ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

はな

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波紋のざわめき

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それから少しして、





コンコンコン——





五母「ひなちゃん!!」


ひな「お母さん!」





用事が終わったようで、お母さんが駆けつけてくれた。





五母「ごめんね、私がいない時に……!びっくりしたでしょう。今どう?大丈夫?」


ひな「陣痛が10分切ったところです。痛みは少しずつ強くなってる感じはあるんですけど、まだ我慢できるな~くらいで。カテーテルだけ、さっき入れてもらいました」


五母「そう。落ち着いているようでよかったわ。悟くん、ごめんね。ありがとうね」


藤堂「いいえ、僕はなにも」





元助産師のお母さんは、慣れた手つきでCTGの記録を見て、





五母「うん。陣痛しっかりついてきてるわね。よかった、よかった」





と。





その後、藤堂先生はお家に帰り、わたしはお母さんが持ってきてくれたご飯を食べたり、おやつを食べたり、




 
真菰「ひなちゃん、嫌じゃなかったら足湯する?」





ということで、足湯をさせてもらったり、アロマオイルで軽くマッサージもしてもらったり、





五条「ごめんな、遅くなって」


ひな「悠仁さん、お仕事大丈夫ですか?」


五条「ああ。もう片付けてきた。産まれるまで一緒にいる」





悠仁さんも立ち会ってくれて、





ひな「ふぅ~……、すぅっ、ゔっ…………ふぅ~、すぅー……ふぅー……」


五母「ひなちゃん上手よ~」


五条「ひな上手だって。えらいえらい」





四つん這いになったり、バランスボールに座ったりして、悠仁さんとお母さんと徐々に強くなる痛みを逃がす。





そして、陣痛が9分、8分、7分間隔になり始めたとき、





宇髄「力抜いててよー」


ひな「……っ」


宇髄「ひなちゃん、ちょっとごめん。痛いかも」


ひな「……っ、んづ」





宇髄先生に内診をしてもらうと、





宇髄「ん~……。陣痛の進みの割りに子宮口が硬いな……」


ひな「えっ?」


宇髄「3cmから開いてない、というか開きそうな気配がない。可哀想だけど、ちょっと刺激するな」





ということで、





ひな「いっっ……たい"!!痛い痛い……っ!!」





ここへきてまさかの内診グリグリ。





五条「ひな……頑張れ……」


宇髄「ごめんな、痛いよな。俺の手も痛いくらいだからな」


ひな「むりっ……いだっ、やめっ、もう嫌だ…………っ、ほんとにやめて……っ、痛いっ!!」





悠仁さんの手も腕も握りしめて叫びながら、この前より何倍も痛い処置に耐える。










宇髄「よし、これで少し様子見よう」





と、処置を終えた宇髄先生の指には血が。





宇髄「これでダメだったらもうバルーン入れような」


ひな「ハァハァ、はい……グスッ」





痛すぎて息も上がって、さすがに涙が出て、





五条「頑張った頑張った……」





悠仁さんがおでこにキスして、頭を撫でてくれる。





で、結局その後も子宮口が満足に開いてくれず、バルーンの処置をしてもらい、これがまた地味に痛くて、陣痛とのダブルパンチで半泣き状態。





五母「ひなちゃん疲れてきたでしょう。目瞑って、寝られそうなら寝ていいのよ。今のうちに体力温存してね」


ひな「はい……」





悠仁さんもお母さんも疲れるだろうに、ずっと献身的にサポートしてくれるから、わたしもしっかり頑張ろうって。


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