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「いよーし、いよいよ切っちまうぞう」
おいおいおい、ちょっと待て、早まるな、一旦落ち着こう?
切るな切るな、ちょ、俺死んじまうよ。
ざっと音がする。
ひいい。切られるう!ヤダ、死にたくない!
「おーいばあさん、これではとても切れんわい、この刀でやったる」
やめてー
「まああんた、でもそれでは滅多に物を切らないとおっしゃていたのに」
「ふん、権兵衛の野郎を暴くためならわしの命なんてくれてやらあ」
ええ、命軽っ。そんなのでいいの?
「覚悟せいっ、たあっ」
わあっ、俺は後ろに全体重をかける。
パッと光が差し込んできた。
それでも簡単に真っ二つとはいけないようで、なんだかゴリゴリやっていた。
鼻、鼻切っちゃうう!
幸いかすめただけだ。
ばかっ
俺の入れ物、桃が割れる。
うわ、まぶし!
俺は目をしばたかせる。
髪の毛ももう少ないおじいさんとおばあさんがこちらをぎょっと見ている。
おいおいおい、ちょっと待て、早まるな、一旦落ち着こう?
切るな切るな、ちょ、俺死んじまうよ。
ざっと音がする。
ひいい。切られるう!ヤダ、死にたくない!
「おーいばあさん、これではとても切れんわい、この刀でやったる」
やめてー
「まああんた、でもそれでは滅多に物を切らないとおっしゃていたのに」
「ふん、権兵衛の野郎を暴くためならわしの命なんてくれてやらあ」
ええ、命軽っ。そんなのでいいの?
「覚悟せいっ、たあっ」
わあっ、俺は後ろに全体重をかける。
パッと光が差し込んできた。
それでも簡単に真っ二つとはいけないようで、なんだかゴリゴリやっていた。
鼻、鼻切っちゃうう!
幸いかすめただけだ。
ばかっ
俺の入れ物、桃が割れる。
うわ、まぶし!
俺は目をしばたかせる。
髪の毛ももう少ないおじいさんとおばあさんがこちらをぎょっと見ている。
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