【完結】ゲーム配信してる俺のリスナーが俺よりゲームが上手くて毎回駄目だししてきます

及川奈津生

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槇人

29:どこまで※

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 ソファに座ったまま、体を倒す形で手を引っ張ったからzh@の体が俺に乗っかった。すぐに首裏に手を回して唇を合わせる。噛みつかないという言葉を信じて舌を差し込んだら、zh@はあっさりと口を開いた。舌を絡ませると俺の胸にすがる手がギュッと締まる。ハアハアと酒くさい息が口の端から漏れる。ぴちゃぴちゃ水音をたてながらキスして、首筋をなぞった。親指がzh@のでかい喉仏に触れると、ごくん、と唾液を上下に嚥下した。太くて筋っぽくて男らしい首だ。乗っかってる体は重たいし、分厚いし、男のそれだ。でも止まらなくて、これだけで終わるはずがない濃厚なキスをした。喉仏をさすると舌を震わせて、zh@が唇を離す。

「おまえ、男とやったこと、」
「ない」
「……どこまで出来る?」

 どこまで?
 zh@の質問の意味が分からなくて答えられない。俺はもう勃ってるし、これ以上のことも期待してる。男とのやり方にどんな段階があるのか考えていると、zh@は俺の手を取った。自分の履いてるスウェットの中に差し込んで、薄い下着の上から尻をぎゅっと掴ませる。でっかい。おっぱいは女の子に敵わないけど、尻はzh@の方がでかい。もちもちした肉の感触に指を食い込ませると、勃ってるものが更にギュンとした。

「……シャワー浴びてくる」

 何にも言わなくてもzh@に伝わった。俺の上から退いて足早に浴室へと向かう。準備するんだろう。それくらい男とやったことなくても分かる。今日、最後までやる。

 興奮した体を放置されてそわついてしまった。セックス自体は初めてじゃない。でもこの待ってる時間ってのはどうしていいか分からない。とりあえずゲームの電源を落として、寝室に行ってみた。でかい銃に見降ろされた部屋は色気がなくて、趣味に特化した部屋の造りはあまり誰かを連れ込んでる風に思えない。でもさっきのzh@の様子は慣れてる感じだった。男同士だとあんまりインテリアとか気にならないものなのかな。さっきまでのキスと尻の感触を思い出すと何にもする気にならなくて、ベッドサイドに置いてある時計が動くのをじっと見ていた。
 10分程度でzh@は戻ってきた。水気だけ大雑把に拭き取った髪がしっとり濡れている。同じロンTを着て、下はボクサーパンツ1枚だった。さっきまで体引っ付けてキスしてたのに、改めて向き合うとなんか気まずい。zh@は唇をきゅっと引き結ぶと、ベッドに腰かける俺に乗っかってきた。男二人分の体重を狭い面積で受けたベッドがギシッと鳴る。シャワーを浴びたzh@の体はほかほかで、体を合わせると肌に乗った水分がぴったりと吸い付いてきた。仕切り直しの、唇を合わせるだけのキスをする。

「……いけるか?」
「いける」

 全然いける。めちゃくちゃ勃ってる。

「俺もシャワー浴びてきた方がいい?」

 石鹸の香りと、歯まで磨いてきたのかミントの味がするzh@に聞く。抱きつかれてすんすんと首のにおいを嗅がれると気まずい。

「いい」
「えーでも」
「やだ」

 やだって。やだってさ。何その子供みたいな言い方。正直俺も早くやりたくてたまんないから、zh@の言葉に甘える。酒くさいまんまzh@の唇を塞いだ。清潔にされた口内を俺がまた汚す。お湯で温まってきた生肌に触りたくて、でもロンTの裾が遠くてめくれなかったから、首の方からなぞって服の中に手を入れた。あー、それで気付いちゃった。Tシャツの襟がやたら伸びてる理由。こうやって何人もの手が通過していったからだろ。

「ふっ、う」
「なあ、名前なんていうの?」

 襟を無理矢理下げて、念願の乳首に触れた。前に触ったときと同じでふっくらしてて、周りをなぞるとzh@は息を詰めた。

「俺、槇人。だからマキのまんまでいいの。ぜっとさんは? なんて呼べばいい?」

 まさかこれからセックスするのに名前を呼ばないわけがない。zh@がちゃんと答えてくれるように、俺から先に本名を晒した。乳首をくりくり弄りながらzh@の顔を下から覗き込むと、ふっ、と短い息を吐いた後に「コウ」とだけ教えてもらえた。

「コウ?」

 それだけ? たった二文字の響きに、続きがあるんじゃないかと思った。こういちとかこうへいとかこうせいとか。確かにそれだけで成立する名前でもあるけど、zh@はそうとも言わなかった。黙ってぎゅっと俺に縋る手を強くする。

「……ふーん」

 言わないんだ。色々察してしまった。
 そうだよな、こんなやらしい乳首してる人が遊んでないわけねぇもんな。一夜の相手に本当の名前なんて言わない。呼び名が無いと困るからあだ名みたいなのを教えて、呼ばれたら盛り上がるようにそれを本名の一部にしてるんだ。まあ俺だって同じように遊ぶなら「マキ」って名乗る。本名教えるんじゃなかった。

「えーと、じゃあ、こうさん?」
「呼び捨てでいい」
「こうくんは?」
「っ、おい」

 乳首を摘んで子供みたいに呼んでやった。目をぎゅっとつむったzh@は悪態をついた。決定だ。

「こうくんだ」

 zh@の悔しそうな顔が一番そそる。

「こうくん、おっぱい見せてよ」

 襟から手を抜く。俺が体から手を離すと、zh@――こうくんは眉根を寄せた困惑した顔のまま、素直にロンTの裾をめくった。布を集めて口にくわえ、俺に肌を差し渡す。ふっくら小山の頂上はツンと尖っていた。ミルクティー色でちょっと色素が薄め。毛もなんも生えてなくて、本当におっぱいだった。片方を指で転がし、片方を口に含んだ。

「ん、ふう、んんう」

 じゅ~っと吸い上げると腰を揺らして喜ぶ。おっぱいで声が出て喜んじゃうとか燃費いい。盛り上がった乳輪をれろれろすると、ふうふうやって口に入れたTシャツを噛み締めていた。俺の舌から逃げようと仰け反るから、腰に手を回して、こうくんの体を抱いたまま後ろに倒れ込んだ。

「はあっ」

 衝撃でこうくんが口からロンTを出した。唾液を含んで重たくなった布が俺の頭に当たる。おっぱいは平等にしてあげないと可哀想だから、肌色いっぱいになった視界を舌で探って、もう片方を口に含んだ。れろれろじゅうじゅうしながら、腰を支えていた手をもっと下におろす。お尻を手のひらで撫でた。

「ふう、ふうう」

 パンツの中に手を入れて生尻を掴むと、こうくんは吐息と喘ぎ声の境目みたいな声を出す。お尻も感じるの? 最高。こうくんのお尻はたっぷりでかくてすべすべでもちもちしてる。感触を楽しむように揉んだり、左右に広げたりすると俺に乗った体がビクビク震える。でかい尻が揺れるのがいやらしい。おっぱいとお尻を堪能し、今から俺のちんぽを入れるらしい穴に触れてみた。こんなところまでふっくらしてる。穴の縁が盛り上がってる。穴に指を当てると、盛り上がった肉に指先が包まれて吸い付かれた。男同士やってるとお尻ってこんなにやらしくなるの?
 実際に見てみたい。

「はあ、こうくん、脱いで」

 いつの間にか俺も息が上がっていた。俺の唾液で濡れて光るおっぱいが離れていく。俺がパンツに手をかけると、こうくんは俺のベイカーパンツのフロントボタンを外した。俺も脱げってことだ。こうくんはふうふう息を荒くするだけで喋らない。ベッドに横向きになって寝てたけどスペースが足りなくて、こうくんが俺のボトムとパンツを一気に引き抜くのと一緒に向きを変え、ちゃんとベッドで寝るときの向きで枕に頭を乗せた。ぼすっと後頭部で高反発を楽しんだあと、俺もこうくんのパンツを脱がせようと半身を起こしたが、手の届かない遠くに行っていた。

「はああ。でかい……」

 感嘆のため息と一緒に、俺のちんぽの感想を言われる。そう、大きいんです。相手に気を使うくらいでかくて、挿れると痛いと言われたこともある。だから嫌がる子も多いんだけど、こうくんは恍惚と見つめて、そのまま口に含んだ。

「んえっ、まじか」

 洗ってないよ。ずっと勃ってたから蒸れてる。だけど男の大きい口で簡単に先っぽをくわえたこうくんは、そのまま汚れを舐め取るように愛撫した。それこそチンカスまで全部綺麗にしてくれようと、皮の中に舌を入れる。舌で亀頭全体を舐め尽くしたあと、唇をすぼめて何回か行き来する。

「はあっ、あ~」

 先端ばっか気持ちよくさせられて情けない声が出ちゃう。もどかしさに突き入れそうになったら、こうくん自ら限界まで咥え込んだ。だんだん狭くなっていく口内にちんぽ全体が包まれる。喉に近い場所までこうくんは自分を追い詰めて、そのままじゅぞぞぞぞって音をたててバキュームした。

「あ~っ、やばい、って」

 フェラってこんな気持ちいいの?
 じゅっぽじゅっぽ、吸われたまま上下されると腰が持ってかれそうになる。今まで「口に入らない」だの「顎が痛い」だの散々言われたものが平気で舐めしゃぶられている。男のでかい口だから? それともこうくんだから?

「んう、ん、んむ~」

 こうくんだからだ。バキュームとピストンの合間に、唇ではむようなもぐもぐタイムが挟まる。俺のちんぽの弾力を楽しんでる。このスケベ、人のちんぽで遊ぶな。上顎と舌で挟みながら、ねっとりとこうくんはちんぽを奥から引き抜いた。

「はあ、はあ」

 まだ至近距離でこうくんの息が当たる。ちんぽ越しに俺を上目に見た。次はどうする?って顔だ。こうくんの唇はよだれで濡れそぼってる。えっち。そこにまた吸い付きたくなる。

「キスしたい」
「……フェラしたのに?」

 駄目なのか。俺は気にしないけど。

「こうくんは? どうしたいの?」

 俺が聞き返すと、手に添えた俺のちんぽを見た。こうくんのよだれでてらてらに濡れて、天井に向かって勃ってる。

「……挿れたい、けど、このでかさは……」
「え」

 嫌な予感。
 今までにもあった流れに俺が血の気を引かせる。初めての彼女とは童貞と処女で結局セックス出来なかった。経験の浅い子とは付き合ってもやはり大きいとか痛いとか言われたりした。慣れてる子と遊びで寝るのが俺は一番気持ちいい。こうくんはきっと後者のワンナイトタイプだろうと思ったのに、ここまで来て躊躇われると凹んでしまう。
 こうくんは俺から体を離してベッドサイドにあるチェストを開けた。中からゴムの箱を取り出し、更にボトルタイプのローションをチェストの上に立てる。

「……あー……大分慣らさないと無理だから」
「手伝っていいの?」

 俺が先走って期待で聞くと、こうくんは気まずそうに「うん」と頷いた。こうくんのお尻を弄っていいなんて、俺にとっては喜びでしかない。こうくんが何を躊躇していたのか理解出来ない。何でかまだ視線を彷徨わせ、更に俺に伺う。

「……バイブ、使ってもいいか?」

 うんうんと今度は俺が高速で頷いてしまった。提案がえっち過ぎる。
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