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それってどうなの
しおりを挟む「待って下さい!そんなの酷いです!王子がクロエリーシャさんとの婚約の事を忘れてたのは、昔だから仕方ない事で、王子は悪くないです!」
効果音と付けるなら、バァーン!だろうか。
なんかそんな勢いでエトワール嬢は王様と王子の間に立った。
堂々と王様に意見し始めるとかマジで心臓に悪いんでやめてほしいんですけど。
なんなのこの子死にたいの?
「そ、そうだ、過去はともかく私はもう、あの悪女との婚約など耐えきれない、それだけです!何故!」
王子は馬鹿丸出しなので黙ってろと言いたい。
王様の前で勝手に喋るのは普通にマナー違反なので出来ないんだよ。
王子にやってたのに王様の事は別なのか、って問いには、当たり前だろ、と答えておこう。
王子にやったのは、まあ一応緊急事態だったからだし、王族ってだけで偉いのかと言われると、実は他の生徒より偉いだけで、高位貴族よりは偉くない。
家が偉いのであって、まだ家を継いでない息子や娘はそんなに偉くないというか、なんかそんな感じのやつだと言えば理解してもらえるだろうか。
......王子、なんでこんなアホに育っちゃったんだろう。
おかしいな、俺の知ってる王子は、............仕事しないお飾り生徒会長だったわ最近。
それもこれも全部エトワール嬢が中途半端に王子に関わって、中途半端に持ち上げたり都合のいいような事言って王子のアホさを引き出したからだ。
ちくしょう、どうせ早く死ぬし国がどうなろうが知らんとか思ってたからなぁ俺。
マジやらかしたわ、放置してたツケかコレ。
自業自得といえば自業自得なんだが、これが無ければ俺はクロに気付かなかった訳で、......なんだかなあ。
なお、エトワール嬢は王様からスルーされた。
ここで王様が返答しちゃうと、エトワール嬢を無礼打ちとして罰さなきゃいけなくなるから仕方ないね。
「何故、何故、何故と、貴様は馬鹿の一つ覚えのように、尋ねる事しか出来ぬのか」
「.........どういう事ですか」
王様の呆れたような言葉に、王子は訝しげな眼差しを向けていた。
.........いや、王様は国の最高権力者なんですけど王子マジ頭大丈夫かな......。
「貴様は一度でも考えたのか?」
「何をですか、父上」
おかしいな、ホントにどうしよう王子がヤバい。
主に頭がヤバい。
「もうよいわ、貴様には失望した」
「そんな...!」
苛立ちからか、眉間の皺と、あとついでに怒りの表情が凄い王子と、能面みたいな無表情の王様とのギャップが凄い。
「待って下さい王様!、王子は、あなたの家族じゃないんですか!?
どうしてそんな酷い事が出来るんですか!大事な事を何も言わずに、分かれなんて、無理です!」
「エトワール...!、そうです、父上、説明して下さい!どうか、お願いです」
なんかいい雰囲気にしようとしてる所悪いけど、それ、俺たちは馬鹿だよ!って言ってる事になるけど良いの?
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