貞操逆転世界かぁ…そうかぁ…♡

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一章

58 今日からは俺『の』彼女達♡3/4

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「こんにちは、大悟だいごさん。」
「だ~いごさ~ん♡楽しみだったの~♡」
「こんにちはです…」
ユカちゃんとエリちゃんはいつも通りに笑顔で迎えてくれた。
「ハルカちゃん、大丈夫だよ。この二人はハルカちゃんと同じで俺の彼女になってくれた人達だからね。同じ仲間だから。」
そう言って俺が説明してるとユカちゃんとエリちゃんに左右両方から背中を支えられる様にして側まで近づいてきた。

ユカちゃん今日は黒いホルダーネックのミニ丈アシンメトリーワンピースを着て、チョット大人な感じの化粧とかしてる。
エリちゃんはユカちゃんのちょうど反対のアシンメトリーな白いワンピースで、髪をアップに纏めてる。
そしてハルカちゃんは赤色で腰の部分を大きなリボンで搾った様なプリンセススタイルの簡易ドレスみたいな感じの物を着てる。飾りとかはあまり無いけどAラインを基調としたどこかの演奏会とかでバイオリンとかを弾く女の人が着てるような感じ♡
でも、あきらかにこれだけ彼女の趣味と違う感じがする。
ハルカちゃんはいつもであれば素材が良い物を着てるけど、あまり派手な物を好まない。

俺の顔を見てユカちゃんが、
「大悟の言いたい事は判るよ。でもね、今日は特別な日になるんだよ?少しぐらいオシャレをしてそんな日を迎えておかないともったいないだろ?」
「そうだよね~だから今回のハルカの服は私とユカさんで選んだ物なの♡」
「私こんなにお姫様みたいなの…チョット」

恥ずかしいってのは良く判る。顔が薄く化粧をされてても赤くなってるのが分かるからね。
「まぁ今日は身内ばかりが集まった感じにしてあるからそこまで緊張しなくても良いよ。」
「それにしては大悟様も、とても素敵なお姿ですね。」
リビングのソファーの前のローテーブルにお茶のセットを用意しつつあかりさんが声をかけてきた。

ちなみに今日の俺は結婚式とか祝い事に着ていく一張羅の3ピーススーツを着てきてる。
ちょっとだけ光沢の有る黒で統一されたモノでこれさえあれば一応葬式でも文句は言われないと言う万能スーツだったりする。
大学を卒業する時に社会人になるんだからと家族からプレゼントされたものだったのだが、少し前までは腰周りがちょっとまずい状況で1年以上一切着られる事無くクローゼットの中で専用の入れ物の中で死蔵されていたのだが、鞠子のフィットネスクラブで鞠子と朱里しゅりと一緒に運動するようになった事で見事着られる様になった物だったりする。
俺が今まで仕事で着てたスーツとは別格な物なのだよ♡

「今日は特別ってのは俺にとってもそうだからね。ちょっと着ない様なのを引っ張り出してきたよ。」

「私達の時は普通の服だったよね?」
「まぁ…そうでしたけどすごく素敵な言葉を頂いていたでは有りませんか♡私側で見て居ただけでしたが…思わず色々漏れそうになりましたよ?」
「まぁねぇ♡私も嬉しくってちょっと漏れそうになったもん♡」
「2人ともあまり変な事を言わないようにな?二人は俺の彼女の先人として今日ここに来てるんだからな?」
「「は~い♡」」

この2人根幹部分でかなり近い思考をしてるらしく、急速に近づいて行き仲良くなっていった。
最近鞠子も久美の経験談を聞いて同じ事をして欲しいみたいな事を言い出したし…

その後鞠子とユカちゃんのお互いの自己紹介が有って俺から一応全員の紹介をさせてもらい、一度落ち着いてお茶でもと灯さんが言ってくれた提案を受け、ソファーに腰を落ち着けた。

そしてここでも今まで無かった席が用意されていた。
お誕生日席の様な場所にどこかの城とかにでも置いてあるような…
「俺これに座るの?」
「はい。特別に今回の為に屋敷から運ばせました。どうぞ♪」
灯さん、自分は仕事を完遂してます的なすごく綺麗な笑顔をしてるけどさぁ…

ちなみにその椅子、足がS時を描く見事なネコ足になってて、肘掛と座る部分と背もたれの全てが黒いスエード調のクッションで出来ていて、背中の部分の枠はエンボス加工が施さた少し高価な皮製品で出来てたりする。
所々金色の飾り鋲とか模様になった飾りみたいなものも埋め込まれてて…

俺が座ったらメインが俺じゃなく椅子になりそうな気がする。

そして俺の椅子の左右にちょっとだけ簡素な赤色で統一された同じ形の椅子が置かれてる。
鞠子と久美が俺の腕を取って、俺をさっさと椅子に座らせて左右の椅子にお嬢様って感じで腰を浅くかけて背筋を伸ばして座った。

それを見て灯さんがお茶を皆の前に置いて行く。
全員の目の前に紅茶が用意されて灯さんがユカちゃんの後ろにそっと立ち俺に目で合図をくれた。

「では、今日は俺の彼女としてここに居る全員に証をもらってもらう予定で来てる。それと俺は、女の子に順位を付ける気は一切ない。最終的に誰と結婚するとかって話もまだ一切した事ない。だから出切るだけ仲良くして欲しく考えてる。と言う訳で、今日の渡す順番には特に意味は無いので勘違いとかしないでね。」

「ねぇ、大悟のお嫁さんになるにはどうすればいいの?立候補して戦うとか?」
ユカちゃんがたぶんエリちゃんの為に聞いてきたんだと思うがちょっと物騒な感じの事を言ってる。

「さすがにそれはやめて欲しいかな。これから付き合って行く中で誰かが俺にとって特別になればその人と結婚って話が出てくると思うけど…皆の中で話し合って最後に決めるって事もまぁ無いとは言えないんだよね。だから今用意してる証を全員に渡したら1回一緒に旅行とか行きたいなって話も出てるんだ。」
「へ~そうなの?そしたら大悟さんのお嫁さん候補の全員と会えるのね♡」
エリちゃんはやる気マンマンって感じになってる。
ハルカちゃんはまだ恥ずかしそうに下を向いてるけど…あ、俺の方を見て笑顔になった♡

「じゃぁ始めるか。」
俺はユカちゃんに近づいて行った。
「最初に渡した4人の時にも迷ったんだけどね、3人の中で一番最初に俺の相手をしてくれたユカちゃんからこれを贈りたいんだ。受け取ってくれるか?」
「もちろん♡だって私が一番大悟を受け入れた回数が少ないんだから負けてられないもんね。」
そう言って俺の腰の辺りに腕を回して俺の目を見てきた。
久美が持ってるアタッシュケースを開けてその中から鞠子が一つのネックレスを俺に渡してくれた。
それをユカちゃんの首に付ける。
由香里ゆかりさん。これからもよろしくねっ。」
俺が相性のユカちゃんと呼ばなかった事がちょっと意外だったのかキョトンとした顔になって一転破顔して笑顔になった顔の目から涙が溢れてきた。
「こんな時に名前呼ぶとか卑怯じゃないか?」
「こんな時に呼ばなくていつ呼ぶんだ?結婚式とかか?」
「もうっ♡」
腰を持ってた腕をそのまま伸ばして抱きついてきた。


ユカちゃんが落ち着いてきて手を離してくれてからエリちゃんの所へ行く。
「エリちゃん。俺ね、少しだけ心配してたんだ。」
「えっ?何で?」
「だってエリちゃんを抱くたびにだんだん腰が細くなって行くのが判るんだ。だから体でも壊して無いかって。」
「あ~…それは~~…」
エリちゃんちょっと迷ってる感じになって言葉を選んでどう説明するか迷ってたみたいだつた。
「エリちゃん、教えて差し上げても良いですよ。」
そんなエリちゃんに灯さんが声をかけた。
「まぁ三田みたさんがそう言うなら?えっとね~実は今三田さんと一緒に寝る前にヨガの運動してるのね。それで息継ぎの訓練と腰周りの運動を重点的にしてるからだと思うよ?」
「…ヨガで腰回りはまぁ結果が出てるから判るけど息継ぎ?」
ちょっと顔を赤くしながら手で声を抑えるようにして耳元で、
「おちんちんもっと長く受け入れられるように♡」
と教えてくれた。
「あ、あぁ~~そう言うことかぁ、あははっ♡」
自分の知らない所で頑張ってくれてる事を知ってちょっとだけ気持ちが溢れてしまった♡
「ちょっ、大悟さん、そんなに強く抱きしめたら服が変になっちゃうってば…♡」
「これからもイッパイしようね~♡エリちゃん♡」
「はーい♡」
若干バカップルになりつつエリちゃんにも証を俺の手で着けた。
エリちゃんも鞠子と同じ様に首を引きながらなんとか見ようとしてる。
ここにも手鏡が必要かなぁ…


次にハルカちゃん。
ハルカちゃん今にもしゃがみ込みそうなぐらい緊張してるのが見て取れるぐらいに目がウルウルになってて手も白くなるぐらい強く握りしめてる。
俺は近づいてさっとハルカちゃんの腰を持ちそのままハルカちゃんが座ってた所に俺が座り膝の上にハルカちゃんを乗せた。
「そんなに緊張しなくても大丈夫だってば、ほら、こうやっていつもみたいに膝の上に居たら安心できるだろ?」
「大悟さん…この服でその…恥ずかしいよ…」
ハルカちゃん俺が腰を抱いてる手をなんとか離そうとして引っ張ったりペチペチ叩いたりしてたけど、俺がここにきたら毎回見られる光景だったのでユカちゃんとエリちゃんが笑顔になって見てるのに気付いてハルカちゃんもやっと笑顔になった。
「そんなに気を張る必要なんて無いんだって。俺との関係は今までどおりこれぐらいの気軽さで居て欲しいな。」
「まぁ?大悟さんがそう言うならそうしてあげても良いよ?」
ちょっとだけいつもの感じで答えてくれたハルカちゃんにも久美が持つケースから鞠子が取って手渡してくれたネックレスを着けた。
「お~アクセサリーが1個あるだけでお姫様になるなぁ~可愛いジャン♡」
「そんなこと…無いモン…」
否定しつつも俺の手を叩いてた手が止まりぎゅっと添えるようにして握ってくれた。


ハルカちゃんが回りの人がニヨニヨと生温か~い視線で見てる事に気付いて俺を睨んできたので、手を離したらさっさと降りて俺を立たせ灯さんの方に押し出した。


「灯さん、俺の大切な彼女達を守ってくれてありがとね。これ受け取ってくれるよね?」
ユカちゃんの近くで立ってた灯さんの近くに行って鞠子から渡された今日持ってきた最後のネックレスを両手で持って聞いてみた。
「お嬢様のお世話をさせて頂く様になって…そろそろ12年でしょうか?少なくない経験をしていたはずなのですが…私の体はもう大悟様の専用に作りかえられてしまっています。もし望んでいただけるのであればいつでもお相手させていただきます。」
そう言って目を瞑って少し足を引きスカートを少し引きあげながら臣下の礼みたいな感じで止まった。
俺は灯さんの首にネックレスを付けて両手を持って立たせて1回強く抱きしめた。
「灯さん、これからもよろしくねっ。」
「はいっ。お嬢様方はお任せください。誰の前に出しても恥ずかしくない最高のレディーに仕上げてお見せします♡」
「その見せてくれる人の中に灯さんも入れておいてね。」
「ご要望であればがんばりますねっ♡」
今まで一度もしてくれなかった灯さんからのキスをもらった。

今まで俺が灯さんの顔を持ってキスするような感じでしかした事が無かったので思わずドキッとしてしまった♡

「さぁ大悟様♪お食事を用意しておりますので少し楽な姿になっていらしてください。鞠子様も久美様も、大悟様と同じ部屋ではありますが楽な服を用意してますのでお着替えください。」
そう言ってゲストルームに案内されて部屋の中に3人入れられた。

「なんか完全に負けた感じです…」
「久美?」
「まぁ誰が見てもメイド(完全体)とメイド(ですか?)位に差が有ったからね~。久美さんドンマイ♪」
鞠子はたまにだけど、相手を心から応援するけど意図せず傷をえぐる事が有る気がする。
悪意が無い事は判ってるのだが…
「あのな、灯さんさっき言ってたろ?12年この仕事やってる人だぞ?久美はまだ俺に付いて1ヶ月ぐらいだし、それにお前には他に得意な分野があるじゃないか、他の人のテリトリーで戦う様な事をするからそう言う目にあうんだ。まぁでも…もしあれなら灯さんに色々教えてもらったら良いんじゃないか?」
「…確かにそうですね…私今まで二足のわらじを履いていい気になってましたね…こうなったら相続する資産の管理とメイドを極めるしかないですね…」
どうしてそっちを選ぶのか良く判らなかったが、物を作るのは自分の工房でも問題なく出来ると言う話になり一応応援しておいた。

そして、用意されてあった俺達がいつも着てる服より材質が1ランク上の楽な服を着てゲストルームから3人揃って出たら、もう全員ダイニングに移動してると灯さんが案内してくれて、今日だけは俺のお願いを聞いてくれた灯さんも一緒に全員で楽しく食事を取った。
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