前らなんか、お前らなんか・・・」
「ほう、その前にお前の命はねえぞ?」
空威張りしていたドアン•エッテンベルクは俺の言葉に顔を白くした。
でも、面白そうだ。アロシア帝国の魔獣騎士団ねぇ。好奇心が疼く。
「あぁ、あたしも聞いた事あります。何でも特殊な魔導具を使って魔物を乗り物として騎馬代わりに戦闘するらしいですねえ。本当か分かりませんがデザートエクリプスを初めグリフォン迄手懐けて居るとか。」
ユキの言葉に俺は興味を持った。
「へぇーグリフォンねぇ」
デザートエクリプスは地を這うドラゴンとも言われる蜥蜴型の大型歩行の魔物だ。吐息は無いが長い舌で絡め取ったり、尻尾での攻撃は要注意だ。A級の魔物と言われている。
グリフォンは獅子の身体に鷲の頭を持つ魔物でかなり希少な存在だ。数もそうだがかなり気難しいのでベテランテイマーでもティム困難らしい。その代わりティム出来れば機乗して空を飛ぶ事も可能だし、鋭利な爪に依る攻撃も嘴に依る攻撃もS級ならではと、言われているらしい。
ふふ面白いじゃねえか。
「じゃあ、てめえの命は助けてやるぜ。精々兄貴とやらを誘き寄せる餌になってくれや。」
抵抗しても無駄と悟ったかユキがドアンをぐるぐる巻きにして北側の城の窓から吊るしてくれた。分かってんじゃねえか。そうそう、よく見えるようにな。ドアンは失禁して失神したらしい。動きゃしねえぜ。
ユキは何処から調達してきたのか食料を謁見の間にあったテーブルに広げ、俺に勧めた。まぁ殺ること無いから腹ごなしと行こう。
アロシア帝国秘蔵の魔獣騎士団とやらが来るまで暇つぶしを兼ねて登ってくる騎士たちを殴って置く。後は手際よくユキが縛ってくれる。
そうこうしていると太陽が天頂に上った頃には城下の騒ぎも収まり、登ってくる敵の騎士も居なくなった。
そしてスリム•ライザップ辺境伯が護衛騎士と一緒に登ってきた。俺を見て苦笑いしたが俺は即座に端により、状況を確認しに来た護衛騎士長トールに事の次第を話す。
他にも傭兵団の長が居てスリムと何やら協議を始めた。錬金術師ランドルト達や無限軌道車エレクサンドは城下に留まって居るらしい。
暇つぶしにランドルトのところにでも行こうとした時にスリム•ライザップ辺境伯が大きな声を上げた。
「皆の者、大義であった。エッテンベルク城を占拠出来たが何やら敵の援軍が迫っているようだ。迎え撃つ為に城外の荒野にて陣を張る。都度食事を済ませた者からもう一度戦をお願いしたい。尚、ここからは追加の戦いとして報奨は別途出すものとする。以上だ!」
大きな歓声が上がって再びぞろぞろと城下に降りて行った。降りるつもりが人波に揉まれるの嫌なので様子を見ることにした。此処に居れば援軍とやらがやって来るのも見えるだろうしな。
それにしてもスリム•ライザップ辺境伯も城の籠城戦とせずに迎え撃つとは中々の気骨じゃあ無いか。この城を恒常のものとするためには今回は全力を尽くすようだな。
アロシア帝国の秘蔵の魔獣騎士団とやらがどんなものか見学させて貰うか。危なそうなら俺も参戦させて貰うとしよう。
「主も行かれないのですか?」
ユキが聞いてくる。
高みの見物をすると言ってもう自由にしていいぞと許可を出したがユキは動こうとしなかった。一応スキル『許可』で縛ってはいたが自分の意志でここまで案内したらしい。まだ、俺に執心があるようだ。
やがて、城外にスリム•ライザップ辺境伯の陣ができた頃に北西から砂埃と共に援軍がやってくるのが見えた。
騎獣らしき数は20と無かったが空を飛んでくる騎獣が見えた。あれはグリフォンのようだ。
ふふふ、楽しみだ。
それほど登らずに謁見の間のような場所に出た。城主が座る椅子には一人の男が座り、周りに数人の青みがかった鎧に赤いラインの入った鎧にを身に包んだ騎士が守っていた。城主らしき男がこちらを見ると頭に羽飾りのある騎士が俺に詰問してきた。
「お前は!誰だ?」
俺はそれをスルーしてニヤリと笑った。
「階下にはムスタファ殿とハガン、ザガン、ラガン兄弟がいた筈だ!」
「ああ、そんなの居たな」
軽く俺が流すと騎士達は剣を抜き構えた。あ~あ、遅え。
近寄って拳で俺の強さを教えてやればものの数分で全員が床に臥せってしまう。少しバタバタして埃が舞ったが仕方無いだろう。
椅子に座っていた城主らしき男はあ然としていた。俺が聞く。
「お前がギルーラ•エッテンベルク辺境伯か?」
「違いますね。その人は双子の弟のドアン•エッテンベルク様ですよ」
壁から現れるように小柄な影が俺の方に歩いて来ながら話す。ユキめ、何処に隠れていたやら。
「ほう、ギルーラは何処だ?!」
俺が威圧を込めて問うと肘掛けにしがみつきながらドアンは言った。
「お、脅しても無駄だぞ!兄上は援軍を迎えに行ってる!直ぐにアロシア帝国直属の秘蔵の魔獣騎士団が来る筈だ!そうしたらお前らなんか、お前らなんか・・・」
「ほう、その前にお前の命はねえぞ?」
空威張りしていたドアン•エッテンベルクは俺の言葉に顔を白くした。
でも、面白そうだ。アロシア帝国の魔獣騎士団ねぇ。好奇心が疼く。
「あぁ、あたしも聞いた事あります。何でも特殊な魔導具を使って魔物を乗り物として騎馬代わりに戦闘するらしいですねえ。本当か分かりませんがデザートエクリプスを初めグリフォン迄手懐けて居るとか。」
ユキの言葉に俺は興味を持った。
「へぇーグリフォンねぇ」
デザートエクリプスは地を這うドラゴンとも言われる蜥蜴型の大型歩行の魔物だ。吐息は無いが長い舌で絡め取ったり、尻尾での攻撃は要注意だ。A級の魔物と言われている。
グリフォンは獅子の身体に鷲の頭を持つ魔物でかなり希少な存在だ。数もそうだがかなり気難しいのでベテランテイマーでもティム困難らしい。その代わりティム出来れば機乗して空を飛ぶ事も可能だし、鋭利な爪に依る攻撃も嘴に依る攻撃もS級ならではと、言われているらしい。
ふふ面白いじゃねえか。
「じゃあ、てめえの命は助けてやるぜ。精々兄貴とやらを誘き寄せる餌になってくれや。」
抵抗しても無駄と悟ったかユキがドアンをぐるぐる巻きにして北側の城の窓から吊るしてくれた。分かってんじゃねえか。そうそう、よく見えるようにな。ドアンは失禁して失神したらしい。動きゃしねえぜ。
ユキは何処から調達してきたのか食料を謁見の間にあったテーブルに広げ、俺に勧めた。まぁ殺ること無いから腹ごなしと行こう。
アロシア帝国秘蔵の魔獣騎士団とやらが来るまで暇つぶしを兼ねて登ってくる騎士たちを殴って置く。後は手際よくユキが縛ってくれる。
そうこうしていると太陽が天頂に上った頃には城下の騒ぎも収まり、登ってくる敵の騎士も居なくなった。
そしてスリム•ライザップ辺境伯が護衛騎士と一緒に登ってきた。俺を見て苦笑いしたが俺は即座に端により、状況を確認しに来た護衛騎士長トールに事の次第を話す。
他にも傭兵団の長が居てスリムと何やら協議を始めた。錬金術師ランドルト達や無限軌道車エレクサンドは城下に留まって居るらしい。
暇つぶしにランドルトのところにでも行こうとした時にスリム•ライザップ辺境伯が大きな声を上げた。
「皆の者、大義であった。エッテンベルク城を占拠出来たが何やら敵の援軍が迫っているようだ。迎え撃つ為に城外の荒野にて陣を張る。都度食事を済ませた者からもう一度戦をお願いしたい。尚、ここからは追加の戦いとして報奨は別途出すものとする。以上だ!」
大きな歓声が上がって再びぞろぞろと城下に降りて行った。降りるつもりが人波に揉まれるの嫌なので様子を見ることにした。此処に居れば援軍とやらがやって来るのも見えるだろうしな。
それにしてもスリム•ライザップ辺境伯も城の籠城戦とせずに迎え撃つとは中々の気骨じゃあ無いか。この城を恒常のものとするためには今回は全力を尽くすようだな。
アロシア帝国の秘蔵の魔獣騎士団とやらがどんなものか見学させて貰うか。危なそうなら俺も参戦させて貰うとしよう。
「主も行かれないのですか?」
ユキが聞いてくる。
高みの見物をすると言ってもう自由にしていいぞと許可を出したがユキは動こうとしなかった。一応スキル『許可』で縛ってはいたが自分の意志でここまで案内したらしい。まだ、俺に執心があるようだ。
やがて、城外にスリム•ライザップ辺境伯の陣ができた頃に北西から砂埃と共に援軍がやってくるのが見えた。
騎獣らしき数は20と無かったが空を飛んでくる騎獣が見えた。あれはグリフォンのようだ。
ふふふ、楽しみだ。
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