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2章
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宿に帰ってご飯を食べた後、植物図鑑を眺めてたらだんだん落ち着いてきた。
俺、帰り際態度悪かったかなぁ。
たぶん俺の入れない世界でみんなが楽しそうにしてるのが悔しかったんだな。
そりゃギィはA級なんだから本気で戦ったら凄いに決まってる。俺がついて行けないなんて当たり前だ。
ギィが帰って来たら八つ当たりしてごめんって謝ろう。
俺は俺にできることをやらないとな!
ギィはいつも寝るくらいの時間に帰って来た。
お酒も飲んでたと思うけど、見た感じは全然変わりないな。
「おかえりなさい」
「ただいま、カイト」
いつもは軽いキスなのに今日はずいぶん念入りだな。やっぱり酔ってるのかな?
「んーっ!…ギィっ。あふっ…。んんっ。…ちょっと、どうし「置いていかれて辛かった」んっ。…えぇ?」
強く舌を吸い上げられてからようやく唇が解放される。
「カイトと一緒に街を歩けるチャンスを潰されたんだぞ。その分を取り返そうとして何が悪い」
まだ足りない。ってじっくり唇を合わせた後、上、下とそれぞれゆっくり啄まれる。
あ、気持ちいい。俺、これ好きなんだよな。これされるともっと欲しくなってつい強請ってしまう。
「カイト、舌出せ。舐めさせろ」
もうだめ。ギィの言う通りにしかできない。
緩んだ口から垂れた涎も舐めとられてとろとろになっちゃって、さっきちゃんと気持ちを切り替えたって思ってたのにポロッと言葉が溢れ落ちてしまった。
「あの人たちとまたパーティ組むの?」
「ん?組まないぞ?どうした。何か言われたか?」
「んーん。ギィも楽しそうだったから、また一緒にどこか行くのかな。って」
俺は行けないけど。って呟く。
ギィの腕が苦しいほど強く抱きしめてきて、あっという間にベッドに運ばれた。
「カイト、やきもちか」
「え?違うよ。…たぶん」
もっとちょうだいってキスを強請る。
勿体ぶることもなくいつもギィは欲しいだけ全部くれる。
上顎を内側から撫でられるとゾクゾクして背筋が反る。ギィに体を押し付けてしまう。
「パーティを組むならカイトと組みたい」
「俺は無理でしょ。E級だよ?一緒には行けない」
「E級とA級が組んではいけないなんて決まりはないぞ。俺はカイトとだけ一緒にいたい」
あぁ、気持ちいい。
ギィの乾いた手が肌を摩ってる。背骨の横の筋肉を揉むようにしながら腰まで降りてきて、前に回って胸に上がって来る。
「ギィはいつかここを出て行くんだ。でも俺はここにいる」
「どういうことだ?俺はずっとカイトの側にいるぞ」
「だって、家がないんだから」
あぁ何だろう。勝手に涙が出て来る。
ギィ、もっと。って声にならない声で強請る。
大きな手は背中からお尻を通って内腿を擦る。
「今日はもう寝てしまえ。
カイト、好きだ。俺はここにいる」
温かくて気持ちよくて、八つ当たりしてごめんねって言いたかったのに俺の意識はゆっくりと溶けていった。
俺、帰り際態度悪かったかなぁ。
たぶん俺の入れない世界でみんなが楽しそうにしてるのが悔しかったんだな。
そりゃギィはA級なんだから本気で戦ったら凄いに決まってる。俺がついて行けないなんて当たり前だ。
ギィが帰って来たら八つ当たりしてごめんって謝ろう。
俺は俺にできることをやらないとな!
ギィはいつも寝るくらいの時間に帰って来た。
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「おかえりなさい」
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いつもは軽いキスなのに今日はずいぶん念入りだな。やっぱり酔ってるのかな?
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まだ足りない。ってじっくり唇を合わせた後、上、下とそれぞれゆっくり啄まれる。
あ、気持ちいい。俺、これ好きなんだよな。これされるともっと欲しくなってつい強請ってしまう。
「カイト、舌出せ。舐めさせろ」
もうだめ。ギィの言う通りにしかできない。
緩んだ口から垂れた涎も舐めとられてとろとろになっちゃって、さっきちゃんと気持ちを切り替えたって思ってたのにポロッと言葉が溢れ落ちてしまった。
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「んーん。ギィも楽しそうだったから、また一緒にどこか行くのかな。って」
俺は行けないけど。って呟く。
ギィの腕が苦しいほど強く抱きしめてきて、あっという間にベッドに運ばれた。
「カイト、やきもちか」
「え?違うよ。…たぶん」
もっとちょうだいってキスを強請る。
勿体ぶることもなくいつもギィは欲しいだけ全部くれる。
上顎を内側から撫でられるとゾクゾクして背筋が反る。ギィに体を押し付けてしまう。
「パーティを組むならカイトと組みたい」
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「E級とA級が組んではいけないなんて決まりはないぞ。俺はカイトとだけ一緒にいたい」
あぁ、気持ちいい。
ギィの乾いた手が肌を摩ってる。背骨の横の筋肉を揉むようにしながら腰まで降りてきて、前に回って胸に上がって来る。
「ギィはいつかここを出て行くんだ。でも俺はここにいる」
「どういうことだ?俺はずっとカイトの側にいるぞ」
「だって、家がないんだから」
あぁ何だろう。勝手に涙が出て来る。
ギィ、もっと。って声にならない声で強請る。
大きな手は背中からお尻を通って内腿を擦る。
「今日はもう寝てしまえ。
カイト、好きだ。俺はここにいる」
温かくて気持ちよくて、八つ当たりしてごめんねって言いたかったのに俺の意識はゆっくりと溶けていった。
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