異世界を中国拳法でぶん殴る! ~転生したら褐色ショタで人外で、おまけに凶悪犯罪者だったけど、前世で鍛えた中国拳法で真っ当な人生を目指します~

犬童 貞之助

文字の大きさ
165 / 273
第五章 ヴリトラ大砂漠

5-24 古き竜と太陽神

しおりを挟む
 異空間へおもむいたヤームルたちがその空間の奇怪さに呻き、広さにおののいていた頃。大砂漠の中央では。

【ぐう……あんのクソガキめが……。次うたらちりにしたる】

【それは止めろというに。アレはウィルムやシュガールのみならず神たちとも親交がある、魔神の中でも変わり種だ。下手に手を出せば火傷では済まんぞ? あやつだけが敵となる訳ではないのだからのう】

 かつての人族国家の中心地にして竜の至大魔法の爆心地、今は砂ばかりとなった亡国の首都。その砂の海に寝そべった赤き巨竜と琥珀色こはくいろの巨竜とが、鋭い竜牙を剥き出しにしていがみ合っていた。

【フンッ、神どもなんぞ物の数ではない。ないが……シュガールもあんクソガキに取り込まれとんのか? 魔神にそそのかされとるとは、あんの青瓢箪あおびょうたんめが】

 金色の濁流のような魔力の奔流を垂れ流し、いきり立つ琥珀竜。

【ちいとは話を聞けというに、このばかちんが。元々、ウィルムがあの魔神に襲い掛かって返り討ちにされ、しかし命をとられなかった経緯がある。宿敵というよりは借りのある間柄であり、我らが恨みを向けるのは筋違いであろう、ヴリトラよ】

 そんな彼に対し、大地竜は尻尾を相手の頭部に叩きつけて苦言を呈した。

【ぶごッ。ティアマト、きさん何しよるか!】

【汝が考えなしに魔力を垂れ流すからだ、戯けめ。危うく神の『眼』を呑み込むところであったぞ?】
【なにィ? ……太陽神か。儂ら竜を覗き見とるとは、小賢しい】

 指摘を受けたヴリトラが首を持ち上げ虚空を睨むと、その視線の先に光の粒子が顕れ人型をかたどる。

 光から実体となったのは、かつてリーヨン公国でロウとセルケトの監視を行っていた、金髪金眼の少年だった。

「流石は大地竜だね。実体を持たない『光の眼』での監視だから、竜であっても感づかれないものと思っていたのだけれど」

【ふっ、事実ヴリトラは気付いておらんようであったし、天則てんそくの神をうそぶくのも伊達ではない。然れども、我の感知力は突き抜けている。骨折り損であったのう? 太陽神よ】
【気付こうが気付くまいが、塵となれば変わりゃせん。わざわざ儂らに接近しとったんなら、ごく近い距離でしか『視』れんのやろう? ならばどの道、儂の“渇き”で塵となる】

「貴殿の言葉通り僕の監視は竜を対象に出来るほどのものではないけれど、それは置いておこう。琥珀竜に大地竜よ、僕がここへ顕れたのは、貴方がた竜属と件の魔神の情報を共有するためだ」

 世間話もそこそこに、太陽神と呼ばれた少年──ミフルは本題を切り出す。

 彼も大地竜や他の神たちと同様に、琥珀竜と幼き魔神との天変地異級の激闘を観戦していた。

 その戦いはあまりにも余波が強烈過ぎて、彼の眷属けんぞくシャウラでは観測すら困難なものだった。故に、彼は己の監視作業──ランベルト帝国で暗躍する魔神たちの行動注視を中断し、この大砂漠へ足を運んでいたのだ。

【共有? きさんら神どもも、儂とあんガキの殺り合いを見とったんやろうが。情報共有も糞もなかろう】
【言葉は悪いが、我も概ねこやつと同意見だのう。汝も眷属を使ってあの魔神を監視していたのであろう? であれば、あやつの持つ気質も分かっていよう。一線を超えぬ限り、あれは日和見ひよりみ主義だ】
【日和見だと? ティアマト、きさん耄碌もうろくしたか? アレの殺意は濃く深く、儂の竜鱗をも食い散らす、暴食の魔神そのものだったやろうが】

 大地竜が魔神を許容するような言葉を告げれば、琥珀竜は何を馬鹿なと鼻息で一蹴する。

【一線を超えぬ限りと言ったであろう。汝はあれが懇意こんいにしているウィルムとセルケトを瀕死に追いやったことで、あれの逆鱗に触れたのだ。……さりながら、降魔状態のあやつが、最高位の竜たる汝にするとは思わなんだ】

「そうだね。あの子の力には、とても大きな伸びしろがあるようだ。僕は直接見ていないけれど、かつて彼が青玉竜せいぎょくりゅうやバロールの娘と矛を交えた時は、今ほどの力を持たなかったという。彼は幼いからこそ、その成長性が尋常ではないのかもしれない」

 ティアマトの意見に同調したミフルは、ひと月ほど前の情報を明かした。ボルドーにいた時からロウの動向を探っていたため、彼は誰よりも早く湿地帯で起きた死闘を把握していたのだ。

 少年の言葉に尻尾をうごめかして同意したティアマトが、少年の言葉を引き継ぐようにしてヴリトラへ水を向ける。

【左様であるか。となればヴリトラよ、汝があやつを追い詰めたことで、あれのかせを取り払ったのやもしれんぞ? 我が以前見た時とは、魔力が見違えるほどに濃くなっておるからのう。先の戦いの内で何らかの変化があったことは疑いようもない】
【ヌゥ……確かにあんガキの降魔ごうま前と降魔後では、魔力の質も魔法の規模も違うとったが】

「僕としては魔力の変容より、あの子の権能が気になるところだけれど。琥珀竜の“渇き”に抗するほどの力を秘めたもの……貴方がたは見抜けたかな?」

 答えの出そうにない話よりはと、太陽神は挑発するような言葉と共に、自身にとって大きな疑問を竜たちに投げかける。

 少年ミフル──太陽神ミトラスも、虚無の魔神ロウや知恵の女神ミネルヴァのように、魔力の質を見抜く「眼」を具えている。

 しかしそれは、言うまでもなく万時一切の魔力的流れを見通す「竜眼」には劣る代物しろもの。彼の「眼」は確かに、権能によって漆黒となった魔力を見ていたが……その権能が如何なるものかまでは見抜けなかったのだ。

【ふっ。太陽神ミトラスともあろうものが、安い挑発よ。ヴリトラ、乗るでないぞ? これに教えるのはしゃくだ】

 ティアマトは鼻を鳴らして塵旋風を巻き起こし、尻尾を砂に叩きつけ局地的な地震を発生させる。

 安い挑発と切って捨てながらも癪だというあたり、実のところ彼女は挑発に弱かった。

【ハン、神になんぞ請われても教えんわ】
「ふふ、そうかい? 僕と同じく見抜けなかったのなら、そう言えば良いのに」
【ほざけ。……あんガキの権能は厄介ではあるが、そこが本質ではない。真に警戒すべきは竜鱗さえも打ち砕く膂力りょりょくやろうな。あんガキにいいもんもろうた時にゃぁ、儂ぁレヴィアタンと殴り合うたんを思い出したぞ】

 一方、ロウと直接殺し合いその危険性を肌で感じたヴリトラは、常であれば食いつく煽りを砂嵐が起こるような鼻息でかき消す。

 自身に打ち込まれた拳の数々は、竜属の中でも最高の膂力を持つと目される、海魔竜レヴィアタンの攻撃に迫るものだと感じたヴリトラ。

 それはつまり、かの魔神を自身と同格にあることを認める言葉だった。

 魔神を認めることなど皆無である琥珀竜の極めて稀な判断に、大地竜はくじら並みの太さを持った灰色の角を撫でつけ、考え込む。

【ふぅむ。横合いから殴りつけられた時か、拳を打ち下ろされた時か。いずれも尋常の拳ではなかったのう。魔法や権能抜きであれと殴り合えるのは、それこそ我らが同族レヴィアタンやエレボスか、それらとじゃれ合っている『神獣』ベヒモスか、我やバロールくらいやもしれん】

【おい、儂が入っとらんぞ?】

【汝は殴り合いで負けたろう】
「客観的に判断すると、貴殿は危うい状況にあったかもしれないね」

 同格たる者たちの中に自身の名が無い事に気が付くと、竜牙を軋ませたヴリトラは不機嫌そうに聞き返したが、二柱から返ってきた言葉は彼を軽んじるようなものだった。

 彼の喉元にますますもって不愉快な感情がこみ上げる。

【きさんら、揃いも揃って節穴ふしあなか? 『竜神』となった儂の前に、あん山羊頭やぎあたまは避けるだけで手一杯やったろうが。ありゃぁ負けどころか、儂の勝ちと言うても過言やない】

【ふっ、その割には拳での決着を避け、魔法で止めを刺そうとしておったがのう?】
「それでいて空間魔法で切り返され、竜の息吹の真似事で吹き飛ばされてしまったね。ふふふ、あれは中々に情けない姿だったよ」

【たいがいせえよ……】

 反駁はんばくするも直後の失態をあげつらわれ、琥珀竜の不快指数はいよいよ臨界に達する。

 虹に煌めく金の魔力が場を満たし、大地をぐらぐらと震わせ始めたところで──太陽神は用も済んだとばかりに別れの言葉を口にした。

「ふふふ。これ以上からかうとこの大砂漠が吹き飛びそうだから、僕はこの辺りで失礼するよ」

【おい羽虫。きさん、聞くだけ聞いて終いか? 儂やティアマトが情報を出したんに、きさんは何も出してなかろうが】
「一応僕も、彼の成長性について話したのだけれど。それ以外となると……そうだね、共に行動している青玉竜が、かの魔神に好意を抱いているらしいことかな? この辺りのことは、そこに居る大地竜や、枯色竜かれいろりゅうと共にいる月白竜げっぱくりゅうの方が詳しいかもしれないね。では、また」

【なにィッ!? どういうことだ、おい、ミトラスッ!】

 最後の最後で不明瞭な情報を放り投げ、少年ミフルは光の粒子となって消え失せた。

【ふぁ……。どうでも良いことで騒ぎ立ててからに。ウィルムの心のうちなど、あれの好きにさせれば良かろう】

 太陽神の去った残り香を大喝一声だいかついっせいで消し飛ばし、周囲十数キロメートルを音圧でなだらかにした琥珀竜。

 そのやかましい同胞を眠たげなまなこで睨んだ大地竜は、彼を無視して大欠伸をし、そのまま寝入ってしまった。

【ティアマト、正気か? 竜が魔神と……寝おったか。ババアめ、行動を起こすのは遅いくせに寝るのだけは早い。……寝入ると殴っても起きんこれを相手にするより、どこぞにいるシュガールを問い詰めた方が早いか? 太陽神の妄言が真か、確かめねばな】

 地鳴りのような寝息をたてる赤き巨竜を放置することに決めた琥珀竜は、至大魔法の処理を行っている月白竜げっぱくりゅうシュガールの下へと飛び立ったのだった。

◇◆◇◆

 ヴリトラが公国南部へと向かった頃、ロウたちはといえば。

「──ふぅ……。砂漠の真ん中で、こんなに羽を伸ばせるなんてね。砂漠で休むのと違って気温も安定してるし」

「だね~。ロウ君様様、魔神様様……なんていうのは、ちょっとまずいかな?」
「どう、なんでしょうね。女神ミネルヴァ様のお言葉を考えるに、天敵であるはずの魔神でありながら、関係は悪くないようでしたが」

 急遽きゅうきょ異空間に創り出された石の露天風呂で、ロウの回復魔法によって治療を終えた女性陣が、先の一件で溜まった疲れを溶かし出していた。

「そこも不思議な点ですよね。知恵の女神ミネルヴァといえば、苛烈な性質が強調された説話を散見する女神なのですが。あの美しい女性は、そういった気質の片鱗さえも見えませんでしたし」
「私もその点は疑問に思いましたね。書物に書かれている事や伝説が間違っているのか、それとも、魔をくびり殺す一面を持ちながらも、ロウ君に対してはそういった面を見せないのか……。私たち人如きが女神を計るなどというのは、おこがましい限りですが」

 色も長さも異なる長髪を同じようにタオルでまとめ上げた研究者組の二人が語れば、人外組の二人は広々とした湯船でくとろぎつつ、縁に頭を預けて見解を述べる。

「どうなんだろうね~。ロウ君は他の神様たちとも仲が悪くなさそうな雰囲気だったし、魔神の中でも特別な扱いなのかも?」
「知恵の女神の言葉の中で“我が眷属と友誼を結ぶ”などとあったし、きっとあの子だからこその態度だったんじゃないかな? ……神の眷属と友誼を結ぶ魔神なんて、聞いたこと無いけど」

「むむむ。ロウさんの人誑ひとたらしは、人だけじゃなくて神やその眷属にまで及ぶということでしょうか? 見境が無さすぎますね」

 アシエラ姉妹の言葉で褐色少年人誑し説が強化されると、ヤームルは気に食わないとでもいう風に肩まで湯に沈み、そのまま顔まで浸かって口から泡を立て始めた。

「むふふ~。薄目でチラッと見てたけど、知恵の女神様だけじゃなくて、物凄ぉ~く可愛い女の子の女神様とも親し気だったよねー、ロウ君ってば。態度が砕けてたし、相手も気を許してるように見えたけど、どんな女神様だったのかな?」

 ジト目で水槽用エアーポンプの如く気泡を吐く少女を見て、口の端を吊り上げるアムール。彼女は少女を煽るついでに、自身が気になっていたもう一柱の女神について問いかけた。

「イルマタルと呼ばれていた女神のことですよね? 恐らくあの方は、妖精神イルマタル様……この世にいる妖精たちの祖先を創り出した、人が生まれ落ちる以前より存在する神様です。妖精たちから分化した森人族に、多く信仰されている女神ですが……」
「そんな女神が魔神であるロウ君と親し気、か。全く分からない状況だね」

「妖精神様だったんだねえ。女神様たちにしてもウィルムさんにしても、どんな経緯で知り合ったんだろうね~。ひょっとして、ロウ君も古ーい魔神だったりするのかも?」

 などと、女性陣が露天風呂で盛り上がる一方、男性陣は──。

「──この門が、外へと繋がっているのか。いやはや、単なる排水のために空間魔法を用いるとは、贅沢極まる使用方法だね、ロウ君」

「あはは、よく相棒たちにも指摘されます。魔力的には余裕なので、人目を気にしないときはバンバン使っちゃうんですよね」

 ヤームルたちの入る露天風呂の十数メートル下、排水路付近で、設備や空間魔法の解説を行っていた。

 魔神であることが露見し、もはや取り繕う必要がなくなった少年によって創り出された露店風呂は、魔道具から供給され続ける湯を排水するため高所に位置している。

 水分を保持できる土壌やため池などが一切ない、水の行きつく先が空気中の水蒸気しかない異空間において、排水というのは面倒な作業である。

 ロウ一人で生活をする分には、一か所に集めて放っておいたり練習がてら魔法で処理したり、水属性の眷属であるシアンに吸収させたりと如何様にもできるが、今はその眷属けんぞくも不在。しっかりと後始末のことを考えねばならないのだ。

 そうして捻り出された処理方法が、異空間の門を開き砂漠にかけ流しの湯を打ち捨てる、というものだった。

 しっかりしているどころか明らかなるその場しのぎ、弥縫策びほうさくである。

「──ふぅ。しかし、至高の魔法を拝むことが出来たのは幸運だったが……こうも魔神の力が理不尽だと、私の研究も虚しく思えてしまうね」

 しばらくの間、周囲の排水設備や空間魔法を調べ唸っていたアインハルトだったが、ふと思い出したように溜息を吐き、嘆きを零す。

「いやいや、魔神なんて人とは全く違う生き物で、比べるもんじゃないですよ。自然災害そのものっていうか、理不尽の権化みたいなもんですし。……当の俺が言うのもなんですけど」

「フフッ、確かに。なまじ君のことを知っているものだから、ついつい自分たちと結び付けてしまっていけない……。ありがとう、ロウ君。初心に返った思いだよ」

 魔神から人間族である自分が慰められるという珍妙な事態にしばし呆けるアインハルト。

 それでも彼は、自らがか弱き人であることを再認識し、己がその弱き人の発展繁栄のために尽力してきたのだと再確認した。

 真正面から礼を述べられたロウはといえば、面映ゆそうに頬を掻き話題を変える。

「やる気が戻って良かったですよ。大学教授の気力がなくなったりしたら大問題でしょうし。話は変わりますが、教授たちはよく琥珀竜のとんでもない魔法から逃げ果せましたね? 北部一帯の陽がさえぎられて、この世の終わりみたいな状態になりましたけど」

「あの天変地異級の大魔法、やはり琥珀竜のものだったか……。あれが放たれた時は、アシエラさんとアムール君に救われたよ。彼女たちがいなければ、濁流のように中心へと向かう砂海に飲まれ、窒息した後に竜巻で解体されていたことだろうね」

 アインハルトの言の通り、三度放たれたヴリトラの大魔法から逃れる際、吸血鬼であるアシエラ姉妹は人外たる身体能力を存分に生かし、彼らの窮地を救っていた。

 ロウより受け継いだ“腕”を使わずとも、その身体能力は人族の遥か上を行く。姉妹が空中に展開した物理障壁を蹴って空を駆けるという曲芸じみた動きを見せなければ、一行は儀式魔術の防御ごと砂の海に沈んでいたことだろう。

「流石アシエラさんたちですね。教授も、ご無事で何よりです」
「ありがとう。……あの大魔法、ロウ君やウィルムさんに向けて放たれたのだろう? 如何に竜と魔神とはいえ、よく生き残れたものだ」
「ぶっちゃけ俺もウィルムも死にかけましたよ。回復魔法で何とか命を繋ぎましたが、あの時はかなり綱渡りでした」

 少年が天変地異級の大魔法を思い出し身震いしたところで、入浴を終えた女性陣が下りてくる。

 彼女たちから排水路上に設置している空間魔法を呆れられ、誤魔化すように風呂へ向かったロウは、入浴後他の面々に寝床を案内すると早めに床へ入り、泥のように眠ったのだった。
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました

夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。 スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。 ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。 驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。 ※カクヨムで先行配信をしています。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~

みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった! 無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。 追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。

チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました

Gaku
ファンタジー
平凡なフリーター、佐藤悠樹。その人生は、ソシャゲのガチャに夢中になった末の、あまりにも情けない感電死で幕を閉じた。……はずだった! 死後の世界で彼を待っていたのは、絶世の美女、女神ソフィア。「どんなチート能力でも与えましょう」という甘い誘惑に、彼が願ったのは、たった一つ。「貴方と一緒に、旅がしたい!」。これは、最強の能力の代わりに、女神様本人をパートナーに選んだ男の、前代未聞の異世界冒険譚である! 主人公ユウキに、剣や魔法の才能はない。ステータスは、どこをどう見ても一般人以下。だが、彼には、誰にも負けない最強の力があった。それは、女神ソフィアが側にいるだけで、あらゆる奇跡が彼の味方をする『女神の祝福』という名の究極チート! 彼の原動力はただ一つ、ソフィアへの一途すぎる愛。そんな彼の真っ直ぐな想いに、最初は呆れ、戸惑っていたソフィアも、次第に心を動かされていく。完璧で、常に品行方正だった女神が、初めて見せるヤキモチ、戸惑い、そして恋する乙女の顔。二人の甘く、もどかしい関係性の変化から、目が離せない! 旅の仲間になるのは、いずれも大陸屈指の実力者、そして、揃いも揃って絶世の美女たち。しかし、彼女たちは全員、致命的な欠点を抱えていた! 方向音痴すぎて地図が読めない女剣士、肝心なところで必ず魔法が暴発する天才魔導士、女神への信仰が熱心すぎて根本的にズレているクルセイダー、優しすぎてアンデッドをパワーアップさせてしまう神官僧侶……。凄腕なのに、全員がどこかポンコツ! 彼女たちが集まれば、簡単なスライム退治も、国を揺るがす大騒動へと発展する。息つく暇もないドタバタ劇が、あなたを爆笑の渦に巻き込む! 基本は腹を抱えて笑えるコメディだが、物語は時に、世界の運命を賭けた、手に汗握るシリアスな戦いへと突入する。絶体絶命の状況の中、試されるのは仲間たちとの絆。そして、主人公が示すのは、愛する人を、仲間を守りたいという想いこそが、どんなチート能力にも勝る「最強の力」であるという、熱い魂の輝きだ。笑いと涙、その緩急が、物語をさらに深く、感動的に彩っていく。 王道の異世界転生、ハーレム、そして最高のドタバタコメディが、ここにある。最強の力は、一途な愛! 個性豊かすぎる仲間たちと共に、あなたも、最高に賑やかで、心温まる異世界を旅してみませんか? 笑って、泣けて、最後には必ず幸せな気持ちになれることを、お約束します。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜

霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!! 「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」 回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。 フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。 しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを…… 途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。 フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。 フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった…… これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である! (160話で完結予定) 元タイトル 「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

処理中です...