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11話
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「別にそれはいいんだけどよお……」
ドンっと音がしたと同時に腹部に衝撃と傷みが走る。
「うっ……」
座っている俺の腹を矢鍋は勢いよく蹴った。足がみぞおちに入り、お腹を抑えうずくまる。
「いきなりなにすんだよ! おい、ホーリー大丈夫か?」
息苦しいなか心配している竹口の声が聴こえる。
呼吸が落ち着き、顔をあげる。
「なにすんだよ……」
「俺嘘がきらいなんだ。だから、お前が桜田と付き合っているっていうデマが流れて不快なんだよ」
「別に、付き合ってるとかそんなんじゃ……」
「口答えしてんじゃねぇ」といって矢鍋は俺の髪の毛を引っ張り、顔を近づけた。凄い迫力だ。
「おい、今流れてる噂は全部嘘です。僕は調子に乗って告白したけどフラレちゃいましたって言え…… じゃなきゃずっとイジメやるよ」
「なんで………」
「あぁ?」
「なんでお前が、俺と志帆ちゃんの関係に腹を立てるんだよ……」
矢鍋の目付きがさらに冷たくなったのがわかり、ぞっとする。
「お前……、死ねよ」
矢鍋は俺の後頭部をつかみ、下に押さえつけると、思い切り膝を顔につきだした。
鈍い音が教室に響く。鼻血が飛び出し、クラスにいた誰かの悲鳴が聞こえる。
「やめて! 矢鍋君」
この声は志帆ちゃん……。
鼻をおさえ、痛みで開かなかった目をなんとか開き志帆ちゃんの方をみようとするが、またしても、容赦なく膝が顔につきささり、痛みと恐怖で頭の中が真っ白になった。
「わかったよ……」
「ああ!?」
攻撃が止んだ。
「志帆ちゃんに告白したけどフラレた。これでいいだろ?」
「お、ついに白状しやがった。じゃあ、お前が嘘ついてこんな情報流したんだな? 桜田の顔見て言えよ」
再び髪の毛を捕まれ、涙と血で滲んだ顔を志帆ちゃんに向けられる。
「はい …… 嘘つきました。ごめんなさい」
「おい、お前本当にこんなのに告白されてオッケーしたの?」と矢鍋が志帆ちゃんに問いかける。
志帆ちゃんはうつむいて、少し黙った。
「どうなんだよ? お前、言うことわかってんだろうな? じゃなきゃ……」
沈黙に苛立った矢鍋が脅しめいた発言をすると、志帆ちゃんが口を開く。
「して……ないよ。告白はされたけど、オッケーは……してない」
矢鍋はぎゃははと笑い「とんだ嘘つき野郎だな。おい、お前二度と調子にのんなよ」といって唾をはき教室をあとにする。
志帆ちゃんは俺と目を合わせず、自分の席に戻っていった。
「ホーリー……」心配している竹口に「ごめん、今日は帰るわ」とつげて、俺は教室を飛び出した。
窓から射し込むまぶしい朝日に瞼をつぼめ、目を擦る。
「夢……?」
薄めを開けると、いつもの天井が見えた。
「そうだ!俺は矢鍋に……」
浮かびあがる生々しい記憶に俺は自宅の布団から飛び起きる。時計を見ると時刻はまだ8時を過ぎたばかりだった。
「寝すぎじゃ、お主はやはり小屋で起き方がいいようじゃな」
おっさんが何か言いたげな表情で俺を見ている。本来なら、いつからいたんだよ、といいたいとこだが、そんな元気はなかった。
「おっさん…… なんで……」
「迎えにくると言っておったろ?」
意識をハッキリとさせ、「そうか……、おっさんが……」となんとなく状況を察した。
きっと、おっさんがまた時間を戻したんだ。
「うむ…… そういうことじゃ。どうじゃ、みんなの前で見るも無惨にボコボコにされた気分は」
「おっさん、見てたんだな…… でも、ありがとう……、時間を戻してくれたんだろ?俺、あのままだともう学校に行けなくなってた」
「また、ずいぶん派手にやられていたの。それにしても、お前さんはつくづく上手くいかんな」
「そうだな……、なんでこうなったのか俺にもわかんないよ。これで、志帆ちゃんに告白どころじゃなくなっちゃったな。今度は完璧にフラレみたいだし……」
「それはどうかの……」
「いいよ。気を使わなくて。あーあ、俺はこれからどうすれば……」
「どうすればってそんなことわかりきっとるじゃろ」
「え?」
「もっと強くなるんじゃ、今よりもっと」
「はは、矢鍋を倒せるように?」
おっさんは、やれやれ、といったため息をついた。表情から呆れているのがわかる。
「お主は相変わらず未熟そのものじゃな」
「じゃあ、なんのために強くなるんだよ? 強くなったって俺は喧嘩なんかしたくない」
「強くなるということは、必ずしも戦いに勝てるようになるためだけではない」
「じゃあ、なんだよ……」と呟く。
「大切な人が離れていかないようにじゃ」といっておっさんはニコッと笑った。なぜ笑ったのかはわからないけど、おっさんには全てを見透かされている。そんな気がした。
「俺には大切な人なんて……」
いないとは言えなかった。なぜなら、大切な人と言われすぐに色んな顔が浮かんだからだ。
俺はあの時、竹口や志帆ちゃんの悲しそうな顔から目を反らした。
「まずは、自分自身が離れていかないようにすることじゃ。弱い自分に幻滅したんじゃろ?悔しかったんじゃろ?」
「え……」
目から涙がこぼれた。理由はわからない。悔しいのか、悲しいのか、情けないのか、全部かもしれない。
「 …… おっさんの言うとおりだ。俺強くならなきゃダメなのかもしれない。なれるかな? 俺に……」
「お主はいずれ魔導士になるんじゃから、強くなっていたもらわなきゃ困る」
「はは、そういえばそうだったな……」
俺は、今回のことで、自分を変えたいと本気で思いはじめていた。
ドンっと音がしたと同時に腹部に衝撃と傷みが走る。
「うっ……」
座っている俺の腹を矢鍋は勢いよく蹴った。足がみぞおちに入り、お腹を抑えうずくまる。
「いきなりなにすんだよ! おい、ホーリー大丈夫か?」
息苦しいなか心配している竹口の声が聴こえる。
呼吸が落ち着き、顔をあげる。
「なにすんだよ……」
「俺嘘がきらいなんだ。だから、お前が桜田と付き合っているっていうデマが流れて不快なんだよ」
「別に、付き合ってるとかそんなんじゃ……」
「口答えしてんじゃねぇ」といって矢鍋は俺の髪の毛を引っ張り、顔を近づけた。凄い迫力だ。
「おい、今流れてる噂は全部嘘です。僕は調子に乗って告白したけどフラレちゃいましたって言え…… じゃなきゃずっとイジメやるよ」
「なんで………」
「あぁ?」
「なんでお前が、俺と志帆ちゃんの関係に腹を立てるんだよ……」
矢鍋の目付きがさらに冷たくなったのがわかり、ぞっとする。
「お前……、死ねよ」
矢鍋は俺の後頭部をつかみ、下に押さえつけると、思い切り膝を顔につきだした。
鈍い音が教室に響く。鼻血が飛び出し、クラスにいた誰かの悲鳴が聞こえる。
「やめて! 矢鍋君」
この声は志帆ちゃん……。
鼻をおさえ、痛みで開かなかった目をなんとか開き志帆ちゃんの方をみようとするが、またしても、容赦なく膝が顔につきささり、痛みと恐怖で頭の中が真っ白になった。
「わかったよ……」
「ああ!?」
攻撃が止んだ。
「志帆ちゃんに告白したけどフラレた。これでいいだろ?」
「お、ついに白状しやがった。じゃあ、お前が嘘ついてこんな情報流したんだな? 桜田の顔見て言えよ」
再び髪の毛を捕まれ、涙と血で滲んだ顔を志帆ちゃんに向けられる。
「はい …… 嘘つきました。ごめんなさい」
「おい、お前本当にこんなのに告白されてオッケーしたの?」と矢鍋が志帆ちゃんに問いかける。
志帆ちゃんはうつむいて、少し黙った。
「どうなんだよ? お前、言うことわかってんだろうな? じゃなきゃ……」
沈黙に苛立った矢鍋が脅しめいた発言をすると、志帆ちゃんが口を開く。
「して……ないよ。告白はされたけど、オッケーは……してない」
矢鍋はぎゃははと笑い「とんだ嘘つき野郎だな。おい、お前二度と調子にのんなよ」といって唾をはき教室をあとにする。
志帆ちゃんは俺と目を合わせず、自分の席に戻っていった。
「ホーリー……」心配している竹口に「ごめん、今日は帰るわ」とつげて、俺は教室を飛び出した。
窓から射し込むまぶしい朝日に瞼をつぼめ、目を擦る。
「夢……?」
薄めを開けると、いつもの天井が見えた。
「そうだ!俺は矢鍋に……」
浮かびあがる生々しい記憶に俺は自宅の布団から飛び起きる。時計を見ると時刻はまだ8時を過ぎたばかりだった。
「寝すぎじゃ、お主はやはり小屋で起き方がいいようじゃな」
おっさんが何か言いたげな表情で俺を見ている。本来なら、いつからいたんだよ、といいたいとこだが、そんな元気はなかった。
「おっさん…… なんで……」
「迎えにくると言っておったろ?」
意識をハッキリとさせ、「そうか……、おっさんが……」となんとなく状況を察した。
きっと、おっさんがまた時間を戻したんだ。
「うむ…… そういうことじゃ。どうじゃ、みんなの前で見るも無惨にボコボコにされた気分は」
「おっさん、見てたんだな…… でも、ありがとう……、時間を戻してくれたんだろ?俺、あのままだともう学校に行けなくなってた」
「また、ずいぶん派手にやられていたの。それにしても、お前さんはつくづく上手くいかんな」
「そうだな……、なんでこうなったのか俺にもわかんないよ。これで、志帆ちゃんに告白どころじゃなくなっちゃったな。今度は完璧にフラレみたいだし……」
「それはどうかの……」
「いいよ。気を使わなくて。あーあ、俺はこれからどうすれば……」
「どうすればってそんなことわかりきっとるじゃろ」
「え?」
「もっと強くなるんじゃ、今よりもっと」
「はは、矢鍋を倒せるように?」
おっさんは、やれやれ、といったため息をついた。表情から呆れているのがわかる。
「お主は相変わらず未熟そのものじゃな」
「じゃあ、なんのために強くなるんだよ? 強くなったって俺は喧嘩なんかしたくない」
「強くなるということは、必ずしも戦いに勝てるようになるためだけではない」
「じゃあ、なんだよ……」と呟く。
「大切な人が離れていかないようにじゃ」といっておっさんはニコッと笑った。なぜ笑ったのかはわからないけど、おっさんには全てを見透かされている。そんな気がした。
「俺には大切な人なんて……」
いないとは言えなかった。なぜなら、大切な人と言われすぐに色んな顔が浮かんだからだ。
俺はあの時、竹口や志帆ちゃんの悲しそうな顔から目を反らした。
「まずは、自分自身が離れていかないようにすることじゃ。弱い自分に幻滅したんじゃろ?悔しかったんじゃろ?」
「え……」
目から涙がこぼれた。理由はわからない。悔しいのか、悲しいのか、情けないのか、全部かもしれない。
「 …… おっさんの言うとおりだ。俺強くならなきゃダメなのかもしれない。なれるかな? 俺に……」
「お主はいずれ魔導士になるんじゃから、強くなっていたもらわなきゃ困る」
「はは、そういえばそうだったな……」
俺は、今回のことで、自分を変えたいと本気で思いはじめていた。
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