♡ちゅっぽんCITY♡

第3章 “ハムおじさん”

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　夕方、左頬を赤く腫らして帰路に着いたブリーフ一丁の”旅人”は、公園を出てしばらく歩いた所にある駅近くの交差点で信号が変わるのを待っていた。

　するとキャンペーンガールから声を掛けられた。

「〈姫クリ蜜柑で～す〉！美味しい美味しい、〈姫クリ蜜柑〉で～す！」

　そう言いながらキャンペーンガールは”旅人”に〈姫クリ蜜柑〉を手渡した。”旅人”が渡された蜜柑を眺めていると、2個の大きな蜜柑を胸につけたミニスカートに編みタイツ姿のキャンペーンガールが言った。

「お剥き致しましょうか？」

「え？剥いてくれるんですか？」

「はい、もちろんです」

　とキャンペーンガールはニコッと微笑んだ。
　
　だから”旅人”は蜜柑をキャンペーンガールに渡そうとした。だがキャンペーンガールはそれを受け取らなかった。そして言った。

「もしかして、〈姫クリ蜜柑〉、初めてでしょうか？」

「・・・・いや？」

　“旅人“は少しイラッとしながら知ったかぶりをした。

「うふふ、そうですか」

　と言いながらキャンペーンガールは体を“旅人“に寄せ、胸の蜜柑を“旅人“に押し当てながら、“旅人“のブリーフに左手をかけて、中から“旅人“の未完の大器を取り出した。信号が青に変わった。周りの通行人たちは“旅人“に目もくれず、駅へと急ぐ。

「あっ！」

「あらすごい」

　キャンペーンガールは取り出した未完の大器が瞬時に膨張するのを手の中で感じ取りながら言った。

「ねえ、その手に持ってる〈姫クリ蜜柑〉を剥いて、私の口に入れてくださらない？」

　“旅人“は言われる通り手に持っている〈姫クリ蜜柑〉を剥いて、顔の横にあるキャンペーンガールの口に〈姫クリ蜜柑〉を挿入した。

「あひがとう」

　剥かれた丸のままの〈姫クリ蜜柑〉を半分軽く口に咥えたまま、キャンペーンガールが言った。そしてキャンペーンガールはその状態のまま“旅人“の口に顔を近づけた。

「あっ・・・えっ・・・んっ！！」

　動揺している“旅人“の口にキャンペーンガールは躊躇なく〈姫クリ蜜柑〉を押し込んだ。唇が触れる。

「あっ…」

　更に左手の中で大きくなる未完の大器、だが剥けることはない。表面張力！

　ゆっくりとキャンペーンガールが未完を剥いていく。

「いいいっいつっ！…うきゅう！！」

　“旅人“が歯を食いしばると咥えた〈姫クリ蜜柑〉が潰れて汁が垂れて未完にかかる。酸味が剥き出しの先端にしみる。

「あきゅっ！くきゅううぅぅ！！！」

　また歯を食いしばる。また垂れる。またしみる。


　そんな事を繰り返しているうちに、未完の大器は剥けて、晩成した。

「うふふ、綺麗なオレンジ色」

　剥けて現れた“旅人“の未完の先端を見ながらキャンペーンガールは言った。

「はあっはあっはあっあ、ありがとう」

　“旅人“はキャンペーンガールにお礼を言った。キャンペーンガールは口に咥えていた半分になった〈姫クリ蜜柑〉を口の中に入れ、ブジュッと噛んで、ニコッと微笑んだ。