眷属ノート・名前を書かれた女は俺の物  これ使ってお金を稼ぐのは悪用ですか? *** 魔人誕生編 ***

岩鬼 倫

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儚い想い

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初めてのSEXの気持ち良さが忘れられず・・・

翌日も翌々日も美佐子さんを眷属化して
同じ時間に部屋に呼びだして犯し続けた

ドピュッビュピュピュドクン!!

「あぁ・・あっああああ、ああぁーーーーん」

騎乗位から俺の上に倒れ込む美佐子さん
下から見上げるおっぱいの揺れるさまは圧巻だ

チュウチュウチュウ・・・こきゅっこきゅっこきゅっ・・・

(あぁ美佐子さん美味しい、大好き!愛してるよぉ今だけは!)

おっぱいにしゃぶりついて母乳を飲んで・・・
この3日で相当な量の母乳を飲んだけど、大丈夫か俺w

いつの間にか俺は美佐子さんにメロメロになっていた
女性って何て素敵なんだろう

だけどこれが3回目で眷属に出来るのも最後なんだ。

お蔭で昨日今日と眷属ノートの検証は順調に進んだ。

初日にシンクロ率10%の視力だけでも全然問題ない事が分かった
だから昨日の2日目は50%で五感全てをシンクロしてみた

いわば琴宮さんの時と一緒だ
彼女の時は初めての眷属化で勝手が分からなかったけど
もしかしたら俺が直接行動する必要はなかったのかもと思ったんだ

結果は思った通りだった

美佐子さんは自分で判断して指示通りに動いてくれた
違いは五感から伝わる情報量の違いだけだった

やはり眷属本人の顕在意識が深く眠っていても思考は覚醒しているって事
潜在意識で行動するって眷属ノートには書かれているけど
今一それがピンと来ないんだよね。

ただ琴宮さんの時は俺が思考も全て支配した状態だった
あの時彼女に何か指示を出せばもっといろいろな検証できたかも知れない

ただ五感全てをシンクロする50%にするのは諸刃の剣だと分かった

当然だけど俺は男だ
だから俺は男性ホルモンから来る刺激で興奮するんだよ
ぶっちゃけて言うならチンコが勃起し射精してナンボなんだよ。

でも女は女性ホルモンだ、実際五感をシンクロしてわかったが
刺激や興奮度は女性の方が強かった
想像してみてくれ

男がおっぱい吸って母乳を飲むって事は
女からしたら、おっぱい吸われて飲まれるって事だ
アソコに挿入するって事は挿入って来られるって事だ

情けない事に俺は自分でやって頭が真っ白になった
引・い・た・わ・・・
なんか男の尊厳の問題ですわ、あれは・・・・

何が悲しくて女のオーガズム感じて腰を痙攣させて
イカなきゃならんのかって、小一時間・・・

その反省を踏まえて今日は視覚・聴覚・嗅覚の30%をシンクロしている
美佐子さんには俺のSEXの相手って指示を出している
それが今。

「フォルコメンハイト!・・・・完璧だ!」

昨日も今日も美佐子さんの膣の中は俺の子種で一杯にした
ただでさえ多い俺の精子がぶっ続けで膣の中を占拠しているのだw
もし説明文通りに物理的結果がリセットされないなら妊娠確実だろう

(でもその場合、説明文が違う事になり俺も魔界落ちしないのでは?と思うのだよ)

と言いう事で検証もだいたい終わったかな
もうすぐ時間がきて眷属化が終了する

それを最後に確認すれば終わりって事。
美佐子さんが最後に俺に抱き着いてきた

(ほんとお疲れ様でした)

そういう俺の考えも眷属だから伝わっているんだろうね

「舞風さん、もっと・・・・一緒に居たい・・・」

うん、分かっている、彼女の反応は眷属ノートの仕様なんだよね
俺も美佐子さんを強く抱きしめた

「んっ・・・」

お互い抱きしめて熱いキスを交わして

「美佐子さん俺も大好きだったよ」
「・・・・舞風さん」
「大丈夫だよ、次、目が覚めれば夢は覚めるからね」
「私・・・嫌・・・」
「舞・・・広志さんと・・・私もっと、ずっと一緒にいたいのよ・・・」

(ちょ、ちょっと待って?!何この反応??)
(いや待てって!なんか違うよね??)

美佐子さんが俺を悲しい目で見つめている

(この胸の切なさは何だろう・・・・)

ドキドキドキドキ

*** と、取り敢えず美佐子さん服着て部屋に戻って ***

指示すると美佐子さんは諦めた表情でドアを開けて帰って行った
彼女の視界に布団に入って電気を消して目を瞑るまでが見えた

・・・・そして眷属化が終了した。

ツツーーーー

なんで?・・涙が流れているんだ・・・

考えてみれば眷属化って言っても思考は彼女が判断して行動していたわけで
でもノートの説明文には記憶は残らないってあったじゃん!

なんでこんなに胸が痛いんだよ・・・

(・・・もう二度と美佐子さんとはSEX出来ない・・・)

「いやいや、そう言う事じゃないんだ!」

(・・・俺の初めての女性だったから?・・・・)

「・・・・・・・・・・」

ブンブンッ・・・

首を振って考えを否定した

「いいや、せめて彼女が不幸にならないように見守ればいいさ」
「なんか・・・これって重くないか?・・・」

説明文と違うじゃん

「あっ!!眷属化している時の感情ってどういう扱いなんだろう!?」

ふと眷属ノートを見る

・・・・・・すると

************************
田辺 美佐子 ●●●

10月7日 0時00分~3時00分
10月8日 0時00分~3時00分
10月9日 0時00分~3時00分
************************

シュウウウウウウ~

「あっ」

************************
田  辺  美 佐子 ●●●

1  0   月7日 0時 00  分
10 月 8日 0  時00分~3時  0
10 月9 日 0時 0  0分
************************

シュゥーーーーー

書いた文字が浮かび上がって消えて逝く

「なっ・・何だよ、これ・・・」

************************
田 美 子    ● ●

1  0   月7日  分
18  0  時
10 月9 日  0分
************************
************************
田 美 子  ●
  0     分
18  0  時
   月 
************************
************************
      子  
 
18     0  時
   月 
************************
************************




************************

見る間に美佐子さんの記録が消えてしまった

「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・寂しいもんだな」

(でも・・・これで良いんだよね。)

眷属化が終わると跡かたなく記録自体も消えた
この事を知っているのは、覚えているのは俺だけって・・・事。

3日連続で美佐子さんと一緒に愛を貪った・・・

「ふぅ~・・・」

そのままベッドに倒れて眠りに落ちた。

(・・・・・美佐子・・・・さん。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日は休日だったが

朝起きてからずっと、頭からモヤモヤが抜けない

どうして美佐子さんは最後にあんなこと言ったんだろう?
眷属化中は俺が主って事を理解しているんじゃないのか?
まさか感情は記憶とは別に保存されるとかないよな?

仮定として考えるなら、眷属にした間隔とか時間?
愛し合った内容?シンクロ率・・・・・
または相性、其のうちのどれか?または全然違う条件が発生していた?
潜在意識だってちゃんとリセットされないと意味ないぞ?

濃厚に愛する行為は眷属ノートの制限を取っ払っちゃうとか??
好きな人との行為は違う?
いやそれだったら前提条件が崩壊しちゃうだろ?
いやいやまさか・・・・

(考えがまとまらない・・・・)

眷属ノートを取って中をパラパラ開く
ページ数は100枚程だ
一枚に何人も詰め込めばかなりの人数書き込めるって思っていたけど
眷属終了後にページもリセットされるなら詰め込んで書く必要もないな

(最低でも100人はストックできるという事だ)

でも。美佐子さんの様に最後に別れが辛くなる程、親密になると不味いよね
俺はこれから何人ぐらいの眷属と出会いと別れを繰り返していくんだろう・・・

「ん?」

(あれ?)

ノートの背表紙に文字が表示されている
最初見た時は背表紙には所有者欄以外に何もなかったのに

*************************************************

レベル発生の条件をクリアしました

レベルが発生しました

Lv0 >>> Lv1

レベルの発生により身分が奴隷から解放されました

魔界奴隷 >>> 魔界市民

死後のランクが魔界市民に格上げされました

ランダムにスキルが与えられます****

****** ”五感反転”のスキルが付与されました

以下が項目に追加されます

[ 1つ 眷属化中に得られる五感を任意の相手と入れ替える事が出来る ]

・・・追加されました

*************************************************************

「はぃいいいいっ!?」

慌てて表紙の裏を開くと一番下にその項目が追加されていた

タラ~・・・

「何なんだよ、このノート」

流石、呪われたアイテムっていう事?

(裏設定盛りすぎだろ・・・)

「でも俺のランクが魔界市民に格上げって?」

(もし条件をクリアしなかったら死んだら魔界で奴隷になる運命だったって事?)

しかしその条件ってのが全く見えてこない・・・・
これじゃあ何が出るか分からない暗がりを闇雲に進むのと一緒だ

でも・・・一つ言える事はそのままだったら
間違いなく死んだら奴隷になる運命だったって事だ

ゾゾゾォ~ーーーー

なんか色々ヤバいけど、市民になったって事は喜んでいい事なんだよな?

(そしてまた検証する項目も増えたって事か・・・)

情報量多すぎだろ、ちょっとコーヒーでも入れて落ち着こうか・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まだ午前中だけど時間が空いている。

(気分転換に屋上にでも行って見ようかな)

ガー

屋上はエレベーターを出ると緑の世界だ・・って

「あれ、美、っ・・田辺さん?」
「あっ!舞風さん?」

3m程先に美佐子さんが立っていた。他に人影はない
今日は花柄のポイントが付いた紺色のワンピースを着ている

スタスタ.....

「おはようございます、舞風さん」

振り返ると微笑んで挨拶してくれた

「どうも、おはようございます~」
「えっと、あれ?今日は美咲ちゃんのピアノ教室はいいんですか?」
「えぇうちの亭主今日はお休みで、お昼から3人でショッピングに出かけるのよ」
「あっ、それは良かったですね♪」

ポリポリ,,,,

何だか緊張して頭を掻いてしまう俺

(だって深夜に抱き合ってまだ10時間も経ってないんだよ?)
(その胸やスカートの中身も全部知っているんだよ、俺は・・・)

「珍しいですね、お一人で屋上にいるなんて?」

「えぇ先日・・あれからね。」
「舞風さんとお話していたら、いつの間にかママ友さん達のペースに
流されているのに気づいちゃって」

「きっと知らないうちにストレス溜まっていたのかなぁ~って」
「ちょっと人付き合い考え直して一人で散歩するようにしたんですよ」

「あっ、それは良かったと思いますよ」

「そしたら不思議なんですけどストレスが無くなったせいなのか
今週、日に日にお肌の細胞が艶々して若返って来ているんです」

「ほら、こんなに!」

嬉しそうに俺に手を差し出して見せる美佐子さん

「まるで学生の頃に戻ったみたいなのよ?」
「そ、そりゃ良かったですね、結構ストレスになっていたんですよ」

「う~ん、ほんとにそれだけかしら?ちょっと半端ない位艶々しているのよ」

(まてまて、まてーーーーおいいいいいっ)

眷属ノート!ほんとに大丈夫なんだろうなぁ!!
記憶と物理的結果は全てリセットされるんだったよな?
マジでなんか裏設定とかあるんじゃないのか!!

「あはは、だ、だって他に理由なんて何もないでしょ?」
「う~ん、そうなのよねぇ~」
「私ねぇ、何となく今日ここに来るとまた舞風さんに逢えそうな気がしていたのよ」

そう言うと意味深に俺の顔を覗き込んできた
深夜には着けてなかった香水の香りが漂って来る

サーーーーーーーーーーーーッ!

一瞬、心臓が止まりそうになりました。

「な・・何で、でしょう?」
「何故かしらね?先日お会いしたばっかりなのに・・・」

「舞風さん?」
「は・・・はい!」

ドキィーーーーッ!

「私達、昔どこかでお会いした事ってありませんでした・・よね?」
「い、いえ、いえ俺も先日初めて会って初対面ですよ?」

「そうよねぇ?」
「・・・うふふふ」
「何となく、心の奥深くに舞風さんの記憶があるみたいな気がしてちょと確かめたくなったの」
「そう思ったらなんだか会いたくなっちゃったw」

ペロッと可愛い舌を出して、お道化てみせる美佐子さん・・

「・・・・・・・・・・」
「・・あっ、まさか田辺さん、俺を子供だと思って誘惑しています?」
「ぷっ、あはは面白い事言うのね、舞風さんって。」
「私には亭主と美咲がいるのよw」

「でしょ?だから気のせいですよ」
「うふふ、さすが苦労人って言うだけあるのね」
「あっ、分かって貰えます」
「うんうん♪」

あはは、はっはあ・・・
そして二人で笑い飛ばした。

「何だか舞風さんとお話ししていたら気分が吹っ切れたわ」
「何かモヤモヤした気分が今朝起きてから離れなかったのよ」
「・・・・・・・・・・」
「それじゃあ・・またね舞風さん、ばいば~い」

手を振ってエレベーターの方へ向かおうとする美佐子さん

「あ、あの田辺さん」
「ん、なにかな?」

「もし良かったら名前教えて貰って良いですか?」
「あらら?私ったら、ごめんなさいね。言ってなかったかしら?」
「私は美佐子っていうのよ、田辺 美佐子」
「美佐子さんですか?素敵な名前ですね」
「うふふ、よく言われるわ♪」

嬉しそうな、満面の笑み・・・

「あの・・もし何か困った事あったら俺、いつでも相談乗りますから」
「そぉ?ありがとね、広志さん。じゃあその時はお願いしようかしら♪」
「はい・・・・」

そういってエレベーターに乗って帰って行った。

その姿を見送って、俺はベンチに座った
秋の風が樹の枝を揺らす、ただ・・それをボーっと眺めていた

検証目的と・・・後は不純な動機だったのに、いつの間にか好きになっていた。
どうせ遊びだし、記憶にも残らないって割り切っていたから
逆に遠慮なく力いっぱい愛せたんだろうな・・・
何となくその意味がわかった・・・・よ

その後・・部屋に戻ってベッドに倒れ込んで
枕を・・・涙で濡らしたんだ。
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