13 / 88
14
しおりを挟む
事件が起きた。
今までたくさん流れてきていた桃が、この頃来ない。
おっかしいな、もう飲み切っちゃうぞ?
千鶴は心配で心配でしょうがないらしく、朝早くからあたりが真っ暗になるまで「川へ洗濯に」出かけている。
そんな大家族なわけないでしょうが!
いつもおじいさんが連れ戻しに行かなくちゃならないわけだ。
千鶴は寝られないらしく、ずっと思案している。
そのせいで体調が悪くなっちゃった。
俺は励ましに行こうとしたのに「近づいたらウツルから」と言って障子をしめている。
ゴホンゴホンという咳が怖いよ。
それでも時々起き上がって手早く世話をしようとする千鶴。
おじいさんがなんとか引きとどめて俺の世話をすることになった。
シバ刈りも当分お預けだ。
俺は「エライコ」だからもうお漏らしはしないぞ、エヘン!
できるなら初めからしたくなかったんだけど、ケツの筋肉が、括約筋?かな、ここが緩んじゃってて、まあ、忘れた方がいいことだ。
おじいさんは腕組みをして斜め下を見つめる。
これがこの人の考えるポーズだ。
そして閃いたのが「離乳…」であった。
今までたくさん流れてきていた桃が、この頃来ない。
おっかしいな、もう飲み切っちゃうぞ?
千鶴は心配で心配でしょうがないらしく、朝早くからあたりが真っ暗になるまで「川へ洗濯に」出かけている。
そんな大家族なわけないでしょうが!
いつもおじいさんが連れ戻しに行かなくちゃならないわけだ。
千鶴は寝られないらしく、ずっと思案している。
そのせいで体調が悪くなっちゃった。
俺は励ましに行こうとしたのに「近づいたらウツルから」と言って障子をしめている。
ゴホンゴホンという咳が怖いよ。
それでも時々起き上がって手早く世話をしようとする千鶴。
おじいさんがなんとか引きとどめて俺の世話をすることになった。
シバ刈りも当分お預けだ。
俺は「エライコ」だからもうお漏らしはしないぞ、エヘン!
できるなら初めからしたくなかったんだけど、ケツの筋肉が、括約筋?かな、ここが緩んじゃってて、まあ、忘れた方がいいことだ。
おじいさんは腕組みをして斜め下を見つめる。
これがこの人の考えるポーズだ。
そして閃いたのが「離乳…」であった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
6
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる