33 / 47
ショートカット
しおりを挟む
"信号が赤だからって、またうちのコンビニの駐車場を通って!!"
怒りの表情を浮かべながら、レジで接客中のコンビニ店長である東田啓一郎は車が通過していくのを凝視した。
東田が経営するコンビニには、地方のコンビニ特有のだだっ広い駐車場があるのだが、近くの信号が赤だと左折するつもりの乗用車はこの駐車場を通っていってしまう。
どちらか一方の入口を封鎖することも考えたのだが、客足が遠のいてしまうのを恐れてそれもできないでいた。
"迷惑だし、事故の危険もあるから、なんとか止めてほしいのだが……"
あちこち募集かけてやっと確保できたアルバイトに仕事を引き継ぎ、自宅であるアパートに戻ろうと仕事でヘトヘトな脚を無理矢理動かし、商店街を通り過ぎようとしたところ、普段は見かけない
"時(人生)買います"
と書かれた札の付いた屋台があることに気付いた。
そして、ヘトヘトに疲れていて頭がおかしくなっていた東田はなぜかその屋台に立ち寄ってしまったのだ。
「いらっしゃい。この店はあなたの時間(人生)・健康を売って、それと同等クラスの契約、モノ、経験が手に入る店だよ。売ってしまった人生の思い出は残らないけど、あなたは人生を売ってみるかい?」
と店員が尋ねたので、東田は
「経営するコンビニの前の駐車場をショートカットしていく迷惑ドライバーを撃退してもらいたいのだができますか?」
と言うと
「その契約には3ヶ月の人生を売ってもらうことになるけど、それでもいいならこの契約書にサインして契約成立です。」
と言って、店員が契約書を出してきたので東田はその契約書にサインした。サインをするや否や東田は自身が経営するコンビニにいることに気付いた。
"おゃ。いつもは今が一番忙しい時間を時計の針は指しているのにお客様がいないぞ"
不思議に思って、外の駐車場を見て驚いた。
"いかつい車やバイクに乗ったヤンキーがうちの駐車場にたむろしているじゃないか……。ヤンキーを恐れて、ショートカットの自動車は入ってこなくなっただろうけど店の売り上げも激減するだろうし、どうしたらいいだろうか……"
そう思って東田は頭を抱えてしまったそうですよ。
怒りの表情を浮かべながら、レジで接客中のコンビニ店長である東田啓一郎は車が通過していくのを凝視した。
東田が経営するコンビニには、地方のコンビニ特有のだだっ広い駐車場があるのだが、近くの信号が赤だと左折するつもりの乗用車はこの駐車場を通っていってしまう。
どちらか一方の入口を封鎖することも考えたのだが、客足が遠のいてしまうのを恐れてそれもできないでいた。
"迷惑だし、事故の危険もあるから、なんとか止めてほしいのだが……"
あちこち募集かけてやっと確保できたアルバイトに仕事を引き継ぎ、自宅であるアパートに戻ろうと仕事でヘトヘトな脚を無理矢理動かし、商店街を通り過ぎようとしたところ、普段は見かけない
"時(人生)買います"
と書かれた札の付いた屋台があることに気付いた。
そして、ヘトヘトに疲れていて頭がおかしくなっていた東田はなぜかその屋台に立ち寄ってしまったのだ。
「いらっしゃい。この店はあなたの時間(人生)・健康を売って、それと同等クラスの契約、モノ、経験が手に入る店だよ。売ってしまった人生の思い出は残らないけど、あなたは人生を売ってみるかい?」
と店員が尋ねたので、東田は
「経営するコンビニの前の駐車場をショートカットしていく迷惑ドライバーを撃退してもらいたいのだができますか?」
と言うと
「その契約には3ヶ月の人生を売ってもらうことになるけど、それでもいいならこの契約書にサインして契約成立です。」
と言って、店員が契約書を出してきたので東田はその契約書にサインした。サインをするや否や東田は自身が経営するコンビニにいることに気付いた。
"おゃ。いつもは今が一番忙しい時間を時計の針は指しているのにお客様がいないぞ"
不思議に思って、外の駐車場を見て驚いた。
"いかつい車やバイクに乗ったヤンキーがうちの駐車場にたむろしているじゃないか……。ヤンキーを恐れて、ショートカットの自動車は入ってこなくなっただろうけど店の売り上げも激減するだろうし、どうしたらいいだろうか……"
そう思って東田は頭を抱えてしまったそうですよ。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる