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第9話 情報
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俺はミラからこの世界について情報を聞くことにした。
何も知らない現状では、ルシエルを殺すまで夢のまた夢だ。
と言ってもまずは何から聞こうか。
ゴーストについて聞いてみるか。
「今、俺たちは死んだあとゴーストになっているようなんですが、これについて何か知っていることはありますか?」
「……そうですね……当然の話ではありますが、生者には見えもしなければ、触れることも出来ない存在については、何も知りませんね。ただ、死んだ者がアンデッド系の魔物として復活するということはあります」
「アンデッド系の魔物……ですか?」
「ええ、ゾンビ、スケルトン、レイス、リッチ、バンシーなどですね。物理攻撃があまり効かなかったり、再生能力が高かったりなど、少し厄介な特徴を持っています。ただ、実体を持たないという事はなく、きちんと見ることも出来ますし、触れることも可能です」
レイス……って、ネズオを配下にした時に、レベル5になったらレイスに進化しますって確か言ってたよな……
「配下を増やしていけば、レイスってのに進化できるらしんですけど……」
「進化……ですか……レイスは下級の魔物です。下級なので弱いですが、実体はありますし、他者に攻撃を出来るようにはなるはずです」
となると、ゴーストを見つけ配下を増やしてレベルを上げ進化する、という俺が最初に決めた方針は間違えなかったようだな。
ただ、レイスが弱い魔物という事には、不安を覚える。
今まで実体がなかった。こちらから相手には手出しできないが、相手も俺たちに危害を加えることはできない。
ある意味、無敵状態だったが、進化するとそうではなくなるのだ。
生身での戦闘経験はない俺にとって、実体を得ることは結構危険な事である。
ミラもネズオも、生前は結構戦っていたみたいなので、そこは頼もしい。
「それから……皇帝ルシエルについて詳しく教えてくれますか?」
ミラの記憶からもある程度情報は得ていたが、もっと詳しく知りたいと思い質問した。
「ルシエルは一言で言うと極悪非道な男です。ただ、圧倒的な実力を持っているのは確かで、敵対した者達を悉くねじ伏せてきました。私もねじ伏せられた者の一人です」
悔しさを滲ませながら、ミラはそう言った。
「実力というと……戦で兵を率いたりするのが上手いんですか? それともルシエル自身が強いんですか?」
「後者ですね。とにかくルシエルは強いです。近接戦闘では敵なしなほどの剣の扱いが上手く、また魔法の腕前も最強クラスです。ルシエルが出陣した戦では、負けたことがないらしいです」
実際にどれくらい強いかは見てみないと分からないが、一人で戦を大幅に有利にしているということは、めちゃくちゃ強いのは間違い無いんだろうな。
仮にレイスになったとしても、すぐに挑んだりするのはやめた方がいいかもしれない。
「そういえばミラさんを配下にした時、"烈火"というスキルを入手したんですが、これはどんなスキルなんですか?」
「"烈火"……ですか? すみません分かりませんね。そもそも、私はスキルなど持っていないはずですし……」
「え? そうなんですか?」
「人間がスキルを持つことは基本的にはありません。スキルは魔物が持っている者ですので。人間は魔法や”エンチャント”を受けた装備などを駆使して、スキルの持つ魔物達に対抗しているのです」
「……魔物はスキルを持っているということは……ゴーストになったら、スキルを得た、ってことでしょうか?」
「それは考えられますね。ゴーストになった時点で、私は人間から魔物になった。それでスキルを新しく得た、ということでしょう」
俺が得た"死霊王"も死後に得たスキルなのだろう。
てか、今の俺は一応魔物なんだな。
「あれ? でも俺ん時はスキルを入手した瞬間、入手したって聞こえてきたんですけど、ミラさんは聞いてないんですか?」
「さあ……私は我を失っていたので……もしかしたら聞いてたのかもしれませんが」
「ああ、そうでしたね……」
俺はゴーストになった後も意識は正常だった。
ゴーストになると普通は我を失っているものなのだろうか?
それとも場合によるのか?
サンプルが少ないな。ネズオは人間じゃないから、我を失っていたのかどうか分からない。まあ、どこか様子がおかしかったような気もするけどな。確証はない。
「それなら使い方は分からないですかね。"烈火"って名前的に炎を出したりスキルなんですかね」
「炎系のスキルですか……魔物のスキルにはアクティブスキルとパッシブスキルの二種類あると言われています。アクティブスキルは自分の意思で発動するのに対し、パッシブスキルは習得段階で常にスキルが発動しているか、もしくは、何らかの条件を満たすことで自動的に発動するスキルの事を言います。アクティブスキルは習得した時点でどう発動すればいいか、理解すると言われています」
アクティブスキルとパッシブスキルってゲームとかでよく聞く奴だな……説明を聞く限り俺の"死霊王"はパッシブスキルだ。ゴーストを倒すと、俺の意思に関係なく勝手に配下にするからな。
「あれ? でも人間はスキル持てないのに、何でそんなことが分かるんですか?」
「魔物の中には言葉を話せる種もいますので、誰かが聞いたんでしょうね」
「なるほど……」
どうやって聞いたかは……平和的に聞いたか、もしくは拷問でもしたか、まあ、言葉が通じさえすれば、方法は色々考えられるだろう。
「俺もミラさんもどう使えばいいか分かってないということは、つまり"烈火"はパッシブスキル、ということですね」
「そうですね。"烈火"というスキルは正直聞き覚えがありません。魔物のスキルを詳しく調べている者たちもいるようですが、私はあまり詳しくないので……魔物と戦う事もありましたが、主に戦う相手は人間でしたから。申し訳ありません」
「あ、いや、謝る必要ないですよ! 多分、そのうち分かるでしょ!」
謝ってきたので慌てて俺はフォローした。
「とにかく俺はゴーストを探して倒していって、配下にして行くつもりです。まずは強くならないと話にならないですからね」
「はい、あの今まではどのようにしてゴーストを探していたのですか?」
「え? それは……とにかく闇雲に歩いて」
「なるほど……それだと少し効率が悪いかもしれません。アンデット系モンスターが多くいる場所がこの世界には何カ所かありますので、もしかするとそこに行けば、ゴーストも多く見つかるかもしれません」
「そ、そんなところが……どこにあるんですか!?」
「有名なところで言うとアルフレッド城跡地とか、グラッド墓地とか、死島とかですかね……場所は大体わかるんですが……現在地が分からないので……」
「なら、この森は一旦出た方が良さそうですね。町か村に行けば現在地分かりそうですか?」
「恐らく」
ミラが頷いた。
さっき生きた人間が魔物を狩りに来てたし、多分そこまで人里と離れてないと思う。
「それでは行きますか」
「はい」
方針を決めた後、俺たちは早速行動を開始した。
何も知らない現状では、ルシエルを殺すまで夢のまた夢だ。
と言ってもまずは何から聞こうか。
ゴーストについて聞いてみるか。
「今、俺たちは死んだあとゴーストになっているようなんですが、これについて何か知っていることはありますか?」
「……そうですね……当然の話ではありますが、生者には見えもしなければ、触れることも出来ない存在については、何も知りませんね。ただ、死んだ者がアンデッド系の魔物として復活するということはあります」
「アンデッド系の魔物……ですか?」
「ええ、ゾンビ、スケルトン、レイス、リッチ、バンシーなどですね。物理攻撃があまり効かなかったり、再生能力が高かったりなど、少し厄介な特徴を持っています。ただ、実体を持たないという事はなく、きちんと見ることも出来ますし、触れることも可能です」
レイス……って、ネズオを配下にした時に、レベル5になったらレイスに進化しますって確か言ってたよな……
「配下を増やしていけば、レイスってのに進化できるらしんですけど……」
「進化……ですか……レイスは下級の魔物です。下級なので弱いですが、実体はありますし、他者に攻撃を出来るようにはなるはずです」
となると、ゴーストを見つけ配下を増やしてレベルを上げ進化する、という俺が最初に決めた方針は間違えなかったようだな。
ただ、レイスが弱い魔物という事には、不安を覚える。
今まで実体がなかった。こちらから相手には手出しできないが、相手も俺たちに危害を加えることはできない。
ある意味、無敵状態だったが、進化するとそうではなくなるのだ。
生身での戦闘経験はない俺にとって、実体を得ることは結構危険な事である。
ミラもネズオも、生前は結構戦っていたみたいなので、そこは頼もしい。
「それから……皇帝ルシエルについて詳しく教えてくれますか?」
ミラの記憶からもある程度情報は得ていたが、もっと詳しく知りたいと思い質問した。
「ルシエルは一言で言うと極悪非道な男です。ただ、圧倒的な実力を持っているのは確かで、敵対した者達を悉くねじ伏せてきました。私もねじ伏せられた者の一人です」
悔しさを滲ませながら、ミラはそう言った。
「実力というと……戦で兵を率いたりするのが上手いんですか? それともルシエル自身が強いんですか?」
「後者ですね。とにかくルシエルは強いです。近接戦闘では敵なしなほどの剣の扱いが上手く、また魔法の腕前も最強クラスです。ルシエルが出陣した戦では、負けたことがないらしいです」
実際にどれくらい強いかは見てみないと分からないが、一人で戦を大幅に有利にしているということは、めちゃくちゃ強いのは間違い無いんだろうな。
仮にレイスになったとしても、すぐに挑んだりするのはやめた方がいいかもしれない。
「そういえばミラさんを配下にした時、"烈火"というスキルを入手したんですが、これはどんなスキルなんですか?」
「"烈火"……ですか? すみません分かりませんね。そもそも、私はスキルなど持っていないはずですし……」
「え? そうなんですか?」
「人間がスキルを持つことは基本的にはありません。スキルは魔物が持っている者ですので。人間は魔法や”エンチャント”を受けた装備などを駆使して、スキルの持つ魔物達に対抗しているのです」
「……魔物はスキルを持っているということは……ゴーストになったら、スキルを得た、ってことでしょうか?」
「それは考えられますね。ゴーストになった時点で、私は人間から魔物になった。それでスキルを新しく得た、ということでしょう」
俺が得た"死霊王"も死後に得たスキルなのだろう。
てか、今の俺は一応魔物なんだな。
「あれ? でも俺ん時はスキルを入手した瞬間、入手したって聞こえてきたんですけど、ミラさんは聞いてないんですか?」
「さあ……私は我を失っていたので……もしかしたら聞いてたのかもしれませんが」
「ああ、そうでしたね……」
俺はゴーストになった後も意識は正常だった。
ゴーストになると普通は我を失っているものなのだろうか?
それとも場合によるのか?
サンプルが少ないな。ネズオは人間じゃないから、我を失っていたのかどうか分からない。まあ、どこか様子がおかしかったような気もするけどな。確証はない。
「それなら使い方は分からないですかね。"烈火"って名前的に炎を出したりスキルなんですかね」
「炎系のスキルですか……魔物のスキルにはアクティブスキルとパッシブスキルの二種類あると言われています。アクティブスキルは自分の意思で発動するのに対し、パッシブスキルは習得段階で常にスキルが発動しているか、もしくは、何らかの条件を満たすことで自動的に発動するスキルの事を言います。アクティブスキルは習得した時点でどう発動すればいいか、理解すると言われています」
アクティブスキルとパッシブスキルってゲームとかでよく聞く奴だな……説明を聞く限り俺の"死霊王"はパッシブスキルだ。ゴーストを倒すと、俺の意思に関係なく勝手に配下にするからな。
「あれ? でも人間はスキル持てないのに、何でそんなことが分かるんですか?」
「魔物の中には言葉を話せる種もいますので、誰かが聞いたんでしょうね」
「なるほど……」
どうやって聞いたかは……平和的に聞いたか、もしくは拷問でもしたか、まあ、言葉が通じさえすれば、方法は色々考えられるだろう。
「俺もミラさんもどう使えばいいか分かってないということは、つまり"烈火"はパッシブスキル、ということですね」
「そうですね。"烈火"というスキルは正直聞き覚えがありません。魔物のスキルを詳しく調べている者たちもいるようですが、私はあまり詳しくないので……魔物と戦う事もありましたが、主に戦う相手は人間でしたから。申し訳ありません」
「あ、いや、謝る必要ないですよ! 多分、そのうち分かるでしょ!」
謝ってきたので慌てて俺はフォローした。
「とにかく俺はゴーストを探して倒していって、配下にして行くつもりです。まずは強くならないと話にならないですからね」
「はい、あの今まではどのようにしてゴーストを探していたのですか?」
「え? それは……とにかく闇雲に歩いて」
「なるほど……それだと少し効率が悪いかもしれません。アンデット系モンスターが多くいる場所がこの世界には何カ所かありますので、もしかするとそこに行けば、ゴーストも多く見つかるかもしれません」
「そ、そんなところが……どこにあるんですか!?」
「有名なところで言うとアルフレッド城跡地とか、グラッド墓地とか、死島とかですかね……場所は大体わかるんですが……現在地が分からないので……」
「なら、この森は一旦出た方が良さそうですね。町か村に行けば現在地分かりそうですか?」
「恐らく」
ミラが頷いた。
さっき生きた人間が魔物を狩りに来てたし、多分そこまで人里と離れてないと思う。
「それでは行きますか」
「はい」
方針を決めた後、俺たちは早速行動を開始した。
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