97 / 273
第三章 波乱の道中
3-16 魔神の夢
しおりを挟む
優しい明かりの灯ったシャンデリアが柔らかく照らす、落ち着いた雰囲気の客室。
光を受けて白く輝く、磨き上げられた大理石。その床と対照的なまでに黒い男が、艶やかな飴色のソファに腰掛けて優美な所作で茶を嗜んでいた。
金細工の施されたダブルボタンが特徴的な黒いジャケットを着る男は、ミディアムレイヤーな黒髪にやや黒みを帯びた茶色の肌。
褐色肌や髪の色、果てはクセのかかり具合まで、俺とよく似ているが……瞳の色だけは我が金眼と異なり、深い茶色だ。
そんなナイスガイを観察しながらも考える。
どこだよ、ここは。
ぐるりと辺りを見回してみても、全く身に覚えのない場所だ。
というより、ここに至るまでの前後の記憶もない。
確か、マルトの治療を行った後、力尽きて寝たはずだが……。
「──お待たせしました、ル……レオナール」
まさか、あのまま死んでまた転生したのか? と考えを飛躍させていると、男の向かい側──巨大な樹木の幹を輪切りにしたようなローテーブルの向こう側に、火球が出現。
そのまま燃え上がるように拡散すると、人型を模り象牙色の美女が出現した。イリュージョンかよ。
「こんにちは、ルネ。娘の世話が楽しくて仕方がないようだな? そんな玩具を持ったまま現れるなんて」
「ああっ!? ……ぐっ、そうですよ。お腹を痛めて産んだのは初めてなのですから、仕方がないでしょう?」
「ふ……暴力と破壊の象徴も、変われば変わるものだ」
吸い込まれてしまいそうなほど美しい茜色の瞳を持つ女性が現れると、相好を崩して立ち上がり気さくに応じる、褐色ナイスガイことレオナール。
両者は親しげな雰囲気ではあるが、夫婦という風ではない。どちらも仕立ての良い礼装を纏っており、落ち着いたこの客室も考えて身分が高いであろうことは窺える。
ちなみに、じろじろと無遠慮に観察している俺のことは完全にスルーされていた。
夢か幽体離脱か何かなのだろうか? 我が頬を摘まんでみても圧迫感はあれど、痛みは無い。
いずれにしても、見ず知らずの浮気現場を覗き見しているみたいでドキドキしてくる。褐色少年は見た、的な。
「貴方も素敵な異性を見つけると良いですよ。ジェリコと出会ってからというもの、世にある花々がこれほど色鮮やかで美しく、木の枝で歌う小鳥たちもこれほどまでに可愛らしく愛おしいものだったのかと、ワタクシは日々感動しています。今までの関心事だった破壊や支配など、もはや褪せてしまい魅力を感じません」
「バステトやモリガンが聞いたら卒倒しそうな言葉だ……。子育てを楽しんでいるところを邪魔しても悪いし、今日はルネの支配地域の状況報告だけにしておくか」
「ええ、ありがとうございます。ワタクシの部下からの報告だけでは、どうしても大雑把で細かな点が把握できませんから」
レオナールの言葉にルネが頷いたところで──テーブルの上に“深紅”の魔力が集束ッ!
指を鳴らす乾いた音が響くと同時に卓上へ漆黒が生まれ、それが晴れると茶器とお茶請けが現れる。
魔法を使ったのは男の方だ。レオナール……こいつ魔神かよ。
一目見ただけで力の密度が分かるほど、深く濃い紅の魔力。それに加えて、今のは空間魔法だろうか? 俺の大人バージョンみたいな奴だな。見た目的にも。
火の玉出現のインパクトで忘れていたが、あの火球の魔力もエスリウに似た茜色の魔力を纏っていた。彼だけではなくルネも魔神と見た方が良いだろう。
……魔神多過ぎじゃね? そんなにポコポコいるものなのか。
などと動揺する俺のことなど、彼らには文字通り目に入らない。とんとん拍子で進んだ話は五分足らずで終わってしまう。
ルネの領地を彼が空間魔法を用いて影から観察し、ありのままの現状を伝える。そんな内容だったが……。
「──そうでしたか。部下たちの報告と概ね一致するようですね。今まで散々こちらに手を出してきていたアノフェレスが、全く行動を起こさなくなったというのも不気味ではありますけれど」
「少なくとも私が監視する範囲内においては、奴の手勢や企みの気配を感知できなかったかな。君がいない今、攻めるには絶好の機会だと思っていたが……あれの考えは、よく分からない」
話の流れから察するに、彼女の領地にちょっかいを出すアノフェレスなる存在が居るのだろう。
魔神の領地に手を出すなんて信じられないくらいの命知らずに思えるが、そのアノフェレスも神や竜、魔神など超常の存在なのかもしれない。
もしくは、単純に彼女を魔神と知らないだけか。パッと見はただの美人だし、案外後者の可能性もあるか。
こちらが思索にふけっている内に話が終わったのか、再度指を鳴らし茶器や受け皿を消すレオナール。
格好いい空間魔法の使い方だなあと感心していると、深紅の魔力が彼の隣の一点に集中して黒一色の空間が出来上がる。
三次元の中にあるにもかかわらず、そこだけが二次元になった様な光を一切反射しない漆黒は、彼の操る空間魔法の一種なのだろう。
ルネに別れを告げた彼は、塗りつぶされたような黒にずるりと入り、姿を消してしまった。
その直後に視界が暗転。俺の意識も闇へと飲まれていく。
薄れゆく意識の中で、俺はレオナールの空間魔法を模倣すべく、今見た出来事を脳に刻み込むように必死に反芻するのだった。
光を受けて白く輝く、磨き上げられた大理石。その床と対照的なまでに黒い男が、艶やかな飴色のソファに腰掛けて優美な所作で茶を嗜んでいた。
金細工の施されたダブルボタンが特徴的な黒いジャケットを着る男は、ミディアムレイヤーな黒髪にやや黒みを帯びた茶色の肌。
褐色肌や髪の色、果てはクセのかかり具合まで、俺とよく似ているが……瞳の色だけは我が金眼と異なり、深い茶色だ。
そんなナイスガイを観察しながらも考える。
どこだよ、ここは。
ぐるりと辺りを見回してみても、全く身に覚えのない場所だ。
というより、ここに至るまでの前後の記憶もない。
確か、マルトの治療を行った後、力尽きて寝たはずだが……。
「──お待たせしました、ル……レオナール」
まさか、あのまま死んでまた転生したのか? と考えを飛躍させていると、男の向かい側──巨大な樹木の幹を輪切りにしたようなローテーブルの向こう側に、火球が出現。
そのまま燃え上がるように拡散すると、人型を模り象牙色の美女が出現した。イリュージョンかよ。
「こんにちは、ルネ。娘の世話が楽しくて仕方がないようだな? そんな玩具を持ったまま現れるなんて」
「ああっ!? ……ぐっ、そうですよ。お腹を痛めて産んだのは初めてなのですから、仕方がないでしょう?」
「ふ……暴力と破壊の象徴も、変われば変わるものだ」
吸い込まれてしまいそうなほど美しい茜色の瞳を持つ女性が現れると、相好を崩して立ち上がり気さくに応じる、褐色ナイスガイことレオナール。
両者は親しげな雰囲気ではあるが、夫婦という風ではない。どちらも仕立ての良い礼装を纏っており、落ち着いたこの客室も考えて身分が高いであろうことは窺える。
ちなみに、じろじろと無遠慮に観察している俺のことは完全にスルーされていた。
夢か幽体離脱か何かなのだろうか? 我が頬を摘まんでみても圧迫感はあれど、痛みは無い。
いずれにしても、見ず知らずの浮気現場を覗き見しているみたいでドキドキしてくる。褐色少年は見た、的な。
「貴方も素敵な異性を見つけると良いですよ。ジェリコと出会ってからというもの、世にある花々がこれほど色鮮やかで美しく、木の枝で歌う小鳥たちもこれほどまでに可愛らしく愛おしいものだったのかと、ワタクシは日々感動しています。今までの関心事だった破壊や支配など、もはや褪せてしまい魅力を感じません」
「バステトやモリガンが聞いたら卒倒しそうな言葉だ……。子育てを楽しんでいるところを邪魔しても悪いし、今日はルネの支配地域の状況報告だけにしておくか」
「ええ、ありがとうございます。ワタクシの部下からの報告だけでは、どうしても大雑把で細かな点が把握できませんから」
レオナールの言葉にルネが頷いたところで──テーブルの上に“深紅”の魔力が集束ッ!
指を鳴らす乾いた音が響くと同時に卓上へ漆黒が生まれ、それが晴れると茶器とお茶請けが現れる。
魔法を使ったのは男の方だ。レオナール……こいつ魔神かよ。
一目見ただけで力の密度が分かるほど、深く濃い紅の魔力。それに加えて、今のは空間魔法だろうか? 俺の大人バージョンみたいな奴だな。見た目的にも。
火の玉出現のインパクトで忘れていたが、あの火球の魔力もエスリウに似た茜色の魔力を纏っていた。彼だけではなくルネも魔神と見た方が良いだろう。
……魔神多過ぎじゃね? そんなにポコポコいるものなのか。
などと動揺する俺のことなど、彼らには文字通り目に入らない。とんとん拍子で進んだ話は五分足らずで終わってしまう。
ルネの領地を彼が空間魔法を用いて影から観察し、ありのままの現状を伝える。そんな内容だったが……。
「──そうでしたか。部下たちの報告と概ね一致するようですね。今まで散々こちらに手を出してきていたアノフェレスが、全く行動を起こさなくなったというのも不気味ではありますけれど」
「少なくとも私が監視する範囲内においては、奴の手勢や企みの気配を感知できなかったかな。君がいない今、攻めるには絶好の機会だと思っていたが……あれの考えは、よく分からない」
話の流れから察するに、彼女の領地にちょっかいを出すアノフェレスなる存在が居るのだろう。
魔神の領地に手を出すなんて信じられないくらいの命知らずに思えるが、そのアノフェレスも神や竜、魔神など超常の存在なのかもしれない。
もしくは、単純に彼女を魔神と知らないだけか。パッと見はただの美人だし、案外後者の可能性もあるか。
こちらが思索にふけっている内に話が終わったのか、再度指を鳴らし茶器や受け皿を消すレオナール。
格好いい空間魔法の使い方だなあと感心していると、深紅の魔力が彼の隣の一点に集中して黒一色の空間が出来上がる。
三次元の中にあるにもかかわらず、そこだけが二次元になった様な光を一切反射しない漆黒は、彼の操る空間魔法の一種なのだろう。
ルネに別れを告げた彼は、塗りつぶされたような黒にずるりと入り、姿を消してしまった。
その直後に視界が暗転。俺の意識も闇へと飲まれていく。
薄れゆく意識の中で、俺はレオナールの空間魔法を模倣すべく、今見た出来事を脳に刻み込むように必死に反芻するのだった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました
Gaku
ファンタジー
平凡なフリーター、佐藤悠樹。その人生は、ソシャゲのガチャに夢中になった末の、あまりにも情けない感電死で幕を閉じた。……はずだった! 死後の世界で彼を待っていたのは、絶世の美女、女神ソフィア。「どんなチート能力でも与えましょう」という甘い誘惑に、彼が願ったのは、たった一つ。「貴方と一緒に、旅がしたい!」。これは、最強の能力の代わりに、女神様本人をパートナーに選んだ男の、前代未聞の異世界冒険譚である!
主人公ユウキに、剣や魔法の才能はない。ステータスは、どこをどう見ても一般人以下。だが、彼には、誰にも負けない最強の力があった。それは、女神ソフィアが側にいるだけで、あらゆる奇跡が彼の味方をする『女神の祝福』という名の究極チート! 彼の原動力はただ一つ、ソフィアへの一途すぎる愛。そんな彼の真っ直ぐな想いに、最初は呆れ、戸惑っていたソフィアも、次第に心を動かされていく。完璧で、常に品行方正だった女神が、初めて見せるヤキモチ、戸惑い、そして恋する乙女の顔。二人の甘く、もどかしい関係性の変化から、目が離せない!
旅の仲間になるのは、いずれも大陸屈指の実力者、そして、揃いも揃って絶世の美女たち。しかし、彼女たちは全員、致命的な欠点を抱えていた! 方向音痴すぎて地図が読めない女剣士、肝心なところで必ず魔法が暴発する天才魔導士、女神への信仰が熱心すぎて根本的にズレているクルセイダー、優しすぎてアンデッドをパワーアップさせてしまう神官僧侶……。凄腕なのに、全員がどこかポンコツ! 彼女たちが集まれば、簡単なスライム退治も、国を揺るがす大騒動へと発展する。息つく暇もないドタバタ劇が、あなたを爆笑の渦に巻き込む!
基本は腹を抱えて笑えるコメディだが、物語は時に、世界の運命を賭けた、手に汗握るシリアスな戦いへと突入する。絶体絶命の状況の中、試されるのは仲間たちとの絆。そして、主人公が示すのは、愛する人を、仲間を守りたいという想いこそが、どんなチート能力にも勝る「最強の力」であるという、熱い魂の輝きだ。笑いと涙、その緩急が、物語をさらに深く、感動的に彩っていく。
王道の異世界転生、ハーレム、そして最高のドタバタコメディが、ここにある。最強の力は、一途な愛! 個性豊かすぎる仲間たちと共に、あなたも、最高に賑やかで、心温まる異世界を旅してみませんか? 笑って、泣けて、最後には必ず幸せな気持ちになれることを、お約束します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる