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再びボールは遠距離君に渡った。
もうその頃は全員がのそのそ起きだして全力で応援していたのだ。
しかし俺たちの方が弱い。
耳に雑音があるからだ。

これを見るや遠距離君は「背景魔法・モジヲカコウヨ」と叫んだ。
大きな木の枝が出現して、みんなの目の前で文字を書いていく。
《このポイントを入れた方を勝ちとします》

なにそれー!
いきなり何なの?ヤバいヤバい

「反対意見があるなら言ってよ?」と遠距離君はこの時勝ち誇ったように言った。
しかし誰も異論を唱える者はいない。唱えられない。
ただでさえ頭がズキズキしてるのだ。

「さあ!終了ホイッスルだね」遠距離君がそう叫んでボールは手を離れた。
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