最底辺冒険者のまったりダンジョン散歩
二十年前、世界各地に突如として現れた“ダンジョン”。
冒険者は国家資格となり、一攫千金も現実になったが??。
相川ユウト(19)はその中でも最低ランク・Fの落ちこぼれ冒険者。
攻撃スキルなし。戦闘適性なし。装備は中古の安物。
ギルドからは「せめて死ぬな」とだけ言われる程度。
だがユウトには、ひとつだけ誰にも気づかれていない特異体質があった。
──歩けば歩くほど強くなる。
回復、察知、耐性……気づけばステータスが勝手に上昇していく“散歩特化型”の謎スキル。
ユウトはそれをスキルだとすら思っていない。
ただ「散歩が好きだから」毎日ダンジョンをぶらぶらするだけ。
その結果。
・高レベル冒険者が迷う迷宮を、何故か迷わず突破
・レアモンスターに遭遇しても、なぜか全て攻撃が当たらない
・S級の危険地帯でくつろいでいたところを保安隊に発見される
・探索しただけで、未発見資源を大量に見つけてしまう
まったり散歩しているだけなのに、気づけば周囲は大騒ぎ。
街のトップ冒険者たちが焦り始める。
「……なんでアイツ、いつの間にそんな場所に?」
「いや、本当に散歩してただけなんだけど……?」
これは、
まったり歩き回るだけの最底辺冒険者が、
本人の自覚ゼロで周りを追い抜いてしまう物語。
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