描写集

雪乃都鳥

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12月

宇宙

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私は草原に体を委ねて空を見上げた
真っ暗な空に赤い星が流れていく
手を伸ばせば、届きそうで
空の向こうには広大な宇宙があるのだと
なぜだか僕は怖くなったんだ

人々の目に触れられない宇宙の一部
それはもしかしたら僕かもしれない
怖くなったんだ

見果てぬ宇宙の奥底に
何があるのだろう

僕は地球に生きて呼吸をしている
今手を伸ばしたら
宇宙人が僕に手を振ってくれるかな

ちいっぽけな命に名前が宿るのを
遠い星は知っていたかもしれない



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