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第6話 炎の女騎士
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ゴーストを見つけるべく行動を開始した。
配下にしたホーンマウスは、俺の後ろをついてきている。
俺が「走れ」や「止まれ」と指示を出したら、それに従ってきた。
ネズミなので言葉が分からず、配下になっても指示は出せないと思ったが出せるようだ。
そういえば、せっかく配下にしたのにいつまでもホーンマウスと呼ぶのは、どうなんだろうな。
名前を付けてやった方がいいだろうな。
うーん……ネズミだから……ミッ○ーは……流石にダメか。
こいつの記憶を見た限りでは確か雄だったよな。
ネズオとかでいいか。
「お前は今日からネズオだ」
「ちゅ~!」
適当に考えた名前だったが、思いのほか嬉しそうにしていた。
ネズオと一緒に俺は森を散策する。
ゴーストはぱっと見では分からない。
ただ、生きている者たちには俺たちを見ることが出来ないので、近付いて視界に入ってみたら生きているということは大体わかった。
結構歩くが、ゴーストは中々見つからない。
ネズオもだいぶ探しまくった末に発見したので、ゴーストは大量にいるものではないのかもしれない。
死んだら全員がゴーストになるのだったら、元いっぱいいそうなので、この世に大きな未練を残して死んだとか、ゴーストになるには何かしらの条件を満たす必要があるんだろう。
俺にしてもネズオにしても、死んでも死にきれない理由があったからな。
珍しいとしても、ゴーストはどっかに存在するのは間違いないはずだ。
幸い、この体になってから、疲れは一切感じなくなっている。
夜通しで走り回っても何の問題もない。
とにかく気を取り直して、森を駆け回っていると、
「ああああああぁあ!!」
突如女の叫び声が聞こえてきた。
苦しんでいるような声だ。
もしかしたら、魔物に襲われてピンチになっているのかもしれない。
俺は急いで声のした方に向かう。
30秒ほど移動すると、森の中で炎が見えた。
女性が炎に焼かれて苦しんでいた。
鎧を身に着けており、剣を手に持っている。
騎士というような格好だ。
助けてやりたくて思わず来たが、よく考えたら今の俺には何にも出来ない。
「ちゅ~!!」
すると、俺の隣にいたネズオが、燃える女騎士を威嚇するかのように鳴き声を上げた。
どういうことだ?
森を歩き回っている間も、魔物には出くわしたが、何の反応もしなかったのに。
そう思っていると、女騎士の目がギョロリとこちらを見てきた。
この世への怨嗟が詰まったような、そんな目つきだ。
見られると思っていなかったので、めちゃくちゃビビった。
それ以外にも何かヤバそうな気配を感じる。
本能が全力で女騎士を警戒せよと命じているような、そんな感じだ。
いや……
でも、俺たちゴーストだし、女騎士には見えているはずが……
「あぁあああぁあああ!!!!」
そう思っていると女騎士が、叫びながらこちらに向かって突進してきた。
持っている剣を構えて、俺に斬りかかってくる。
「うわあ!?」
何とか後ろに下がり剣を回避した。
俺が見えている!?
こいつゴーストか!!
この嫌な感じは、俺に敵意を向けているからか。
そう言えば、殺気察知スキルとやらを獲得したから、その効果なのかもしれない。
今回は俺が先に女騎士を見つけたから、そこまで意味はなかったが、相手に先に見つかった場合、殺気察知スキルは使えるかもしれない。
不意打ちを受けるのを防げる。
しかし、ようやくゴーストに出会えた。
人間のゴーストだが、ネズオと一緒で俺に敵意を向けているようだ。
何か話が通じそうな雰囲気じゃない。
燃えているからか我を失っているようだ。
長く探し回って見つけた分、嬉しいが……
燃える女騎士を改めて見る。
……強そうだぞ?
勝てるのか?
今回はネズオもいるのだが……剣術を磨いた騎士だろうから果たして勝てるかどうか。
しかし、せっかくゴーストを見つけたので、倒して配下にしておきたい。
ここで逃したら、次に見つかるのがいつになるか分からないからな。
「あがああああああ!!」
女騎士が叫びながら斬りかかってきた。
攻撃は単調そのもの。
俺は横によけて避けた。
あっさり避けられたな。
我を失っているから、知能が低下しているのか。
これなら生前に剣術を練習しているとか関係ない。
思ったより簡単に倒せるかも。
「うぁあああァあアあアあ!!」
女騎士は再び苦しい声を上げる。
すると、爆発したかのように、纏っている炎の激しさが増す。火の粉が周囲に飛び散り、俺の方へと飛んできた。
かなりの数の火の粉だったので避けきれず、当たってしまう。
「あちっ!!」
ゴーストになって初めて痛みを感じた。
ゴーストにも痛覚はあるんだな。
一発、被弾しただけなので、ダメージは少ない。
ネズオの方も大丈夫のようだ。
でも、あの炎は攻撃手段にもなるのかよ。
炎は全身を覆っている。
女騎士を攻撃したら、こちらもただでは済まなそうだな。
だが攻撃しないと何も始まらない。
ネズオは俺の指示に従ってくれるし、ここは協力して倒そう。
「背後に回って攻撃するから、引き付けてくれ」
「ちゅー!」
ネズオは頷く。
炎に怯むことなく、ネズオは女騎士の前に出て、挑発し始めた。
「うあああっアァア!!」
女騎士の攻撃対象が、ネズオになったところで、俺は素早く背後に回り込む。
「ちゅーちゅー!!」
女騎士の剣をネズオは自らの角で受ける。
俺の事は完全に意識の外に行ったようで隙だらけだ。
しかし、背中にも炎があるので、近付いたら熱そうだ。
それでも覚悟を決めて、俺は女騎士の後頭部を狙って飛び蹴りを食らわせた。
「ぁアあっ!!??」
飛び蹴りを決め、その反動ですぐ女騎士から離れたので、あんまり熱さを感じることはなかった。
女騎士は蹴りを受け地面に臥す。
その後、火が消滅し、ネズオの時と同じように光の球が女騎士の体から出てきて、俺の頭に向かって飛んできた。
頭に当たった直後、女騎士の生前の記憶が、俺の頭に流れ込んできた。
配下にしたホーンマウスは、俺の後ろをついてきている。
俺が「走れ」や「止まれ」と指示を出したら、それに従ってきた。
ネズミなので言葉が分からず、配下になっても指示は出せないと思ったが出せるようだ。
そういえば、せっかく配下にしたのにいつまでもホーンマウスと呼ぶのは、どうなんだろうな。
名前を付けてやった方がいいだろうな。
うーん……ネズミだから……ミッ○ーは……流石にダメか。
こいつの記憶を見た限りでは確か雄だったよな。
ネズオとかでいいか。
「お前は今日からネズオだ」
「ちゅ~!」
適当に考えた名前だったが、思いのほか嬉しそうにしていた。
ネズオと一緒に俺は森を散策する。
ゴーストはぱっと見では分からない。
ただ、生きている者たちには俺たちを見ることが出来ないので、近付いて視界に入ってみたら生きているということは大体わかった。
結構歩くが、ゴーストは中々見つからない。
ネズオもだいぶ探しまくった末に発見したので、ゴーストは大量にいるものではないのかもしれない。
死んだら全員がゴーストになるのだったら、元いっぱいいそうなので、この世に大きな未練を残して死んだとか、ゴーストになるには何かしらの条件を満たす必要があるんだろう。
俺にしてもネズオにしても、死んでも死にきれない理由があったからな。
珍しいとしても、ゴーストはどっかに存在するのは間違いないはずだ。
幸い、この体になってから、疲れは一切感じなくなっている。
夜通しで走り回っても何の問題もない。
とにかく気を取り直して、森を駆け回っていると、
「ああああああぁあ!!」
突如女の叫び声が聞こえてきた。
苦しんでいるような声だ。
もしかしたら、魔物に襲われてピンチになっているのかもしれない。
俺は急いで声のした方に向かう。
30秒ほど移動すると、森の中で炎が見えた。
女性が炎に焼かれて苦しんでいた。
鎧を身に着けており、剣を手に持っている。
騎士というような格好だ。
助けてやりたくて思わず来たが、よく考えたら今の俺には何にも出来ない。
「ちゅ~!!」
すると、俺の隣にいたネズオが、燃える女騎士を威嚇するかのように鳴き声を上げた。
どういうことだ?
森を歩き回っている間も、魔物には出くわしたが、何の反応もしなかったのに。
そう思っていると、女騎士の目がギョロリとこちらを見てきた。
この世への怨嗟が詰まったような、そんな目つきだ。
見られると思っていなかったので、めちゃくちゃビビった。
それ以外にも何かヤバそうな気配を感じる。
本能が全力で女騎士を警戒せよと命じているような、そんな感じだ。
いや……
でも、俺たちゴーストだし、女騎士には見えているはずが……
「あぁあああぁあああ!!!!」
そう思っていると女騎士が、叫びながらこちらに向かって突進してきた。
持っている剣を構えて、俺に斬りかかってくる。
「うわあ!?」
何とか後ろに下がり剣を回避した。
俺が見えている!?
こいつゴーストか!!
この嫌な感じは、俺に敵意を向けているからか。
そう言えば、殺気察知スキルとやらを獲得したから、その効果なのかもしれない。
今回は俺が先に女騎士を見つけたから、そこまで意味はなかったが、相手に先に見つかった場合、殺気察知スキルは使えるかもしれない。
不意打ちを受けるのを防げる。
しかし、ようやくゴーストに出会えた。
人間のゴーストだが、ネズオと一緒で俺に敵意を向けているようだ。
何か話が通じそうな雰囲気じゃない。
燃えているからか我を失っているようだ。
長く探し回って見つけた分、嬉しいが……
燃える女騎士を改めて見る。
……強そうだぞ?
勝てるのか?
今回はネズオもいるのだが……剣術を磨いた騎士だろうから果たして勝てるかどうか。
しかし、せっかくゴーストを見つけたので、倒して配下にしておきたい。
ここで逃したら、次に見つかるのがいつになるか分からないからな。
「あがああああああ!!」
女騎士が叫びながら斬りかかってきた。
攻撃は単調そのもの。
俺は横によけて避けた。
あっさり避けられたな。
我を失っているから、知能が低下しているのか。
これなら生前に剣術を練習しているとか関係ない。
思ったより簡単に倒せるかも。
「うぁあああァあアあアあ!!」
女騎士は再び苦しい声を上げる。
すると、爆発したかのように、纏っている炎の激しさが増す。火の粉が周囲に飛び散り、俺の方へと飛んできた。
かなりの数の火の粉だったので避けきれず、当たってしまう。
「あちっ!!」
ゴーストになって初めて痛みを感じた。
ゴーストにも痛覚はあるんだな。
一発、被弾しただけなので、ダメージは少ない。
ネズオの方も大丈夫のようだ。
でも、あの炎は攻撃手段にもなるのかよ。
炎は全身を覆っている。
女騎士を攻撃したら、こちらもただでは済まなそうだな。
だが攻撃しないと何も始まらない。
ネズオは俺の指示に従ってくれるし、ここは協力して倒そう。
「背後に回って攻撃するから、引き付けてくれ」
「ちゅー!」
ネズオは頷く。
炎に怯むことなく、ネズオは女騎士の前に出て、挑発し始めた。
「うあああっアァア!!」
女騎士の攻撃対象が、ネズオになったところで、俺は素早く背後に回り込む。
「ちゅーちゅー!!」
女騎士の剣をネズオは自らの角で受ける。
俺の事は完全に意識の外に行ったようで隙だらけだ。
しかし、背中にも炎があるので、近付いたら熱そうだ。
それでも覚悟を決めて、俺は女騎士の後頭部を狙って飛び蹴りを食らわせた。
「ぁアあっ!!??」
飛び蹴りを決め、その反動ですぐ女騎士から離れたので、あんまり熱さを感じることはなかった。
女騎士は蹴りを受け地面に臥す。
その後、火が消滅し、ネズオの時と同じように光の球が女騎士の体から出てきて、俺の頭に向かって飛んできた。
頭に当たった直後、女騎士の生前の記憶が、俺の頭に流れ込んできた。
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