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第5章 大学1年生
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陽が傾き、長い影がアスファルトに伸びる黄昏時、“穴吹しまる“は自身もちゅっぽんしようと思った。そんな時に駄菓子屋の軒先にアイスキャンディーの幟が風に揺れていた。
「汗もかいたし、喉も乾いたし、アイスキャンディーでも食べながら帰ろう」
“穴吹しまる“は駄菓子屋に入り、店内で生きてるのか死んでるのかわからないお婆さんだかお爺さんだかに声をかけた。
「アイスキャンディーを1本、ください」
「・・・・はい?」
「アイスキャンディー、1本、ください!」
“穴吹しまる“は声を張り上げていった。
「はいはい、そんな大きな声出さなくてもわかりますよ~」
とその年寄りは言って、自身の入れ歯を取り出して、“穴吹しまる“に差し出した。
「あんたも好きやの~」
“穴吹しまる“は入れ歯をしゃぶりながら帰った。道中に銭湯の看板が見えた。
「汗もかいたし、入って行くか」
“穴吹しまる“はそう言って、銭湯の暖簾をくぐった。
「汗もかいたし、喉も乾いたし、アイスキャンディーでも食べながら帰ろう」
“穴吹しまる“は駄菓子屋に入り、店内で生きてるのか死んでるのかわからないお婆さんだかお爺さんだかに声をかけた。
「アイスキャンディーを1本、ください」
「・・・・はい?」
「アイスキャンディー、1本、ください!」
“穴吹しまる“は声を張り上げていった。
「はいはい、そんな大きな声出さなくてもわかりますよ~」
とその年寄りは言って、自身の入れ歯を取り出して、“穴吹しまる“に差し出した。
「あんたも好きやの~」
“穴吹しまる“は入れ歯をしゃぶりながら帰った。道中に銭湯の看板が見えた。
「汗もかいたし、入って行くか」
“穴吹しまる“はそう言って、銭湯の暖簾をくぐった。
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