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第2章 波乱の学園生活
4. そういえば、ヒロインだった
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「男好き! 色欲魔!」
「あんたみたいな女がアメリア伯爵家の令嬢だなんて信じらんないわ!」
地獄の昼食が終了して残りのお昼休憩を植物園で過ごそうと向かった瞬間、これである。
キラキラすぎる攻略対象たちに囲まれて失念していたけれど、わたしは絶世の美少女だった。ヒロインだった。逆ハーものだし今は乙女ゲーム本編ではないからいじめられるとは思ってもみなかった。ていうか色欲魔て。13歳の少女たち、どこでその言葉を仕入れてきた。
というわけで、わたしはまたしても植物園へ向かう道すがら足止めを食らっている。新入生の女子生徒3人。おそらく爵位はないノーマル貴族。顔立ちははっきりしていない。
「ナイン様の妹というのも許せないけれど、ジル様やラギー様のこともたぶらかして!」
これが彼女らの言い分だ。そもそもわたしは彼らをたぶらかしているわけではないし、完璧な濡れ衣。度合いの分からない執着を受けてくれるのなら、ぜひ代わってほしい。思わずため息が出てしまった。こういうときのいじめっ子というのは非常に敏感で、微かなため息すら苛立ちの原因につながる。案の定、リーダー格の女子生徒が「バカにしてるのね!!」とかっかし始めてしまった。まずい、ビンタの構えだ。仕方ないけれど、身を守るためだ、とわたしも応戦しようとすると。
視界に、オレンジ色の髪の毛がいっぱいに広がった。
「3対1は卑怯だと思うな!」
「ラ、ラギー様……」
ラギーは令嬢のビンタを腕で受け止め、かつそのままもう手をあげられないよう軽く捻っている。ラギーの顔は見えないけれど、女子生徒たちがビビり上がっているのが分かる。
「何を言っていたのか聞いていたわけじゃないけどさ、俺とローズは友達だしローズは君たちみたいにヨコシマな気持ちで俺たちと接しているわけじゃないと思うよ」
「でも、そんなの分からな……」
「ローズってこう見えて剣術に長けてるんだ。そんなに嫌なら相手してもらったらどう? 勝ったら文句を言えばいいよ!」
女子生徒たちは「剣、術……」と非力そうなわたしを見て驚いたようだった。彼女たちは悔しそうに走り去っていく。わたしはぼけーっとその様子を眺める。今のは完全に乙女ゲームだった。少女漫画的展開だった。
「ラギー、ありがとうね。助かったよ」
「んーん。でもローズなら倒せただろ?」
「いや、さすがに学園内で剣は振り回さないよ……」
「そうだった!」
ラギーは快活に笑った。
もしわたしが剣を振り回したら、その場で捕まる。ゲーオタ精神なのか、きちんとしたフィールド内で互角の戦いができる相手もしくは敵でないと卑怯だと思ってしまう。
「また危ない目に合いそうになったら俺に教えてよ。ローズでも対応出来なさそうなときは力になりたいし!」
「ラギー……! ありがとう、そうするね!」
なんていいやつなんだ。本当に彼はよくできた男だと思う。感動していると、次の授業開始の10分前のお知らせのチャイムが鳴った。
「最近あんまり2人で話せなかったし、一緒に戻ろ。俺、ローズが楽しそうにおしゃべりしてくれるの好きだからさ!」
ラギーは自然に手を差し出してきた。つなごう、ということ? 一瞬ためらったがラギーの向日葵のような笑顔にわたしは手をとった。
それから、なぜか分からないが乙女ゲーム的要因なのか、わたしは1週間近く植物園に行けなかった。
十分に周りを警戒し、修羅場もなければわたしを狙ういじめっ子もいないことを確認しどうにか植物園にたどり着く。ドアを開けるとすぐさまウィルの姿が映った。ウィルは驚き、悲しそうな顔を顔を浮かべてわたしを見る。
「…………もう来てくれないかと思いました。僕のことなど忘れてしまったのかと」
開口一番、彼はまるで彼氏に捨てられた女性のようなセリフを言った。目は潤んでいて、これではわたしがこっ酷くフったみたいだ。
「ごめんなさい、この頃立て込んでいて……本当はここに来たくて来たくてしょうがなかったんですけれど」
どれだけこの憩いの場に来たかったか。なのに、昼食は空気がピリついているし、放課後もすぐに兄に帰ろうと急かされるし。思い出してため息をつくと、ウィルは「責めるようなこと言ってすみません」と慌てた。
「良ければ、お茶にしませんか。前にローズさんが好きだと言っていたお菓子を用意してみたんです」
「わあっ、ありがとうございます!」
ウィルはわたしを椅子に座らせて、すぐに準備を始める。お湯はすでに沸かしてあったらしく、もしかしたら待っていてくれたのかもしれないと思った。ウィルはティーカップを触りながら俯く。
「ローズさんは学生ですから、忙しくて当然です。すみません、話相手ができたようですごく嬉しかったのでつい……」
ああ、犬の耳や尻尾が垂れ下がっているように見える。よく見れば咲いている花も心なしか元気じゃなさそうだ。たしかに、この広い植物園に一日中1人でいたら寂しく思うだろう。
「これからもっと来れるようにわたし、頑張りますね。だから落ち込まないでください」
「ありがとうございます。すみません……」
魔法を教えてもらう約束もして、こんなによくしてもらっているのだ。わたしと会話することで寂しさが和らぐなら、してあげたいと思う。
「それでですね、今日は久しぶりですし、早速魔法を教えたいと思うのですが」
「お願いします! どんな魔法ですか?」
これ以上時間を無駄にしてはいけない。わたしは乙女ゲーム開始までに魔法を習得して、強ヒロインになりたいんだから。花を咲かせる魔法はだいぶ上手くなった。次は色変え魔法とかだろうか。水魔法の応用とか?
「今日は拘束魔法を教えようと思います」
「こ、拘束魔法……」
レベルが格段に上がっている気がする。しかもどうして急に拘束なんて物騒な魔法を教えようと思ったのだろう。
戸惑うわたしに、ウィルは拘束魔法は草木を使うものだと説明した。草木の成長をはやめ、ツルのようにして対象の身動きを封じる魔法なのだとか。
「やってみせた方がはやいですかね」
にこりとウィルが笑うと、途端にわたしに向かってツルが伸びて来た。本能的に逃げようとしたけれど、立ち上がった瞬間ツルが巻きついた。所詮は草、と思い引きちぎろうとしたけれど上手く絡みついていて取れない。
「すごいですね……あの、これとっていただいても?」
ウィルを見ればわたしをじっと見つめている。魔法の出来を確かめているのかもしれないが、意外と痛いから魔法を解いてほしい。催促するようにもう一度問えば、ウィルは「ああ、すみません」と魔法を解いた。心ここにあらず、といった様子だった。
「……では、やってみましょうか」
魔法レッスンはその調子のまま始まった。
少し疑問に思いはしたけれど、わたしは拘束魔法を覚えるべく杖を取り出した。
「あんたみたいな女がアメリア伯爵家の令嬢だなんて信じらんないわ!」
地獄の昼食が終了して残りのお昼休憩を植物園で過ごそうと向かった瞬間、これである。
キラキラすぎる攻略対象たちに囲まれて失念していたけれど、わたしは絶世の美少女だった。ヒロインだった。逆ハーものだし今は乙女ゲーム本編ではないからいじめられるとは思ってもみなかった。ていうか色欲魔て。13歳の少女たち、どこでその言葉を仕入れてきた。
というわけで、わたしはまたしても植物園へ向かう道すがら足止めを食らっている。新入生の女子生徒3人。おそらく爵位はないノーマル貴族。顔立ちははっきりしていない。
「ナイン様の妹というのも許せないけれど、ジル様やラギー様のこともたぶらかして!」
これが彼女らの言い分だ。そもそもわたしは彼らをたぶらかしているわけではないし、完璧な濡れ衣。度合いの分からない執着を受けてくれるのなら、ぜひ代わってほしい。思わずため息が出てしまった。こういうときのいじめっ子というのは非常に敏感で、微かなため息すら苛立ちの原因につながる。案の定、リーダー格の女子生徒が「バカにしてるのね!!」とかっかし始めてしまった。まずい、ビンタの構えだ。仕方ないけれど、身を守るためだ、とわたしも応戦しようとすると。
視界に、オレンジ色の髪の毛がいっぱいに広がった。
「3対1は卑怯だと思うな!」
「ラ、ラギー様……」
ラギーは令嬢のビンタを腕で受け止め、かつそのままもう手をあげられないよう軽く捻っている。ラギーの顔は見えないけれど、女子生徒たちがビビり上がっているのが分かる。
「何を言っていたのか聞いていたわけじゃないけどさ、俺とローズは友達だしローズは君たちみたいにヨコシマな気持ちで俺たちと接しているわけじゃないと思うよ」
「でも、そんなの分からな……」
「ローズってこう見えて剣術に長けてるんだ。そんなに嫌なら相手してもらったらどう? 勝ったら文句を言えばいいよ!」
女子生徒たちは「剣、術……」と非力そうなわたしを見て驚いたようだった。彼女たちは悔しそうに走り去っていく。わたしはぼけーっとその様子を眺める。今のは完全に乙女ゲームだった。少女漫画的展開だった。
「ラギー、ありがとうね。助かったよ」
「んーん。でもローズなら倒せただろ?」
「いや、さすがに学園内で剣は振り回さないよ……」
「そうだった!」
ラギーは快活に笑った。
もしわたしが剣を振り回したら、その場で捕まる。ゲーオタ精神なのか、きちんとしたフィールド内で互角の戦いができる相手もしくは敵でないと卑怯だと思ってしまう。
「また危ない目に合いそうになったら俺に教えてよ。ローズでも対応出来なさそうなときは力になりたいし!」
「ラギー……! ありがとう、そうするね!」
なんていいやつなんだ。本当に彼はよくできた男だと思う。感動していると、次の授業開始の10分前のお知らせのチャイムが鳴った。
「最近あんまり2人で話せなかったし、一緒に戻ろ。俺、ローズが楽しそうにおしゃべりしてくれるの好きだからさ!」
ラギーは自然に手を差し出してきた。つなごう、ということ? 一瞬ためらったがラギーの向日葵のような笑顔にわたしは手をとった。
それから、なぜか分からないが乙女ゲーム的要因なのか、わたしは1週間近く植物園に行けなかった。
十分に周りを警戒し、修羅場もなければわたしを狙ういじめっ子もいないことを確認しどうにか植物園にたどり着く。ドアを開けるとすぐさまウィルの姿が映った。ウィルは驚き、悲しそうな顔を顔を浮かべてわたしを見る。
「…………もう来てくれないかと思いました。僕のことなど忘れてしまったのかと」
開口一番、彼はまるで彼氏に捨てられた女性のようなセリフを言った。目は潤んでいて、これではわたしがこっ酷くフったみたいだ。
「ごめんなさい、この頃立て込んでいて……本当はここに来たくて来たくてしょうがなかったんですけれど」
どれだけこの憩いの場に来たかったか。なのに、昼食は空気がピリついているし、放課後もすぐに兄に帰ろうと急かされるし。思い出してため息をつくと、ウィルは「責めるようなこと言ってすみません」と慌てた。
「良ければ、お茶にしませんか。前にローズさんが好きだと言っていたお菓子を用意してみたんです」
「わあっ、ありがとうございます!」
ウィルはわたしを椅子に座らせて、すぐに準備を始める。お湯はすでに沸かしてあったらしく、もしかしたら待っていてくれたのかもしれないと思った。ウィルはティーカップを触りながら俯く。
「ローズさんは学生ですから、忙しくて当然です。すみません、話相手ができたようですごく嬉しかったのでつい……」
ああ、犬の耳や尻尾が垂れ下がっているように見える。よく見れば咲いている花も心なしか元気じゃなさそうだ。たしかに、この広い植物園に一日中1人でいたら寂しく思うだろう。
「これからもっと来れるようにわたし、頑張りますね。だから落ち込まないでください」
「ありがとうございます。すみません……」
魔法を教えてもらう約束もして、こんなによくしてもらっているのだ。わたしと会話することで寂しさが和らぐなら、してあげたいと思う。
「それでですね、今日は久しぶりですし、早速魔法を教えたいと思うのですが」
「お願いします! どんな魔法ですか?」
これ以上時間を無駄にしてはいけない。わたしは乙女ゲーム開始までに魔法を習得して、強ヒロインになりたいんだから。花を咲かせる魔法はだいぶ上手くなった。次は色変え魔法とかだろうか。水魔法の応用とか?
「今日は拘束魔法を教えようと思います」
「こ、拘束魔法……」
レベルが格段に上がっている気がする。しかもどうして急に拘束なんて物騒な魔法を教えようと思ったのだろう。
戸惑うわたしに、ウィルは拘束魔法は草木を使うものだと説明した。草木の成長をはやめ、ツルのようにして対象の身動きを封じる魔法なのだとか。
「やってみせた方がはやいですかね」
にこりとウィルが笑うと、途端にわたしに向かってツルが伸びて来た。本能的に逃げようとしたけれど、立ち上がった瞬間ツルが巻きついた。所詮は草、と思い引きちぎろうとしたけれど上手く絡みついていて取れない。
「すごいですね……あの、これとっていただいても?」
ウィルを見ればわたしをじっと見つめている。魔法の出来を確かめているのかもしれないが、意外と痛いから魔法を解いてほしい。催促するようにもう一度問えば、ウィルは「ああ、すみません」と魔法を解いた。心ここにあらず、といった様子だった。
「……では、やってみましょうか」
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少し疑問に思いはしたけれど、わたしは拘束魔法を覚えるべく杖を取り出した。
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