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第4話 ギルドからのお叱り会と、またしても平常運転
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◆ 1.ギルド会議室にて
翌日。
ギルドは朝から厳戒態勢だった。
「Fランク二名を会議室に連行せよ!!」
「くれぐれも刺激するな! あのユウトを!」
「昨日の修繕費、三桁超えてるんだぞ!!」
(※ユウト本人は、なぜ厳戒態勢なのか理解していない)
会議室には、ギルド職員と指導担当の隊長が全員集合していた。
空気は重い。
ミナは緊張で真っ青。
ユウトはパンを食べながらぼんやり。
隊長
「……咳。相川ユウト、そしてミナ。聞きたいことがある」
ユウト
「はい。パン食べてていい?」
隊長
「やめろ」
ミナ
「し、師匠……!」
隊長
「まず昨日、訓練室の魔力制御装置が全壊した件だが……」
ユウト
「あれは、なんか勝手に壊れました」
隊長
「そういう問題ではない!」
ミナ
「す、すみません! 私が落ちてしまって……!」
隊長はミナに優しい目を向けた。
「ミナ君、君のミスは仕方ない。初心者なら誰でもある。
問題は――」
ギルド全員の視線がユウトへ。
「君だ、ユウト!」
ユウト
「えぇ……」
ミユキ(受付)
「ユウトさん! あなたの周囲だけモンスターの行動が異常で、
通路構造が変わるんです! どんな歩き方してるんですか!?」
ユウト
「普通に……歩いてるだけ」
ミナ
「“普通”が普通じゃないんですよ師匠!!」
◆ 2.ギルド長からのお叱り
ギルド長が立ち上がった。
「……相川ユウト君。
君はFランクだが、もはやFランクの行動ではない」
ユウト
「え、そんなこと……」
ギルド長
「昨日、武闘熊を素手で餌付けして散歩していた件について」
「えぇと……おにぎりあげただけで……」
ギルド全員
「おにぎりが問題なんだよ!!!」
ミナ
「た、たしかに師匠のおにぎりは……何かおかしい……」
ユウト
「ひどくない?」
ギルド長は机を叩いた。
「というわけで、相川ユウト。
君には今日から “活動制限” を設ける!!」
ユウト
「え、俺、悪いことしたっけ?」
ミユキ
「やりましたよ!? いろいろ!!」
◆ 3.活動制限の内容
ギルド長が紙をユウトに渡した。
【相川ユウト・当面のギルド活動制限】
ダンジョンの深層立ち入り禁止
モンスターへの餌付け禁止
訓練施設への立ち入り禁止
ダンジョン散歩は“必ず”ギルドの位置追跡魔具を携帯
通常依頼を最低一件以上こなすこと(散歩以外)
ユウト
「えぇー……散歩できないの?」
ミナ
「いや、散歩できるんですよ!? ほとんど散歩禁止って書いてない!!」
ミユキ
「……そこが一番の問題なんです」
◆ 4.制限初日、早速事件
その日の午後。
ユウトとミナは“最低一件の依頼”として、
初心者用の依頼を受けることになった。
依頼内容は――
『ダンジョン1階層の清掃』
ミナ
「こ、これならさすがに何も起きないはず……ですよね……?」
ユウト
「まあ掃除するだけだしね」
二人はモップや掃除具を持ってダンジョンへ入った。
通路には、冒険者が落としたゴミや靴の跡が散らかっている。
ミナ
「よーし! 師匠、がんばりましょう!」
ユウト
「うん。お、あそこ汚れてるね」
ユウトが雑巾を構えた瞬間――。
〈グルル……〉
ストーンウルフ(昨日逃げたやつ)が
通路の奥からひょっこり顔を出した。
ミナ
「し、師匠! 中層の魔物が浅層に!!」
ユウト
「汚しちゃったの? じゃあ掃除しに来たのかな?」
ミナ
「そんな魔物いません!!」
しかしストーンウルフは、
ユウトが雑巾を振るのを見ると――
〈ヒュンッ!!〉(即座に道を開ける)
ユウト
「ありがとう。優しいねぇ」
ミナ
「な、なんで通路譲るの!? あの魔物!!」
◆ 5.ギルド側は勘違いを加速させる
一方そのころギルドでは――。
位置追跡魔具に表示されたユウトの軌跡を見て
職員が震えていた。
職員A
「……ユウトさん、また“中層エリアのモンスター分布”が変わってる……」
職員B
「清掃依頼なのに!? なんで!?」
隊長
「これは……もしや……
ユウトはすでに“モンスター統制能力”を持っているのでは……?」
ギルド長
「……Fランクとは一体……」
ミユキ
「ち、違います!! そんな能力ないです!!
ただの散歩の天才です!!」
職員全員
「それが一番理解できないんだよ!!!」
◆ ◆ ◆
こうしてギルドの誤解はさらに増し、
ユウト本人はのんびり掃除して、
ミナは全力でツッコミ続けるという一日が終わった。
ユウト
「ふぅ、今日もいい散歩だったなぁ」
ミナ
「掃除ですよ!? あの魔物たちは何なんですかぁぁ!!」
ユウト
「いやぁ、協力的で助かったねぇ」
ミナ
「協力じゃないです!! 避けてるだけです!!」
こうして、
ユウトの“まったり無自覚無双”は、
ギルドの緊張とミナの疲労を代償に進んでいくのだった。
翌日。
ギルドは朝から厳戒態勢だった。
「Fランク二名を会議室に連行せよ!!」
「くれぐれも刺激するな! あのユウトを!」
「昨日の修繕費、三桁超えてるんだぞ!!」
(※ユウト本人は、なぜ厳戒態勢なのか理解していない)
会議室には、ギルド職員と指導担当の隊長が全員集合していた。
空気は重い。
ミナは緊張で真っ青。
ユウトはパンを食べながらぼんやり。
隊長
「……咳。相川ユウト、そしてミナ。聞きたいことがある」
ユウト
「はい。パン食べてていい?」
隊長
「やめろ」
ミナ
「し、師匠……!」
隊長
「まず昨日、訓練室の魔力制御装置が全壊した件だが……」
ユウト
「あれは、なんか勝手に壊れました」
隊長
「そういう問題ではない!」
ミナ
「す、すみません! 私が落ちてしまって……!」
隊長はミナに優しい目を向けた。
「ミナ君、君のミスは仕方ない。初心者なら誰でもある。
問題は――」
ギルド全員の視線がユウトへ。
「君だ、ユウト!」
ユウト
「えぇ……」
ミユキ(受付)
「ユウトさん! あなたの周囲だけモンスターの行動が異常で、
通路構造が変わるんです! どんな歩き方してるんですか!?」
ユウト
「普通に……歩いてるだけ」
ミナ
「“普通”が普通じゃないんですよ師匠!!」
◆ 2.ギルド長からのお叱り
ギルド長が立ち上がった。
「……相川ユウト君。
君はFランクだが、もはやFランクの行動ではない」
ユウト
「え、そんなこと……」
ギルド長
「昨日、武闘熊を素手で餌付けして散歩していた件について」
「えぇと……おにぎりあげただけで……」
ギルド全員
「おにぎりが問題なんだよ!!!」
ミナ
「た、たしかに師匠のおにぎりは……何かおかしい……」
ユウト
「ひどくない?」
ギルド長は机を叩いた。
「というわけで、相川ユウト。
君には今日から “活動制限” を設ける!!」
ユウト
「え、俺、悪いことしたっけ?」
ミユキ
「やりましたよ!? いろいろ!!」
◆ 3.活動制限の内容
ギルド長が紙をユウトに渡した。
【相川ユウト・当面のギルド活動制限】
ダンジョンの深層立ち入り禁止
モンスターへの餌付け禁止
訓練施設への立ち入り禁止
ダンジョン散歩は“必ず”ギルドの位置追跡魔具を携帯
通常依頼を最低一件以上こなすこと(散歩以外)
ユウト
「えぇー……散歩できないの?」
ミナ
「いや、散歩できるんですよ!? ほとんど散歩禁止って書いてない!!」
ミユキ
「……そこが一番の問題なんです」
◆ 4.制限初日、早速事件
その日の午後。
ユウトとミナは“最低一件の依頼”として、
初心者用の依頼を受けることになった。
依頼内容は――
『ダンジョン1階層の清掃』
ミナ
「こ、これならさすがに何も起きないはず……ですよね……?」
ユウト
「まあ掃除するだけだしね」
二人はモップや掃除具を持ってダンジョンへ入った。
通路には、冒険者が落としたゴミや靴の跡が散らかっている。
ミナ
「よーし! 師匠、がんばりましょう!」
ユウト
「うん。お、あそこ汚れてるね」
ユウトが雑巾を構えた瞬間――。
〈グルル……〉
ストーンウルフ(昨日逃げたやつ)が
通路の奥からひょっこり顔を出した。
ミナ
「し、師匠! 中層の魔物が浅層に!!」
ユウト
「汚しちゃったの? じゃあ掃除しに来たのかな?」
ミナ
「そんな魔物いません!!」
しかしストーンウルフは、
ユウトが雑巾を振るのを見ると――
〈ヒュンッ!!〉(即座に道を開ける)
ユウト
「ありがとう。優しいねぇ」
ミナ
「な、なんで通路譲るの!? あの魔物!!」
◆ 5.ギルド側は勘違いを加速させる
一方そのころギルドでは――。
位置追跡魔具に表示されたユウトの軌跡を見て
職員が震えていた。
職員A
「……ユウトさん、また“中層エリアのモンスター分布”が変わってる……」
職員B
「清掃依頼なのに!? なんで!?」
隊長
「これは……もしや……
ユウトはすでに“モンスター統制能力”を持っているのでは……?」
ギルド長
「……Fランクとは一体……」
ミユキ
「ち、違います!! そんな能力ないです!!
ただの散歩の天才です!!」
職員全員
「それが一番理解できないんだよ!!!」
◆ ◆ ◆
こうしてギルドの誤解はさらに増し、
ユウト本人はのんびり掃除して、
ミナは全力でツッコミ続けるという一日が終わった。
ユウト
「ふぅ、今日もいい散歩だったなぁ」
ミナ
「掃除ですよ!? あの魔物たちは何なんですかぁぁ!!」
ユウト
「いやぁ、協力的で助かったねぇ」
ミナ
「協力じゃないです!! 避けてるだけです!!」
こうして、
ユウトの“まったり無自覚無双”は、
ギルドの緊張とミナの疲労を代償に進んでいくのだった。
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