ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

はな

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First kissと…②

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ビクッ……





んっ……





五条先生の唇がどこかに触れるたび、くすぐったいに似た感覚に襲われて、わたしは何度も身体を縮こめる。





五条「力抜いてごらん」





そんなこと言われても……





身体をコントロールする余裕なんてどこにもなくて、今度は目もギュッと瞑り、五条先生のキスを必死で受け止めていると、





んっ……



ん…………っ、んんっ……!





再び口元に移動してきたキスが徐々に徐々に長いものになって、息苦しくなって、思わず五条先生をペチペチ叩く。





五条「ひな、ちゃんと息しなさい。鼻でするの」





それでも、五条先生はキスしながらそう言うだけで、息継ぎする間も与えてくれなくて、





五条「そう、それでいい。上手にできてる……」





一生懸命キスに応えてたら、なんとか呼吸はできるようになってきた……という矢先、





……!?!?!?





今度はヌルっと、五条先生の舌がわたしの唇を割って入ってきた。





ひな「んぅっ…………ハァ……ん、ふぁっ……んっ……」


五条「ひな口閉じない……さっきと一緒、鼻で息して、キスの味ちゃんと味わって……」





せっかく整えた息がまた上がる。

五条先生の舌の動きが不規則だけどリズミカルで、激しいようで優しくて。

パニックが限界を超えてもう何も考えられず、頭も身体もなんだかこう、ふわふわほわほわ……。





ひな「んっ……ハァ……んぅ……ハァハァ……」





唾液の絡み合うリップ音と互いに漏れる吐息の音。

舌の感覚はまだよくわかんないけど、耳の方が先にそれに反応して、次第に身体がうずうずし始める。





五条「そう、ひな上手……そのまま力抜いて自然にして……舌も楽にしててごらん……」





力は抜いたんじゃなくて、抜けちゃったんです……





そう言いたいけど、口を塞がれてるんだから何も言えない。





あぁ、わたし、五条先生とエッチしてる……





少しずつ慣れてくると、身体のそれぞれが気持ち良さを感じ始め、足はモジモジしちゃうし腰は動いちゃうし、口の中は舌と唾液でヌルヌルするし、





ひな「ハァ……ハァ……んっ……んぅ……」





キスだけなのに、どうしてこんな……

すごく、気持ちいい……





と、五条先生のキスに溶かされていると、





……!?





知らない間にパジャマのボタンが全部外されて、下着をつけていないわたしの胸が露わになった。





ひな「ま、待って……っ」





五条先生の手を慌てて掴むけど、





五条「待たない」





すぐにその手を掴み返される。





ひな「ま、待って……!」





胸を隠したくて抵抗するけど、





五条「だから待たない」





手首をしっかり掴まれて、ベッドに押さえつけられて、





五条「俺はずっと待ってたんだ。ひなが20歳になるまでは……って、ずっと我慢して待ってた。だからもう待たない……」





そう言って、わたしの胸を優しく包んでしまうから、





ひな「お、お願い……待って……!」





今度は少し涙目で訴えたら、





五条「これ以上は無理そうか……?先に進むの嫌か……?」





と言われ、





ひな「わかんない……けど、は、恥ずかしい……。とにかく恥ずかしいよ……わたしだけ、こんな格好……」





と言うと、





五条「じゃあ……俺も脱いだらいいんだな?」





そう言って、わたしの返事も聞かず、上のパジャマを脱ぎ捨て、なぜかズボンも脱ぎ捨て、わたしを抱き起こし、わたしのパジャマも脱がせてしまい、





ぎゅっ……





五条「ひな、もう少し落ち着け。緊張しすぎだ」





と、わたしを抱きしめた。





五条「そんなに怖がらなくても、気持ちいいことしかしないから。ほら、こうして素肌が触れ合うのもちゃんと感じてごらん。人肌って、気持ちいいだろ?」





そう言われると、本当にそう思う。

五条先生とハグするのは大好きで、いつもすごく落ち着くんだけど、なんだろう……。

こうして肌と肌が触れ合うと、五条先生の匂いや安心感が倍に感じるし、温もりも直に伝わるし、すごく心地いいって感じる。





ひな「コクッ……」





と、小さく頷いて返事をすると、





五条「キスも上手に感じてたぞ。ひなはそうやって気持ちいいことに集中してたらいい。本当に嫌だと思うことがあったら、その時だけちゃんと教えて」





と、わたしを再びベッドに寝かせ、胸への愛撫を始めた。





五条「ここは、この前お風呂で気持ちよくなったもんな……」





言いながら、胸を揉んだり、乳首をキュッとつまんだり。





ひな「んっ……んんっ……」





五条先生の言う通り、一度お風呂で経験してるからか、わたしの胸は快感を得るのに時間がかからない。





ひな「ん……んふっ…………んぅ……」


五条「ひな声我慢しないの。お口開けられないの?」





わたしの反応がいいのを確認すると、五条先生はそう言ってまた濃厚なキスをして、





ひな「ん、ふぁ……んっ……んぁっ……」





閉じてた唇をこじ開けられ、我慢していた声もいよいよ漏れてくる。

すると……





ひな「ん……んぁ、んぁあ……!!」





五条先生の手がスーッと、わたしのパンツの中へ。





ひな「ダ、ダメ……っ、そこはやだ……っ!」


五条「ダメじゃない。ほら、もうこんなにトロトロして……嬉しい……」





全力で脚を閉じようとするんだけど、五条先生の脚にしっかりホールドされて閉じられない。

そして、わたしの割れ目から溢れる愛液を十分に掬い取ると、それをクリトリスに塗りつけながら優しく優しく擦ってくる。





ひな「んんっ……ハァハァ……んっ……んぁ……」





五条先生に初めて触られる大事なところ。



気持ちよくて、気持ちよくて……



治療では何度も経験したのに、大好きな五条先生に触られるのは比べものにならない気持ちよさ。

どれだけ我慢しても口をつむんでも声が漏れてしまい、手を口に当てれば、





五条「こら、手退けるの。気持ちいい声も顔も、全部ちゃんと見せて。それとも、俺に口塞がれたい?」





って、ちょっと強めの口調で言われて、キスされて、普段厳しい五条先生は大っ嫌いなのに、なぜか今は子宮がきゅうぅっと反応する。





ひな「ハァハァ……ごじょぉせ……っ、んぁっ……」





どうしよう、もうイキそう……





五条先生の前でイクのは初めて。

気持ちよくならなきゃいけない治療の時は、いつも五条先生がいなかった。

わたしが恥ずかしがって集中できないからって、いつかそう言ってたけど、今になって本当によくわかる。





イキたいけど……イキそうだけど……恥ずかしい……。

でも、やっぱり……





気持ちよすぎてちょっとの我慢もできない。

まだクリトリスを触られてるだけなのに、





ハァハァ……ダメだ……もう、イっちゃう……





ひな「んんぅ……っ」





襲い来る波に備えるように五条先生の肩にしがみついたら、





五条「イクか……?」





聞かれて、





ひな「コクコクコクッ……」





頷くと、





五条「ちゃんと頷くんだな。かわいい……。いいよ、ほら、イってごらん。ひながイクとこ見せて……」





と、耳元で囁かれ、





ひな「んんっ……!んぁ……っ、んぁあっ……!!」





あっという間にイってしまった。










ひな「ハァハァ……」





ビクンッ……





ひな「ハァ……ハァ……」





気持ち……よかった……

恥ず……かしい……





イク瞬間に閉じた目を開けられない。

身体はビクビク跳ねるし、恥ずかしいし。





とりあえず、呼吸を整えなきゃ……





そう、上がった息を落ち着かせようとしていると、





えっ?えぇっ??





五条先生がわたしのパンツに手をかけて、





えっ……ちょっと、待っ……えっ!?





スルスルと脱がされてしまった。





ひな「……ぃ……ぃゃっ……」





まだ身体に力が入らなくって、抵抗もできなかったし、あそこを手で隠すこともできない。





なんで、なんでなんでなんでなんで!?

わたしちゃんとイったのに……

なんでパンツを脱がされた……?





身体はぐったりしてるけど、頭は意外と動いてくれる。

ハァハァ言いながら、脳内でおろおろあわあわしていると、





五条「ひなすっごい濡れてたから、パンツ汚れちゃったな。最初から脱がせとけばよかった」





そう言って、





ひな「んぁぁっ!」





まだ落ち着かないわたしのあそこの中へ、指を一本、沈めてきた。


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