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催眠術で裸にされ、〇〇させられそうになる勇者

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最近この街では夜道で男性が裸で倒れている事件が多発している。

被害に遭った人たちは口を揃えて何をされたかは話さないらしい。

これ以上被害者を出さないためにも勇者である俺は深夜パトロールを行っていた。

かなりの報酬が出ることに加え、どうやら犯人は女性というではないか。普段魔物と対峙している俺にとって割のいい楽勝な仕事だ。

俺はそのまま人気のない路地裏を突き当たると。

「あら可愛らしい子」

女性の声、まさかと思い振り返ると、ハイレグ姿にマントをつけた仮面の女がそこに立っていた。

「へ、変態だ!!!」

間違いなく犯人だと確信した俺はすぐさま剣を抜いて臨戦体制へと入る。

100歩譲って一連の事件と関係が無くとも間違いなく何かしらの法には触れているだろこれ。

「変態だなんてひどーい」

「お前が世間を騒がせてる男を襲う変態か?」

女は気色の悪いほど甘えた声で。

「なんのことかしら、それより怖いから剣を捨てて?」

「お前こそ大人しくその杖を捨てて……ん?」

目の前の女は、パントマイムのように剣を鞘に収めて捨てる動きをした。

「なんの真似……ってうお!」

すると俺の身体はまるで操られるように、剣を収め、道端に捨ててしまう。

「な、なんだ!これどうなってる!」

「もう貴方は私の術中にいるわ……可愛がってあげる」

今度は変態女は上着を取り去る動作を行う。ワンテンポ遅れて俺の身体は上着を脱ぎ去った。

「ぐ! なんだこの魔法!」

「ふふ、私は魔法ではなく催眠術よ、もう貴方は私の動きを真似することしかできないわ」

女が右手を上げれば、俺も右手を。
女が左手を上げれば俺も左手を上げる。

身体の自由を失った俺は、女の動きに追従してどんどん服を脱がされていく。気づけば俺はパンツ一枚になっていた。

「じゃあ最後」

「や、やめてくれ!」

女はパンツを脱ぎ去る動作。そして俺も彼女の動きを追って。

「あら、身体の割には可愛いものが出てきたわね」

「ぐ!」

必死に手を動かそうとするが、彼女が棒立ちしている以上俺も身体を隠すことはできない。

むしろ女はからかうように腰を前に突き出した。

「ほら、よく見せて」

「う……うう」

恥ずかしい部分を強調する俺の姿を見て、女は吹き出した。

「あはは! お粗末なものをそんな見せびらかしちゃって!」

「この……変態が」

「あら、貴方に言われたくないわね。反応してきてるわよ?」

こんな状況でもなぜか俺の愚息は持ち上がってきていた。

「こ、これは」

「掴みやすくなってありがたいわ、ほら」 

女は片手を棒を掴むような形で股間に添える。

「や、やめろ!!」

ゆっくりと俺の右手は股間の方に向かって行き、それを掴んだ。

「ひう!!」

自分の手と思えない感触。

「じゃあ見せてもらおうかしらね」

「な、何を……」

「ナニって……貴方がいつもやってる事を見せてもらうだけよ」

女は上下に手を動かして。

「や、やめ……!」

「ほら、何秒持つかしら?」

「……!!」

「あはは、さあ貴方のカッコいいところ、見せてみなさ……ぐえっ!!!」

突然吹き飛ばされる変態女、それと同時に俺の身体は自由を取り戻す。

代わりに前に立つのはビキニアーマーを着た体格の良い女性、俺の仲間の戦士だった。

「大丈夫か!勇者……ってわわ!!」

慌てて俺から視線を逸らす。そのまま声を裏返らせて。

「全く案の定裸にされてるじゃないか。何故一人で解決しようとするんだ。探しに来て良かったよ」

どうやら戦士は助けに来てくれたらしい。

今すぐお礼を言いたいところだが。

「やばい……で、出る」

俺の言葉に首を傾げながら、遠慮がちにこちらを見る戦士。

「ん?」

限界まで刺激された俺の剣は、噴火寸前で震えており。

「ああ……!!」

「……? きゃああ!!」

俺と戦士は報酬に見合わない深い傷を負って、この事件は幕を閉じた。
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