♡ちゅっぽんCITY♡

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第5章 大学1年生

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“穴吹しまる“は散歩をしながら思った。

「やっぱり都会は違うな~」

 “穴吹しまる“が18年間を過ごした山村は、人も少なく、店も少なく、自然が多かった。この街は海も近く、中心街にも川や小高い山など自然も多くあるが、それ以上にビルや人が多く、見かける『ちゅっぽん数』も桁違いである。

「あそこでもやってら~」

 ビルに囲まれたスーパーの近くを歩いていると、スーパーの前の自転車置き場でスマホで自撮りをしているミニスカートの女子高生2人組がいた。

 彼女たちのすぐ後ろに中年男性が勃っている。

「いくよー」

「イェーイ」

『カシャ』

 ポーズを取る時に春風に吹かれたスカートがふわりと浮いて中の純白×2が見える。

『シコ』

「なんかイマイチじゃね?」

「もっかいいく?」

「イェーイ」

『カシャ』

『シコシコ』

「茜音の顔やばw」

「翠もな」

「もっかいだな」

「だな」

『シコシコシコ』

「イェーイ」

『シコシコシコシコ!!』

「うぅっ!!!」

『カシャ』

『ドクドクドクドクッ!!』

「これでいっか」

「いんじゃね?」

 女子高生達はその場でスマホに収めた写真をプリントアウトし、中年男性に渡した。

「はい」

「お、いい写真だな、ありがとよ」

 そう言いながら中年男性は2人に千円ずつ渡した。

「さんきゅー」

 女子高生達はそう言って自転車にまたがり、颯爽と雑踏の中へと消えて行った。
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