悪役令嬢は双子の淫魔と攻略対象者に溺愛される

はる乃

文字の大きさ
22 / 113
旧ver(※書籍化本編の続きではありません)

色欲の悪魔・アスモデウス②★



『ひあああぁアアッッ♡♡♡』

ビクビクと身体を痙攣させ、何度も何度も絶頂を繰り返してしまうヴィクトリア。
そんなヴィクトリアの前には、いつの間にか若く美しい男性が立っていた。肌は浅黒くやや細身ながら逞しい体つきで、髪は長い艶やかなブロンド、頭には山羊のような角が生えている。

『おねがっ……これ、抜いてぇえ♡♡♡』

プシャアアと潮を吹くヴィクトリアを見つめ、現れた男は優しく頬にキスを落とす。

『良い乱れっぷりだ。なるほど。サキュバスなのに、人間のように恥じらい、快楽を怖がる様がとてもイイ。可愛いぞ、お前。気に入った』
『やらっ、やぁああ♡♡また、イクっ……!あはぁあん♡♡イっちゃうのぉ♡♡♡』
『お前のイキ顔はそそるな。子種をたっぷり注ぎたくなる。奥の奥まで穿ってやろうか?』

……奥の奥まで?
その男に囁かれる度に、何故だかお腹の奥が酷く疼いた。
けれど、最初にこの部屋の扉を見た時と同じ様な警鐘がガンガンと激しく鳴り響いた。

身体がどれだけ欲しがっても、絶対にこの男のモノを受け入れてはいけない。

ヴィクトリアはふるふると左右に首を振る。
こんな拘束されている状態で拒否したところで、意味なんてないかもしれない。けれど、ヴィクトリアは明確に“駄目”だと主張した。

『……何故拒否する?他の女は人間であれ魔物であれ、皆喜んで私を受け入れたぞ?』
『だ、め……です。私は……望んでませ、ん……』

触手達の動きが緩慢になり、辛うじて会話が成り立つようになった。だが、快楽を感じる行為は続いている。美しいその男は、ヴィクトリアの答えが気に入らないようだ。ショーツの上から張り付いていた触手をショーツごと剥がし、蜜口の中へ長い指を二本じゅぶっと差し入れる。

『ひゃうぅっ♡♡』
『本当は欲しいくせに、どうして我慢する?……ほら、ここだ。指先が掠めるだけでも、堪らなく気持ちいいだろう?』

指先で軽くトントンされて、ヴィクトリアはゾクゾクとした快感に肌を粟立たせるも、再び首を左右に振った。

男の口元が妖しく弧を描く。

『欲しくて欲しくて仕方がない淫乱のくせに。だが、不思議だな。逆らわれたのに、殺す気にはならない。……むしろ、興奮する』

ジュブジュブジュブジュブ♡♡♡

『あっあっ♡♡アアアアアーーーーーーーーーーッッ♡♡♡』
『またイったな。私の指で、私の指をこんなに締め付けて。次は私が直々に舌を使って舐めてやる。紅くコリコリした芽だ。そら、皮を剥いて沢山嬲ってやる』
『らめっ……らめぇええ♡♡♡やぁあああああーーーーーーーっっ♡♡♡』

魚のように身体が跳ねて何度も絶頂するが、男が止まる気配は無い。
赤い舌にレロレロと優しく舐められて、時にちゅうっと吸い付かれ、長い指は蜜壺の中を音を立てて泡立てながら掻き混ぜていく。
花芽の裏側や、奥をトントントントンされて、ヴィクトリアは気が遠くなる程にイカされてしまう。

やがて男が、再び子種が欲しいかと訊いてくるが、ヴィクトリアはその度に何とか首を動かして拒否する姿勢を崩さなかった。
ならばと、最奥に直接触手の媚薬を注ぎ込まれたけれど、ヴィクトリアは必死に自我を保ち、拒否し続けた。僅かだが、媚薬に対する耐性があったからかもしれない。

『……強情だな。私も、お前の中に挿れたくて仕方がないのに。』
『だめ……れす。ぜったい、に…………』
『仕方ない。ならば、中は諦めよう。だが……』
『ああっ♡♡』

取り出された巨根をヌルヌルと秘処に擦り付けられて、ヴィクトリアは既に鳴き過ぎて枯れてしまった喉で、甘い嬌声を漏らす。

『気持ちいいか?私はとても気持ちが良いぞ……っ』
『気持ちい……♡♡ああああん♡♡気持ちいいのぉ♡♡♡』

ヴィクトリアの答えに、男は一瞬だけ目を丸くした。そして、くそっと小さく悪態をつきながら、激しく腰を動かし始める。室内には、男とヴィクトリアの荒い息遣いと淫靡な粘液の擦れる水音だけが響いた。

『中には挿れさせないくせに、素直に気持ちいいと答えるなんて、私をどうしたいのだ?!』
『やぁあああん♡♡らめ、気持ちい……っ♡♡ああああイっちゃうぅう♡♡♡』
『いけっ!!何度でも気持ち良くしてやるっ!!』
『アアアアアーーーーーーーーーーッッ♡♡♡』

もう何度達したかなんて分からなかった。ただただ気持ち良くて、いつの間にか、男に激しく口付けられていたけれど、頭がもう働かなかった。

(キス……気持ちいい……)

深く濃厚なキスが気持ち良くて、触手に弄られていた双丘は、いつの間にか男が両手で揉みしだいていた。先端を指でクリクリと転がされて、時折ピンッと弾かれれば、身体がビクリと跳ねてしまう。
ひたすら巨根を押し付けられ、擦り続けられている秘処は、花芽もヌルヌル擦れて気持ちが良い。
一度は剥がした細く突起のついた触手が、巨根で秘処を擦られる度に蜜壺の浅い部分をちゅぽちゅぽと出たり入ったりを繰り返し、やがてブルブルと震える突起を花芽の裏側に押し当てられたら、もう駄目だった。

『~~~~っっ♡♡♡』

目の前がひたすら明滅を繰り返し、もう何も考えられない。
唇を激しく貪られ、触手に蜜壺の中を蹂躙されて、巨根で花芽を激しく擦られて、全身が性感帯のようだった。

ヴィクトリアが薄く開けた瞳で男を見つめると、男の血のように真っ赤な深紅の瞳と視線が交じり合う。
ヴィクトリアの瞳は紅く、濡れていた。男は堪らない様子で、更に激しく腰を突き動かす。

『出るっ……出るぞ!くっ……ァッ!』
『ひゃっ?!』

勢いよく解き放たれた熱い欲望が、ヴィクトリアの顔や身体に降り注ぎ、汗と蜜と白濁とした欲望にまみれた姿が艶かしく扇情的だ。
そんなヴィクトリアの姿を見てペロリ舌舐りし、男はフーと呼吸を整えつつ、汗で張り付いた髪を左手でかき上げる。

男の肉棒は、たった今欲望を解き放ったばかりだと言うのに、全く萎える事なく、既に質量を取り戻していた。

もう一度と思い、ヴィクトリアに顔を近付けると、男は違和感に気付いた。随分とヴィクトリアがぐったりしていたのだ。あれだけ繰り返し絶頂していたのだから、ぐったりするのも当然だ。しかし、肉体的な疲労とは別に、ヴィクトリアの何かが急速に減ってしまっている。

そうして、男はハッとした。
精気を与えるよう命令していた触手の魔物が、どういうわけか、ヴィクトリアの精気を吸い上げ始めていたのだ。

『……お前達、一体何をしている?』

腹の底から響く、地を這うような低い声。
明らかな怒りを滲ませる声音に、触手の魔物はヴィクトリアから勢いよく離れていく。

『ひああああああっ♡♡♡』

離れていく際、蜜壺内を蹂躙していた触手がズルルルっと引いて外へ出ていく。触手が出ていく感覚さえ快感が伴い、ヴィクトリアは達してしまった。

『……私の命令に絶対遵守の魔物が、己の欲に負けて命令違反するとはな。それ程までに、この女の身体と精気が魅力的だということか』

男はヴィクトリアの秘処に指を這わせ、しとどに溢れ出ている蜜を掬い取り、ペロリと舐め上げる。

『……美味い』

あまりの甘さに目を見張った。
花芽を嬲った時にも美味しいと感じていたが、今はその時よりも更に甘く濃厚で美味しくなっていたからだ。

それはまさしく、“極上の味”。

精気を纏う濃密な蜜は、人間のものとも魔物のものとも言い難く、淫魔どころか、あらゆる魔の物を魅了し、虜にしてしまう程の美味しさ。
そして、穢れなき純粋な魂は、生来の魔物が大なり小なり必ず持っている破壊衝動や殺戮衝動を持っていない。淫魔の特性である快楽に貪欲な部分以外は、未だ魔物に染まっていないのだ。

『ならば、聖なる者さえも惹き付けられるという事だ』

魂に、精気に、身体に。
この者を形作る全てのものに。

『……私の名はアスモデウス。普段は魔物達に干渉する事はないのだが、お前は“特別”だ。印をやろう。……お前が望むなら、いつでも交わってやる。光栄に思え』

ヴィクトリアは薄れゆく意識の中、知らず知らず、その名を胸に刻んだ。

(アスモ……デウス…………)

色欲を司る悪魔。
彼の深紅の瞳には、僅かに金色が混じっていた。

彼の薄い唇が弧を描く。


『――――色欲の愛し子、ヴィクトリア。また逢おう。』


アスモデウスはそう言って、ヴィクトリアに印を刻んだ。
只人には見えぬ印。しかし、その印は確かに刻まれていて、一瞬だけ紅く光輝いた。



ヴィクトリアの、左胸。

心臓の上に。



* * *
感想 102

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話

よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。 「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~

花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。  だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。  エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。  そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。 「やっと、あなたに復讐できる」 歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。  彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。 過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。 ※ムーンライトノベルにも掲載しております。

一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました

由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。 ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。 遠い存在になったはずの彼。 けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。 冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。