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一か月後・・・
秋も深まり街路樹のイチョウも色づいて風に舞い始めた
今朝もまた通勤電車に向かって歩いている
あれから俺は毎週一人を眷属化して応募者の中から一人を当選させて
自分も一回SEXをするという事を繰り返してきた
資金も一千万円になり500万を返済しても半分は残る形だ
レベルは12になった。SPもトータルで50が入って振り分けも済んでいる
ステータスはこんな感じだ
************************************
名前:舞風 広志 種族:魔人亜種(デミデーモン)Lv12
職業:会社員
HP:967/967 MP:483/483
SP:000
攻撃力:109 防御力:142
素早さ:105 幸運度:029
装備:眷属ノート
スキル:五感反転 鑑定
************************************
彩洲高校体育教師で水泳部顧問、皐月 鈴先生を眷属にした時
新たに条件をクリアしたらしく鑑定スキルが手に入った
その時は、プールでのSEXだった
結果、条件というのが特殊状況下、又は特殊感情下での
SEXじゃないかなっていう結論に至った
スキル鑑定が手に入ったので試しにその辺の通行人を鑑定してみたら
ほぼ全てがレベルは一桁だった。勿論MPはゼロ、
1でもある人間を見つける事は出来なかった
攻撃力に至っても数値は一桁ばかり・・・
そもそも人間種と魔人亜種では原点が違うらしく
レベルが10になってやっと攻撃力も10になるって感じだ
数値が二桁台を見つけたのは自衛隊員を鑑定した時だった。
考えてみれば地球人は包丁で切りつけられただけで
充分致命傷になる。魔素も無いから魔力も持っていない
俺がどれだけ異質な存在になっているのかをそれで理解した
死後の魔界ランクは魔界男爵と表示されている
魔界の爵位を得てから向うの知識が魔核を通じて流入している
もはや俺はこの世界に留まっていい存在なのか疑問すら感じている
ここには魔王もいなければ勇者もいない
俺の魔力に抗うだけの魔素すらない世界なんだ。
ただ・・・俺は普通の生活に憧れている
虐めもない、当たり前の・・・ほのぼのとした日常
楽しくて面白くて・・せめて人間である内はそんな生活をしたいと思っていたんだ
≪・・・あの一本の電話を取るまでは・・・・・・・・。≫
「おはようございます~」
朝のミーティングが終わってマシニングのプログラムを弄っている時だった
「何か最近お前、調子良さそうだな?」
「えぇ?そんな事ないですよ、班長w」
「そうか?今月は仕事が立て込んでいてな、今週だけ残業+1時間頼むわ」
「鬼かw」
ポンポン
「じゃあ、よろしくぅ~♪」
肩叩いて行っちゃった・・・・
はぁ~仕事は嫌いじゃないけどもう少し時間が欲しいよね
せめてうちの課も夜勤とか交替制導入すればいいのに・・・
「ふっ~ちょっと、トイレッとっとぉ~♪」
スタスタスタ.....
「あらん、舞風君こんにちは~」
「あっ、み、御堂さん、こんにちわ」
グィッ
「あ、あの御堂さんそっちは女子トイレなんですけど」
「そうだけど?」
バタンッ!
(なんか女子トイレの個室に拉致られたんですけど)
御堂さん・・・実は先週ツワリが出て妊娠している事が分かったらしい
俺を見てニヤリとしたんで青褪めたんだけど旦那さんと久々に愛し合ったそうだ。
・・・ちょっと怖すぎるよ・・マジで寿命が縮みました。
旦那さんもかなり喜んでいるって話だから素直に祝福したんだよ。
「響子さん、突然どうしたんですか?妊娠しているんだし、お身体大事にしないと?」
「そうなのよぉ~だから旦那も全然相手してくれなくってぇ~」
チュッ
「んっ・・・んっん、んんっ・・・」
密着して濃厚なキスされた
白衣でそんなに押し付けるから胸の柔らかいのが当たっているんですけど
股間もグイグイ来るからすぐ大きくなった。
「ほ~ら、舞風君のもこんなに元気♪」
ムンズ・・グイッ!
そう言ってズボンのチャック降ろされチンコを掴まれた
「ちょっ・・・響子さん」
「良いのよ~我慢しなくて♪」
(くっそぉ~・・・気持ちいいのが悔しい・・・)
スカートを捲りパンティを下げて後ろから肉棒を股間に押し入れた
クレパスは既に濡れていたんで当てただけですぐ膣に挿入っていった
クッ、チュゥッ、クッチュッ、クッチュッ、クッチュックッチュッ
「あっ・・・・んん・・・・・・んっん、んんんんっ」
密室で後ろから突き上げピストンしながらズンズンと腰をぶつけた
白衣の上からおっぱいを揉んで・・・
「うっ!!」
ドピュッドクン、ドクドクドクゥウウ
「あっ・・・・あ、ぁぁーーー・・・・・・・ん」
(立ったまま中出しって・・・興奮するうぅ)
「あぁ~気持ち良かったぁww」
「うふふふ、舞風君って、元気よね~」
「あ、あはは、どうも。」
チュッ
「舞風君・・私、産むわよ?」
「えっ?えぇ、だから・・お身体お大事に?」
「うふふふふふ・・・・」
「えっ?・えへっ、へへへ?」
何なのその意味深な笑いは???
ニヤッと嗤う響子さんに何故か背筋が寒くなりました。
ジリリリィーーーン
・・・・お昼・・・それは
社員食堂でラーメン定食を食べていた時だった。
ピピッピピッピピッピピッ♪
ん?知らない番号だ、誰だろ?
ピッ☆
「はい、もしもし~」
「・・あの・・・もしもし・・・・舞風さんの携帯でしょうか?」
「ん?舞風ですけど」
「・・私・・・琴宮です・・・」
ドキィーッ!!
まさかの琴宮さんからの電話だ
「こ、琴宮さん!あ、ありがとう電話!凄い、お久しぶりです!!」
「・・・っ・・・・・・・」
(えっ?・・・・・・・・泣い・・てる?)
「・・お手紙・・ね・・ありがとう。嬉しかったよ、私・・」
「なっ、何かありました!?」
「・・・ごめんなさい・・・これ・・最後になるかも・・・」
「ちょっ、ちょっと待って!!」
ダダダダダダダダダダッ
女性がこうやって電話して来るって特別で
何か追い込まれているって事ぐらい俺にだってすぐわかるさ
取り敢えず、食堂を出て誰も居ない屋上へ向かった
「琴宮さん、ほんと電話してもらって嬉しいです!」
「いっ、い?今の琴宮さんの状況全部教えて」
「話すだけでも楽になるから!何があったの!!」
「・・・・ありがとう・・・ね。舞風く・」
「やっぱり・・・思った通り君は優しいよ・・・」
「いいから全部話して!」
「言わないと今すぐそっちへ行くよ!!」
「悪いのは・・はっきりしない私が・・・」
それから涙声のまま琴宮さんは今置かれている状況を話してくれた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「だったら手紙渡した俺にも責任あるじゃん」
「違うよ・・・私、舞風君の手紙で、どれだけ救われたか・・・」
「きっと・・きっと分からないって・・思うけど・・・」
「ずっと・・これも運命なのかなって・・思って・・・」
「だけど・・舞風君のお手紙・・・読んで・・・」
「もしかしたら・・って・・変に希望持っちゃたから・・・」
「で・・でも私・・今は・・・怖くて・・・・・」
琴宮さんの震える声が俺の耳にコダマする
怒りで気が狂いそうだ・・・如何すりゃいいんだ
今の俺、爆発臨界に達しているんだけど。
「ごめん、琴宮さん、俺そっち行くわっ」
「えっ?何言って・・」
ピッ☆
「電話終わった?」
バッ
振り返ると御堂さんが立っていた
「ふふふイキなり食堂から出ていくんだもの何事かと思ったわ}
「す・・すみませんでした」
「怖い顔w・・そんな顔も出来るのね、どうするの?」
「今から早退するのかしら?」
「・・・はい」
「駅まで送ってあげましょうか?」
「ありがとうございます御堂さん、でもこれ、俺の問題ですから」
「そっ、じゃあ頑張なさい。班長には私から伝えといてあげる」
「気を付けるのよ?」
「ありがとうございます、主任!」
ロッカー室で着替え、セカンドバッグ抱えて東京駅まで走った
今の俺は素早さ105、その辺の車より早いし信号も全部無視した
・・・琴宮さんから聞いた話をまとめるとこうだ。
彼女は光徳銀行への入社が決まって大学卒業後に
地元地域で合同入行式に出た。
その時から来賓の藤堂竜巳の視線をずっと感じていたらしい
運悪く一か月後にお父さんの会社に金銭トラブルが起きて
責任を追及されて家族が途方に暮れていた時
彼女の上司、課長の亜沼純次が便宜を図ってくれて
不足分の400万円を融資してもらった
その亜沼純次が京都支店に人事異動となった時
なぜか研修期間の3ヶ月を待たずに一緒に転勤する事になって
そこで亜沼の勧めで藤堂竜巳とお見合いをさせられたそうだ
恩がある亜沼純次からの縁談の勧めだ。
断る理由も思いつかずOKしたら
その後、亜沼は一気に支店長に昇進した。
しかし藤堂は忙しいらしく月に1、2度しかデートに誘われなかった
その事が気になるのか?亜沼からずっと監視されるようになったらしい
そんな時、ポケットに入れて持っていた俺の手紙を
名刺を取り出す際に一緒に落としてしまい、
それを亜沼に見られてしまった。
それを読んだ亜沼が激昂
「君自身が藤堂様に積極的にアプローチしないから悪い虫が着くんだ」
「交際が破断するなら琴宮君の父親に融資した400万円
現金一括で返納してもらう必要が出て来る」
お金が足りないから融資して貰っている琴宮さんには当然無理なわけで
「今日中に藤堂様をお呼びして君の方から既成事実を作るんだ!」
そして亜沼の監視の前でホテルまで予約させられた。と
(・・・何なのこれ?)
いや分かっているよ?片方の意見だけを鵜呑みにしちゃいけないって事ぐらい
もちろん裏取りはするけどさ・・
「そう言えば藤堂竜巳って代議士の息子って言っていたよな?」
シュタッ!
東京駅に着いた
のぞみで京都まで約2時間10分・・・充分だ。
ジリリリィィィィーーーー
シュゥゥーーーーーーーーー・・・・
俺はのぞみの席についてスマホの電源を入れた。
ピッ
*** 円卓の武士 ***
・・・・ログインしました.....
秋も深まり街路樹のイチョウも色づいて風に舞い始めた
今朝もまた通勤電車に向かって歩いている
あれから俺は毎週一人を眷属化して応募者の中から一人を当選させて
自分も一回SEXをするという事を繰り返してきた
資金も一千万円になり500万を返済しても半分は残る形だ
レベルは12になった。SPもトータルで50が入って振り分けも済んでいる
ステータスはこんな感じだ
************************************
名前:舞風 広志 種族:魔人亜種(デミデーモン)Lv12
職業:会社員
HP:967/967 MP:483/483
SP:000
攻撃力:109 防御力:142
素早さ:105 幸運度:029
装備:眷属ノート
スキル:五感反転 鑑定
************************************
彩洲高校体育教師で水泳部顧問、皐月 鈴先生を眷属にした時
新たに条件をクリアしたらしく鑑定スキルが手に入った
その時は、プールでのSEXだった
結果、条件というのが特殊状況下、又は特殊感情下での
SEXじゃないかなっていう結論に至った
スキル鑑定が手に入ったので試しにその辺の通行人を鑑定してみたら
ほぼ全てがレベルは一桁だった。勿論MPはゼロ、
1でもある人間を見つける事は出来なかった
攻撃力に至っても数値は一桁ばかり・・・
そもそも人間種と魔人亜種では原点が違うらしく
レベルが10になってやっと攻撃力も10になるって感じだ
数値が二桁台を見つけたのは自衛隊員を鑑定した時だった。
考えてみれば地球人は包丁で切りつけられただけで
充分致命傷になる。魔素も無いから魔力も持っていない
俺がどれだけ異質な存在になっているのかをそれで理解した
死後の魔界ランクは魔界男爵と表示されている
魔界の爵位を得てから向うの知識が魔核を通じて流入している
もはや俺はこの世界に留まっていい存在なのか疑問すら感じている
ここには魔王もいなければ勇者もいない
俺の魔力に抗うだけの魔素すらない世界なんだ。
ただ・・・俺は普通の生活に憧れている
虐めもない、当たり前の・・・ほのぼのとした日常
楽しくて面白くて・・せめて人間である内はそんな生活をしたいと思っていたんだ
≪・・・あの一本の電話を取るまでは・・・・・・・・。≫
「おはようございます~」
朝のミーティングが終わってマシニングのプログラムを弄っている時だった
「何か最近お前、調子良さそうだな?」
「えぇ?そんな事ないですよ、班長w」
「そうか?今月は仕事が立て込んでいてな、今週だけ残業+1時間頼むわ」
「鬼かw」
ポンポン
「じゃあ、よろしくぅ~♪」
肩叩いて行っちゃった・・・・
はぁ~仕事は嫌いじゃないけどもう少し時間が欲しいよね
せめてうちの課も夜勤とか交替制導入すればいいのに・・・
「ふっ~ちょっと、トイレッとっとぉ~♪」
スタスタスタ.....
「あらん、舞風君こんにちは~」
「あっ、み、御堂さん、こんにちわ」
グィッ
「あ、あの御堂さんそっちは女子トイレなんですけど」
「そうだけど?」
バタンッ!
(なんか女子トイレの個室に拉致られたんですけど)
御堂さん・・・実は先週ツワリが出て妊娠している事が分かったらしい
俺を見てニヤリとしたんで青褪めたんだけど旦那さんと久々に愛し合ったそうだ。
・・・ちょっと怖すぎるよ・・マジで寿命が縮みました。
旦那さんもかなり喜んでいるって話だから素直に祝福したんだよ。
「響子さん、突然どうしたんですか?妊娠しているんだし、お身体大事にしないと?」
「そうなのよぉ~だから旦那も全然相手してくれなくってぇ~」
チュッ
「んっ・・・んっん、んんっ・・・」
密着して濃厚なキスされた
白衣でそんなに押し付けるから胸の柔らかいのが当たっているんですけど
股間もグイグイ来るからすぐ大きくなった。
「ほ~ら、舞風君のもこんなに元気♪」
ムンズ・・グイッ!
そう言ってズボンのチャック降ろされチンコを掴まれた
「ちょっ・・・響子さん」
「良いのよ~我慢しなくて♪」
(くっそぉ~・・・気持ちいいのが悔しい・・・)
スカートを捲りパンティを下げて後ろから肉棒を股間に押し入れた
クレパスは既に濡れていたんで当てただけですぐ膣に挿入っていった
クッ、チュゥッ、クッチュッ、クッチュッ、クッチュックッチュッ
「あっ・・・・んん・・・・・・んっん、んんんんっ」
密室で後ろから突き上げピストンしながらズンズンと腰をぶつけた
白衣の上からおっぱいを揉んで・・・
「うっ!!」
ドピュッドクン、ドクドクドクゥウウ
「あっ・・・・あ、ぁぁーーー・・・・・・・ん」
(立ったまま中出しって・・・興奮するうぅ)
「あぁ~気持ち良かったぁww」
「うふふふ、舞風君って、元気よね~」
「あ、あはは、どうも。」
チュッ
「舞風君・・私、産むわよ?」
「えっ?えぇ、だから・・お身体お大事に?」
「うふふふふふ・・・・」
「えっ?・えへっ、へへへ?」
何なのその意味深な笑いは???
ニヤッと嗤う響子さんに何故か背筋が寒くなりました。
ジリリリィーーーン
・・・・お昼・・・それは
社員食堂でラーメン定食を食べていた時だった。
ピピッピピッピピッピピッ♪
ん?知らない番号だ、誰だろ?
ピッ☆
「はい、もしもし~」
「・・あの・・・もしもし・・・・舞風さんの携帯でしょうか?」
「ん?舞風ですけど」
「・・私・・・琴宮です・・・」
ドキィーッ!!
まさかの琴宮さんからの電話だ
「こ、琴宮さん!あ、ありがとう電話!凄い、お久しぶりです!!」
「・・・っ・・・・・・・」
(えっ?・・・・・・・・泣い・・てる?)
「・・お手紙・・ね・・ありがとう。嬉しかったよ、私・・」
「なっ、何かありました!?」
「・・・ごめんなさい・・・これ・・最後になるかも・・・」
「ちょっ、ちょっと待って!!」
ダダダダダダダダダダッ
女性がこうやって電話して来るって特別で
何か追い込まれているって事ぐらい俺にだってすぐわかるさ
取り敢えず、食堂を出て誰も居ない屋上へ向かった
「琴宮さん、ほんと電話してもらって嬉しいです!」
「いっ、い?今の琴宮さんの状況全部教えて」
「話すだけでも楽になるから!何があったの!!」
「・・・・ありがとう・・・ね。舞風く・」
「やっぱり・・・思った通り君は優しいよ・・・」
「いいから全部話して!」
「言わないと今すぐそっちへ行くよ!!」
「悪いのは・・はっきりしない私が・・・」
それから涙声のまま琴宮さんは今置かれている状況を話してくれた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「だったら手紙渡した俺にも責任あるじゃん」
「違うよ・・・私、舞風君の手紙で、どれだけ救われたか・・・」
「きっと・・きっと分からないって・・思うけど・・・」
「ずっと・・これも運命なのかなって・・思って・・・」
「だけど・・舞風君のお手紙・・・読んで・・・」
「もしかしたら・・って・・変に希望持っちゃたから・・・」
「で・・でも私・・今は・・・怖くて・・・・・」
琴宮さんの震える声が俺の耳にコダマする
怒りで気が狂いそうだ・・・如何すりゃいいんだ
今の俺、爆発臨界に達しているんだけど。
「ごめん、琴宮さん、俺そっち行くわっ」
「えっ?何言って・・」
ピッ☆
「電話終わった?」
バッ
振り返ると御堂さんが立っていた
「ふふふイキなり食堂から出ていくんだもの何事かと思ったわ}
「す・・すみませんでした」
「怖い顔w・・そんな顔も出来るのね、どうするの?」
「今から早退するのかしら?」
「・・・はい」
「駅まで送ってあげましょうか?」
「ありがとうございます御堂さん、でもこれ、俺の問題ですから」
「そっ、じゃあ頑張なさい。班長には私から伝えといてあげる」
「気を付けるのよ?」
「ありがとうございます、主任!」
ロッカー室で着替え、セカンドバッグ抱えて東京駅まで走った
今の俺は素早さ105、その辺の車より早いし信号も全部無視した
・・・琴宮さんから聞いた話をまとめるとこうだ。
彼女は光徳銀行への入社が決まって大学卒業後に
地元地域で合同入行式に出た。
その時から来賓の藤堂竜巳の視線をずっと感じていたらしい
運悪く一か月後にお父さんの会社に金銭トラブルが起きて
責任を追及されて家族が途方に暮れていた時
彼女の上司、課長の亜沼純次が便宜を図ってくれて
不足分の400万円を融資してもらった
その亜沼純次が京都支店に人事異動となった時
なぜか研修期間の3ヶ月を待たずに一緒に転勤する事になって
そこで亜沼の勧めで藤堂竜巳とお見合いをさせられたそうだ
恩がある亜沼純次からの縁談の勧めだ。
断る理由も思いつかずOKしたら
その後、亜沼は一気に支店長に昇進した。
しかし藤堂は忙しいらしく月に1、2度しかデートに誘われなかった
その事が気になるのか?亜沼からずっと監視されるようになったらしい
そんな時、ポケットに入れて持っていた俺の手紙を
名刺を取り出す際に一緒に落としてしまい、
それを亜沼に見られてしまった。
それを読んだ亜沼が激昂
「君自身が藤堂様に積極的にアプローチしないから悪い虫が着くんだ」
「交際が破断するなら琴宮君の父親に融資した400万円
現金一括で返納してもらう必要が出て来る」
お金が足りないから融資して貰っている琴宮さんには当然無理なわけで
「今日中に藤堂様をお呼びして君の方から既成事実を作るんだ!」
そして亜沼の監視の前でホテルまで予約させられた。と
(・・・何なのこれ?)
いや分かっているよ?片方の意見だけを鵜呑みにしちゃいけないって事ぐらい
もちろん裏取りはするけどさ・・
「そう言えば藤堂竜巳って代議士の息子って言っていたよな?」
シュタッ!
東京駅に着いた
のぞみで京都まで約2時間10分・・・充分だ。
ジリリリィィィィーーーー
シュゥゥーーーーーーーーー・・・・
俺はのぞみの席についてスマホの電源を入れた。
ピッ
*** 円卓の武士 ***
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