地球の昔はちょっとファンタジーな世界だった

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最初のいっぽぉ!

10 視線誘導という能力を持った光学兵器を持ってた

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人は昔大きな山を見てなぜか登らなければならないという強迫観念のようなものを感じたらしい。
もしかしたら単に高い場所から見下ろす事に強い快感を感じると言う性癖を持っていただけなのかもしれないが…

確か「偉い人の言葉集」の中に、「見ろ、人がごみの様だ!」という言葉と「こうして見下ろしている時だけ生きていると実感出来る」というのがあった。
人とは見下ろす事を魂のレベルで気持ちイイ事と理解しているのかもしれない。

まぁ実際の所は本能の中にある2種類の思考する生物特有の本能が関係してるだけってのは判ってるんだが。

元々思考する生物が発生するメカニズムの中に、
「死ぬ」
「集団で生活する」
「既存能力だけでは死滅するような大環境変化」
が必要だと言う事は判ってる。

そもそも進化と言うのは既存空間を生物がどれだけ占有出来るかを争う事のおまけの様な物だから、大きな勢力を持つ為の集団という形態と集団の中で意思を伝達する言語を操る事が出来るレベルになるまでの脳容量の増大というイベントがかみ合わさらないと思考する生物は発生しない。
だから肉食動物をベースにした思考する生物などと言う物は雑食生物から進化した人が出来る可能性の何百倍も低いと言う事になる。

ネコミミ&ネコシッポアイとかイヌミミ&イヌシッポアイに惹かれるのはそういう希少価値に魂のレベルで気づいてるからなのだろうか…

と言うわけで今俺は、とってもおおきなおっぱいを見下ろしてる。
アリサが抱きついてきてちょっとだけ思考が迷走したが、単に、
「おおきなおっぱいって人を駄目にするんだな…」
と言う世界の真理に俺は一瞬だけたどり着けた様だ。

「ご主人様?そろそろ本能に近い部分での思考を言葉で漏らすと言うことを止めて下さいね。この人の頭の中はそんな事しか考えられないのかと思われてしまってご主人様についてる私が哀れな人を見る視線に晒されますので。」
ふと気づいてアイの方を見ると、自分が飼ってる犬が公園でノラ犬のメスに覆い被さり腰を振り続けてるのを引き剥がしたいけど腕力が足らずに失敗してその横に佇んでる人の様な顔で俺を見てる。

その横にはモリーが…これは嫉妬だろうか?自分の胸を抱く様にして自分も含めた4人の胸元をチラチラ見ながら憎しみを65%諦観30%希望5%を混ぜ込んだ様な視線で俺を見てる。

ミュイちゃんは特に気にしてない?…あ、そうでもないな。モリーの胸を見てほっとした顔になりアイを見て若干眉を寄せアリサの胸を見てシャキンという効果音と共に指先にネコ科の生物の爪を伸ばした様な殺意を纏わせた。

「あ~~っとぉ!アリサ?ちょっとだけ話をしないと、どうするかも決められないよな。と言う訳で一回服を着ようか!ミュイちゃんもとりあえず服を着て真ん中の部屋までおいで!」

息苦しい位に部屋の中に充満した女の闘争心のような物から早く逃げたくなった俺はそう言ってアリサの柔らかい胸に手の平を当てる様にして指先で弾力を確認しながら押し返す。
最初肩の辺りを持って引き離そうと思ってたんだが、気づいたら手が胸に吸い寄せられていた。

なるほど、これが万有引力か…

手だけでなく視線まで引っ張るのだからアリサの胸はかなり強力な引力を発生させているようだな。

そして第一関節から先だけを3回ほど指先を胸に埋め込む様な動作をして離れた。
アイだけ指が一瞬ぶれる様な動きをしたのを見て取れたかもしれない。

真ん中の部屋に戻りアリサのおかげで落ち着かない状態になった下半身のパンツ位置を修正しながら待ってると3人がドアから出てきた。

アイはまだビキニアーマーのままでブーツを履いてる。さすがに部屋の中ではマントは外したみたいだ。
モリーは簡易服を着た状態で胸元を抱く様にして出てきた。
ミュイちゃんは意識のある状態でこの部屋に来たのが初めてだからかキョロキョロと周囲を見渡してる。
アリサはチラッと見渡したらそのまま俺の方に歩いてきた。
そして部屋の真ん中のソファーの所に全員が座って話が始まる。

「とりあえず最初に確認するが、アリサは未来人と言う事で間違い無いよな?」
アリサがちょっとだけ面白い物を見つけたような顔になって、
「どうしてそう思ったの?」
と聞いてきた。
「とりあえず俺達が居た時間帯には体の構造を元の状態に戻すようなテクノロジーはまだ存在して無いのと、さっき戻れないって感じの事を言ってたからな。」
「あ、言っちゃってたね。あははっ♪まぁ…本当は言っちゃ駄目って事になってるんだけど…あなた達もこの時間帯の人じゃないわよね?だったら違反にはならないと思うし…でも…ん~~…」
何か妙な事を言い出したな…
「なぁさっきから何か決まり事でもある様な感じで話してるが…お前今何をしてるの?」
俺の問いかけに俺、アイ、モリー、ミュイの順番に顔を見て少し迷った風の顔になった後に、
「まぁこのままだと私この世界で生きて行かないといけなくなっちゃうし…手伝って貰う事になるからざっとでも説明しておかないといけないか…」

そう言って説明してくれたのは、俺が思ってた以上にトンデモ話だった。


※ここからアリサ視点の話し方になります。若干不快な物言いなどが有るかもしれませんが、この話の根幹に関わる部分ですので我慢して読んでください。


私ね~あんまり頭良く無くってね~小さい頃から体だけが良く育ってたみたいなのね~。
あ、しゃべり方がうざい?

コホン。

まぁ簡単に言えば私はエロい事が大好きだって事。
それで、ここに来たら妊娠体験が出来るって聞いて急いで来たら…けっこうはまっちゃってね♡
何度も繰り返して同じイベントを楽しんでたらそこにあなた達が乱入してきたって事みたいよ。

そもそもこの時間帯ってオリエン○ルカンパニーが買い取ってるから勝手に移動してきたら罰金取られちゃうようになってるんだけど…
あぁ…あなた達ってそんなに昔の時代から時間移動してきてたのかぁ。

だったら大丈夫かな?
一応あなた達は罰則とかは関係無くこの時間帯で自由にして良いと思うわ。

私の生まれた時間帯では時間移動は双方向で出来るようになってるのよ。
方法に関しては電子頭脳が色々総当りでやって偶然見つけたみたいな話だったから私は良く判らないんだけど、一応戻れないってのは克服されてたみたいよ。

そして、時間が双方向に移動できる様になったら、同じ地面でも時間帯を別けたら別の空間になるのね。そこを使ってある企業が新しい遊びの一つとしてこんな世界を作って提供してるって訳。
だからこの時間帯には特に人が来たがる様な出来事って無かったでしょ?そんな昔の人がほとんど行かなかった時間帯を選んでたみたいなんだけど、あなた達みたいにヒネタた人も何人か居るって話だったわ。
確か…特記事項に…現地に時間移動してきてる昔の人は現地の人として扱い、情報共有はしてはならない。みたいな事が有ったと思うんだけど…
今現在私が元の世界に戻る為のアイテムが無くなっちゃってるんで、救助依頼をする為なら大丈夫じゃないかな~?とか思ってるのね。

ん?この体を元に戻す方法?体の部分時間移動で戻せるわよ。
ただ、この戻すのってとても細かい演算をしないといけないみたいでネットワークに繋がった状態でしか出来ないのね。その為にもあのブレスレットが必要なの。
そうそう、ミュイちゃんのオマンコ治したのもそれ使ったの。
だって出血がまったく止まらない状態になってたんだもん。さすがにあの状態で死んじゃったら楽しめなくなるからオマンコだけ元の状態に戻してその後使えない様に封印処理しておいたのね。

もう一人の女の子?あぁあの子ね。一応あの子のオマンコにも封印処理してたわよ。
この世界の女の子って栄養が足りてないみたいで未成熟な状態みたいで見てられなかったのよ。でもどこも使えない状態にしてたらそのまま殺されて終わっちゃうから、一応アナルだけ使えるようにしておいたって訳。私えらいでしょ~♪

ん?私?だって私はあのドデカチンポを楽しむ為に来てるんだから封印なんてもったいない事する訳ないじゃない。存分に楽しんだわ♪
あの汚されつくされる感じ…たまらなかったの~~♡♡♡♡♡


あ、余韻を楽しんでる場合じゃないわね。
と言う訳で、私が持ってたブレスレットが無いと私は元の時間に戻れないので、助けてください。


と言う話だったのだが…

「なぁアイ?どう思う?俺は一応手伝うのはかまわないと思うけど…」
チラッとアリサの方を見てアイに視線を戻すと部屋の温度が少しづつ下がっていってるような感じがした。
「ご主人様は大きければ良いのですか?なんなら大きくしますが?」
そんな事をアイが言うとモリーとミュイちゃんが、「今こいつ裏切った?!」という顔になってアイを睨んだ。
「アイはその姿に巨乳とか似合わないからそのままでイイ。モリーもミュイちゃんも特に気にしなくてもイイぞ。俺は広く浅く収集する方なんで同じ大きさじゃない方が嬉しいんでなっ♡」
アイは少し嬉しそうな顔になり、モリーとミュイちゃんは腐ったみかんでも見るような目で俺を見始めた。
アリサだけはずっと勝ち誇った顔をしてる。
そこまで大きいと嬉しい物か?
アイとアリサはヘルモードで楽しむ時は制限がありそうだが、モリーとミュイちゃんは無制限でヘルモードで楽しめそうだから俺は大して大きい物には価値を持てないんだが…


でも見るがな。


その後アイ達3人とアリサが若干敵対的な空気を持っていたが、まずはそのブレスレットがどこに在るかだけ確認してみようと言う事になった。
アイがリンクしたままの監視ドローンをモリー達の集落に再度向かわせてゴブリンロードが居た部屋を見る為に移動してるとゴブリンが統率の取れてない状態というか…
「なぁアイ?これって同士討ちとかしてるのか?」
見える範囲でゴブリン同士がお互いを錆びた剣で斬り付けあってたりする。
あ、一匹のゴブリンが腕を切られて剣を落としたと思ったら周囲で戦ってた奴等が一気にそいつに襲い掛かって共食いし始めた。
20分程度でゴブリンチンポだけ残ってる状態になるまで食い尽くされてそのまままた同士討ちが始まる。
「見てる限りでは…同士討ちと言うより進化の儀式という感じでしょうか?今倒されたゴブリンを食べてた個体ですが、若干能力が高くなってる様に見えます。」
そう言われて口の周りを緑色に染めた奴を見てるとたしかにアイの言うとおりに感じる。
食べてない奴に比べてあきらかに力が強くなってる。
食べてない奴の剣を弾き飛ばすような事がそこら中で始まった。
「あー確かここらのモンスターって強くなり過ぎたりしないように経験値管理されてたはずだよ。」
アリサがまた良く判らない事を言い出した。
「その…経験値管理って何?」
「私もパンフレットでしか見てないから専門的な事は判らないからそのつもりで聞いてね。確か…モンスターって種類の生物はお互いを殺して捕食する事で少しだけ強くなる様になってるらしいの。そしてそれって強い奴を倒して食べるほどより強くなって行くって話だったと思う。だから弱いモンスターばかりの場所ではその集団から少し強いモンスターしか発生できない様に調節されてるんだって。」
「なんとなく大昔のゲームの指数関数的に必要経験値が増えていく奴を思い出したんだがそんな話?」
「ん~~そんな感じなのかなぁ…まぁなんとなくそんなだと…思う?」
なんで俺が聞いてるのに聞き返してくるんだ?
「ご主人様の説明で強くなりすぎないとか平均的レベルの管理と言うのはしやすいかもしれませんね。」
アイからお褒めの言葉をもらったのでとりあえずそこらはそれで良しとしてブレスレットを探す。

アリサ達が監禁されてた部屋の窓は完全に壊されて中にあったゴブリンロードとホブゴブリン、その他ゴブリンファイターの死体は全部無くなってた。そして一人残されてた女がホブゴブリン2匹に口とアナルを犯されてた。
「あ、こいつら進化してるって事か?チンポでっかくなってるよな?」
「…ご主人様はもう少しだけ周囲の人の感情とかを汲み取れるように育っていただかないと本当にまずいですね…」

あれっ?俺何か変な事言ったか?

良く判らなかったので少しだけ静かにしてると、
「あぁ~~~~!!!!!!!壊れてる~~~!!!!!」
アリサが立体映像の中の一部分にかじり付きそうな勢いで近付いてみてる。
アイがその場所を大きく映し出すとブレスレット?なんとなく腕輪っぽい形状になった物の表面に付いてる透明な石が1/3ぐらい欠けてた。
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