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第7章 入学式

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 講堂へ入ると、職員に急いで、と言われたのでイラっとしながら新入生用の座席へ向かい、座ると同時に式典が始まった。チラリと横を見ると見た顔があった。

「あっ!!」

「あっ!!」

 そう、アパートの螺旋階段で出会った男である。【oh!湯】で出会った男である。

「貴様!この大学の新入生だったのか!!」

 と“旅人“が言った。

「お前こそ!!」

 と“穴吹しまる“が言った。

「うるさい!!静かにしろ!!」

 職員が2人の頭を丸めた進行表ではたきながら言った。2人は眉間に皺を寄せ、静かに睨み合った。

「みなしゃん、入学おめでちょう」

 校長の挨拶が始まった。

(なんだ、こいつ)

 と“旅人“は思った。

「みなしゃんに言いたい事はただひとちゅ、この世は金とちゅっぽん!!以上」

(大丈夫かこの大学・・・)

 校長が壇上を降りた。周りを囲む教授や職員たちから拍手が起こった。新入生もそれにつられて拍手をする。

 職員がマイクでアナウンスする。

「それでは新入生の皆さん、今から隣の人と、ちゅっぽんを行ってください」

「・・・は?」

 新入生たちが戸惑いながら顔を見合わす。しばらくするとそこここから

「んっ・・・あっ・・・・」

 といった声が漏れ始める。

「勿論強制ではありません。隣の方とちゅっぽんを行いたくなければ、それを拒否する権利は当然あります。その場合はきちんと話し合いで解決を目指してください。それが困難な場合は挙手にて私たちまでお知らせください」

 職員がマイクでアナウンスする。

 “旅人“は“しまる“の逆隣を見た。“しまる“も同様だ。だが、その2人はもう隣の人とちゅっぽんを始めている。

「く・・・」

 “旅人“と“しまる“が眉間に皺を寄せながら睨み合う。

「てめーとなんかやってられるか」

 と“旅人“。

「じゃあ挙手しろや、ハゲ」

「あ!?お前が挙げろやボケ」

「てめービビってんだろ」

「は?」

「俺のテクでイカされるのがこえーんだろ」

「はっ!ハゲのテクでイク訳ねーだろ、冗談は頭だけにしとけ」

「あぁ!?」

「なんだよ」

「やんのか!?」

「やれるもんならやってみろよ」

「お!?やったんぞコラ」

「だからやれっつってんだろハゲ!」

 “しまる“がそう叫んだ所で“旅人“は“しまる“のズボンを脱がし、おぽこちをキュムキュムし始めた。

「あちゅっ!!」

 “しまる“は“旅人“の意外なテクに思わず声を上げた。
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