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一章
18.あなたが好き
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仕事終わり、香澄は永瀬と最初に来たあの居酒屋で会うことになった。
金曜日ということもあって、店内は大きく賑わっている。
今日この場所を指定したのは、香澄の方だった。
二人が始まった場所で、想いを伝えなおしたいと思ったからだ。
香澄が到着してから半時ほどして、永瀬がやってきた。
待たせてごめん、と言いながらテーブル正面席に座った彼の表情や声音は、疲れは残っているものの、ほぼいつもどおりだ。
二人はひとまずビールと焼き鳥にチキン南蛮、その他一品料理をいくつか頼むと、微笑み合って乾杯した。
「出張お疲れ様でした。トラブル報告拝見しましたが、大変でしたね」
渇いた喉をビールで潤したところで香澄が労うと、永瀬がふっと笑った。
「ありがとう。何とか失注は免れたから、とりあえずホッとしてる」
「さすが永瀬さんだと皆褒めてましたよ」
伝え漏れ聞いた話では、こういうことはしばしばあるらしい。そのほとんどが最後は丸く収まっているとのことなので、やはりそれだけ彼の手腕が優れているということなのだろう。
「ったく、都合悪い時だけ呼び出されて、理不尽ったらない。しばらくはアフターフォローも必要だし、管理職も楽じゃないな」
彼は苦笑したが、あながち嫌そうにも見えない。
きっとなんだかんだ言って、結局は営業職が好きなのだ、と香澄は思う。まさに天職といってもいいくらいに。
それほどまでに、仕事をしている永瀬は輝いて見える。そしてそんな彼が、香澄はとても好きだった。
「ところで、早速だけど俺から用件話してもいいかな」
話を切り出されて、はい、と香澄は頷いた。
思わず背筋が伸びてしまうのは、それがあまりいい話題ではないような気がしたからだ。タイミング的におそらく昨日の出張に関する件だとは思うが、彼の表情はどこか堅くて、それが香澄の不安を掻き立てた。
だが彼の口から零れたのは、意外にも謝罪の言葉だった。
「――ごめん。前に久遠さんが契約書を紛失したの、犯人は天沢だった。指導が行き届かず、本当に申し訳ない」
え、と香澄は声を上げた。
契約書を隠したのが天沢であることを彼には伝えていない。
なぜそれを知っているのか疑問に思ったからだ。
「…どうしてそのことを?」
驚きではなく怪訝な顔を見せた香澄に、永瀬は目を見張った。
「あれ、もしかして知ってた?」
「…はい。実はレストルームで立ち聞きした時にその話も」
「あー…なるほど」
それだけで永瀬は事情を心得たようだ。さすがに察しがいい。
「天沢さんが、自ら打ち明けたんですか?」
言いながらも、その可能性は限りなく低いように思えた。
あの女性が永瀬に罪を自白するとは思えなかったからだ。
むしろ永瀬が彼女を問い詰めたのではないか――香澄はそんな気がしている。
そしてそれは、どうやら当たっていたらしい。
「あの契約書に関して、知らないはずのことを知っていたから、まさかと思って。それでよくよく話を聞き出したら、契約書を隠したんだと白状した」
「そう、ですか」
「なんで俺に言わなかったの?」
「…すみません」
視線を逸らして俯いた香澄に、永瀬は「違う、責めてるわけじゃなくて」と首を横に振りながら補足した。
「きっと言えなくて辛い思いをさせてしまっただろうなって思って。俺に報告してくれれば、すぐに対応したのに」
「…証拠もないので、彼女に言い逃れされるだけだと思ったんです。あの件は結局永瀬さんが再印刷してくれたから何とかなりましたし、そもそも無防備に机上に置きっぱなしにした私にも反省点はあったわけで、いずれにせよ再発防止の対策は必要でした。何より、不毛な言い争いをして、これ以上波風を立てるようなことはしたくなかったんです。業務改善に繋げる方がよっぽど建設的だと。それに…」
香澄は一旦言葉を切って、手元のグラスをぎゅっと握りしめた。
振動でグラスの氷がカランと揺れる。
不安定なそれは、まるで昨日までの自分のようだと思った。
でも今は違う。何があろうと、もう揺るがない。
その想いを、覚悟を、今日伝えに来た。
「それに、きっと彼女は永瀬さんのことが本気で好きなんだと思います。でも気持ちを自分に向けてもらえなくて悔しかったんじゃないでしょうか。…その気持ちが、分かるから。私だって――永瀬さんが他の女性と話してたりするの見ると、そう思うから…」
黙って耳を傾けていた彼は、最初こそ神妙な顔で聞いていたものの、最後の方では驚きを隠せない表情に変わっていた。
ちらりと見上げると、香澄を見つめる永瀬の瞳は半信半疑といった具合で、彼女から紡がれる言葉の続きを待っている。
それに勢いを得て、昨夜からずっと胸にしまっていた本音を彼女は遂に明かした。
「――私の話、してもいいですか。私、永瀬さんが好きです。迷いなく、好きです。こんな私でよかったら、これからもずっとお願いします。でも…多分、重いです。無意識のうちに甘えたり、頼ってしまうかも。だから嫌になったら、誤魔化さないでほしい。要らなくなったらきっぱりそう言って欲しいんです。ただ一つそれだけは、約束してください」
永瀬は言葉を失ったまま、香澄を見つめている。
だがやがて、はーっと息を吐くと、呆れたように笑った。
「…なにそれ。嫌になるとか要らなくなるとか、そんなのあるわけない。そういうこと言う時点で俺がどれだけ好きか、どれだけの覚悟で告白したのか、全然分かってない証拠だよ。だって俺、この先何があろうと離すつもりなんかないよ?例えこんなはずじゃなかったって後悔されたとしても。どう、俺もなかなか重いでしょ」
永瀬は揶揄うように言ったが、その瞳は間違いなく本気だった。
その証拠に、彼は自分の手を彼女のそれに重ねると、指を絡ませてぎゅっと握ってみせた。
――決してどこにも行かせはしない、逃がしはしない。
そんな彼の確かな意思が、触れた指先から温もりを辿って、彼女の心臓へと真直ぐに伝わっていく。
それは香澄の胸を締め付けたが、その苦しさすら、香澄は嬉しいと思った。
(――ああ、やっぱり私、永瀬さんが好き)
心地良い独占欲に香澄は微笑んだ。
今でも、躊躇わないわけではない。それでもこの手を握っている限り、どんな扉だって開いていける気がするから。
「あと、どうぞ思う存分甘えて頼って。断言する。本気で惚れてる女にそうされて嬉しくない男なんか、この世にいない」
だから安心して、と続けた彼に、香澄の胸がぎゅっと熱くなった。
そしてその瞬間、昨夜からずっと燻っていた不安や猜疑心が、あっという間に蒸発していく。
彼のたった一言で、心が晴れ渡る。そんな風にできるのは後にも先にも、きっと彼だけだ。
「…なら、早速甘えてもいいですか?」
訊ねたら、永瀬が嬉しそうに目を細めた。
「勿論。俺多分なんだって頷くと思う、別れるって言葉以外なら」
冗談めいた彼の言葉に香澄は笑いながら、それでも、と思う。
果たしてこれから自分が言う台詞を聞いても、彼は頷いてくれるだろうか?
「――私、今夜は帰りたくないです」
永瀬を見つめてそう告げると、彼は頷くどころか意識を宇宙の外へ飛ばしてしまったらしい。
数秒固まったのち、まるで信じられないことを聞いたと言わんばかりに、右手で口元を覆った。
金曜日ということもあって、店内は大きく賑わっている。
今日この場所を指定したのは、香澄の方だった。
二人が始まった場所で、想いを伝えなおしたいと思ったからだ。
香澄が到着してから半時ほどして、永瀬がやってきた。
待たせてごめん、と言いながらテーブル正面席に座った彼の表情や声音は、疲れは残っているものの、ほぼいつもどおりだ。
二人はひとまずビールと焼き鳥にチキン南蛮、その他一品料理をいくつか頼むと、微笑み合って乾杯した。
「出張お疲れ様でした。トラブル報告拝見しましたが、大変でしたね」
渇いた喉をビールで潤したところで香澄が労うと、永瀬がふっと笑った。
「ありがとう。何とか失注は免れたから、とりあえずホッとしてる」
「さすが永瀬さんだと皆褒めてましたよ」
伝え漏れ聞いた話では、こういうことはしばしばあるらしい。そのほとんどが最後は丸く収まっているとのことなので、やはりそれだけ彼の手腕が優れているということなのだろう。
「ったく、都合悪い時だけ呼び出されて、理不尽ったらない。しばらくはアフターフォローも必要だし、管理職も楽じゃないな」
彼は苦笑したが、あながち嫌そうにも見えない。
きっとなんだかんだ言って、結局は営業職が好きなのだ、と香澄は思う。まさに天職といってもいいくらいに。
それほどまでに、仕事をしている永瀬は輝いて見える。そしてそんな彼が、香澄はとても好きだった。
「ところで、早速だけど俺から用件話してもいいかな」
話を切り出されて、はい、と香澄は頷いた。
思わず背筋が伸びてしまうのは、それがあまりいい話題ではないような気がしたからだ。タイミング的におそらく昨日の出張に関する件だとは思うが、彼の表情はどこか堅くて、それが香澄の不安を掻き立てた。
だが彼の口から零れたのは、意外にも謝罪の言葉だった。
「――ごめん。前に久遠さんが契約書を紛失したの、犯人は天沢だった。指導が行き届かず、本当に申し訳ない」
え、と香澄は声を上げた。
契約書を隠したのが天沢であることを彼には伝えていない。
なぜそれを知っているのか疑問に思ったからだ。
「…どうしてそのことを?」
驚きではなく怪訝な顔を見せた香澄に、永瀬は目を見張った。
「あれ、もしかして知ってた?」
「…はい。実はレストルームで立ち聞きした時にその話も」
「あー…なるほど」
それだけで永瀬は事情を心得たようだ。さすがに察しがいい。
「天沢さんが、自ら打ち明けたんですか?」
言いながらも、その可能性は限りなく低いように思えた。
あの女性が永瀬に罪を自白するとは思えなかったからだ。
むしろ永瀬が彼女を問い詰めたのではないか――香澄はそんな気がしている。
そしてそれは、どうやら当たっていたらしい。
「あの契約書に関して、知らないはずのことを知っていたから、まさかと思って。それでよくよく話を聞き出したら、契約書を隠したんだと白状した」
「そう、ですか」
「なんで俺に言わなかったの?」
「…すみません」
視線を逸らして俯いた香澄に、永瀬は「違う、責めてるわけじゃなくて」と首を横に振りながら補足した。
「きっと言えなくて辛い思いをさせてしまっただろうなって思って。俺に報告してくれれば、すぐに対応したのに」
「…証拠もないので、彼女に言い逃れされるだけだと思ったんです。あの件は結局永瀬さんが再印刷してくれたから何とかなりましたし、そもそも無防備に机上に置きっぱなしにした私にも反省点はあったわけで、いずれにせよ再発防止の対策は必要でした。何より、不毛な言い争いをして、これ以上波風を立てるようなことはしたくなかったんです。業務改善に繋げる方がよっぽど建設的だと。それに…」
香澄は一旦言葉を切って、手元のグラスをぎゅっと握りしめた。
振動でグラスの氷がカランと揺れる。
不安定なそれは、まるで昨日までの自分のようだと思った。
でも今は違う。何があろうと、もう揺るがない。
その想いを、覚悟を、今日伝えに来た。
「それに、きっと彼女は永瀬さんのことが本気で好きなんだと思います。でも気持ちを自分に向けてもらえなくて悔しかったんじゃないでしょうか。…その気持ちが、分かるから。私だって――永瀬さんが他の女性と話してたりするの見ると、そう思うから…」
黙って耳を傾けていた彼は、最初こそ神妙な顔で聞いていたものの、最後の方では驚きを隠せない表情に変わっていた。
ちらりと見上げると、香澄を見つめる永瀬の瞳は半信半疑といった具合で、彼女から紡がれる言葉の続きを待っている。
それに勢いを得て、昨夜からずっと胸にしまっていた本音を彼女は遂に明かした。
「――私の話、してもいいですか。私、永瀬さんが好きです。迷いなく、好きです。こんな私でよかったら、これからもずっとお願いします。でも…多分、重いです。無意識のうちに甘えたり、頼ってしまうかも。だから嫌になったら、誤魔化さないでほしい。要らなくなったらきっぱりそう言って欲しいんです。ただ一つそれだけは、約束してください」
永瀬は言葉を失ったまま、香澄を見つめている。
だがやがて、はーっと息を吐くと、呆れたように笑った。
「…なにそれ。嫌になるとか要らなくなるとか、そんなのあるわけない。そういうこと言う時点で俺がどれだけ好きか、どれだけの覚悟で告白したのか、全然分かってない証拠だよ。だって俺、この先何があろうと離すつもりなんかないよ?例えこんなはずじゃなかったって後悔されたとしても。どう、俺もなかなか重いでしょ」
永瀬は揶揄うように言ったが、その瞳は間違いなく本気だった。
その証拠に、彼は自分の手を彼女のそれに重ねると、指を絡ませてぎゅっと握ってみせた。
――決してどこにも行かせはしない、逃がしはしない。
そんな彼の確かな意思が、触れた指先から温もりを辿って、彼女の心臓へと真直ぐに伝わっていく。
それは香澄の胸を締め付けたが、その苦しさすら、香澄は嬉しいと思った。
(――ああ、やっぱり私、永瀬さんが好き)
心地良い独占欲に香澄は微笑んだ。
今でも、躊躇わないわけではない。それでもこの手を握っている限り、どんな扉だって開いていける気がするから。
「あと、どうぞ思う存分甘えて頼って。断言する。本気で惚れてる女にそうされて嬉しくない男なんか、この世にいない」
だから安心して、と続けた彼に、香澄の胸がぎゅっと熱くなった。
そしてその瞬間、昨夜からずっと燻っていた不安や猜疑心が、あっという間に蒸発していく。
彼のたった一言で、心が晴れ渡る。そんな風にできるのは後にも先にも、きっと彼だけだ。
「…なら、早速甘えてもいいですか?」
訊ねたら、永瀬が嬉しそうに目を細めた。
「勿論。俺多分なんだって頷くと思う、別れるって言葉以外なら」
冗談めいた彼の言葉に香澄は笑いながら、それでも、と思う。
果たしてこれから自分が言う台詞を聞いても、彼は頷いてくれるだろうか?
「――私、今夜は帰りたくないです」
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