悪役令嬢は双子の淫魔と攻略対象者に溺愛される

はる乃

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旧ver(※書籍化本編の続きではありません)

幸せの形⑩★

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――――誤解された。

誤解させてしまった。

違う。
違います、ヴィクトリア様。

私はただ、後処理をしていただけ。
貴女以外の精気なんて――――


「嫌よ、フィル……っ!」

「?!」


瞳いっぱいに涙を溜めたヴィクトリア様が、私に縋り付くように抱き着いてきた。
動揺していた私の頭の中が、一瞬にして真っ白になる。

「私の精気だけじゃ、満足出来なくなっちゃったの……?若い子の精気の方が美味しいの?」

私の服を掴むヴィクトリア様の手が小さく震えている。

「ヴィクトリア様……?」
「嫌。嫌よ、フィル。私の精気をもっと喰べていいから。極上の精気だって、言ってたじゃない!……それとも、いつの間にか、味が落ちてしまったの?」

涙を流しながら、必死に言い募る愛おしい貴女から、目が離せない。

「もう、飽きちゃったの?もう美味しくない?……やだ。私、私……フィルが他の女性ヒトを欲しがるなんて――――」



――――嗚呼、本当に貴女はズルい人だ。

何年、何十年経っても変わらない。
私の心を搔き乱すのは、ヴィクトリア様唯一人だけ。

「んむっ?……んん……、ふ……♡」

私が欲しいのは貴女だけだ。
例え、貴女の全てが手に入らなくとも……

「……ふぃ、る……?……ん、ぁ……♡♡」

貴女の唇の、なんと甘いことか。
唾液も、舌も、吐息も、全部甘くて。
貴女が感じると、僅かに流れ込んで来る極上の精気が、私の身体を芯から深く熱くさせる。
ゾクゾクと痺れるような甘美な感覚。

零れ落ちる貴女の涙に、どうしようもなく誘われて、劣情を煽られる。

「……ん……、フィル……?どうして……」

長く濃厚な口付けから解放すると、ヴィクトリア様はトロンとした瞳で、状況が理解出来ないらしく、呼吸を整えながらコテンと首を傾げた。
その仕草があまりに愛らしくて、私は思わずヴィクトリア様を強く抱き締める。
すると、私の腕の中に居る彼女から、困惑する様子が伝わってきた。

「……私のこと、嫌になってしまったんじゃないの?」

私はすかさず答える。

「私がヴィクトリア様を嫌になるだなんて、あり得ません」

何を差し置いても、それが真実だ。
だが、ヴィクトリア様はまだ信じられないらしい。
小さく身体を震わせ、「でも」と、気持ちを吐露していく。

「……私はもう、現状に慣れてしまったわ。だから、今では皆を私の夫だと思って、大事にしているつもりだけれど、もしかしたら気付かないうちに、至らない事があったかもしれない。傷付けているかもしれないし、歳を重ねた分、精気の質だって……」
「…………」

ヴィクトリア様。
貴女が交わる彼等全員を夫のように慕い、大事にしている事は分かっている。
けれど、貴女は気付いていないが、その夫達の中には明確な序列があり、それは貴女の寵愛によって決まっているのです。

そして、貴女が一番寵愛しているのは………

「ごめんなさい、フィル。私に足りないところがあったなら、教えて欲しいの。いくらでも直すから。だから……」



私はヴィクトリア様に安心して欲しくて、優しく優しく、額や目尻にキスを落とした。

嗚呼、貴女が愛おしくて仕方がない。


「フィル……?」
「貴女に足りないところなんてありません。むしろ、魅力的過ぎて困ることの方が多いです」
「……フォローしてくれるにしても、それは言い過ぎだと思うの。足りない事の方が多い筈よ……?」
「いいえ、フォローなんかじゃありません。貴女は本当に魅力的ですよ」

歳を重ねる毎に魅力が増していく魔性の女。
アルディエンヌ公爵家当主を支えつつ、自らの足でしっかりと立つ、立派な女主人。
人間に混じって生きていくと決めた貴女は、その身がサキュバスであっても、学びを怠ることなく、淑女として完璧な教養を身につけた。

社交界ではその魔性の美貌ばかり目立ってしまうが、その美貌を際立たせているのはヴィクトリア様の振る舞いが完璧だからだ。

『この身体の、元々の持ち主であったヴィクトリア自身の努力の証よ。だから、ヴィクトリアの努力を無駄にしないように、私はヘマをしないよう気をつけているだけなの』

貴女はそう言っていたが、間違いなく今はその頃より、あらゆるものに磨きがかかっている。
指の先まで美しく洗練された所作は、間違いなく貴女の努力の賜物だ。
そして、時にエリックの仕事を手伝い、領地を守る魔法師団や、騎士団への配慮も忘れず、領地を視察すれば、相手がどんな身分であろうと優しく気さくに声をかける。
“何か困っていることはないか”と。


貴女は魔物なのに、全然魔物と違う。
唯一魔物らしい点と言えば、食欲だけだ。
サキュバスの魅了の力を行使せずとも、人々は貴女を慕い、惹かれていく。
(美貌と共に多少は滲み出てしまっている時もあるかもしれないが。)

だからこそ、人間であるエリック達も、ずっと貴女に夢中のままなんだ。
人間達の中で探したとしても、貴女のような人はそう居ないだろう。

「ひゃっ?!」

嫉妬してしまう。
貴女が私だけのものならいいのに。

「フィル……?」

左手をヴィクトリア様の股の間へ滑らせて、下着の上から秘裂をなぞれば、そこは既にじわりと濡れていた。

思わず私の口角が上がる。

「キスだけで濡れてしまったのですか?」
「……っ」

耳元でそう囁やけば、ヴィクトリア様は顔を真っ赤にして視線を泳がせる。
それだけで今すぐ私の肉棒を突っ込みたいくらいに可愛らしい。

「だって……フィルのキス、気持ち良くて……」

いや、可愛過ぎますから。

「……気持ち良いと、濡れちゃうもの……」

私を殺す気ですか?

「ひぅっ?!♡♡」

思わずヴィクトリア様の可愛らしい小さな花芽を、下着の上から指で挟んでキュッと摘んでしまった。
そうして漏れた艶めかしく愛らしい声がもっと聞きたくて、摘んだ花芽をくにくにと指で弄り、彼女の藤色の瞳を快楽に染め上げていく。

この藤色の瞳が、少しずつ深紅に染まっていく様が堪らない。

「やぁ♡♡フィル、待って……っ♡♡」
「待てません。ヴィクトリア様は花芽を弄られるのが大好きでしょう?沢山弄って差し上げますね」
「だめ……♡それに、私……つい、さっきまで………」
「ヴィクトリア様」
「っ?!」


ヴィクトリア様の手触りの良いショーツを、秘処に食い込むように上に向かって引っ張り上げる。

悪いお口は塞がなくては。

「今は私の事だけをお考え下さい。貴女の前に居るのは私です」
「ふぃる……?あっ♡ひぃ、んん♡♡」

クイクイと軽く動かしながら食い込んだショーツを引っ張ると、ヴィクトリア様から甘く蕩けた声が溢れてくる。
それだけで、堪らなくゾクゾクしてしまう。

「こうやってされるの、実はお好きですよね?」
「なっ……?!」

図星をつかれ、ヴィクトリア様の顔が羞恥に赤く染まる。
ただでさえ赤くなっていたのに、まるで茹だった蛸のようだ。

「下着が食い込んで、花芽や蜜穴がヌルヌル擦れるのが気持ちイイのでしょう?」
「あっ、あんっ♡♡ち、ちが……っ♡好き、なんかじゃ……♡♡」
「本当に?」
「あぁあんっ♡♡」

グイッと更に強く引っ張れば、深く食い込んだショーツに、ヴィクトリア様ははしたなくビクビクと感じてしまい、トロトロと恥ずかしい蜜を滴らせる。

ほら、やっぱり大好きじゃないですか。

「私がヴィクトリア様以外の女性を欲することなどあり得ませんが、ヴィクトリア様が素直になって下さるのなら、今この場で誓いますよ。生涯、私の唯一は貴女お一人であると。」

私の言葉に、ヴィクトリア様がピクリと反応する。
そして、その瞳に期待を宿し、私を見上げてくる彼女に、私の胸が歓喜に打ち震える。

「ほ、ほんとう……?」
「ええ、本当です」

出来る限り、優しく優しく答える。
彼女の不安が解れ、彼女が私の欲しい答えを口にしやすいように。

「……素直になれば、いいの?」
「そうです。貴女の愛らしいその唇で、素直な言葉を口にしていただきたいのです。そうすれば、私は生涯貴女だけを欲すると誓いましょう」

改めて誓わなくとも、私には最初から最期まで貴女だけなのですが。
貴女がそれで安心するならば、いくらでも誓いましょう。

私の腕の中に居るヴィクトリア様が、その身を羞恥に震わせながらも、その愛らしい口で紡いでいく。
私の劣情を煽る、淑女らしからぬ、はしたない言葉を。

「……もっと、下着クイクイして?……気持ちイイの。だから……」

嗚呼、貴女が可愛過ぎる。

「ひゃあんっ?!♡♡」

私は思いっきり深く食い込んだショーツをグイグイと引っ張りながら、ツンと存在を主張している花芽をグニグニと押し潰した。

「ヴィクトリア様は変態ですね♡次は縄で縛って差し上げましょうか?」
「あぁん♡♡気持ちイイよぉ♡♡」
「言葉で責められるのも大好きですよね?貴女の好みは熟知していますので、存分に気持よくなって下さい」
「~~~~っ♡♡♡」

そう仕込んだのは私とナハト、ヴィクトリア様が夫だという糧達なのだが。
彼女は自身の性癖が変態なのだと思い込んでいるようで、今でも羞恥心が無くならない。
更には、この行為は恥ずかしいのだと、毎回言い聞かせているせいもあるだろう。

良くも悪くも、彼女の心根は素直で純粋だから。

「下着を食い込ませながら、花芽を少し弄られただけで達してしまったのですか?なんとはしたなく、恥ずかしい身体なのでしょうね?」
「あん♡♡あぁっ♡♡イッてすぐ、なのに……っ、やぁあああっ♡♡♡」

耳元で囁きながら、イッたばかりの花芽をショーツを引っ張りながら優しく撫で続ける。
軽く撫でているだけなのに、両足を震わせながら感じまくっている我が主に、私は堪らなくなって、思わず爪でカリカリすれば、驚く程に容易く彼女は二度目の絶頂を迎えた。

「止まっ……止まってぇえ♡♡」
「おや?気持ち良くありませんか?」
「ひぐぅ♡♡イイの、すごくイイのぉ♡♡だから、らめっ……、ひぃぃんっ♡♡♡」
「素直に言えて偉いですね。では、もっともっとこの恥ずかしい絶頂を続けましょう♡」
「やぁああん♡♡らめぇ♡♡ふぃるぅうう♡♡♡」

プシャアアッと花芽だけで潮を吹いてしまうヴィクトリア様が、欲しくて欲しくて堪らない。

私はトロリと瞳を蕩けさせ、うっとりと絶頂する愛しいヴィクトリア様を眺めながら、手と指を動かし続ける。


「大丈夫です、ヴィクトリア様。花芽で沢山絶頂した後は、下のお口も存分に気持ち良くして差し上げますからね」


* * *
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