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【第四話】ごめんね
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結局みんなで家に入って、氷の入ったお茶も出してもらった。
カッコいいガラスのグラスで。
3人分。
「………」
部屋は広くて開放的、ソファもあって、大きな窓も見える。
これぞ、『高級マンション』って感じ。
そして、零は何故か正座して兄の前に座っていた。
雰囲気がいつもと違う気がする。まるで「明らかに焦っています」とか、そんな感じの。
「……で、早速だが、何故お前がここにいる?」
兄の言葉だった。
優しいようにも聞こえるが、でも何処か何かを耐えているような声。
怒ってはいないが、明らかに密度が大きい声。
暫く黙ってやっと重い口を零は開けた。
「…い、いや~、キミの愛人がどうしてもって言うから、着いてきただけだし?」
「いや、アンタが勝手についてきただけじゃん。それに愛人じゃないし、妹だし」
「少しはさ?察して?」
「……」
兄は何かを見定めるように私たちを見ている。
それに耐えられなくなって私は、いや、零も少し目を逸らした。
「…て、てか!キミたち兄妹だったんだね?!言ってよー、もうー、知ってたらっ、…ねぇ?!?!」
静まり返る部屋。
マジで気まずい。
まるで零がお笑いやって滑って静まり返ったあとみたいな空気の重さ。
さらに私は状況があまりわからないからさらに気まずすぎる。
「莉央」
兄が突然私の名を呼ぶ。
私は目だけそちらへ向けた。
「コイツと少し話してくるから、」
「え」
「…」
零はマジの「え」って声を発していたけど私は静かに頷いた。
すると今までソファに座っていた兄が立ち上がり零を見下ろして一言。
「行くぞ」
零は兄を見上げて固まったまま動かなかった。
すると兄は5秒も待たず零の腕を引っ張り上げて
「…わ、ちょ」
無理矢理奥の別室に連れて行ってしまった。
私はそれを見届けて、お茶をちまちま飲んだ。
視点変更
二人が席を立ってついた部屋にはPCや照明などもあり、何かを作業する部屋のようだった。
時計の針の音。
だがそれすら呼吸の邪魔になる。
二人沈黙、だが先に口を開いたのは朔也だった。
「…お前は、何者だ?」
「…」
「——花織単語」
その声に零の瞳が微かに揺れる。
「…ごめんね」
ぽつり、と、
零が下を向いて一言
「…なにが」
「別に会う気は、なかった。ごめん」
「……」
その声は、莉央といた時には聞いたことがないような声だった。
感情はあるが、でも何処か、何かを押さえているような
「俺は、…ずっと、お前のこと、待ってた。」
「会いたかったよ」
零の喉が上下に動く。
「俺は、ずっと忘れられなかった。」
「もっと、ずっと話していたかった。あの希望が、幸せが、ずっと続くと思ってた。俺は、お前が、ずっと——」
「わかった」
それを遮ったのは零。
そこから先は言わせないと言う勢いだった。
「…まあ…」
少しの間
「…ね?結構いいとこに住んでんじゃん?高ーいタワーだし、キミイケメンに成長したし?吃音も治ってすごい流暢に喋ってるし。…お母さん嬉しよぉ。ね、だから、さ、…」
「たまには?遊びに?来てやっても?よくも?よくも良くもない?かも?」
それを見つめて朔也は
「………はぁ」
とため息をついた。
「わかってると思うけど逃す気ないから」
「き、聞こえない~」
二人は扉を開ける。
「ヤンデレってやつ?もー、二次元だけにしてよね!現実でやられてもって感じ?!」
「何?」
「何でもない!」
そしてそのままこちらを振り返った莉央を見た瞬間、零は莉央に駆け寄って行った。
カッコいいガラスのグラスで。
3人分。
「………」
部屋は広くて開放的、ソファもあって、大きな窓も見える。
これぞ、『高級マンション』って感じ。
そして、零は何故か正座して兄の前に座っていた。
雰囲気がいつもと違う気がする。まるで「明らかに焦っています」とか、そんな感じの。
「……で、早速だが、何故お前がここにいる?」
兄の言葉だった。
優しいようにも聞こえるが、でも何処か何かを耐えているような声。
怒ってはいないが、明らかに密度が大きい声。
暫く黙ってやっと重い口を零は開けた。
「…い、いや~、キミの愛人がどうしてもって言うから、着いてきただけだし?」
「いや、アンタが勝手についてきただけじゃん。それに愛人じゃないし、妹だし」
「少しはさ?察して?」
「……」
兄は何かを見定めるように私たちを見ている。
それに耐えられなくなって私は、いや、零も少し目を逸らした。
「…て、てか!キミたち兄妹だったんだね?!言ってよー、もうー、知ってたらっ、…ねぇ?!?!」
静まり返る部屋。
マジで気まずい。
まるで零がお笑いやって滑って静まり返ったあとみたいな空気の重さ。
さらに私は状況があまりわからないからさらに気まずすぎる。
「莉央」
兄が突然私の名を呼ぶ。
私は目だけそちらへ向けた。
「コイツと少し話してくるから、」
「え」
「…」
零はマジの「え」って声を発していたけど私は静かに頷いた。
すると今までソファに座っていた兄が立ち上がり零を見下ろして一言。
「行くぞ」
零は兄を見上げて固まったまま動かなかった。
すると兄は5秒も待たず零の腕を引っ張り上げて
「…わ、ちょ」
無理矢理奥の別室に連れて行ってしまった。
私はそれを見届けて、お茶をちまちま飲んだ。
視点変更
二人が席を立ってついた部屋にはPCや照明などもあり、何かを作業する部屋のようだった。
時計の針の音。
だがそれすら呼吸の邪魔になる。
二人沈黙、だが先に口を開いたのは朔也だった。
「…お前は、何者だ?」
「…」
「——花織単語」
その声に零の瞳が微かに揺れる。
「…ごめんね」
ぽつり、と、
零が下を向いて一言
「…なにが」
「別に会う気は、なかった。ごめん」
「……」
その声は、莉央といた時には聞いたことがないような声だった。
感情はあるが、でも何処か、何かを押さえているような
「俺は、…ずっと、お前のこと、待ってた。」
「会いたかったよ」
零の喉が上下に動く。
「俺は、ずっと忘れられなかった。」
「もっと、ずっと話していたかった。あの希望が、幸せが、ずっと続くと思ってた。俺は、お前が、ずっと——」
「わかった」
それを遮ったのは零。
そこから先は言わせないと言う勢いだった。
「…まあ…」
少しの間
「…ね?結構いいとこに住んでんじゃん?高ーいタワーだし、キミイケメンに成長したし?吃音も治ってすごい流暢に喋ってるし。…お母さん嬉しよぉ。ね、だから、さ、…」
「たまには?遊びに?来てやっても?よくも?よくも良くもない?かも?」
それを見つめて朔也は
「………はぁ」
とため息をついた。
「わかってると思うけど逃す気ないから」
「き、聞こえない~」
二人は扉を開ける。
「ヤンデレってやつ?もー、二次元だけにしてよね!現実でやられてもって感じ?!」
「何?」
「何でもない!」
そしてそのままこちらを振り返った莉央を見た瞬間、零は莉央に駆け寄って行った。
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