生贄巫女はあやかし旦那様を溺愛します

人身御供(ひとみごくう)は、人間を神への生贄とすること。
天魔神社の跡取り巫女の私、天魔華鈴(てんまかりん)は、今年の人身御供の生贄に選ばれた。

昔から続く儀式を、どうせ、いない神に対して行う。
私で最後、そうなるだろう。

親戚達も信じていない、神のために、私は命をささげる。
人身御供と言う口実で、厄介払いをされる。そのために。

親に捨てられ、親戚に捨てられて。
もう、誰も私を求めてはいない。

そう思っていたのに――……

『ぬし、一つ、我の願いを叶えてはくれぬか?』

『え、九尾の狐の、願い?』

『そうだ。ぬし、我の嫁となれ』

もう、全てを諦めた私目の前に現れたのは、顔を黒く、四角い布で顔を隠した、一人の九尾の狐でした。

※カクヨム・なろうでも公開中!

※表紙、挿絵:あニキさん
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