運命の終着点

めぐみ

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「アッ、ァアッ!ぁああああんッ♡♡♡ひゃっ、ふ、ぁあっ、ぁああああ!!!!」

射精されると同時に私も絶頂をして、彼の頭に腕を回してしがみついた。結合部からプシャっと飛沫の音が
響いて射精されながら潮を吹いてしまったのだと実感した。だと言うのにゲイルの射精は分かっていたとはいえ止まる気配がない。

「ぁあっ、ぐ、くそッ…きもち、よすぎ…るッ!とまんねぇっ!ん、ァアッ!またっ…出るッ、出る…っぁあ!」

「アッ♡すごっ…ぁあんっ♡イくっ、またイッちゃう…っ!!!」

獣人がこの姿になると射精時ペニスの根元が膨らんで射精が終わるまで膣から外せなくなってしまう。腰も動かすことはできないが激しく止めどない射精の勢いに何度も絶頂させられる。

「う、ぁあっ、まだ…っ、締め付け…っ、すご、アッ、く、絡みっ、ついて…っ、ヴァ、レリア…っ、わる、い…っまだ、出る…っ!」

「あんっ♡アッ、ひ、ぁんっ…いいよ…っ、謝らないで…っ、空っぽになるまで…っ、だして♡がまん…っ、しなくていいから…っ!」

「あぁ…っ、お前…ッほんっとに最高の女だ…ッ!愛してる…ッ、全部…っ、受け止めてくれッ!!」

「ぁ、ぁああああッ♡ヒ、ャァアアアアンッ!!!!」

絶叫に近いような声をあげて終わりの見えない射精を幾度となく受け止めていった。






「はぁ…ッ、ぁあ…っ、ここまでスッキリしたのは生まれて初めてだ」

数時間後─ゲイルのペニスもすっかり柔らかくなり、糸を引きながらゆっくりと出て行く。お腹が膨れるほどに精液で満たされたそこは栓を失うとそこから止めどなく溢れ出てきた。

「あっ、んう…っ」

「流石に発情ペニス 何時間も挿れてりゃ…少し緩んじまうか…腹、苦しくないか?」

「ん、大丈夫…っ、へへっ…ゲイルの全部受け止められて嬉しい…っ」

彼に擦り寄って抱きつくと優しく頭を撫でられた。その瞬間どさどさとものすごい量の花弁が2人の上に落ちてくる。

「ゲ、ゲイル…っ、喜んでくれるのはいいけど…っ、これは多過ぎ…っ」

また彼の感情がこうやって形になってしまっているのだろう。花弁を掻き分けて彼の顔を掘り出すと、ニヤニヤと笑っている。

「ど、どうしたのそんな笑って…」

「いや、ねぇ?俺には今獣になるくらいの力しかないぞ?それ以外の能力は全部お前に吸い取られてるからな」

そうやって額にキスをする彼の言葉の意味を次第に理解して顔が真っ赤になる。つまり、この溢れんばかりの花弁は私の感情なのだ。

「随分情熱的だな…こんなに、俺と繋がれたこと…嬉しく思ってくれてたのか」

「いや、もう恥ずかしい…っ!」

逃げたいががっしりと体は彼の腕に捕らえられてすっぽりと収められてしまう。能力を使って抵抗しない私も私でそれを素直に受け入れた。

「順番が逆になったが、俺と…結婚してくれ。お前に俺を選ばせた以上…誰よりも幸せにしてやるとは言えないが…あの男より、いや世界中の誰よりもお前を愛してるということだけは胸を張って言える。」

私の手をギュッと握りしめて真剣な顔つきで言う彼に胸がいっぱいになって彼の背中に腕を回す。少し速い鼓動が彼が緊張していることを表しているようで頬が緩んだ。

「よろしくね、ゲイル」

「…っ、ぁあ…でもまずは、叔父さんに殴られることを覚悟しないとな」

ゲイルは困ったように笑いながら私に口づけをした。

「大丈夫、その時は私も一緒に…ね?」

どうしようもない運命から始まった関係…いま、それは幸せな終着点へと至った。




end

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