期間限定のセフレだったはずなのに

しそみょうが

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2 お互い様の関係 ※R18

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俺の初めてのフェラはやっぱり下手くそだったようで、イグニスからすぐにストップがかかった。立たされて『壁に手を突いて』と言われて、そのとおりにしたところでアナルに洗浄魔法をかけられる。そしてローションをまぶしたイグニスのペニスを、いきなりずにゅうっと挿入された。

「んああっ」

昨日も自慰をしたからいきなりでも呑み込めたが、いつも使っているディルドより質量のあるイグニスのモノで、俺の肉穴はみちみちと拡げられていく。

「ジェノん中、遊んでるわりには狭いな。今日は全部挿入れるのはやめとくけど、次は奥まで挿入れさせてくれよ」

両手で腰を掴まれ、そのまま浅いところをぱちゅぱちゅ突かれる。イグニスは遊び慣れているだけあって、俺の感じる場所に的確に当てながら肉棒で執拗に擦り立てた。

「んぁっ⋯⋯ぁっ、あっ、あっ、イく、イくっ」

本物のペニスを挿入れられるのは初めてなのに瞬く間にイかされてしまい、俺の出した精液が壁と床にぱたぱたと散った。

「ハァ、ハァ、あっ、あっ」

「あー⋯⋯ジェノのイってるまんこ気持ちいーよ⋯⋯もっといっぱい突き回してあげるな?」 

「え?⋯やっ、あっ、あっ」 

俺をビッチだと思い込んでいるイグニスは、イって収縮する肉筒をそのままの調子で突き続けた。

「あっ、ああっ、あああっ」

「ジェノも気持ちいだろ?ずっとうねってしゃぶりついてくるもんな」

片手で俺の腰を掴んでピストンするイグニスが、もう片方の手で俺の背中を撫でたり、尻の肉を戯れに鷲掴んだりする。

「ジェノのバックの眺めほんとたまんねえ。背中とケツ歴代最高」

「ああっ、ああんっ、イグニッ⋯⋯あああっ」

尻肉をグニグニ捏ねられながら手加減なくナカを抉られて、ピストンに合わせて揺れてる俺のちんこの先からは、精液が漏らしてるみたいにたらたらと滴り落ちた。

「ジェノの肌って冒険者なのにすげえ綺麗だよな。もっとあちこち傷だらけなのを想像してたわ」

「あ゛っ、イく、またイくっ~~~あああああっ」

「ッ⋯⋯俺もっ」

イキっぱなしのアナルを更にぎゅんぎゅんに締め付け、俺はイグニスを道連れに絶頂した。彼が俺の中でビュルビュルと射精する。

「⋯⋯はぁ、はぁっ⋯⋯」

度重なる絶頂の余韻で、断続的に全身をビクつかせながら目の前の壁に縋り付く。両脚はぶるぶると震えていて、イグニスに腰を掴まれていなければとっくに床に崩れ落ちていただろう。

「ほんと、すげー肌すべすべ」

射精を終えて萎えたペニスを俺の中に埋めたまま、イグニスが腰を掴んでないほうの手で俺の身体を撫で回す。俺はまた、意図せず後孔を締め付けてしまった。

「ん?ジェノって肌褒められるの好き?さっきも肌綺麗って言った瞬間まんこ締めてイったよな」

肩で息をしながら、俺はコクリと頷いた。だけどそれはイグニスに褒められたからじゃない。



――冒険者になりたての頃の俺は、今と違って全身どこもかしこも傷だらけだった。

数年経ってなんとか稼げるようになった頃、ムルドが身体に残った傷跡を綺麗に消し去るポーションをピオニーにプレゼントしたことがあった。その頃の俺達にとってはかなりの高級品だ。

ムルドからのプレゼントを受け取るピオニーを羨ましい気持ちで眺めていると、ムルドがマジックバッグからもうひとつ同じポーションを取り出して俺に手渡した。

『こっちはジェノの分だ』

『え⋯⋯?う、受け取れないよ、こんな高価なもの。俺はピオニーと違って男だし、傷跡なんてどれだけあったっていい。今からでも返品して来いよ』

『いいや。性別なんて関係ない。ジェノもピオニーと同じ、俺の大切な仲間だ。だから受け取ってほしい』

あの時は涙が出そうなほど嬉しかったし死ぬほどときめいた。イグニスに肌を褒められたことでその記憶が蘇って、俺は浅ましくイグニスのモノを締め付けて感じてしまっていたのだ。




「何でジェノは肌綺麗って言われるとあんなに感じるんだ?」

行為のあと、イグニスにそう言って揶揄われた。

俺がムルドにポーションをプレゼントされたエピソードを思い出してイッてたことを話すと、彼は呆れ顔をした。

「はあ?何だよそいつ。もしジェノの気持ち気付いてて思わせぶりな態度取ってるんならタチ悪いな」

イグニスは俺に呆れているのかと思ったらムルドに呆れていたようだ。

「ムルドは誰にでもそうなんだよ。皆に優しいから、よく勘違いした相手に粘着されて揉め事起きてた」

「無自覚でジェノをキープしてるのかよ。ますますいけ好かねえ野郎だぜ」

壁際でセックスしたあと俺達はベッドに移動して、イグニスが四回射精して行為が終わった。その間に俺は何度もイかされてくたくただった。

イグニスの身分とかは訊いていないし教えられてもいない。俺の彼への印象は『お金持ちの家で育ったちょっと我儘なお坊ちゃん』だ。七歳上のはずなのに大人の包容力みたいなものは全然感じない。

だから疲れてぐったりしている俺に彼が洗浄魔法をかけてから服も着せてくれて、意外と優しいところもあるんだなと感心していたのだが。

「よし、着せ終わった。なあ、ジェノって冒険者だから野営で料理作ったりするよな?キッチンにある材料で簡単なスープ作って。俺、夜に小腹減るとあったかい汁物が飲みたくなるんだよな~」

イグニスが甲斐甲斐しく俺の世話を焼いたのは優しさからじゃなく、小腹を満たすスープを俺に作らせるためであった。

見直して損した。だけど俺もイグニスとしてる最中にムルドを思い出してイったから、ひどいのはお互い様だ。

俺は仔鹿のように震える足で一階のキッチンに降り立つと、保冷庫の中で見つけた、ちょうどイグニスの一物と同じサイズ感のサラミを切り刻んで、葉物野菜と固形ブイヨンといっしょに鍋で軽く煮込んだ。

「ちょっと塩気が強いな」なんて文句を垂れつつ出来上がったスープを二杯おかわりしたイグニスは、満足げに自分の家へと帰って行った。

俺が連れ込まれたこの屋敷は彼の別宅で『家賃はいらないからセフレでいる間はここに住んでくれ』と言われた。イグニスがヤりたい時にできるからだそうだ。

ちょうど冒険者ギルド近くに借りていた部屋を引き払ったばかりの俺は、次の仕事が決まるまでは宿屋暮らしだったので、有り難く仮住まいさせてもらうことにした。



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