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第16話 捜索
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「……復讐」
茜の頭には、自分たちを人食い蜂に食い殺すように命じた、皇帝と呼ばれていた男の顔が浮かんでいた。
「僕たちをこんな目に遭わせた、皇帝、ルシエルを殺す」
あまり感情を表に出すことは少ない青葉だったが、その表情にははっきりと、皇帝への憎しみが出ていた。
「……でも、どうやって? 今の私たちって、生きている人に触る事って出来ないんじゃないか?」
この場にいるのは人食い蜂だけなので、人間やそれ以外の生物が自分たちを認識できるかどうかは、二人には分からなかった。
ただ、人食い蜂だけが認識できなくなっているというのも、変ではあるので、高確率でほかの生物も認識は出来ないだろうとは思っていた。
「まずは試してみるしかない。とりあえずここを出よう」
「うん……」
青葉の提案に、茜は頷いた。
二人は壁をすり抜けて階段を登る。
「てかこの剣、どうやってしまうの?」
二人は霊剣と霊盾を出したままだった。
「また名前を言えば良いんじゃないの?」
「霊剣……あ、ほんとに消えた」
青葉の言葉通り、霊剣は消滅した。
「別に持っても疲れたりしないし、ずっと出していた方が良いよ。何が来るか分からないしさ」
「そうだね」
ゴーストは剣を常に持っていても、腕が疲れたりしない。
特に邪魔になることもない。
茜は青葉の言葉を聞いた後、再び霊剣を出して、手に取った。
可能性として低いが、もしかしたら人間には見られるかもしれないので、二人は慎重に歩いた。
階段を登り切る。
廊下には人がいた。
「どうする? 人いるけど……」
「多分、見られないとは思うんだけど、仮に見られてしまったら、一貫の終わりだし……」
「というかさ、私たちが人間相手には見られちゃうんなら、二人で皇帝のところに行くのなんて無理だし……人間にも人食い蜂と同じく見られないんなら、皇帝のと頃には行けるけど、行っても何も出来ないから、結局どっちにしろ意味ないんじゃないの?」
「……茜にしては正論」
「してはってどういう意味よ!」
そんな会話をしている二人の近くに、気付いたら人間がいた。
「うわっ!」
思わず声を上げる茜。
しかし、その人間は二人の姿や声などまるで聞こえていないように、どこかに行った。
「どうやら予想通り人食い蜂と同じく、生きた人間にも認識されないみたいだね」
「そりゃ、そうだよね」
安心したような、がっかりなような、複雑な表情をする二人。
「もしかしたら、レイスってのに進化すれば、生きている生物にも触れたりするようになったりするかもしれない」
「レイスって……このままレベル上げていったら確か進化するんだよね……それになったら触れるの?」
「いや、僕にもどうなるかは分からないけど、予想だよ。ほかに出来ることもないから、やってみるしかない」
「それもそうだね……」
茜も同意した。
「でも、触れるようになっても、こんな城を持っている相手、簡単に復讐なんてできないよね」
「それはそうだね……難しいのは間違いない。でも、やってみよう。僕たちをこんな目に遭わせて、こんな城で悠々自適に生きてるなんて許せないでしょ」
「だね」
茜は不安そうではあったが、ルシエルに復讐をしなければならないという点では、二人とも同じ気持ちだった。
「ゴーストを倒せばレベル上がるんだよね? どこにいるんだろ?」
「うーん、人食い蜂がいたところには……あの男だけだったし……この城にはいるかな?」
「とりあえず探してみよう」
二人はゴーストを退治するため、城の中を捜索した。
「このお城、結構人いるよね」
現在の時刻は昼間。
忙しそうに城の中を、皇帝の家臣たちが走り回っていた。
「見ただけでゴーストか分からないけど、どうしよう」
「ゴーストはこっちを見れるはずだし、僕たちに気付いた奴はゴーストだよ。人がいたら近付いて、反応を見てみよう」
「うん」
茜と青葉は他人がいたら、目の前に行ってどう反応するかを確認してみた。
中々、二人に気付く者は出てこない。
「全然気づいてくれないね……」
「もしかしたらいないのかな?」
そう諦めかけたころ、
「コロス!!」
背後から叫び声が聞こえてきた。
二人は驚いて振り返る。
鎧を着た騎士がいた。
頭全体を覆うような兜を被っている。
目の位置開いた穴から、正気を失ったような眼で茜と青葉を見つめていた。
騎士は剣を抜き、二人に向かって飛びかかってくる。
嫌な予感を感じた青葉は、盾を構えて前に出た。
騎士の剣を盾で受け止める。
しっかりと、盾で防ぎきった。
「こいつ! ゴーストだ!」
「や、やっぱり!? 前の人もだけど、何で襲ってくるの!?」
「ゴーストを倒したらレイスに進化するからじゃない!? 正気を失ってるようだけど、多分本能でそれが分ってるんだよ!」
「そ、そっか! てか私たちもゴースト見つけて倒そうとしてたし、同じようなものではあるね!」
「てか、喋ってないで、早く攻撃して!」
青葉は騎士の猛攻を盾で防いでいた。
青葉は、もちろん戦闘経験はない。
ただ、運動神経はそれなりにあるので、守りに徹したら防ぐことくらいは出来ていた。
茜は青葉の言葉を聞き、攻撃をしようとするが、今回のゴーストは武器を持っている上に、さらに体格も前回のゴーストより一回り大きい。
「む、むりぃ!!」
「は、はぁ!? 何言ってんの! さっきは倒したでしょ!!」
「さっきの人と全然違う!! めっちゃ強そう! めっちゃ怖い!」
「剣は茜しか持っていないんだから、茜が攻撃するしかないんだよ!! このままだとやられるよ!」
青葉が必死に叫ぶ。
普段はあまり意識することはないが、一応茜が姉で青葉が弟である。
(お、お姉ちゃんとして、しっかりしないと……!)
そう気持ちを奮い立たせて、茜は剣を構えた。
「コロスコロスコロス!!」
騎士は完全に青葉を標的に斬りまくっていた、茜を狙っていない。
「僕もう死んでるんだけど……」
猛攻を受けているが、青葉には軽口を叩く余裕があった。
タイミングを見計らって、茜は騎士に斬りかかった。
騎士は全身鎧で覆われており、隙がなさそうだったが、兜と鎧の間に、僅かながら隙間があった。そこなら斬れると思い、茜は首元を狙う。
しかし、剣の扱いについては、茜は素人である。
狙いがぶれて、肩の辺りを斬ってしまった。
しまった!
と茜は思ったが、剣は鎧などまるでないかのように、鎧の存在を無視して、斬り裂いた。
先程と同じように光の粒子が周囲に飛び散る。
騎士は悶え苦しみ始め、その後、跡形も残さず光の粒子となり、茜と青葉に吸収された。
『ロン・ペイレンを倒しました』
とだけ声が聞こえてきた。
「た、倒したね」
「鎧はすり抜けるんだ。霊剣が強いのか、そもそもゴーストの鎧は見せかけなのか……でも剣は普通に武器として使ってたし、霊剣の効果なのかな?」
青葉は霊剣について分析をする。
「でも、今回はレベル上がらなかったね」
「一体につきレベル1上がるってわけではないんだ。先は長いかもね」
「うー……マジか~」
騎士を倒した後、二人は城でのゴースト探しを再開した。
茜の頭には、自分たちを人食い蜂に食い殺すように命じた、皇帝と呼ばれていた男の顔が浮かんでいた。
「僕たちをこんな目に遭わせた、皇帝、ルシエルを殺す」
あまり感情を表に出すことは少ない青葉だったが、その表情にははっきりと、皇帝への憎しみが出ていた。
「……でも、どうやって? 今の私たちって、生きている人に触る事って出来ないんじゃないか?」
この場にいるのは人食い蜂だけなので、人間やそれ以外の生物が自分たちを認識できるかどうかは、二人には分からなかった。
ただ、人食い蜂だけが認識できなくなっているというのも、変ではあるので、高確率でほかの生物も認識は出来ないだろうとは思っていた。
「まずは試してみるしかない。とりあえずここを出よう」
「うん……」
青葉の提案に、茜は頷いた。
二人は壁をすり抜けて階段を登る。
「てかこの剣、どうやってしまうの?」
二人は霊剣と霊盾を出したままだった。
「また名前を言えば良いんじゃないの?」
「霊剣……あ、ほんとに消えた」
青葉の言葉通り、霊剣は消滅した。
「別に持っても疲れたりしないし、ずっと出していた方が良いよ。何が来るか分からないしさ」
「そうだね」
ゴーストは剣を常に持っていても、腕が疲れたりしない。
特に邪魔になることもない。
茜は青葉の言葉を聞いた後、再び霊剣を出して、手に取った。
可能性として低いが、もしかしたら人間には見られるかもしれないので、二人は慎重に歩いた。
階段を登り切る。
廊下には人がいた。
「どうする? 人いるけど……」
「多分、見られないとは思うんだけど、仮に見られてしまったら、一貫の終わりだし……」
「というかさ、私たちが人間相手には見られちゃうんなら、二人で皇帝のところに行くのなんて無理だし……人間にも人食い蜂と同じく見られないんなら、皇帝のと頃には行けるけど、行っても何も出来ないから、結局どっちにしろ意味ないんじゃないの?」
「……茜にしては正論」
「してはってどういう意味よ!」
そんな会話をしている二人の近くに、気付いたら人間がいた。
「うわっ!」
思わず声を上げる茜。
しかし、その人間は二人の姿や声などまるで聞こえていないように、どこかに行った。
「どうやら予想通り人食い蜂と同じく、生きた人間にも認識されないみたいだね」
「そりゃ、そうだよね」
安心したような、がっかりなような、複雑な表情をする二人。
「もしかしたら、レイスってのに進化すれば、生きている生物にも触れたりするようになったりするかもしれない」
「レイスって……このままレベル上げていったら確か進化するんだよね……それになったら触れるの?」
「いや、僕にもどうなるかは分からないけど、予想だよ。ほかに出来ることもないから、やってみるしかない」
「それもそうだね……」
茜も同意した。
「でも、触れるようになっても、こんな城を持っている相手、簡単に復讐なんてできないよね」
「それはそうだね……難しいのは間違いない。でも、やってみよう。僕たちをこんな目に遭わせて、こんな城で悠々自適に生きてるなんて許せないでしょ」
「だね」
茜は不安そうではあったが、ルシエルに復讐をしなければならないという点では、二人とも同じ気持ちだった。
「ゴーストを倒せばレベル上がるんだよね? どこにいるんだろ?」
「うーん、人食い蜂がいたところには……あの男だけだったし……この城にはいるかな?」
「とりあえず探してみよう」
二人はゴーストを退治するため、城の中を捜索した。
「このお城、結構人いるよね」
現在の時刻は昼間。
忙しそうに城の中を、皇帝の家臣たちが走り回っていた。
「見ただけでゴーストか分からないけど、どうしよう」
「ゴーストはこっちを見れるはずだし、僕たちに気付いた奴はゴーストだよ。人がいたら近付いて、反応を見てみよう」
「うん」
茜と青葉は他人がいたら、目の前に行ってどう反応するかを確認してみた。
中々、二人に気付く者は出てこない。
「全然気づいてくれないね……」
「もしかしたらいないのかな?」
そう諦めかけたころ、
「コロス!!」
背後から叫び声が聞こえてきた。
二人は驚いて振り返る。
鎧を着た騎士がいた。
頭全体を覆うような兜を被っている。
目の位置開いた穴から、正気を失ったような眼で茜と青葉を見つめていた。
騎士は剣を抜き、二人に向かって飛びかかってくる。
嫌な予感を感じた青葉は、盾を構えて前に出た。
騎士の剣を盾で受け止める。
しっかりと、盾で防ぎきった。
「こいつ! ゴーストだ!」
「や、やっぱり!? 前の人もだけど、何で襲ってくるの!?」
「ゴーストを倒したらレイスに進化するからじゃない!? 正気を失ってるようだけど、多分本能でそれが分ってるんだよ!」
「そ、そっか! てか私たちもゴースト見つけて倒そうとしてたし、同じようなものではあるね!」
「てか、喋ってないで、早く攻撃して!」
青葉は騎士の猛攻を盾で防いでいた。
青葉は、もちろん戦闘経験はない。
ただ、運動神経はそれなりにあるので、守りに徹したら防ぐことくらいは出来ていた。
茜は青葉の言葉を聞き、攻撃をしようとするが、今回のゴーストは武器を持っている上に、さらに体格も前回のゴーストより一回り大きい。
「む、むりぃ!!」
「は、はぁ!? 何言ってんの! さっきは倒したでしょ!!」
「さっきの人と全然違う!! めっちゃ強そう! めっちゃ怖い!」
「剣は茜しか持っていないんだから、茜が攻撃するしかないんだよ!! このままだとやられるよ!」
青葉が必死に叫ぶ。
普段はあまり意識することはないが、一応茜が姉で青葉が弟である。
(お、お姉ちゃんとして、しっかりしないと……!)
そう気持ちを奮い立たせて、茜は剣を構えた。
「コロスコロスコロス!!」
騎士は完全に青葉を標的に斬りまくっていた、茜を狙っていない。
「僕もう死んでるんだけど……」
猛攻を受けているが、青葉には軽口を叩く余裕があった。
タイミングを見計らって、茜は騎士に斬りかかった。
騎士は全身鎧で覆われており、隙がなさそうだったが、兜と鎧の間に、僅かながら隙間があった。そこなら斬れると思い、茜は首元を狙う。
しかし、剣の扱いについては、茜は素人である。
狙いがぶれて、肩の辺りを斬ってしまった。
しまった!
と茜は思ったが、剣は鎧などまるでないかのように、鎧の存在を無視して、斬り裂いた。
先程と同じように光の粒子が周囲に飛び散る。
騎士は悶え苦しみ始め、その後、跡形も残さず光の粒子となり、茜と青葉に吸収された。
『ロン・ペイレンを倒しました』
とだけ声が聞こえてきた。
「た、倒したね」
「鎧はすり抜けるんだ。霊剣が強いのか、そもそもゴーストの鎧は見せかけなのか……でも剣は普通に武器として使ってたし、霊剣の効果なのかな?」
青葉は霊剣について分析をする。
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