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槇人
28:キス
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zh@の持ってるゲーム機は去年出たばかりの最新機器から20年前のレトロなものまで様々だった。最初は2人で出来るアクションゲームをやって、俺の手際の悪さに文句を言われつつも、いつも通り協力して鬼難易度をクリアしていった。
「おっしゃ、きたあ!」
ファインプレーにはテンション上がってハイタッチをねだった。最初だけzh@は一呼吸置いてから俺と手を合わせたが、次からは完璧なタイミングで手を叩くようになった。楽しい。肩を並べて遊び続けた。夕飯時になると酒を開けて、もっと気軽に出来るゲームをしようとボードゲーム型のパーティゲームに変えた。「何でも買っていい」ってzh@に言われたから一番新しいシリーズじゃなくて、シリーズの中でも俺が子供の頃にやってた一番好きなナンバーをダウンロード購入した。
「あっ、次新潟! 俺近い!」
「ほらよ、目的地変更カード」
「あああ~~~~!?」
でも負けるのは何でなんだ。zh@は溜め込んだお邪魔カードを適切なタイミングで使って俺のゴールを邪魔していった。子供みたいなzh@の笑い声が響く。酔ってるのか、結構大きい声で笑う。俺も酔いが回ってトロールが増えて意図せずCOMを支援してしまったりして、COMの一人勝ちに「ああ!?」って2人で声を上げたりした。
「あはは、声揃った、仲良し~」
ソファの背もたれに背中も首も頭も預けて、へろへろになった状態でzh@に向かって片手を上げた。ぼす、と空気が手と手の間の隙間から逃げる音がする。ハイタッチのつもりで手を合わせたけど、zh@の手にそのまま手を重ねるようにしてしまった。
zh@の体温、たっか。酔っ払いの手だ。
「なー、めちゃくちゃ楽しい」
「…………」
「へへ」
そのまま手を握ってたらzh@は黙っちゃった。この間と同じだ。調子に乗って楽しくなっちゃってやたらzh@にちょっかいかけまくってキレられたときと一緒。
「……お前、終電何時だ」
zh@が手を離そうとするから、ぎゅっと握った。
「え~? まだ全然大丈夫」
「調べとけ」
「いいじゃん、泊めてよ」
「あほか、帰れ」
「なんでぇ?」
急に遊びを終わらせる話を始めたzh@に白ける。本当にまだ全然電車あるし、酒もあるし、このままオールでゲームしたって楽しい。気分が良い。zh@もさっきまでずっと笑ってて楽しそうだったし、酔ってる。zh@の生っ白い首すじが赤く染まってた。えろい。
「俺がぜっとさんのこと襲うから?」
何で泊めてくれないのか、理由にあたりをつけて聞いた。するといつもなかなか合わないzh@の目があっさりと俺を見つめ返し、すっかり酔いの覚めた顔で「は?」と聞き返した。
「だからぁ、ぜっとさん、この間それで怒っただろ?」
何でこのタイミングで言った。雑な切出し方で最悪なタイミングで謝ろうとしてる。酔ってても酷すぎる。でももう止まらない。
「ごめん。今日は本当に遊びに来ただけ」
ようやく謝れた。それで泊まりたいだなんて虫が良すぎるけど、帰りたくないくらい楽しいから仕方ない。普通に友達としてまだ遊びたい。そんな俺の心境を無視してzh@は目を丸くしたまま「襲うって何だ」と聞いてきた。
「それ聞く!?」
居た堪れなくて大声出してしまった。びくっとzh@の肩が震える。
いや、言うけどさあ!
「だってぜっとさん、すげー可愛いしえろいんだもん!」
「は!?」
「そんで俺に対して目がずっとハートだし、ヤれると思うじゃん! 正直今だってすげーエロいと思ってるからな! やらねぇけど! ぜっとさん怒るし! 仲直りしたいから!」
「待て、そ」
何かを言いかけてzh@は片手で顔を覆って俯いた。もう片方の手は俺がまだ握ったままだから、俺の方に体を折って下向いた。指の隙間から「それでは怒ってない……」と声を絞り出す。
「え?」
今度は俺が驚いた。
聞き間違いか? 聞き返すけど、zh@は黙ったままだ。そうなの? え? どういうこと? 何に対して怒ってないって? 俺が襲おうとしたこと? 疑問符がいっぱい頭に並ぶ。ただzh@が耳を真っ赤にして俯いて俺の手を握り返してきたから、俺が今謝ったことは許されたのだと分かった。いや、最初から怒ってなかったのか。
「じゃあ、何に対して怒ってたの」
「…………」
「俺が馬鹿だから?」
「概ねそうだ」
「そうかよ」
はー、とため息をついてzh@が片手を顔から外した。手で押さえつけ過ぎたのか、目が赤くなってる。あーあ、減らず口叩いてても可愛いんだよなあ。
「今も怒ってる?」
早く仲直りしたい。
「怒ってねーよ」
出来ればそれ以上も。
「……なあ、今ってそういう雰囲気?」
期待が膨らみ過ぎて聞いてしまった。テレビでは変わらずゲームの電子音が流れてる。ムードなんてあったもんじゃない。でも手は繋いだままだし、zh@は俺の顔を見ない。焦れる。
「キスは?」
キスは怒っててもしてくれたし、俺の中じゃハードル低そうに思える。
「今キスしたら噛みつく?」
この間はzh@に噛みつかれて唇を切った。思いっきりやりやがって、傷が治るまで大分かかったけど、ピリッとした痛みが走るたびにそのキスを思い出していた。それで俺は一週間も悶々としたんだ。zh@はずっと黙ってる。仕方なくテレビのやたらカラフルなゲーム画面を見続けた。終電の時間まではまだ余裕がある。逃げ場なんてねぇぞ。zh@が答えるまでずっと待っててやる。
zh@がごくりと喉を動かした。
「……噛みつかない」
握っていた手を引いてキスした。
「おっしゃ、きたあ!」
ファインプレーにはテンション上がってハイタッチをねだった。最初だけzh@は一呼吸置いてから俺と手を合わせたが、次からは完璧なタイミングで手を叩くようになった。楽しい。肩を並べて遊び続けた。夕飯時になると酒を開けて、もっと気軽に出来るゲームをしようとボードゲーム型のパーティゲームに変えた。「何でも買っていい」ってzh@に言われたから一番新しいシリーズじゃなくて、シリーズの中でも俺が子供の頃にやってた一番好きなナンバーをダウンロード購入した。
「あっ、次新潟! 俺近い!」
「ほらよ、目的地変更カード」
「あああ~~~~!?」
でも負けるのは何でなんだ。zh@は溜め込んだお邪魔カードを適切なタイミングで使って俺のゴールを邪魔していった。子供みたいなzh@の笑い声が響く。酔ってるのか、結構大きい声で笑う。俺も酔いが回ってトロールが増えて意図せずCOMを支援してしまったりして、COMの一人勝ちに「ああ!?」って2人で声を上げたりした。
「あはは、声揃った、仲良し~」
ソファの背もたれに背中も首も頭も預けて、へろへろになった状態でzh@に向かって片手を上げた。ぼす、と空気が手と手の間の隙間から逃げる音がする。ハイタッチのつもりで手を合わせたけど、zh@の手にそのまま手を重ねるようにしてしまった。
zh@の体温、たっか。酔っ払いの手だ。
「なー、めちゃくちゃ楽しい」
「…………」
「へへ」
そのまま手を握ってたらzh@は黙っちゃった。この間と同じだ。調子に乗って楽しくなっちゃってやたらzh@にちょっかいかけまくってキレられたときと一緒。
「……お前、終電何時だ」
zh@が手を離そうとするから、ぎゅっと握った。
「え~? まだ全然大丈夫」
「調べとけ」
「いいじゃん、泊めてよ」
「あほか、帰れ」
「なんでぇ?」
急に遊びを終わらせる話を始めたzh@に白ける。本当にまだ全然電車あるし、酒もあるし、このままオールでゲームしたって楽しい。気分が良い。zh@もさっきまでずっと笑ってて楽しそうだったし、酔ってる。zh@の生っ白い首すじが赤く染まってた。えろい。
「俺がぜっとさんのこと襲うから?」
何で泊めてくれないのか、理由にあたりをつけて聞いた。するといつもなかなか合わないzh@の目があっさりと俺を見つめ返し、すっかり酔いの覚めた顔で「は?」と聞き返した。
「だからぁ、ぜっとさん、この間それで怒っただろ?」
何でこのタイミングで言った。雑な切出し方で最悪なタイミングで謝ろうとしてる。酔ってても酷すぎる。でももう止まらない。
「ごめん。今日は本当に遊びに来ただけ」
ようやく謝れた。それで泊まりたいだなんて虫が良すぎるけど、帰りたくないくらい楽しいから仕方ない。普通に友達としてまだ遊びたい。そんな俺の心境を無視してzh@は目を丸くしたまま「襲うって何だ」と聞いてきた。
「それ聞く!?」
居た堪れなくて大声出してしまった。びくっとzh@の肩が震える。
いや、言うけどさあ!
「だってぜっとさん、すげー可愛いしえろいんだもん!」
「は!?」
「そんで俺に対して目がずっとハートだし、ヤれると思うじゃん! 正直今だってすげーエロいと思ってるからな! やらねぇけど! ぜっとさん怒るし! 仲直りしたいから!」
「待て、そ」
何かを言いかけてzh@は片手で顔を覆って俯いた。もう片方の手は俺がまだ握ったままだから、俺の方に体を折って下向いた。指の隙間から「それでは怒ってない……」と声を絞り出す。
「え?」
今度は俺が驚いた。
聞き間違いか? 聞き返すけど、zh@は黙ったままだ。そうなの? え? どういうこと? 何に対して怒ってないって? 俺が襲おうとしたこと? 疑問符がいっぱい頭に並ぶ。ただzh@が耳を真っ赤にして俯いて俺の手を握り返してきたから、俺が今謝ったことは許されたのだと分かった。いや、最初から怒ってなかったのか。
「じゃあ、何に対して怒ってたの」
「…………」
「俺が馬鹿だから?」
「概ねそうだ」
「そうかよ」
はー、とため息をついてzh@が片手を顔から外した。手で押さえつけ過ぎたのか、目が赤くなってる。あーあ、減らず口叩いてても可愛いんだよなあ。
「今も怒ってる?」
早く仲直りしたい。
「怒ってねーよ」
出来ればそれ以上も。
「……なあ、今ってそういう雰囲気?」
期待が膨らみ過ぎて聞いてしまった。テレビでは変わらずゲームの電子音が流れてる。ムードなんてあったもんじゃない。でも手は繋いだままだし、zh@は俺の顔を見ない。焦れる。
「キスは?」
キスは怒っててもしてくれたし、俺の中じゃハードル低そうに思える。
「今キスしたら噛みつく?」
この間はzh@に噛みつかれて唇を切った。思いっきりやりやがって、傷が治るまで大分かかったけど、ピリッとした痛みが走るたびにそのキスを思い出していた。それで俺は一週間も悶々としたんだ。zh@はずっと黙ってる。仕方なくテレビのやたらカラフルなゲーム画面を見続けた。終電の時間まではまだ余裕がある。逃げ場なんてねぇぞ。zh@が答えるまでずっと待っててやる。
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「……噛みつかない」
握っていた手を引いてキスした。
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